「こうこねこねとしていると、僕はいいパン職人になれるかもしれない…と錯覚してきます。僕は、いいパン職人になれるかもしれない。」

俺の太ももをこねながらしみじみ呟く零くんに笑いが止まらん。しかも全身のあらゆるところをこねられ倒して、全体的にやわらかくなった気がするな。一部の硬い部分を除いてだが。零くんならいいパン職人になれる…と俺もしみじみ思い始めているよ。君はほんとうに毎日かわいいな、零くん。かわいくない瞬間がない。
昨日は時間がなくて無理だったが、今日こそは秋の献立をたくさん食卓に並べよう。俺が零くんの料理を思うとご飯をたっぷり食べた後でも腹を鳴らし涎を垂らす男だということ、誰よりも君が知ってるだろ？ちょっとやそっとの量じゃあ満足しないぞ。零くん、今夜はよろしくたのむ。

前髪を数ミリ切ったことに気付ける人は稀だということを念頭に置いて話を進めよう。朝に寝癖頭ごと突き出してくることもある甘えたがりの赤井が、今朝はご機嫌で鼻歌を歌いながら髪を整えてました。正直しぬほどかわいい。そんなこんなで登庁して、僕に前髪を切られたことを周囲にさりげなくアピールする赤井。しかし誰も気付くはずがなく…いや、当たり前ですよね！結局風見を呼んで「れいくんに切ってもらったんだ。」なんて散々自慢したあげくにその件の噂話が広まる始末です。仕事しろ、仕事。仲がいいな。
>ここだけの話。僕以外の誰かが気付かなくてよかった、なんて思ってしまうくらいの独占欲があったりもする。
何だかんだで赤井が楽しそうでよかったですけどね。まったく！ふふ、見た目も中身もいい人気者がパートナーだと大変だよ。

そういえば赤井の同僚に「レイ」って呼ばれるの、実はいまだに少しだけ照れます。そりゃあ仕事の場なので平静を装ってますけど。これが欧米人の距離感なんだなあとしみじみ。大好きなひとが今まで触れてきた、その中で努力を重ねてきた馴染みのある空気だと思うと嬉しいですよね。僕も今度、おはようダニエル！今日もいい天気だな！なんて陽気に声をかけてみるかな。…やっぱり似合わないですかね？

ここ数日で赤井が何度か口にした「妻歴100日」という言葉がとても好きだな、とにやにやしちゃいました。となると今日の赤井は夫歴101日目！ということになりますね。かわいい。これまで歩んできた100日間には大切な思い出が数えきれないくらいに詰まっていて、これからもふたりで愛を深めながら僕たちふたりのペースで歩んでいきたいなあと思っています。

同じことを書いていて笑ってしまったんですけど、そういえば僕の渾身のボケを「やはり君の身体は18歳くらいなんだろうな。その顔で29歳はおかしいと思っていた。」と流されたこと。まだちょっとだけ根に持ってます！婚姻届にもちゃんと生年月日を書いたの、隣でじっと見てたじゃないですか。ばか。ふふ、あいつのそういうところも大好きなんですけどね。僕の旦那は今日も最高にいい男だ。
#とてもリフレッシュできたオフでした。今週もがんばろう！赤井、愛してる。

「これが新手のボケ殺しかな！？」

俺のほうが数センチ身長が高いな、と分かりきっていたことを改めて確認した日があったんだが、零くんはそう簡単に認められんようでな。「僕まだ伸びますからね。赤井よりも年下なので！」と力説していて、かわいいなあと思いながら「ああ！やはり君の身体は18歳くらいだったんだな。」とずっと疑っていたことに納得がいったんだ。何度主張されてもあの顔はどうしても29歳の男とは思えなくてね、18歳ならまだ伸びてもおかしくない。解決したなと嬉しく思っていたら、ああ言われたというわけだ。ボケ殺し……。
婚姻届に書いた年齢をあげて僕は詐称してない！と主張する零くんがすごくかわいかった。例がとてもかわいい。いや、そうだったな、やはり零くんは29歳か…。そのかわいい29歳妻に数ミリ切ってもらった前髪が今朝も調子がいいので、予定通り皆に自慢して回るつもりだよ。まず初めに零くん、君だ。今日も君にとって俺は世界一いい男かな？とても大事なことだぞ。