「…ん?あまりにすべすべでおいしそうだったので、月見だんごと間違えちゃいました。」
いっしょに中秋の名月を眺め…いや、正直俺はほとんど降谷零くんという俺だけの満月に目を奪われていたんだが、ベランダに出て月見だんごと煎茶ものんびり味わって、そんな何気ないことばかりの短い夜がほんとうに楽しくてね。昼に食べた零くんのほっぺだんごもうまかったし、『月見だんごと間違えて』頬にキスする唇はじんわりとあたたかかった。ふふ、ドジでかわいいなあと言いながら、わざとだってちゃんと分かってるよ。俺にとっては君のかわいい悪戯が一番の思い出になったな。
「僕たちが何度もキスするからお月さまも照れて隠れちゃったのかもな。」
もやの向こうに隠れてしまった満月を見て笑う君が心から愛おしかった。靄掛かった月も幻想的で素敵だと思ったが、君といっしょに眺めるからこその感動だったと、今はそう思うよ。月を指差す手も嬉しそうな横顔もたまらなく好きだ。君はどこまでかわいくなっていくんだろう。
赤井と抱きしめあうと、身体だけじゃなく心まであたたかくなる。これは僕があいつのことを大好きだからなのかな?今朝も空気が肌寒く感じて、何だか年々寒さに弱くなっている気がします。気のせいじゃないと思うんですよね。赤井と同棲してはじめて冬を迎えた頃は僕寒さに強いので〜!なんてアピールをしていた覚えがあるんですけど(思いだすとちょっと恥ずかしい…!)、あれから何度も季節がめぐって、どんな日だって僕の隣には赤井がいてくれるから。「俺のあたたかさは君を温めるためにあるんだ。」なんて言いながら抱きしめてくれる、あいつのあたたかさに甘えているんだろうな。うん!あの頃よりも寒さに弱くなったのと同時に、甘え上手になれた気もします。
これからの季節はブランケットにくるまって、擦りあわせた箇所がとろけるような感覚が気持ちいい。秋を楽しもうと言ったばかりなのに冬が待ち遠しくなっちゃうな。そうですね、もっと寒さが深まったらあなたの大好きなホットココアをつくりましょうか。今日も愛してる、秀一。
「僕のあたたかさもお前をあたためるためにありますよ。ぜひ活用してください、フロイド専用湯たんぽなので。」
オレ専用!オレ専用のアズたんぽ、めっちゃうれしいんだけど~。昨日はあったかいあったかいってふたりで笑い合いながらベッドに潜った。こーいう時にさ、あーまた寒い季節がきたなあってすっげー実感する、いちばん。夏も汗かきながらくっついてたけど、冬はアズールのこと抱いてるとじわーって熱いのが身体に広がってくあの感じが好きで、アズールがここにいるってこと、もっと感じられる気がすんの。夏の方が肌くっつくとこ多いのに変だよねー。
今年も毎日オレをあっためてよ、アズたんぽ。かわいく笑って、優しく撫でてくれて、楽しいおしゃべりもいっぱいして。オレもアズールが手放したくないって思うかわいくて子守唄機能付きで超あったかいフロたんぽになるから。だいすきなアズールとギューッて抱きしめ合う寒い夜が好き。そんだけで今年の冬がめちゃくちゃ楽しみでたまんねーんだからさ、オレらのアズール、やっぱサイコー!
今までに何度見たかも数えきれないほどなのに、フロイドの笑顔を見るたびに心臓が高鳴る。これが恋なんでしょうか。かわいすぎてどうにかなりそうだ。…いえ、そうですね。どうにかなりそうなのはあのウツボと共に過ごすようになってここ数年ずっと、毎日のこと。実はもう、僕はどうにかなってしまっているのかもしれない。その場合は変わらず隣にいてくれるフロイドに感謝しなければいけないな。
毎日、大好きなフロイドと他愛のないことでじゃれあえることがたまらなく嬉しい。常日頃から幼くころころと変わる表情が、笑うとさらにあどけなくなるように思います。例えるのならば、まるでかわいらしい花がふわっと開くような…ぱっと華やぐとはこのことを言うんでしょう。僕にとって希少なコインよりも、何よりも大切なあの笑顔をこの先も守り続けたい。あらためてそう強く思ったホリデーでした。
どうしよう。赤井がエッチすぎてそわそわしています。何だか最近そわそわしてばかりだな、僕。少しは落ちついてくれ…!そして何やら赤井も様子のおかしい日記を書いていますね。今日もかわいい。そう、そうなんだ。赤井って昔から僕の尻がでかい!という主張をかたくなに譲らないんですよ。昨日も「おもいが強ければ叶わないことなんてない…おしりも大きくなる。」なんてうわ言を真剣に僕の尻を揉みながら呟いてました。一度や二度、雰囲気に負けてふわっと認めたことはありますが僕はいたって普通のサイズです。ぜったいにね。
>……そういえば、あんまり赤井がれーくんの尻がでかいでかいとうるさいのでこっそりあいつのスラックスを履いてみたことがある。その結果、裾があまる上に尻の部分でつっかえるという…!ものすごく屈辱的な思いをしたことがありました。特注品か??あのスラックス。
というわけで、赤井のスタイルが並外れていいという事実だけはたしかです。自他ともに認める…というやつでしょう!今日も僕の恋人は最高にかわいくてかっこいい。しかしこの連休はいつにも増して赤井をたくさん補給できた気がするなあ。明日からもまたがんばれそうだ。秀一、愛してるよ。いつもありがとう。