日記帳 【壱】
┗212.[〆]ヒガンバナ(36-40/114)

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40 :狛/治
01/05(水) 06:10


三十八日目

俺はアイツのことを
とても愛おしく思う。

昨日は会話の中のふとした瞬間に
独占欲が立ち込んで
酷く乱暴に犯してやりたくなった。

誰のものか知らしめたい。

俺のものだと安心したい。

週末に肌を重ねる約束をしているが
俺は待てるだろうか。


待たなかったらごめん。




湯上がりに首に噛み付いたとき
本当に喰ってしまいたかったんだ。


…………
戦車の安堵に包まれてよく寝られたが、
あまり逞しさを褒めると
弱さを見せづらくなるだろう?
だから、ここで密やかに。






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39 :狛/治
01/04(火) 08:56


三十七日目

初夢は散々だった。

暗く息苦しい場所で
誰かの気配が傍にあって
”ああ、殺される” と思ったところで
目が覚めた。

縁起の悪さに溜息しか出ず
誰にも言わずに
このまま忘れてしまおうと思っていたら

昨日、不意にアイツが
俺を殺した夢を見たと言った。


不思議だなあと笑い合ったら
もう、運の悪さを感じなくなった。



忘れようとした記憶なのに
お前が関わると記念に変わる。



死ぬほど好きだし、
死んでも愛しているよ。


…………
” 君のいない世界で生きたくない”

ありがとう。
幸せだった。





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38 :狛/治
01/03(月) 00:24


三十六日目


大いに笑った一日だった。
朝から晩まで笑っていたんじゃないだろうか。

きっと今年はいい年になる。

賑やかな面子に改めて感謝を。



新しい時短方式をなんと名付けよう。

"春画起こし"

成程、いい。


…………

"困った俺の可愛い子犬ちゃん"


お前はキザな台詞が似合うなあ。





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37 :狛/治
01/02(日) 01:29


三十五日目

お前が笑っていないと俺は落ち着かない。

感情が揺れた時は
また一番に俺を頼って欲しい。

もし、この先いつか、
想いがすれ違って
俺の声が届かなくなったとしたら

此処を覗きに来い。

この場所はお前を想う気持ちで溢れているから
愛されているなあ、と実感して

またふにゃふにゃ笑って欲しい。




アイツの腕枕で初めて寝たら
息の近さに気分が甘く染まった。


…………

新年早々泣かせてしまった。
二度と過ちを繰り返さないように
戒めとしてここに記す。







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36 :狛/治
01/01(土) 00:04


三十四日目

新年を迎えたと同時に顔を向き合わせる。

改まった挨拶を同時にしたら
仲の良さを痛感して、

夫婦のようだと互いに笑った。

俺の初笑いを奪ったと主張するアイツが
去年と変わらずふにゃふにゃと笑っているのが
とても心地いい。


あけましておめでとう。
今年も、来年も、末永くよろしく。


…………

” 初夢は是非俺を呼んでおくれ…
俺も君の夢が見たい。”

─ 是非そうしよう。
今夜は夢で待ち合わせだ。





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