……、すげえ腹痛で目が覚めたんだけど。まさかマジで変なキノコ食わしてねえだろうな。

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如何したって不安な気持ちなんて綺麗に拭えるモノじゃねえけど、今のオレ達にどうこうできるとは思ってなくて。寧ろ今ぶつけ合ってる愛とか切なさとか、会えねえ間の寂寞感や恋しさとか。言葉と時間を重ねていく段階なんだろうなって思ってる。ただでさえ兄弟だし。ウツボだし。人一倍臆病になっちまうのは仕方ねえ事だよな。だからお前とたくさん足掻いて、互いを失う憂虞よりも、天気とか互いの健康とかガッコーを卒業したらどうするとか、そんな他愛ねえようなヒト並みな心配事で偶に小首を傾げながら笑い合える日々になればいいと思う。

どれだけ独り占めしてもすぐに足りなくなる。

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抱きてえな。……いや、微妙に違うなぁ。オレの所為で乱れて溶けたお前が見たい。

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キノコパスタのパスタ抜きは出来るのに、キノコ抜きは出来ねえってどういうことだよ。

Newが大好物なお前にご褒美返し♡

ジェイドがオレだけに向ける言葉なら、どんな色をしていても残さず丸呑みしてやりたいと思うくらいにお前が好き。大好き。オレの顔や声の色を窺い見ていたお前が良い意味で遠慮をしなくなって、オレに愛されてる自覚が芽生えて。不安や寂寞感を抱えながらも、初めて二人で兄弟以上の何かを求めた夜から日を重ねる度に溢れる気持ちを、尾鰭で覆い隠さずにオレにぶつけてくれるのが心底嬉しい。堪らねえ気持ちになる。唯一無二の片割れで最愛の番のお前を何よりも愛してるし、お前が何よりも愛してるのはオレだって実感する。
そんなお前のお強請りだから飽きずに毎日何かしらを書き残せたんだと思う。好きって二文字を何度でも形を変えて伝えてえなって思うし、変わらねえままのそれも呪詛かよってくらい音にしてお前にあげたい。お前が齎した非日常が日常になった今、ほんの少しも疑わずに愛を謳える日がずっと続くように。
愛してる。

ご褒美用。

>昨日はラウンジのお休みを頂戴して登山に勤しんでおりましたので、ご褒美を貰うべきは僕の分まで励まれたフロイドでは？という事で、勝手にペンを執った次第です。僕の言葉がご褒美になるかは分かりませんが、想いはいくら注いだって良いでしょう？今回は許可を得ていませんが、どうか受け取ってください。
気付けば一週間毎日こちらの手記を更新してくださいましたね。手が空いた時間はほとんど共に過ごしていたというのに、僅かな合間を縫っては僕の為にと美しい言葉を咲かせてくださっていました。初めは平日五日間の約束だった筈ですが。開く度に赤く彩られた“New”の字に心が踊って、本当に幸せな毎日をいただいています。いつかのフロイドも言っていましたが、冷たくて光の無い深海を一人で泳いでいた少し前が懐かしく思える程に幸福と安堵に満ちた日々。僕はこのままどうなってしまうのか、と不安になる事もあります。この穏やかな時間が当たり前となってしまうと、来るかもしれないいつかが増して怖くなる。幸福と比例して失うことへの怖さが胸を蝕む。そんな時は大抵一人で尾鰭に包んで海の底で眠るようにしていたのですが、最近はそんな日常すらフロイドが壊してくださいまして。不安になった時は何度だって口にしていい、と。僕はそんなフロイドが番であることを幸せに思います。本当に暖かくて優しい、それでいて格好良くて美しい自慢の番です。僕だけのフロイド。
今夜もあなただけに注ぐ想いを直接受け取って。早く帰っていらしてくださいね。
愛しています。

お前が綺麗で魅力的なのはオレと愛し合ってるから、だとしたらさ。オレと思う存分愛し合って交尾した翌日に魅力が更に増したお前が登校したりラウンジに出たりしたら、学園中の小魚共がお前の虜になるじゃん。交尾に励んだ翌日は全部サボって。授業もラウンジも、お前の代わりにオレがやっておいてやるから。あー、…それからうっかりお前を見かけて三秒以上見つめちまった小魚も締めて回らねえと。忙しい一日になりそう。

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大好き。愛してる。