元々僕の体が相当固くて、冬になるとそれがもっと重症化しちまうから部活後のストレッチをジャックに時々手伝ってもらっている。
あまりにも固くなりすぎて痛感が消えている時すらあるから、ジャックに「悶絶してもおかしくねえのに、これで叫ばないのはお前が初めてだ」とか。褒め言葉のフリして全然嬉しくない感心をされてしまった。……一応部活外でも一時間半ぐらいストレッチしてるんだけどな、これでもまだ足りないのか……。
ここまで来たら意地でも柔らかくなったなって言わせてやろうと画策してるんだが、今のところその兆しはゼロだ。悔しいったらない。
・大したことでもないがR-18な話。 閲覧注意。
あいつと付き合うことになってから、学業以外に……その、エロいことをする方法だとかそういうのもめちゃくちゃ勉強したに決まってるだろうが。それを暴露したときはあいつに「エロ本読んだの!?」みたいな反応されたような気がする。そんなの、こっそりめちゃくちゃ読んだ。ルームメイトにオススメの本とか聞いたし、そいつらにもすげえ目で見られた……この辺の記憶は思い出すだけで居た堪れないから伏せておく。
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とにかく、勉強をしまくっていざ実戦!……って言い方はロマンのへったくれもないが、僕が書きたいのはその後のことで。
「シャワーする元気ない」ってあいつが言った時めちゃくちゃ勉強していた僕はピンときたんだ。……あ、これお姫様抱っこでバスルームまで運ぶやつだ!って。
で、(日和っちまって普通に抱き上げたけど)よし連れてくぞって意気込んでたら、あいつに「もう立てるけど……?」って言われた。すげえ不思議そうに、「えっどうした?」って顔でこっち見てきて……。
フィクションと現実ってやっぱ別物だ、と当時とんでもなく衝撃を受けていた話。さすがに時効だと思うし書いてしまおう。