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┗891.とりごや(84-88/98)
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88 :
燭/台/切/光/忠(刀/剣/乱/舞)
2025/03/22(土) 20:02
「花はみな」、
「抱/擁 だ/け/ど/抱/擁/を/解/か/れ/て/か/ら/が/む/し/ろ/花/だ/と」。
今日は貞ちゃんと一緒に、菜の花畑に出かけてきたよ。空もきれいに晴れていたし、すごく楽しい時間を過ごせたけど……なんだろう? いや……、……。多分、歩き疲れているだけさ。
この際だから、言っちゃおうかな。ねえ、春ってさ。言っちゃ悪いけれど、ちょっと鬱陶しくないかい? まるで「さあ、歩を進めてみようじゃないか!」って雰囲気で、背中を後ろから押してくるような……この季節に特有の、うっすらとした押しつけがましさ! なんだかなあ。僕はね、自分のペースで歩くし……立ち止まるし、寄り道もするよ。Uターンする日もあるし、ただ座ってのんびりする日もある。僕なりのやりかたってやつがあるのさ。だからね、変に焦らせないでほしいなって。そう思うんだ。
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87 :
燭/台/切/光/忠(刀/剣/乱/舞)
2025/03/21(金) 09:40
「濾/過/し/て/も」、
「あ/な/た/は/残/る 歳/月/に/溶/け/込/み/過/ぎ/て/分/離/で/き/な/い」。
「犬と猫、どっち派?」っていうトピックは、世間話にちょうどいい話題のひとつだよね。鳥派になる前の僕は、だんぜん猫派だったんだ。距離のとっても近いような付き合いかたが、あんまり得意じゃなくてさ。ひとを全力で求めてくれる生きものには、こちらも全力で応えてあげなきゃいけない気がしてこないかい? だから、どちらかといえば……クールでドライなほうが、ねえ。個刃的には接しやすくて、気が楽だなって思っていたんだ。……思って、いたんだ! 最初は小鳥だって、さかなくらいの温度感かなって……楽観視していてね。だけど、実際のところはこうだろう。命がけで愛してくるんだから、はじめのうちは参ってしまったよ。
それこそ、ノイローゼみたいになっちゃってさ。はたして君にとって、僕はふさわしい男だろうか? 同じくらいの愛情を、どうしたら返してあげられるんだろう? そんなふうに、来る日も来る日も悩んでいて……ほんとうは今でも、正解なんてわからないんだ。いつだってフルパワーの熱量を向けてくれる君に対して、つねに百パーセントで向き合えている……とは、どうしたって言いきれないしね。それでも……僕は君のこと、うんと愛しているんだよ。僕にとっては、世界でいちばんにゴージャスな女の子なのさ。たったひとつの、僕のすべてだ。
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86 :
燭/台/切/光/忠(刀/剣/乱/舞)
2025/03/21(金) 09:40
いのり。
微熱だ! やるべきことが山積みだった……とはいえ、ちょっと張り切りすぎちゃったかな。太/刀の僕でも、体力がさすがに追いつかなかったみたいだ。前触れもなしに……ものごとの全部が面倒くさくて、無意味なように感じられてきてさ。もう何もかもがうんざりだとか、そんなふうに思いはじめてしまったら……僕の場合、まずは体温を測ってみたほうがいいね。
それもこれも、明日の憂うつな予定のせいなんだけど……君の生命がおびやかされやしないか、もう今晩からひやひやしているよ。もし明日の朝の時間が、君と過ごす最後の時間になってしまったら? ああ、わかっているさ。そんなふうな事故は、ほとんど起こりえないってことはね。ただ……君も知っての通り、僕ってものすごく心配性なんだ。それはもう、ものすごく! 現にいまも、どうしようもなくペシミスティックな心地で……うっかりするとすぐに、気分が塞いでしまいそうだよ。神さま……僕らのような下っぱじゃなくて、もっともっと偉い神さま! どうか、どうか……僕の愛する彼女に、何事も起こりませんように。つつがなく一日を終えられますように。僕はここのところ、連日がんばっていたからさ。このがんばりを、どこかから見ていてくれたなら……僕らの愛を守るために、すこしだけ力を貸してください。
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85 :燭/台/切/光/忠(刀/剣/乱/舞)
2025/03/19(水) 09:10
インテリア。
私室の掃除や模様替えをして、ひと振りでてんやわんやしている一日だったな。室内の新しいレイアウトは、どうやら君のお気に召したみたいだね。うれしいなあ! これからも僕らの快適を、少しずつ追求していこうじゃないか。
それにしても、君のために用意した場所では、ほとんど遊んでくれないよね。いや、いいんだ! こういうのって、ほら……もはや、そういう「お約束」だからさ。いわば、僕らの恒例行事だよ。だからね、いいんだけど……ねえ、どうして? どういうわけで君は、兵法書の上を……たのしい遊び場として、気に入ってくれてしまったんだい。分厚くておおきな本の上に、とってもちいさい君がちょこんと乗っているさまは、信じられないくらいにかわいらしいんだけどさ。その書物はね、僕のなかではけっこう……大事なものの部類に入る。うん、そういう……物体なんだよ。だから、なるべく……そう、可能な限りでいいんだ。できればそのあたりは、あんまり。あんまり、かじらないで!
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84 :
燭/台/切/光/忠(刀/剣/乱/舞)
2025/03/19(水) 09:09
まひる。
近ごろは夕刻になってもまだ、外がずうっと明るいままじゃないかい? ついこのあいだまでは、日なんかすぐに沈んでしまっていたっていうのにさ。いくさ場から帰還するときにはとくに、なんだか不気味な感じがして……気持ちが落ちつかないや。ちょっと格好悪いけど、こればかりはしかたがないよね。たとえば話に聞く、白夜だとかのタイミングでも……外つ国の人たちは、こんなふうな気分になるのかなあ。
いかり。
任/務絡みの用事があって、僕らの部屋を訪れた男/士……ここでは当人の名誉のために、相手がだれとは明言しないでおこうか。そのかたなが君のほうを見て、「おれに懐いたら、連れて帰っちゃおうかな」って、冗談っぽく言ってきたとき! ねえ、君も聞いただろう? 僕……思いっきり、眉をひそめたくなっちゃったよ。彼なりの表現で、親しみを込めたジョークなんだってこと……僕も一応、わかってはいるつもりだからね。表情筋にきちんと言うことを聞かせて、その場では笑顔を保っていたけどさ。思い出すだに腹が立つよ。ああ、なんたる侮辱!
第一に、僕は君のことを……自分に懐いてくれているからって理由で、愛しはじめたわけじゃない。そんなふうな見方は、僕の愛に対する冒涜だよ! 第二に……僕の同意を得ずに、君を勝手に連れだそうとするなんて! 所有者である僕の意思を、無視しているのはもちろんのこと……君自身の意思の存在だって、まるきり無視しているじゃないか。せめて君がどうしたいかってところを、ヒアリングしてから決定するべきじゃないか? まるで君がいのちを有していない、おもちゃかなにかみたいな言いかたでさ。まったく、ふざけるのもたいがいにしてほしいよね。第三に……ああ、だめだ! このままだとマシンガンみたいな勢いで、愚痴を書き連ねちゃいそう。ストップ、ストップ! 今日のところは、このあたりでやめにしておこう。
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