日記帳 【弐】
┗46.水面に沈む、唐紅(176-180/189)

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180 :煉_獄_杏_寿_郎
05/12(水) 00:53



幸せ過ぎて言葉にならなかった。夢のようで、でもこの帳面を開く度に、君からの言葉が残されていて……嗚呼、これは紛れもなく現実なのだと――そう実感したはずなのに、上手く言葉に出来なくて。こんなにも君が好きなのに、言葉に出来ない事が増えていく。今まで色々な言葉で記してきたけれど、どうしよう?

君が大切に綴ってくれていたのも、俺の為に美味しい茶碗蒸しと大学芋を作ってくれたのも、本当に嬉しかった。薄々はこの二つを作ってくれるのかもしれないって思っていたんだ、先日に俺が食べたいって言ったのもあるし、大学芋の好みも同じだなって話していたから。声を掛けて貰いながら出来上がるのを待っていて、その時にな?ちょっと待ってろって言ってくれて、それもすごく嬉しかった。調理の合間に声を掛けて貰えて、君が席を離れるとそわそわ待ち構えていて。すごく楽しかった、愛しい人が自分の為だけに料理をしてくれている、こんな幸せなことがあるのかって。普段だったら何を作ってるんだってついていって、後ろから覗き込んだり、構って貰おうと仕掛けたり、皿を出したり洗い物をしたりのお手伝いをしたりも出来たのだが、誕生日にって作ってくれていたからついていくのはやめていた。ただ、今度何かを作る時は一緒に居るのもいいなって思ったんだ。もっと心がほかほかになる気がして。してもいいだろうか?
食べた時も勿論すごく美味しかったのだが、口に入れた瞬間に幸福感でいっぱいになって、強烈に嬉しい!って感じた。不思議だろう?味覚云々よりも心で味わってしまったような、……わかってくれるか?次の瞬間に、あの日俺の握り飯を頬張って眩い笑顔を見せてくれた君の可愛い顔が浮かんできて、同じような気持ちになったのかなって思った。こんな風に嬉しかったんだろうなって、愛おしくて溢れてしまいそうになった。君は俺が食べるところを見守ってくれて、またあの眩い笑顔を向けてくれた。この先ずうっと誕生日には、俺にまた手料理を振舞ってくれて、気持ちをこれでもかと込めて大切に祝ってくれるのだろう。そして俺も、いつもの握り飯を君に振舞って、君への愛と感謝の気持ちを綴った手紙を贈るのだと思う。


宇_髄、毎日ありがとう。

嬉しいしか上手く言えなかったけど、きっと君なら俺の気持ちもわかってくれているのだと思う。俺の心がそう感じている。

これからも変わらない二人で、幸せな毎日を過ごしていきたい。


宇_髄、愛してる。

君は最高だ!!



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179 :宇_髄_天_元
05/10(月) 00:41

煉_獄、お前の大切な場所少し借りるぞ。手紙を書くと約束してから随分と待たせる結果になっちまったが、折角ならこの日にと筆をとることにした。直接伝えんのはいいが、手紙となるとどうすりゃいいか、筆が空中を行ったり来たりしちまってる。つまりは大目に見てくれると嬉しい。伝えたい事は常日頃伝えてはいるが、お前はこの秘密基地でも俺への思いを残してくれてるだろ。俺はそれが前から少し羨ましくてよ。俺もお前と出会う前から今までの心境の変化を見てみたかった。お前と出会う前の俺はどんな日々を送っていたか。あー……いや無理だ。考えただけで辛ェ。この話はこれで終いだ。と、お前に向けた手紙なのに寂しくなってたら世話ねえな。まずは、


