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┗文は人なり、筆は刀よりも強し。(31-40/105)
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40 :
竈/門/炭/治/郎(鬼/滅/の/刃)
2024/07/28(日) 21:21
任務の帰り。
町中で見つけた花屋の軒下に置かれた
#"向日葵"
黄色い物を見ると、
善/逸の事を思い出す。
何処か不器用で、少し変な笑い方。
そんな善/逸の笑顔が、
俺は好きだ。
禰󠄀/豆/子を見ている時の笑顔、
美味しそうに饅頭を食べてる時の笑顔、
何気無い話の途中で不意に浮かべる笑顔、
#どの笑顔を見ても、
#心がぽかぽかと、
#日溜まりの中に居る様に、
#暖かくなる。
そう考えてるうちに、
一輪、向日葵を買ってしまった。
折れたり花弁を散らして仕舞わない様、
軽く布で巻いて、禰󠄀/豆/子に預かって貰おう。
#喜んでくれるかな。
早く蝶/屋敷へ帰ろう。
傷の事も心配だ。
善/逸が怪我をしたら、
悲しむ人が沢山居るって事を、
ちゃんと伝えないと。
庇うな。
とは言えない。
俺も善/逸の立場なら、
そうしただろうから。
周りの大切な人たちの為にも、
善/逸自身の為にも、
身を挺するのは、程々にしてもらわないと。
#早く善/逸に会いたい。
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39 :
竈/門/炭/治/郎(鬼/滅/の/刃)
2024/07/28(日) 01:00
朝、蝶/屋敷から出発した時、
丁度、屋敷の門前で伊/之/助と鉢合わせした。
人の名を間違えるのは失礼なんだけど、伊/之/助は相変わらずちゃんと名を呼んではくれない。
伊/之/助が戻ってきたって事は…
でも、善/逸の姿が無い。
共同任務だった筈じゃあ…
>紋/逸なら、終わって其の儘別の任務に向かったぜ。
そうか…善/逸の事は心配だけど、
伊/之/助が無事で良かった。
>あいつ弱味噌の癖に俺様を庇ったんだ!!
>余計な事しやがって…弱味噌なのに……
ブツブツと文句の様に言う伊/之/助からは
嬉しい気持ちの匂いがした。
善/逸は優しいから、思わず身体が動いてしまうんだろうな。
だから伊/之/助の事も庇って……
……庇った?
怪我がまだ完治していないのに?
善/逸は庇って何処か怪我をしたのか聞いてみたら、
頭だと言っていた。
………っ……。
善/逸から直接、頭の怪我の具合は聞けなかったけど、話している時にも時々痛む程には傷が深そうだった。
そんな傷が再び開いた状態で、
続けて任務に行っただって?
善/逸の安否を心配している途中で、
>ちゃんと紋/逸の"番"なら、あいつに今度から庇ったり無理しねぇように言っとけよ!
>あー!腹減った〜!じゃあな権/八/郎!
バシッ!と背中を叩いてから、
其の儘蝶/屋敷の中へと走っていく伊/之/助を見送った後、
俺も任務に向かう為に歩き始めたけど…
………つがい?
…つがいって…犬や猫で言う…
……夫婦の事…だよな?
#紋/逸の"番"なら……
ーーー〜〜ッ!?!!?
なっ、なんっ…で…伊/之/助がっ……知っ…
聞きに戻……
だ、駄目だっ!
任務に集中しないと!
顔が燃えるように熱い……
任務を終わらせたら直ぐに蝶/屋敷へ戻ろう。
伊/之/助に話を聞きたいし。
#善/逸に会えるかも知れない。
戻って来るのが遅くなってしまうから…
寝てしまってるかも。
怪我もしてるし、
起こさないようにしよう。
話せなくても。
#善/逸の顔がみたい。
…心配だなぁ……。
頭以外も怪我してないか、
確認出来そうならしておこう。
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38 :
竈/門/炭/治/郎(鬼/滅/の/刃)
2024/07/27(土) 00:27
次の任務を言い渡される迄の
束の間の休日。
#炭/治/郎さ〜〜〜ん!
