スレ一覧
┗78.荼毒の廻瀾による享楽的濁穢について。(8-12/37)
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12 :
H/u/g/o(O/F/F)
2021/12/07(火) 07:43
ぼくはボールがほしかった。
ねえパパ、しってる?
クレヨンじゃなくて、クルマのオモチャじゃなくて。
パパとあそぶためのボールがほしかったの。
ねえ、パパ。
バットだけじゃぼくとあそべないよ。
グローブとボールがなくちゃあそべないんだよ。
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11 :オ/ー/ル/マ/イ/ト(M/H/A)
2021/11/30(火) 07:01
君がいつか私から離れていく時、私はどんな言葉を掛けてやれるだろう。私の背が不要となった時に、君はどんな感情で私を振り返るのか。なに、怖いわけじゃないよ。生徒の成長は何よりも嬉しいものさ。それは変わらないんだ、もちろんだとも。
それでもこの寂しさを、この得も言えない虚無感を、 世界はどのように見ているのだろう。いつも私の前には立ち塞がる敵しかいなかった。前を走る者はいなかったんだ。それがどうだ、今や私と並ぶほどに君は成長した。その喜ばしい現状が、私はとてつもなく寂しいのさ。
大丈夫だぜ、少年。君は後ろを振り返らなくて良い。もし振り返ってくれたその時は、君に美味しいカツ丼をプレゼントだ。
平和の象徴は、笑っていなくちゃな。
さあ行ってこい、ヒーロー。
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10 :ホ/ー/ク/ス(M/H/A)
2021/11/25(木) 06:52
ああほら聞こえるかい?カナリヤの声だ。
自由を謳うカゴの鳥の唄。まるで鈴のような声だろ?
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9 :
緑/谷/出/久(M/H/A)
2021/11/24(水) 18:34
全部に全部手を伸ばしたら、いくつこの手に掴めるか。
掴んだものを全て救けられるのか。
僕にはまだ分からないけど、掴んだものを救けられないなら、それはきっと見捨てるよりも惨いことなんだと思うよ。
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8 :燭/台/切/光/忠(刀/剣/乱/舞)
2021/11/14(日) 13:45
大好きなものだけに囲まれて過ごしたら、全部ぜんぶ嫌いになった。甘やかな大福、加々阿という豆を挽いて砂糖を混じえてそれを牛乳に溶かした温かな飲み物。政宗公の味を忠実に再現したずんだ餅、甘さを洗い流す苦味の強い抹茶。畳の香り、柔らかな布団。
僕のために誂えた一室に閉じ込められて、徐々に心を侵していく。藻掻いても足掻いても抜け出さない安寧は、確実に僕を飼い殺す。
呼吸すら儘ならないその日常の中に舞い降りた君に手を伸ばす事が出来なくて、ああ窒息するんだと覚悟を決めた僕を救い出したのは、やっぱり君だった。ほら、ね?君は僕の英雄なんだよ。
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