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スレ一覧
┗1509.DOORS(71-75/134)

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75 :ロビン(崩壊:スターレイル)
2024/12/11(水) 19:20


🕊


兄様……私との約束を、すっかり忘れてしまったのかと思ったわ。これについては後でしっかり抗議するわね。

それから、羽ばたく時はいつも一緒よ。
私も一緒に高く飛ばしてくれて、ありがとう。

ナイチンゲールのお話も楽しみにしていて。
懐かしくなって……少し前に、小鳥のレコードを取り寄せていたの。小さい頃から哀しいメロディだけがずっと耳に焼き付いて離れなかったんだけれど…、音楽の力はやっぱり偉大よね。過ぎ去ったナンバーも名曲のまま、音に乗せる気持ちさえあればどんなに切ないフレーズだって優しく囀ることが出来るんだもの。

今夜にだって、兄様の為だけに歌うから。
わたくしの歌が素敵な夢の階へと誘えますように。



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74 :イゾルデ(リバース1999)
2024/12/11(水) 00:06


「ねえ、足をこっちに出してみせてくれないか?」
 

🦋

『踵が痛い』と言ってしまったからね。
そのうち、歩く先々に柔らかな絨毯や綺麗なお花を敷き延べてくださるんじゃ…?そんなことを考えてしまうほど、あの人は甘かったの。心臓が止まりそうなくらい驚いていたら更なる驚きがやってきて、前の驚きを次の驚きで撫でていくような心地なのだけど…、つまり、幸せだわ。

寓話では、旅人の上着を脱がせたのは北風の厳しさではなくて、太陽の優しさだったけれど。仮に『甘さ』があるとするなら、彼はきっと蜂蜜みたいな甘い溶解液で上着を溶かしてしまうんじゃないかしら。



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73 :イゾルデ(リバース1999)
2024/12/10(火) 00:53


「…そうだね、僕たち以外は誰も入れない。僕たちを知る人間もいない。」
 

🦋

海の底は、青くて深閑としているのかしら?
十字格子の窓から柔らかい月の光が帯状に差して、まるで水底から『天使の梯子』を眺めているみたい。切り取られた小さな世界が、レンブラントの光のように深い青色に溶け込んで……あなたとふたり、本当に二人きり。

お行儀が悪いことをしたって、誰にも咎められないのよ。例えばのお話ですけれど、膝枕をしたあなたの口元に葡萄の房を垂らしたとして…手を使わずにそれを召し上がるならやっぱりそれは自堕落というものだわ。貴族とはとても縁遠いもの。だから憧れていたの、ずうっとね。



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72 :イゾルデ(リバース1999)
2024/12/08(日) 23:57


🦋



今夜も恵み深く、月が輝いているわ。
これは、さえずり。今日ではない、いつかのわたしから、いつものあなたへ。

最初は、記録として形に残すことが目的だったけれど……形には残らない大切なものを、確かに得られていること。とても強く実感しているのよ。

夜空に月や星が燦然と輝くように。ふと見上げて、心穏やかになれたこと。在るものに気付くこと。在ることに感謝をすること。決して、忘れてはいけない気持ちだわ。

『いつも本当にありがとう。』

こうしてナイチンゲールは幸せを歌うの。
あなたに一番近くて、ほんの少しだけ、離れた場所でね。いつでも、いつまでも。わたしは此処にいるわ。

樹冠の中から、想いを込めて。



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71 :イゾルデ(リバース1999)
2024/12/07(土) 22:47


「相手が王子様じゃなくて良かったね、シンデレラ…!」
 

🦋

わたしったら、本当にうっかりしていたわ。
硝子の靴ではないけど、ヒールを置いてきてしまったの。代わりに、…見て。このディアンドルパンプス。留め具の所に小さなヒイラギの飾りが付いているでしょう?ヒイラギは魔除けのお守りにもなるそうよ。葉には鋭い鋸歯があるけれど、赤い実は小鳥たちの大好物なの。子供の頃は、わたしもよく窓辺に置いたりしていたわ。

季節を通して色褪せない葉色には…不変とか、忠実とか、『変わらない想い』という特別な意味も込められているんですって。なんてことない、聞きかじりのお話よ。でも、この胸の温かさを、あなたにお伝えしたかった。



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