な/ほちゃん
き/よちゃん
す/みちゃん
元気な三人の声がする。
お茶菓子を食べながら、任務の話や蝶/屋敷での出来事を話した。
#あ、そうだ!
#土用の丑の日って知ってます?
どようの…
うしのひ…?
確か昔に…
村の人たちも言っていた様な。
でも、何の日かは分からなかった。
三人が言うには、
丑の日に"う"の付く食べ物を食べるのだとか。
その食べ物の中でも"うなぎ"を食べると良いって…栄養価が高いらしい。
うなぎは食べた事が無い…
確か善/逸が好きで、
禰󠄀/豆/子にも食べさせたいとか…
言ってたっけ……
#炭/治/郎さんは、"う"が付く食べ物で何が食べたいですか?
俺が食べたい物…
梅干し
かなぁ。
何時も食べてる物だけど、梅干しは身体に良いし丑の日には丁度良い食べ物だと思う。
三人は笑顔で、夕餉に梅干しを忘れず用意すると言ってくれた。
うなぎを食べたい。
と、少しは思った。
けど、食べるなら。
初めてうなぎを食べる時は。
#善/逸と一緒に食べたい。
………、……。
今日も帰って来ないか。
蝶/屋敷に居れば会える…。
善/逸……。
善/逸………。
#会いたい。
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37 :
竈/門/炭/治/郎(鬼/滅/の/刃)
2024/07/26(金) 00:11
>夢
>"人"
>"殺"
>"し"
>"!"
最近寝覚めが悪い……。
夢を見たかも分からない…。
夏の暑さで、少しだけ寝苦しいというのもあるんだろうけど、起きた時の寝汗が酷い。
そんなに汗っかきじゃなかったんだけど…
暮らしていた山より暑いから?
良く分からないけど、任務に支障が出ないし問題ないだろう。
今夜は蝶/屋敷で休める。
善/逸はまだ任務から戻っていないらしい。伊/之/助と一緒に遠方へ合同任務に向かった事をし/の/ぶさんが教えてくれた。
二人が一緒ならきっと大丈夫だ。
でも何故だろう…
胸の辺りが異様に気持ち悪い。
安心すると同時に、
伊/之/助を羨ましく思った。
羨ましい?
何を考えているんだ、
二人は遊びに行ったんじゃない。
任務なんだ。
合同になる程の任務だから、
危険な戦いになる可能性だってある。
それを、
羨ましいなんて。
俺はなんて不謹慎なんだ。
鍛錬でもして、
その邪な気持ちを汗と一緒に流してしまおう。
>愚かな考えでも。
>そうだとしても。
>俺も…
>俺が…
>行きたかった…
>善/逸の傍に…
>居たかった…
……頭の怪我が心配だ。
どうか無理をして、怪我が悪化していませんように。
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36 :
竈/門/炭/治/郎(鬼/滅/の/刃)
2024/07/25(木) 01:28
任務を無事に終えて、昨日の町へと戻ってきた。
あの後、直ぐに鎹/鴉から次の任務を言い渡されて向かってしまったから…
怪我をした子供の事が心配だった。
町に到着して匂いを頼りに子供の元へ。
一緒に荒屋へ行った男達が医者に連れて行った後、男達の一人がその子を引き取ったらしい。
再会した子は、俺に怯えながらも謝った。
"人殺し"と言ってしまった事…。
俺が斬ってしまった"鬼"はその子供と親しかった人だったそうだ。
再会した子供もその"人"の異変には気付いていたけど、どうにかして…罪を犯してでも救いたかったのだと…。
盗んた物で肉を買い、少しでも鬼の本能を抑えようとして……けど、血肉が足りずに飢餓状態になってしまった。
もしかしたら、俺も…
この子の様になっていたかも知れない。
禰󠄀/豆/子が人の血肉を欲しがり続けていたら。
きっと俺もその鬼の衝動を抑えようと奔走しただろう。
もし、義/勇さんに禰󠄀/豆/子を斬られていたら…
俺も義/勇さんに心無い言葉を吐いたに違いない。
>"人殺し"…と。
…早く…
早く、この悲しみの連鎖は止めなければ。
鬼/舞/辻/無/惨を倒さないと、
もっと沢山の人が、
#愛する人が、
>苦しみ、悲しみ、傷付いていく。
此処で立ち止まっている場合じゃない。
頑張ろう。
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35 :
竈/門/炭/治/郎(鬼/滅/の/刃)
2024/07/24(水) 01:29
今日は任務へ向かう町中で、血の匂いがした…。
人の活気と喧騒の中で、
賑わう表通りから離れた場所から、
其の匂いは漂ってきた。
向かってみると、数人に囲まれて殴られている小柄な…子、供?
