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スレ一覧
┗1509.DOORS(66-70/133)

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70 :イゾルデ(リバース1999)
2024/12/06(金) 22:47


「勝者の権利で何か聞いてほしいことがあれば…考えておいてくれ。」
 

🦋

店内に鳴り響く口笛と、賑やかな笑い声。
陽気にフランツィスカーナーの瓶を振る人たち。どんなオペラハウスより、カーテンコールより、それは温かく響いたの。わたしを子供のように抱き上げて、椅子の上に立たせてくれたあなたも…ああ、良かった!笑顔だわ…!

酒場の喧騒を知りたいと言えば、こうして連れてきてくださる。何ひとつ持たないわたしに、小さな舞台を与えて、歌わせてくれる……優しいひと。口にこそしないけれど、わたしの願いはただ一つ。勝利の為の犠牲が必要なら、わたしは何を棄てても構わないのよ。あなたが傍に居てくださるなら、他には何も要らないの。



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69 :イゾルデ(リバース1999)
2024/12/06(金) 03:27


🦋


目が覚めて、眠れなくなってしまったの。
ホットココアにマシュマロを溶かしたら…熱過ぎて、ますます目が冴えてしまったわ…、どうしましょう!

今度はジャズね。コスチュームにも驚いたけれど、あれは黒真珠…かしら。緑色の宝石を抱き込んだ二連のパール、あなたが選んでくださったネックレスと同じではなくて?手袋もお揃いよ、ハーフグローブ。

ねえ、どうして眠らなくてはならないの?と思うくらい、睡魔の気配がないのだけど…ああっ、どうしよう!
あなたは今頃、どんな夢を見ているのかしら。



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68 :イゾルデ(リバース1999)
2024/12/05(木) 20:14


「君の歌でこの場にいる全員を魅了できたら君の、できなければ僕の勝ち……というのはどうだい?」
 

🦋

もしかして、試していらっしゃるの…?
『出来ない』と言えば、きっとあなたは『そうだろうね』なんて言いながら笑うに決まっていますもの。目の前にはちょうど一輪挿しの薔薇。わたしはジプシーのような官能的な踊りは出来ないけれど…、手拍子をくださるかしら。どうか、わたしに勇気をちょうだい。

──恋は手懐けられない野の鳥。捕まえると逃げたがり、逃がせば付きまとう曲者、曲者なのよ。だけどこの恋鳥、あだし心を持たないの。だから薔薇を受け取ったあなたは気を付けてね。あなた、どうか御用心なさってね。



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67 :イゾルデ(リバース1999)
2024/12/04(水) 22:29


「…まあ、細かいことは任せておけばいい。どんな時でも君には僕がいるんだから。」
 

🦋

ずっと、舞台のセットでしか知らなかった世界。そうよ、ここは夢のリーリャス・パスティア!気ままな流し演奏と、お酒を片手に歌い出す黒いツグミ達のお店!

この酒場に辿り着くまで……明るいカフェの並びから、数歩先には不思議な小路がいくつも伸びていたわ。暗がりを覗こうとすれば、逆に暗がりから覗き込まれているような気持ちになったの。だけど、どんなに忌まわしいことや危険なものも、わたし達を避けていくみたいに思えた。あなたが隣で、わたしの手をしっかりと握っていてくださったからよ。まるで、翼を寄せるように。



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66 :イゾルデ(リバース1999)
2024/12/03(火) 23:50


「失礼。こちらの馬車に乗るはずだった方々より、伝言が。」

🦋

こういう場面は、やっぱり緊張するものかしら。
わたしもあなたも衣装を替えているし、帽子を目深に被っているから、きっと誰だか分からないはずだわ。だけど、念には念を……そういうことですのね?

通行人を装うあなたの隣で、本当は今にも笑い出してしまいそうだったの!馬車のキャビンに荷物を預けている間も、フードで顔を隠しながら可笑しさを堪えていたのよ。馭者のお顔を、ごらんになって?もう最初から最後まで、ずっとお口をぽかんと開けていらしたわ。



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