煉_獄、誕生日おめでとう。


今日は何をしても許される日だ。思う存分我儘を言って欲しい。……俺と一緒に過ごせるだけで十分幸せだ、ありがとう。と微笑む姿が目に浮かぶ。お前の声や表情がどの瞬間も愛おしい。朗らかに、豪快に笑う声。飯の話をする時の嬉しそうに弾んだ声。俺が話すこと一つ一つに反応し、驚いたり、感心したり、時に優しく俺を気遣ってくれたこと。俺が苦しい時には瞳を曇らせ、自分のことのように怒り、苦しみ、そして励ましてくれたこと。お前らしい細やかな心配りがあまりにも温かく、心地よかったこと。蕩けそうなほどの口づけや、あまい息づかい。きよらかな、陽だまりのような温もりが心をふんわりと照らしてくれた。ゆっくりと俺の心がお前とおなじ温度に変わっていくあの感じが心地よくて、何よりも好きな温もりだ。お前は強い。肉体も、精神も。それは俺だけじゃねえ誰しもが認めるところだろうな。けどお前だって足を止めたくなることも、誰かに縋りたくなることもあるわけだ。全力疾走して疲れたら喉も乾くし腹も空くように、お前の精神だって休みが必要なはず。お前がぶっ倒れねえように直ぐに手を伸ばせば届く距離に必ず俺はいる。横や前後だけだと思うな?上からも下からもどんな所からも現れてやるさ。お前のことは俺がずうっと支えるし、俺のことはお前がずうっと支えてくれる。『同じぐらい』が好きな俺とお前だからこの先も同じ気持ちで共に生きていこう。大好きな煉_獄、俺と出会ってくれてありがとう。ずうっとずうっとこれからも傍に。



0510。愛する恋人の生まれた素敵な日。

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178 :煉_獄_杏_寿_郎
05/06(木) 03:14



今朝の事を少し、書いておこうと思う。俺は君と迎える朝が一番好きだ。元々朝が一番好きな時間帯でな?早朝は直ぐに外に出たくなる。一日の始まりだからか、昔から特に朝が好きで、そんな好きな時間に大好きな恋人が傍らに居て。……つまり、とても浮かれていたのだ。あの妙なふわふわ感は眠いからではなく、はしゃいでいただけなのだ。寧ろ、とても好きな時間に突入してしまって目は覚めきって、今にも朝の散歩に出掛けるか鍛錬でもするかとかの瀬戸際でな。そんな調子の時に外で小鳥たちがピチピチとおしゃべりを始めて賑わってきたのだ、俺の楽しい気持ちが鳥を呼んだのかと思ったくらいの絶妙な頃合でな?それもとても楽しくて、直ぐに報告をしていた。俺も布団から飛び出したいくらいだったのだが、そこで突如として野良烏がそれはそれはすごい勢いで鳴き倒したのだ。新しい感じの伝令なのかと要の姿を探してしまったが、本当に関係ないやつでな。ただあまりにその烏がえらいこっちゃしていたので、それまでのわくわく楽しい気持ちが一瞬で鎮まり、直ぐに俺は決意した。寝よう、と。
以上が、今朝の野良烏えらいこっちゃ事件である。しかし、あの鳴き方は心配になる、何か酷い目にでも遭ったのかと。鳴くのもいきなりで、止むのもいきなりでな。何事もなくあの子たちが元気に羽ばたいているといいな、小鳥は雀じゃない方の子がどこの子かわからなかったな。途中から参加した雀の声はわかったのだが、その時に俺はあまり鳥の鳴き声も知らないのだとわかったのだ。君はわかるか?俺は自分と関わりのあったものや印象深い存在は記憶出来るのだが、何分そちらはなあ。俺が好きな動物も犬だし、日常的に触れ合う事もない。