見過ごせない。
間に入って止めて、大男達の前に立ち塞がった。
怪我をした子供を逃がしはしたけど、何故か其の子の口元は笑っているように見えた。
匂いも…何処か人を笑うような…。
怒る男達に、其の子供が窃盗の常習犯である事を教えられた。
俺よりも小さな、子供が?
知らずに犯罪に加担していた。
知らないでは済まされない。
償わなければ。
子供の匂いを辿って、男達と一緒にその子供が向かった場所へと向かった。
村から少しずつ遠ざかるにつれて、
その子供の匂いが近付くにつれて、
>鬼の匂いが、混ざる。
辿り着いた荒屋。
>新しい血の匂い。
荒屋の中には、
>蹲る子供と"鬼"
まだ息がある。
子供を助ける為に"鬼"の頸を斬った。
"どうか安らかに…"
無傷とはいかなかったけど、守れた…。
手当てをしないと…。
そう思って子供に近付こうとしたら。
>"人殺しっ!!"
…そう子供に…
…言われた。…
塵と化す"鬼"
俺に何かを言い続ける子供の声は、
子供の匂いは、
>怒りと悲しみで溢れていた…
呆然と立ち尽くす俺に、男達は"化け物"を討ってくれた事に感謝した。
>……違う、
>化け物なんかじゃない。
>人なんだ。
>人……だったんだ。
>"人殺し"
>その言葉が
>ずっと頭の中に響く。
"カリカリ……"
背中の箱から音が聴こえる。
禰󠄀/豆/子が心配している。
ごめんな、禰󠄀/豆/子。
大丈夫、大丈夫だ…。
禰󠄀/豆/子を人に戻す為に、
剣士になる事を、
鬼/殺/隊の隊士となる事を、
選んだ。
鬼を斬る事は、
人を斬る事。
理解していた。
だから、鬼を斬る時は。
少しでも、その人の事を思って。
祈った。
その業を背負う覚悟はしていたけど。
いざ他人に言われると。
>堪える…な。
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34 :
竈/門/炭/治/郎(鬼/滅/の/刃)
2024/07/23(火) 00:07
>夢
>幸せが壊れる時には、
> いつも血の匂いがする。
>…っ……郎…。
>…炭……、………郎っ……。
>炭……治…、…郎ッ!
>…逃、げ……
>…"逃げなさい"
>ーーーーーーーー
目醒めたら、千/寿/郎さんが居た。
どうやら俺は煉/獄さんの屋敷の近くで倒れて居たらしい。
#炭/治/郎さんっ。
#大丈夫ですか?随分と魘されていたようですが…。
魘されて…?
夢でも見たのかな。
覚えが無い…。
視界が少しぼやけているから目元を擦ったら、
濡れていた。
…涙?
どんな夢だったんだろう…。
一日眠り続けていたようだ。
お世話になったし、直ぐに去ろうと思ったけど思うように身体に力が入らなかったから、厚意に甘えてもう一泊する事になった。
千/寿/郎さんが煉/獄さんの事を沢山教えてくれた、柱になる前の事や家で過ごす煉/獄さんの様子も……
煉/獄さんは面倒見の良い人だ。
千/寿/郎さんの話を聞いて、家族、仲間、別け隔てなく接してくれる人だというのが良く分かった。
煉/獄さんのお父さんとは頭突きの一件以来会っていない…避けられてるのかな?
煉/獄さんを悪く言われて頭に血が上ってつい糞爺なんて言ってしまったけど…
あれは今でも煉/獄さんのお父さんが悪いと思うっ!
