エダはよく、約束をしてくれる。
それは出会ったころから、毎日のささいなことや、少し先のデート、内容はさまざまだけれど、なにひとつもとりこぼさず叶えようとしてくれる。きっと約束は信頼のあかしなんだ。俺は彼女を心から信頼しているし、愛しているから、これからも俺も、たくさんの約束を彼女と続けていく。いきたいじゃなくて、いくんだって言えるのはエダのおかげだ。ありがとう。きみが大好きだよ。
エダはほんとうに優しい。
いつも彼女は、それも下心だと笑うけれど、俺がどんなにわがままを言っても、それを叶えるのがしあわせなんだって抱きしめてくれる。俺にがまんをさせることを、彼女はすごく嫌がる。それは最初から、出会ったころからそうだ。がまんはしちゃいけないって教わった。彼女の言うことは、絶対だ。だから今日のことも、がまんじゃないんだ。本当に。
きみが好きで、大好きで、ずっと一緒にいたいから、すこしだけがんばってる。それだけなんだ。
ありがとう、エダ。たくさん優しくしてくれて、たくさん愛を教えてくれて。これからだってずっと、きみは世界でいちばん大切で大好きな女の子だ。
なんて健気で、いじらしくて、いとしい女の子なんだろう。きみはいつでも、そのすべてで愛してると伝えてくれている。エダがほしいもの、俺が代わりに手に入れられたら、きみに渡してあげるのに。
エダの、ぜんぶ言葉で教えてくれるところも、すごく好きだ。
ふたりとも、白い蝋でべたべたになったけど、彼女は楽しそうだった。エダのわらう顔が、とても好きだ。
眠る彼女のそばで、きれいな文字をなぞる。これはエダがはじめて俺にくれた手紙だ。むずかしい言葉はいまでもよくわからないけど、あのころからずっと、彼女は俺にわかる言葉でつたえてくれる。何度でも、何度でも、根気よくかみくだいて。だから誤解をうむこともないし、俺たちの愛情や関係に不安を覚えることもない。すごく、しあわせだ。彼女の言葉は、頭がぼんやりとして心地がいい。ふわふわとして、足が地面につかないような。やわらかなベッドにずっと包まれているみたいなんだ。
俺たちの生まれ変わった、大切な日だ。
言葉はむずかしい。いや、思っていることを言葉にするのが、むずかしいと感じる。こんなにも毎日きみをおもっていることも、たくさんの愛を言葉にしたって伝えたりない。彼女があたえてくれるものを、俺だってもっともっと返したいのに。むずかしい本をたくさん読めば、エダみたいに言葉がうまくなるんだろうか。
俺はきみがたくさん好きだ。昔のことは思い出せないけれど、毎日のおはようのキスも、おかえりなさいのハグも、きっとあたりまえにもっていなかったしあわせを、きみが教えてくれたから、俺はいま生きていられる。きみのために。大好きだよ、俺のエダ。
月はきれいなものらしい。俺にとってこの世できれいなものは彼女だけだ。エダは月よりもきれいで、あいらしい女の子なんだから。
彼女はいつだってやさしい。どんなときでも気をつかってくれるのがわかる。それが彼女の愛情だということもだ。出会ったときから、ずっと変わらない俺のいとしいひと。
彼女の口から運命なんだってきくたびに幸せをかんじる。出会うべくして出会った、きせきなんだって。どれだけたっても同じようにおもってくれているんだって、それをおしえてくれるエダが好きだ。俺も、きみとの出会いはきっと運命だったんだって思ってる。出会ったときから、ずっとだ。
近頃、彼女はずっといそがしそうにしてる。だからって、たった1日でも部屋にもどってこなかったことはないし、おはようのキスだって欠かさない。
俺たちは引きさこうとするじゃまなものがあっても、出会ったころから変わらない彼女の愛情によって、こうして生きていける。あのころの約束を守ってくれることも、俺が守れているのも、ぜんぶエダのおかげだ。すべては彼女が教えてくれた。
1日だってはやくここを出て、ふたりきりのちいさな家で暮らす。もちろん、これから先、死ぬまでずっとだ。死ぬときだってひとりになんてさせない。指輪に誓うって、そういうことでしょう?
デート、エダはたくさん笑顔を見せてくれた。船にのるの、気に入ったみたいだ。彼女が声をあげて笑うところなんて、きっと俺以外のだれも知らないだろうな。
今日も、すごくしあわせだった。この笑顔をずっと守っていきたい。おやすみ、大好きだよ。俺のお姫様。
デートはいつだってしあわせだЪ
お約束をいつだっておぼえていて、叶えようとしてくれてありがとう。大好きだよ、かわいいお姫さま。きみの寝顔を見られるのは俺だけの特権だけど、いっしょのやくそくだから。おやすみ。
エダの目はきっと宝石箱でできていると思う。
こぼれ落ちる涙がきらきらしているから。両手でやさしく受けとめて、大事に大事にしまっておけたらいいのに。
昔のことは、よく忘れる。でも、いまのこの幸せをおぼえていられるのなら、それでいい。彼女のやさしい腕につつまれているあいだ、あまいまどろみの中にいるみたいだ。
エダはいつだって俺にあまくて、やさしい。理由を聞いても、答えはいつだって決まっている。俺を愛しているから、そして俺に愛されたいからって。彼女のそういうところも好きだ。
昨日も、今日も、デートできてうれしい。きみとであってから、俺はずっとしあわせだ。ありがとう、大好きだよ。
彼女はいつだって俺のことを気にかけてくれる。愛しているからとうぜんだとほほをなでる彼女の指は、あたたかくて、まるで指先から愛情があふれてくるみたいだ。
彼女は未来のはなしをたくさんしてくれる。明日も、明後日も、それから先だってずっと一緒なんだってことを毎日おしえてくれるみたいに。どんなにゲームで引きはなされていたって、おたがいだけを考えている。たいくつでつまらない時間をおえて、部屋にもどって抱きしめあえたら、ようやく息ができる気がするんだ。出会ったときよりもっとずっと、俺はきみなしの世界なんて考えられないんだって強く感じる。
エダ。俺の大切で、大好きなお姫さま。なにがあっても、この手はずっとつないだままだ。
エダの寝顔が好きだ。優しくて意志の強い女性のまなざしは、まぶたが落ちていて見られないけれど、そのかわりに長いまつげや、唇のすきまからもれる吐息の熱さ、ベッドにちらばったきれいな髪をからまないように指でとくことだってできる。
ただ、あんまりずっと眺めていると、遅くまで起きていたんじゃないかって彼女に心配をかけてしまうから、やっぱり一緒に眠るのがいい。あたたかくてやわらかい、俺だけの。
そういえば、エダには言っていなかったはずなのに、とっくに見つけられていたのを思いだす。彼女の日記にふせんをつけていたこと。面と向かってる伝えられたのは、すこしだけはずかしい。でも、なにひとつだって取りこぼしたくないって彼女の気持ちがつたわって、胸があたたかくなる。やっぱり俺は、いつだってエダのすべてが好きだ。もちろん、そう感じさせてくれるのは、彼女のおかげなんだけど。
デートのさんだんも、はやく立てなくちゃ。
今日もエダが好きだ。毎日好きがふえる。