だが、微笑ましいからこういうのも悪くないな。


さて、恒例の宇_髄の話でも。毎日愛おしくて胸がきゅってするし、幸せで仕方がなくて、常に感謝の気持ちでいっぱいだ。それは直接伝えてはいるけれど、それでもまだ伝え足りない程だ。こんなに愛しい者が居て、同じように愛し合えて、幸せでないはずがないのだ。君が生きているだけで俺は幸せで、今でもこれでもかってくらい好きなのに、どんどん好きになってしまう。本当に不思議なくらい君のことが好きなんだ、何を見ても好きだと思う。君のやさしい言葉遣いも大好きでな、俺が心配しないようにって何気なく教えてくれることが嬉しくて、それだけでも堪らない心地にさせられる。
元々、ありがとうとかのやさしい言葉が好きなのもあるが、俺だけにコソッと教えてくれる君のことが嬉しい。だから、ではないのだが、俺も君には自分のことをよく話す方だと思う。俺が嬉しいと感じるように、君も俺のことを知れたら嬉しいって感じてくれるのがわかるから、君だけにこっそり教えている。
俺は毎日こんなに幸せなのだから、君から貰う幸せも共有したいんだ。だから多分、こうして筆をとるのが好きなのだと思う。前は君が読むとは思っていなかったけれど、君に向けて俺の幸せな気持ちやありがとうの気持ち、そして何より溢れて止まない愛情も、君とだから共有出来るんだ。俺がふわっと感じたままの感覚?とかを言葉にしても、君はわかってくれる。それも嬉しいんだ……心が君と繋がってるのを俺の心は知っているけれど、ちゃんと君のところに繋がってるってわかるのも堪らなく嬉しくて。結局また、同じことばかりを繰り返してしまう。嬉しい、愛しい、幸せ、大好き、そのどれもが目一杯の俺の気持ちだけど……まだまだもっと、ずうっと、伝えたくて。最近はいっぱい名前を呼んでしまう。全部の気持ちを込めた集大成の魔法の言葉みたいでな?呼ぶと、胸がぎゅってする。全部がぎゅうっと胸の中に集まって、それが君の心まで元気に飛んでいくみたいで、君の名前を呼べるのもうれしいんだ。

宇_髄、大好きだよ。たくさんの愛しい気持ちをこれでもかってくらい詰め込んで、君の心に投げ掛けている。ちゃんと、届いているだろうか。半年の自主研究の結果、君の名前が最上級の求愛言語ではないかと、俺は認識している。

宇_髄!う_ず_い!
ほら、な?

好きよりもっと、届く気がする。そうだといいな、



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177 :煉_獄_杏_寿_郎
04/24(土) 18:27



好きな気持ちや恋しさなど、なんかもう色々なものをぎゅっとした音が、君の名前なのだと思う。だから一等紡ぐのが好きで、直ぐに君の名前を呼びたくなる。任務が終わり、疲弊して腰をおろしたくなる時も、もう終わったとなれば帰るだけだ。君に一秒でも早く会いたくて身体も軽くなる。だから直ぐに駆け出してしまうこの癖も、直る見込みは無さそうだ。帰ってくれば愛しい恋人がおかえりを言ってくれる。どこから飛び付いても受け止めてくれるのだ、良い男が過ぎるな。意味もなく飛び付きたくなるのだが、わかっているのか?
宇_髄の腕の中は包まれている安心感があって、あたたかくて優しい音が聞こえてきて、すごく落ち着く。声も勿論好きだし、聞いていると落ち着くのだが、心音が特に好きでな。俺が宇_髄のことが好き過ぎてどきどきする時も、不思議なことだが同じ音になっているように思える。同じというか、聞いている俺の鼓動が真似っこしたのか、鼓動が重なる時も堪らなく幸せで。きっと、俺よりも宇_髄の方がこれは感じているのだと思う。

愛しい音が既に恋しいが、ついでに最近の事も書いておこう。先日恐らく初めて手の甲に口付けをされたと思う。慣れない仕草もそうだが、どこか恭しい感じが擽ったくて、でも君は何をしても様になるから感心していたんだ。ただ、その後も指に唇を落とされるものだから、少し妬けてしまった。口恋しいのに、一番最初に触れるのは違うところだ。それが嫌なのではなくてな、口恋しいからくちとも仲良くして欲しいと我儘を言ったけれど、あっさり受け入れて貰えた。まだ何かを欲しいと願う事にも慣れていなくて、いちいち訊いてしまうのだが、君は優しく受け止めてくれる。誕生日に何が欲しいか訊かれた時も、君以外を欲しいと感じないものでな。君を祝った時を思い出して、手料理が食べたいって伝えたんだ。君の生まれた日を祝えて本当に幸せで、嬉しくて堪らなかったから、同じように祝って貰えたらなって思った。いつもは気にならないから忘れている自分の誕生日も、こうして愛しい恋人に気に掛けて貰えるなんて思ってもいなかった。恋人がいる生活ってすごいな?幸せ過ぎる。

