「…………………………………」
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ああして、こうして、次は何をしよう。
だって滅多にないことよ。あなたがこんなふうに甘えてくださるなんて。嬉しくて、ついついお世話を焼きたくなってしまったの。酒気を帯びたお顔があどけなくて、喉を鳴らす猫みたいに瞳を細く引き伸ばして。ただ、ゆったりと手をこまねいていらっしゃったのに。
どういうわけか、今度はむすっと機嫌を傾けてしまった…なんて扱いにくい人なんだろう!幸せ過ぎて舞い上がる小鳥が朝を待たずに鳴いたから…?ねえ、恋の気疲れとは、こんなにも甘くて幸せな爆弾を抱えることなのね。