日記帳 【壱】
┗212.[〆]ヒガンバナ(41-45/114)

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45 :狛/治
01/10(月) 14:11


四十三日目

髪を切ったアイツと肌を重ねた。

よく見えるようになった首筋から
漏れ出る色気が堪らなくて
思わず息が止まる。

身体のあちこちに所有の象徴を刻まれると
この上ない幸せが立ち込んだ。

とても満たされた。
遅くまでありがとう。



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44 :狛/治
01/09(日) 08:52


四十二日目

向かい合って会話をすると
時折、言葉にならない間合いがあって

ようやく口から振り絞った言葉よりも、寧ろ
その合間に浮かんだ感情こそ
本質ではないかと思う時がある。

何を言いたいかというと、
俺はきちんと見ているから。

困ったときも、戸惑ったときも、
安心して身を委ねて欲しい。



それにしてもお前が黙るのは
照れている時が多いよな。



どうしたものか。
蜂蜜漬けにした両手を舐めて
冬眠する熊の愛らしさが
頭から離れない。




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43 :狛/治
01/08(土) 21:17


四十一日目

目が合ったから、アイツの髪に触れると

俺の髪を撫でるアイツが
”同時に同じ事をした” と嬉しそうに笑う。

相変わらずふにゃふにゃしているなあ。
俺はこの瞬間がとても心地いい。



”本当に似た者同士だよなあって感じた”


ああ。いよいよ熟年感が出てきた。


…………
” 髪に触れたくなるのは
慕情によるものらしいぜ”






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42 :狛/治
01/07(金) 08:31


四十日目

どうやって言葉に残そう。

よかったらページを埋めるのを
手伝ってくれないか?

お前は想像力が豊かだから、
こういう類はきっと俺より得意だろう。



極上の酒をありがとう。
例のグラスで乾杯しよう。




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41 :狛/治
01/06(木) 10:59


三十九日目


雪が降ると、アイツの顔が見たくなる。

淹れた珈琲が酷く不味かった朝も。

きっときっかけは何でもいいんだ。
いつもと違う出来事に笑うアイツが
心から愛おしい。

お前も同じだろうか。
此方は雨が止んだよ。



さて。
珈琲作りに失敗した俺は口の中がとても苦い。
甘い口直しがしたいのだけれど。



昨夜は子守唄をありがとう。
愛しているよ。




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