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┗文は人なり、筆は刀よりも強し。(27-36/109)
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36 :
竈/門/炭/治/郎(鬼/滅/の/刃)
2024/07/25(木) 01:28
任務を無事に終えて、昨日の町へと戻ってきた。
あの後、直ぐに鎹/鴉から次の任務を言い渡されて向かってしまったから…
怪我をした子供の事が心配だった。
町に到着して匂いを頼りに子供の元へ。
一緒に荒屋へ行った男達が医者に連れて行った後、男達の一人がその子を引き取ったらしい。
再会した子は、俺に怯えながらも謝った。
"人殺し"と言ってしまった事…。
俺が斬ってしまった"鬼"はその子供と親しかった人だったそうだ。
再会した子供もその"人"の異変には気付いていたけど、どうにかして…罪を犯してでも救いたかったのだと…。
盗んた物で肉を買い、少しでも鬼の本能を抑えようとして……けど、血肉が足りずに飢餓状態になってしまった。
もしかしたら、俺も…
この子の様になっていたかも知れない。
禰󠄀/豆/子が人の血肉を欲しがり続けていたら。
きっと俺もその鬼の衝動を抑えようと奔走しただろう。
もし、義/勇さんに禰󠄀/豆/子を斬られていたら…
俺も義/勇さんに心無い言葉を吐いたに違いない。
>"人殺し"…と。
…早く…
早く、この悲しみの連鎖は止めなければ。
鬼/舞/辻/無/惨を倒さないと、
もっと沢山の人が、
#愛する人が、
>苦しみ、悲しみ、傷付いていく。
此処で立ち止まっている場合じゃない。
頑張ろう。
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35 :
竈/門/炭/治/郎(鬼/滅/の/刃)
2024/07/24(水) 01:29
今日は任務へ向かう町中で、血の匂いがした…。
人の活気と喧騒の中で、
賑わう表通りから離れた場所から、
其の匂いは漂ってきた。
向かってみると、数人に囲まれて殴られている小柄な…子、供?
見過ごせない。
間に入って止めて、大男達の前に立ち塞がった。
怪我をした子供を逃がしはしたけど、何故か其の子の口元は笑っているように見えた。
匂いも…何処か人を笑うような…。
怒る男達に、其の子供が窃盗の常習犯である事を教えられた。
俺よりも小さな、子供が?
知らずに犯罪に加担していた。
知らないでは済まされない。
償わなければ。
子供の匂いを辿って、男達と一緒にその子供が向かった場所へと向かった。
村から少しずつ遠ざかるにつれて、
その子供の匂いが近付くにつれて、
>鬼の匂いが、混ざる。
辿り着いた荒屋。
>新しい血の匂い。
荒屋の中には、
>蹲る子供と"鬼"
まだ息がある。
子供を助ける為に"鬼"の頸を斬った。
"どうか安らかに…"
無傷とはいかなかったけど、守れた…。
手当てをしないと…。
そう思って子供に近付こうとしたら。
>"人殺しっ!!"
…そう子供に…
…言われた。…
塵と化す"鬼"
俺に何かを言い続ける子供の声は、
子供の匂いは、
>怒りと悲しみで溢れていた…
呆然と立ち尽くす俺に、男達は"化け物"を討ってくれた事に感謝した。
>……違う、
>化け物なんかじゃない。
>人なんだ。
>人……だったんだ。
>"人殺し"
>その言葉が
>ずっと頭の中に響く。
"カリカリ……"
背中の箱から音が聴こえる。
禰󠄀/豆/子が心配している。
ごめんな、禰󠄀/豆/子。
大丈夫、大丈夫だ…。
禰󠄀/豆/子を人に戻す為に、
剣士になる事を、
鬼/殺/隊の隊士となる事を、
選んだ。
鬼を斬る事は、
人を斬る事。
理解していた。
だから、鬼を斬る時は。
少しでも、その人の事を思って。
祈った。
その業を背負う覚悟はしていたけど。
いざ他人に言われると。
>堪える…な。
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34 :
竈/門/炭/治/郎(鬼/滅/の/刃)
2024/07/23(火) 00:07
>夢
>幸せが壊れる時には、
> いつも血の匂いがする。
>…っ……郎…。
>…炭……、………郎っ……。
>炭……治…、…郎ッ!
>…逃、げ……
>…"逃げなさい"
>ーーーーーーーー
目醒めたら、千/寿/郎さんが居た。
どうやら俺は煉/獄さんの屋敷の近くで倒れて居たらしい。
#炭/治/郎さんっ。
#大丈夫ですか?随分と魘されていたようですが…。
魘されて…?
夢でも見たのかな。
覚えが無い…。
視界が少しぼやけているから目元を擦ったら、
濡れていた。
…涙?