でも、同時に自分の無力さも思い出してしまう。
夕餉。
何だか……
量が…増えてる?
倍とかじゃない…数倍の量になってる……
残さず食べきる事は出来たけど、
増やした理由は千/寿/郎さんが聞いてくれた。
どうやら煉/獄さんのお父さんの指示だったらしい。
煉/獄さんは沢山食べていたから。
#"良く食べ、良く休め。"
姿は見せずとも俺の事を気遣ってくれているんだ…。
ありがとう御座います。
また任務に向かえる様になったら会えなくてもお礼はちゃんと言おう。
善/逸は大丈夫だろうか。
雀の言葉が分からないから、任務も苦戦してるんじゃないだろうか…。
…会いたいなぁ…。
…あのキラキラした髪色に似合う笑顔と
…声が聞きたい。
元気だと良いな
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33 :
竈/門/炭/治/郎(鬼/滅/の/刃)
2024/07/22(月) 01:00
>キメ/学。
夏休み。
善/逸と伊/之/助は、遊ぶ気満々だ。
夏期講習や宿題もあるんだけどなぁ…。
それに店の手伝いも。
夏休みのうちに、母さんにもちゃんと休んでもらわないと。
母さんを休ませたい理由で、何度か遊ぶ予定を断っていたら、
善/逸と伊/之/助が手伝いに来てくれた。
禰󠄀/豆/子とパンが目当てなのは直ぐに分かったけど、
遊べる時間を減らしてでも手伝いに来てくれた二人の気持ちが、
#凄く、あったかい。
#「素敵なお友達ね。」
そう言う母さんの笑顔が見れて。
二人の友人で居る事がとても誇らしかった。
#ありがとう。
#俺は良い友人に恵まれて幸せだよ。
#良い"友人"
二人が手伝ってくれている時。
俺が焼いたパンを受け取って、
せっせと棚へ並べてくれる善/逸を見て。
胸の奥に感じた、
あのドキドキとした感情は、
善/逸に言わないでおこう。
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32 :
竈/門/炭/治/郎(鬼/滅/の/刃)
2024/07/21(日) 00:28
今日の鬼は手強かった…
蚊の様な虫を沢山喚び出す血/鬼/術で、血を吸った虫は爆発するんだ。
一匹の威力は弱いけど爆発される位置によっては下手をすれば致命傷。
蟀谷をやられた時は危なかった…
軽く意識が飛びかけた。
禰󠄀/豆/子の血/鬼/術とヒノ/カミ/神/楽で一掃して、鬼の頸も斬る事は出来たけど…
ヒノ/カミ/神/楽の呼吸を用いた反動で倒れてしまった。
気を失わないように、其れだけは必死に耐えた。
意識を失ってしまったら、
新たな鬼が現れた時に、対処出来ない。
禰󠄀/豆/子が居るけど、
鬼では鬼をーーせない。
鬼に命乞いをしても、
聞いてはくれない。
待ってはくれない。
絶対…
#生きるんだ。
呼吸が苦しくても、
肺が張り裂けそうでも、
身体を動かせ。
早く…
早く、安全な場所に…
こんな所で倒れたら、
善/逸に、
禰󠄀/豆/子を危険な目に合わせて、
心配まで掛けさせたなんて知ったら。
>叱られてしまうな。
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31 :
竈/門/炭/治/郎(鬼/滅/の/刃)
2024/07/20(土) 00:03
書店に行ってみたけど…
"まぐわい"方の本とか、どう探せば良いのだろう?
本は流石に匂いじゃ分からないから、とにかく探そう。
………、…
人の身体について書かれている本はあったけど、
方法については書かれてな…い
あ、でもこの本…
色んな怪我の応急処置の方法とか載ってて、役立ちそうだ。
父さんや村の人達に教えてもらった内容に似てるものもある…
怪我をしない事が一番だけど、備えは大事だ。
買っておこう!
任務を待つ間にいい買い物が出来たなぁ〜。
…………あれ?
なに探してたんだっけ…。
……っ!そうだ!思い出した!
でも、任務だ。
また時間がある時に書店に行こう。
今度は他の本に目移りしないように気を付けないと。
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