俺も楽しい虫捕りについて書きたい気持ちがあったんだが、書くタイミングを逃したような気もするので虫捕りに関係のあるかわいい話をひとつ。
「僕、カマキリも大好きでした。」
幼い頃からわんぱくボーイだった零くんはよくカマキリを捕まえて遊んでいたらしくてね。その時点でもう限界を超えてかわいいのに、たまにいる白いレアなカマキリ(そんなものがいるのか…)を捕まえられた子はちょっとしたヒーローになれたらしい。捕ったぞー!と白いカマキリを手に胸を張るヒーローな零くんを想像して、俺はなぜ零くんの家の隣家に生まれなかったのかと過去を悔いた。かわいすぎてどうにかなるぞ。どうやら俺は、零くんの子どもの頃の話を聞くのがだいすきなようだ。思い出したらまた聞かせてほしいな。頼むよ、零くん。
#この一週間、色々あったが。
これからも君を大切にしたい。他愛ないことで笑い合いたい。心も身体も深く愛し合って、毎日それを君に伝えたい。今日も世界でいちばん愛してる、零。
罪深い味がした…。先日ふたりで観た映画に夜中カップラーメンを食べるシーンが出てきて、いつかやろうと何気なく話していた真夜中カップラーメンが、早くも実現してしまったというわけだ。なぜ夜更かしをしながら食べるインスタントはあんなにうまいんだろうな。ここ数年は健康的に生きてきたから、あの罪を忘れていた…。湯を入れた瞬間にふわっと広がるラーメンの匂い、数分の待ち時間のドキドキ、さあ食べるぞ!という瞬間の興奮、口の中に広がる濃厚な味…すべてがたまらなく楽しかった。とはいえ俺一人でそんなことをやってもここまで興奮はしなかっただろうなあ。
ふたりでうまいうまいとはしゃぎながら麺やスープを啜る。隣に笑顔の君がいる。ちいさな幸せだが、俺たちにとっては何にも代えがたい大切な時間だった。ぜったいにまたやろう、零くん。今度はミニラーメンなんてものには逃げんぞ、と宣言しておく。
たった2、3時間とはいえ、オフの零くんを置いて俺だけが仕事に出なければいけないという状況がさみしくてたまらなかった。そんな俺を元気付けるために今日は零くんが色んなことをしてくれてね。結婚前からこんな時はいつも同じようにして俺に元気を与えてくれる子で、毎回感動で胸がいっぱいになってしまうんだ。
おいしい朝ご飯、冷たい麦茶の入った水筒、たくさん書かれた日記、RX-7での送り迎え。それから、何より嬉しかったのは本部まで着いてきてずっとそばにいてくれた零くん自身。これがなければ10分で逃げ出していたかもしれん。いつもありがとう、零くん。俺はな、君にたくさん助けられながら今日も元気に生きてるんだよ。
>それにしても零くんの初アムロくん、かわいすぎないか…!?
零くんが小さい頃の話をしていて、何気なく誘拐したいなと言ったら「むしろ僕から着いていって結婚の約束をしてくれるまで帰りません。」と宣言された。かわいくて倒れるかと思った。「しういち!ぼくと結婚ちろ!」なんて言われたら、たとえ年の差が20でも50でも絶対に約束して現実にするしかない。
Tシャツとハーフパンツに麦わら帽子まで被ってまさに夏!という装いの男がふたり。虫あみと虫かごを持っていますが不審者じゃありません!と前置きしつつ、昨日は近くの公園で赤井と虫とりしてきました。
普段の大人の色気むんむんな姿とはまた違って、20代でも余裕でいけるくらいに若々しく見える赤井にときめいた。それを伝えたら「零くんは高校生でいけるな。」と返されてああ言えばこう言う!と思ったのは内緒です。そういうところも大好きなんだけど。
まず成果を報告しましょうか。赤井はカブトムシ、僕はクワガタに狙いを定めて捕まえることができました!なんと赤井は2匹。ふふ、すごいよな。大きな声でしゃべると逃げてしまうかもしれないからふたりでハンドサインを出しあって効率的にサポートしてね、ちいさい頃以来でしたけどまさか大人になってからの虫とりがこんなに楽しいとは思わなかったなあ。隣に赤井がいてくれるから、という要因がかなり大きいと思う。のんびり公園内を散策しながら虫とりを楽しんだ後は、赤井のカブトムシがすもうを始めたりセミにとある攻撃を仕掛けられたりとハプニングも満載でした。君を守れてよかった、なんて言われて暑いのにますます体温が上がっちゃいましたよ。ときめいた。
やっぱり彼らにとっても住み慣れた場所の方が過ごしやすいだろうから最後に木に戻してあげたんですが、その時のあいつの「同じ木には戻さんほうがいいかな、またすもうを始めてしまう。」という言葉がどうにもツボで…!優しいひとなんですよね、ほんとうに。自分よりもちいさな生きものに優しくできるのってすごく大切で素敵なことだと思う。というわけで大の大人が全力ではしゃいできました!楽しい夏の思い出をありがとう、赤井。