どんな夢だったんだろう…。
一日眠り続けていたようだ。
お世話になったし、直ぐに去ろうと思ったけど思うように身体に力が入らなかったから、厚意に甘えてもう一泊する事になった。
千/寿/郎さんが煉/獄さんの事を沢山教えてくれた、柱になる前の事や家で過ごす煉/獄さんの様子も……
煉/獄さんは面倒見の良い人だ。
千/寿/郎さんの話を聞いて、家族、仲間、別け隔てなく接してくれる人だというのが良く分かった。
煉/獄さんのお父さんとは頭突きの一件以来会っていない…避けられてるのかな?
煉/獄さんを悪く言われて頭に血が上ってつい糞爺なんて言ってしまったけど…
あれは今でも煉/獄さんのお父さんが悪いと思うっ!
でも、同時に自分の無力さも思い出してしまう。
夕餉。
何だか……
量が…増えてる?
倍とかじゃない…数倍の量になってる……
残さず食べきる事は出来たけど、
増やした理由は千/寿/郎さんが聞いてくれた。
どうやら煉/獄さんのお父さんの指示だったらしい。
煉/獄さんは沢山食べていたから。
#"良く食べ、良く休め。"
姿は見せずとも俺の事を気遣ってくれているんだ…。
ありがとう御座います。
また任務に向かえる様になったら会えなくてもお礼はちゃんと言おう。
善/逸は大丈夫だろうか。
雀の言葉が分からないから、任務も苦戦してるんじゃないだろうか…。
…会いたいなぁ…。
…あのキラキラした髪色に似合う笑顔と
…声が聞きたい。
元気だと良いな
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33 :
竈/門/炭/治/郎(鬼/滅/の/刃)
2024/07/22(月) 01:00
>キメ/学。
夏休み。
善/逸と伊/之/助は、遊ぶ気満々だ。
夏期講習や宿題もあるんだけどなぁ…。
それに店の手伝いも。
夏休みのうちに、母さんにもちゃんと休んでもらわないと。
母さんを休ませたい理由で、何度か遊ぶ予定を断っていたら、
善/逸と伊/之/助が手伝いに来てくれた。
禰󠄀/豆/子とパンが目当てなのは直ぐに分かったけど、
遊べる時間を減らしてでも手伝いに来てくれた二人の気持ちが、
#凄く、あったかい。
#「素敵なお友達ね。」
そう言う母さんの笑顔が見れて。
二人の友人で居る事がとても誇らしかった。
#ありがとう。
#俺は良い友人に恵まれて幸せだよ。
#良い"友人"
二人が手伝ってくれている時。
俺が焼いたパンを受け取って、
せっせと棚へ並べてくれる善/逸を見て。
胸の奥に感じた、
あのドキドキとした感情は、
善/逸に言わないでおこう。
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32 :
竈/門/炭/治/郎(鬼/滅/の/刃)
2024/07/21(日) 00:28
今日の鬼は手強かった…
蚊の様な虫を沢山喚び出す血/鬼/術で、血を吸った虫は爆発するんだ。
一匹の威力は弱いけど爆発される位置によっては下手をすれば致命傷。
蟀谷をやられた時は危なかった…
軽く意識が飛びかけた。
禰󠄀/豆/子の血/鬼/術とヒノ/カミ/神/楽で一掃して、鬼の頸も斬る事は出来たけど…
ヒノ/カミ/神/楽の呼吸を用いた反動で倒れてしまった。
気を失わないように、其れだけは必死に耐えた。
意識を失ってしまったら、
新たな鬼が現れた時に、対処出来ない。
禰󠄀/豆/子が居るけど、
鬼では鬼をーーせない。
鬼に命乞いをしても、
聞いてはくれない。
待ってはくれない。
絶対…
#生きるんだ。
呼吸が苦しくても、
肺が張り裂けそうでも、
身体を動かせ。
早く…
早く、安全な場所に…
こんな所で倒れたら、
善/逸に、
禰󠄀/豆/子を危険な目に合わせて、
心配まで掛けさせたなんて知ったら。
>叱られてしまうな。
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31 :
竈/門/炭/治/郎(鬼/滅/の/刃)
2024/07/20(土) 00:03
書店に行ってみたけど…
"まぐわい"方の本とか、どう探せば良いのだろう?
本は流石に匂いじゃ分からないから、とにかく探そう。
………、…
人の身体について書かれている本はあったけど、
方法については書かれてな…い
あ、でもこの本…
色んな怪我の応急処置の方法とか載ってて、役立ちそうだ。
父さんや村の人達に教えてもらった内容に似てるものもある…
怪我をしない事が一番だけど、備えは大事だ。
買っておこう!
任務を待つ間にいい買い物が出来たなぁ〜。
…………あれ?
なに探してたんだっけ…。
……っ!そうだ!思い出した!
でも、任務だ。
また時間がある時に書店に行こう。
今度は他の本に目移りしないように気を付けないと。
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30 :
竈/門/炭/治/郎(鬼/滅/の/刃)
2024/07/19(金) 09:44
>夢
#たぁ〜ん/じろぉ〜〜♡
#炭/治/郎……
>……た…ん……じ、ろ…っ…
>…っ……ぁ………、…ッ"ーー
>ーー…、…ゃ……やめ……
>ひっ…、ッ"…ーー
>ーーーやだぁ!!
