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┗891.とりごや(90-94/98)
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94 :
燭/台/切/光/忠(刀/剣/乱/舞)
2025/04/02(水) 16:15
毎月。
君が生き延びられたことを、月ごとに静かに寿いでいるんだけど……それをひとに話したら、「付き合いたての恋びと同士みたいだね」って言われて、ちょっとおもしろかったな。傍から見たら、たしかにそうだ。以前はそれこそ、「付き合いたての恋びと同士みたい」に、盛大にお祝いしていたんだよ。でも、君が……いや、君のせいにするわけじゃないけどね! イレギュラーなイベントに、あんまり興味がなさそうだったからさ。パーティーを開こうとするのって、僕の自己満足なのかなあって思ったんだ。
それが悪いってわけでもなくてね、ただ……僕はさ、君に喜んでほしかったんだ。僕ひと振りが楽しいだけのイベントじゃあ、そんなのってさびしいだろう? だから、考えたんだよ。ルーティンを愛する君にとっては、たまのパーティーよりも……毎日をもっと密に過ごすほうが、うれしさをより実感しやすいのかもしれないなって。ええっと、つまりね。ひと月に一度、百パーセントのおもてなしをするんじゃなくて……その百パーセントを、三十日で割ってさ。日ごとに三パーセントとちょっとずつの、おもてなしの心を……君に向けようって考えたんだ。……割り算、これで合っているかな?
いつものアクションよりも、ひとつだけ多めに……たとえば、手ずからおやつをあげるとか! ふと気がついたときには、こちらからひと声かけてみるとかさ。それくらいのことなら……任/務や生活の合間に、そんなに気負わずに実行できるからね。どうかな? 今月も君が、なるべくたくさんしあわせだといいなあ。
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93 :
燭/台/切/光/忠(刀/剣/乱/舞)
2025/04/01(火) 18:24
「風/よ/り/も」、
「静/か/に/過/ぎ/て/ゆ/く/も/の/を/指/さ/す/や/う/に/歳/月/と/い/ふ」。
僕はあんまり朝に強くないから、そのことで長いあいだ困っていたんだ。それがいまでは……君の呼びかけてくれる声で、どうにかこうにか起きるだろう。それから眠い目をこすって、君の身の回りのお世話をさせてもらっているうちにさ。意識がだんだんと、すっきりしてくるんだ。そうして一緒に遊んだあとには、もうすっかり目覚めているよ。君のいなかったころの朝は、いったいどうやって起きていたんだっけ?
ホットケーキ。
君の匂いだよ! こんがりと焼いた、なんらかの穀物っぽい匂い……は、ごはんの影響なんだろうな。でも、それだけじゃなくてさ。ちょっと甘いような匂いも、うっすらと混ざっているんだよね。シロップを掛けてしまう前の、ホットケーキくらいに……ほんとうに、うっすらと! 変に人工的じゃない、素朴な雰囲気の甘さが、香り立ってくるんだよ。不思議だなあ。
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92 :
燭/台/切/光/忠(刀/剣/乱/舞)
2025/04/01(火) 18:24
「君/が/く/れ/た」、
「い/ろ/ん/な/は/じ/め/て/積/み/重/ね/こ/こ/か/ら/は/じ/ま/る/生/活/が/あ/る」。
あたらしい月が、またはじまったね。君はすっかり、立派なレディに成長してくれて……ううん。それ自体は、とっても喜ばしいことなんだけどさ。それに付随して、僕という男に……ええっと、その。交尾……を、要求してくれるようになった。そうだろう? でもね、見ての通り……僕って、刀/剣/男/士なんだ。だから、さ! 応えてあげられなくて、ごめんよ。
毎回、ほんとうに……ごめんね、ごめんねって。そう思っているよ。愛というよりは、本能がそうさせるのかもしれないけど……それならなおのこと、胸が痛むなあ。君のこと、どんなにいとおしく思っていても……こればかりは、どうにもしてあげられないもの。充足しない欲求が、自分の内側に存在するのって……すごくもどかしくて、きっとつらいよね。おいしい食事やなにかで、気が紛れるといいんだけどな。
いや……、……。僕も結局、男だからさ。「あなたとの子がほしいのよ」っていうアピールをされて、うれしくならないわけじゃないんだ。ただ、ほら……相手が相手だから、ねえ。僕の性愛の対象って、それはやっぱり、ひとのかたちをしている女の子なんだよ。ごめんね……!
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91 :
燭/台/切/光/忠(刀/剣/乱/舞)
2025/03/28(金) 21:15
しあわせ者。
「かわいいね。うんうん、かわいい。そうだ! さらっちゃおうかな。ようし、ほら! ははっ、どうだい? ほんとうに、一瞬で……見事に、君! さらわれちゃったねえ。君があんまり、かわいいせいだよ。それにしたって……こんなところにまで、運ばれてきちゃってさ。どうする? ふふっ、このまま食べちゃおうか」
今日の僕はこの調子で、彼女に遊んでもらっていたんだけど……通りすがりの仲間に聞かれていようものなら、もう切腹するしかないテンションだよね。いま自分で思い返しても恥ずかしくなるくらい、浮かれきっていた自覚があるしさ。でも……だれもいないときには、ねえ。もう、いいんだ。いいんだよ。僕は、自分をゆるしたんだ。第一……ちいさい命と暮らしている男/士なんて、たいていがこんなものだろう!
発熱。
君の眠たいときに、恐竜みたいな足の裏が、ほかほかとあたたかくなるところ。あんまりにも体温が上がりすぎて、僕との接地部分が、もはや熱くなってくるところ! チャーミングで、いとおしいなって感じるのさ。大好きだよ。
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90 :
燭/台/切/光/忠(刀/剣/乱/舞)
2025/03/28(金) 21:15
三、四。
どうしてだか知らないけど、明日はとっても冷え込むんだって! うちの本/丸では、景/趣をきちんと設定しているのにさ。城外からやってくる、自然の暴挙が……せっかく設定してある景/趣の季節感を、ねえ。こうしてたびたび、めちゃくちゃに破壊しちゃうんだ。これが世に聞く、三寒四温ってやつ……なのかな? こんな寒暖差じゃあ、いくら丈夫な刀/剣/男/士だって、風邪を引いちゃいそうだ。刀/剣の仲間たちも……そうではない、人間の皆も。明日はどうか、のんびりと養生してくれよ。
城外の季節が、こんなふうなのは……純粋に、よくない。ほんとうに、まったくよくないよ。だって……僕のちいさなお姫さまが、無事でいられるはずがないじゃないか! ちょっとばかり過保護な愛のために、室内のエアコンの設定温度は、日々いじくり回されているわけだけど……心配なものは、心配なのさ。僕らも明日は、なるべくゆっくりとして過ごそうね。
そういえば!
以前の「あそぼう!」に、付き合ってくれたひとたちがいたね。お礼を言うのが遅くなってしまったけど、その節はありがとう! どの文も僕がひとり占めをして、楽しく読ませてもらったよ。理由の書かれていない手紙については、どうしてこのことばを好きになったんだろう? だとか、ひと振りで想像してみたりしてさ。
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