「勝者の権利で何か聞いてほしいことがあれば…考えておいてくれ。」
「君の歌でこの場にいる全員を魅了できたら君の、できなければ僕の勝ち……というのはどうだい?」
「…まあ、細かいことは任せておけばいい。どんな時でも君には僕がいるんだから。」
「失礼。こちらの馬車に乗るはずだった方々より、伝言が。」