>ーーーーーーー
……びっくりした。
ゆ、夢……。
夢で良かった。
途中までは、
色んな善/逸の幸せそうな笑顔が見れて
#幸せな夢だった。
けど、
最後は善/逸の
怯えた姿。
拒む善/逸を。
捕まえて。
無理矢理。
ーー…本当に……夢で良かった。
現実なら、
そんな事はしない。
それに…
善/逸は俺を拒んだりしない…
匂いで解るから。
善/逸が悦んでいるか
そうでないかは
匂いで……
……、………。
まだ鎹/鴉から任務は伝えられていない。
今のうちに書店に行ってみようかな。
善/逸の知識ばかり頼るのも良くないし。
ちゃんと"まぐわう"方法を、
俺も学んでおこう。
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29 :
竈/門/炭/治/郎(鬼/滅/の/刃)
2024/07/19(金) 01:34
最近雨が降る事が多かった。
けど、今日は晴れていて…
青空を見るのは何だか久しぶりな気さえした。
#蝉の声が聴こえる。
#夏、だなぁ。
陽射しの暑さにじわりと汗が滲む。
善/逸の怪我は大丈夫かな。
時折痛むのか、話してる時も痛みに耐えている様だった。
表情には出ていなかったし、聞いてもはぐらかされてしまったけど。
きっと優しい善/逸の事だ、心配をかけさせまいと気遣っての判断だったんだろう。
気に掛けてくれる事は嬉しい。
でも、話して欲しかった。
そう思う自分もいる。
俺に話して傷が癒えるわけじゃないけど、
痛い、辛い、怖い、
そう言って縋り付く善/逸を慰めるのは
俺の…
俺だけの役割…だよね?
他の誰かに慰められてたりするのかな…。
……、…。
善/逸が慰められるなら、良いことだ。
良いこと…
良いことの筈。
それなのに。
なんだろう。
この胸のもやもやした気持ちは。
善/逸を慰めるのは。
善/逸を抱き締めるのは。
善/逸を………。
他の誰かにその役目を譲るなんて。
>嫌だ。
#ーーーーーーーー
>晴れた夜空に。
>見つけた。
>輝く月。
>ーーも眺めているだろうか。
>月の様な瞳に、
#想いは募り続ける。
>また、一つの月を共に過ごす事が出来て、
"俺"は、
>"オレ"は、
#一等、幸せだ。
>これからも、傍に。
#大好きで
#愛おしい
>琥珀色の宝石の瞳を持つ
#恋人へ
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28 :
竈/門/炭/治/郎(鬼/滅/の/刃)
2024/07/18(木) 01:01
朝起きた時、善/逸の姿はもう無かった。
夢現の中で善/逸と雀の声を聴いた気がする。
後からア/オ/イさんに聞いたら、夜明け前に善/逸は蝶/屋敷を発ったらしい。
見送る事も出来なかった。
せめて、
#おはよう
#気を付けて
#行ってくるんだぞ
くらいは言いたかった。
頭の怪我だってまだ完治していないのだから、
どうか無理だけはしないでほしい。
あぁ、それでも…
優しいから、
きっと逃げずに誰かを守って、
怪我を負うんだろうな。
>怯えて泣いて、情けない姿を晒しても、
#どんな困難にも、果敢に立ち向かえる強い心を持ってる善/逸を俺は知ってる。
また鎹/鴉に手紙を届けてもらおうかな。
今度はいつ会えるだろうか。
昨日まで沢山話したのに。
もう、会いたくて仕方ない…。
#善/逸も同じ気持ちだったら、嬉しいな。
なんて。
俺も、任務に集中しよう。
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27 :
竈/門/炭/治/郎(鬼/滅/の/刃)
2024/07/16(火) 23:12
明日からは俺も善/逸も、鬼を倒しに向かわなければならない。
共同任務なら良いのに…。
けど、以前の様に庇われて善/逸に怪我を負わせてしまうのは我慢ならない。
#護りたい。
#大切な人を守れる力が欲しい。
けど、望むだけでは駄目だ。
俺が頑張らなくちゃ。
もっと沢山鍛錬して、
経験を積まないと。
強くならないと。
>手遅れになるのは。
>もう…いやだ…。
俺は強くなる。
どんな鬼にも負けない。
勇敢な剣士になるよ。
善/逸も、強くなろうと頑張ってる。
一緒に頑張ろう。
離れていても、心はずっと一緒だよ。
ああでも、
今夜は離れたくない。
仕方無くでいい、
呆れられてもいい、
一緒に寝ようって言って、
#添い寝をしてもらおう。
#大好きな温もりと匂いに包まれて…。
#おやすみ、善/逸…。
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