あとは宇_髄から報告を貰って一安心して、また一緒に頑張ろうって気持ちになった。この頃はまた疲れが溜まっていて身体も辛かったのだが、いつも通り乗り切れたのも君のおかげだ。いつも支えになってくれて、ありがとう。身体をほぐしてくれると言われたので、それを楽しみに毎夜柔軟をしながら寝掛けている。髪を乾かしている間にあちこち伸ばしたりしているのだが、この時間が一日で一番眠たいな!?変な体勢でうとうとしているからそのまま力尽きる前に、ちゃんと布団の中に収まってはいる。これはもうあれだな、布団に入りながらの方がいい気がしてきたな。そんなこんなで、身体がガッチガチだ。疲労は多少抜けてきたので、もう一息頑張りたいな。この頃うっかりしているので非番の報告も早目にしようと思う!次に話そうと考えていると言えずに時間が経つので、ちゃんと添えるようにする。いつも突然知らせるから驚かせてしまっているからな、気を付けよう。

そんな感じだな、とりあえずいつも通り宇_髄が恋しい。早く会いたい、……恋しいなあ、会いたいなあ。毎日ずうっと大好きだ。

今日も、君だけが眩いほどに輝いている。



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176 :煉_獄_杏_寿_郎
04/19(月) 00:00



君と過ごすようになってから、本当に毎日が幸せで溢れていた。穏やかであたたかくて、何よりも優しくて、愛おしい……君に恋をしているのだと自覚をするより早く、君は一瞬で特別な存在になっていた。
他の誰を見ても感じたことのない、惹き付けられる何かがあって、でも初めて会ったような気もしていないくらい、どこか懐かしかった。一緒に過ごす時間はいつも楽しくて、童心に返ったように胸が弾むようで、それは今も変わらない。俺にとって、君ほど魅力的な人は知らないし、きっと誰を見ても変わらないのだと思う。それが君ではないのなら、俺にとって特別ではないのだから。

この頃は、君の存在そのものに感動してばかりで、目頭が直ぐに熱くなってしまうんだ。何よりも大切で、誰にも渡せない俺だけの宝物。君が俺だけの男なのだと言葉でも知らされるのも堪らなく嬉しい、同じなのだと聞く度に実感するから好きなんだ。俺の全ても君だけのものだから、気持ちだけじゃなくて、色々なものが同じなんだと感じられて嬉しいよ。鏡のようでもあるし、この想いを秤に乗せたらぴったりと釣り合うような、そんな確信もある。

君とだから同じなんだと思える。
心で感じられるから。

毎日が特別な一日のように感じられる君と過ごす日々は、何よりの糧になっている。君が居てくれるから生きられる。

出逢ってくれて、本当にありがとう。


愛してる。
君だけを、ずうっと。

君がくれるものは、本当に沢山ある。俺だけを愛してくれるその心も、眩い笑顔も、共に過ごす大切な時間も、優しく包み込んでくれる体温も、心地好い心音も、細やかな気遣いで癒してくれる気立ての良さも、愛しい音が紡ぐ言葉も……どれも、本当に嬉しい。最近は、君の気持ちが特に嬉しいんだ。俺の疲れを癒してやりたいと考えてくれたり、そういう優しいところが大好きで。君の心に触れる度に『君を好きになってよかった』って思うんだ。こんなに素敵な人だから好きになる事は必然だったとしても、何度だって感謝するのだろう。

君の存在そのものが俺の世界の中心であり、奇跡なんだ。
愛しい愛しい、俺の奇跡。


宇_髄、幸せにしてくれてありがとう。
幸せで居てくれて、ありがとう。

これからも幸せな二人で居よう、ずっと。ずうっと。



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