順調に、着実に沈んでる。プランクトン並みの不安が潮流に揺れるのを視界の隅で捉えてるけど、目を瞑っちまえば何も見えない。眼裏に浮かぶのは、直に触れる熱は最愛ただひとりで、それが最高に気持ち良くて死んでも手放したくねえくらい肌に馴染んで。ああ、すきだな。って思う。ただひたすらに心の奥底から絶え間なく込み上げてくる。お前が好き。
「まだ寝たくねぇ」と言いながら、僕の腕の中で寝落ちてしまった愛らしいフロイド。あなたの寝顔を眺めながら、大切に抱きながら、この顔を誰にも見せたくないと強い独占欲に苛まれてしまう。こんな過ごし方は出会ったばかりの頃の僕たちならば絶対に考えられませんでしたね。気付けば非日常が当たり前になって、当たり前がない日は物足りなくなって。日毎に欲が増していく自分にほとほと呆れてしまいます。朝が来なければ、あなたをずっとこの腕に抱いていられるのに。
身長が揃ったのが嬉しいから記念に書き残しておく。
確保
どうして心って思い通りにならねえんだろう。