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180 :
愛読者
2009/04/26(日) 13:44:33
>>179、おっさん遂に動いたー!
いつも、更新される度に読んでます。応援してるので頑張って下さいね。
おっさんと主人公のステとかもちょっと見てみたいかも笑っ。
主人公は力槍っぽいけど、おっさんは力…にみせけたバランスだったりして!
などと妄想しとります。
本当はSS読者スレを作りたい位だから、こっちに応援レスするのは気がひけるけど、変た…いや、愛読者一同からの応援という事でお許し下さいm(_ _)m
>>188、先生!大満足です!!なるほど、命中・回避の概念がある世界ならば敏捷は重要ステですもんね。
とりあえず、作品の邪魔になる無駄レスを避ける為、追記で失礼しますm(_ _)m
(ez/W31CA, ID:m4kmDDCiO)
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179 :
匿名
2009/04/24(金) 22:38:26
それを真っ直ぐ見返して放たれた俺の言葉を受けて、オッサンが俺の手を払いのけた。
オッサン「…クソ…
ふざけやがって!
やってやろうじゃねえか!!」
払いのけられた手を下ろし、挑発気味に笑ってオッサンに聞く。
俺「できんのか?
村入り口側に回って、家から出るなって触れ回るんだぜ。
当然目立つ。」
オッサン「なめるなよ…
そんなん簡単に決まってるだろうが!」
俺「既に屋外にいた連中の村長宅への誘導もだぞ。」
オッサン「なんの問題もねえな!」
俺「へえ…じゃあ手並みを見せてもらおうか」
オッサン「よっく見とけ。
マヤちゃん!
帰ったら式挙げような!」
そうマヤに爽やかに言い放つと、オッサンは恐ろしい速度でズガガガガガと村入り口方面へ走り去っていった。
あたりが急に静かになる。
ふと気づいて振り返ると、村長と兄妹が呆然とオッサンの走り去った方向を眺めていた。
(ez/W61T, ID:3Cu7xFH5O)
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178 :
匿名
2009/04/24(金) 22:20:33
俺「覚悟決めろっつってんだよ…!!」
オッサン「…!」
ぎしり、と睨み付けられ、オッサンが押し黙る。
俺「ペドが命を張るべき理由が今目の前にあるんだろうが。
ペドのくせして幼女の危機以上に何に命かける気だ?
特異体質もいいトコなくせして一丁前に分別あるフリしてんじゃねえぞ。
それとも何か?
テメエは幼女が好きなんじゃなくてロクに適切な年代の女性に相手にされないから自分の中でへーんだいいもんねーだ俺は本当は幼女が好きなんだもんねーだテメーらなんか本当はこっちが相手にしてないんだもんねーとかいう自分対象の言い訳がいつしか本当のペドと自分で勘違いするようになった手の施しようのない救いがたさの仮性ペドか。
オイ?」
オッサンが息を飲み、はじめて声の調子を上げて反論した。
オッサン「…ち…
…違う…
俺は…
俺は本物だ!!」
その真っ直ぐな目を見て
俺「…それなら…
自分が本物だと証明するために、ペドはペドらしく幼女を守って死にやがれ!!」
(ez/W61T, ID:3Cu7xFH5O)
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177 :
匿名
2009/04/24(金) 21:53:56
不意のテンションの変化でじわりと涙を滲ませたオッサンにむしろ淡々と続ける。
俺「いいかペド。
このまんまのルートで行ってもまともにクリアと呼べるエンディングにいく分岐なんて転がり込んでやこねえんだよ。」
オッサン「えっ?!
や、やめろよう
なんでそんなこと言うんだよう
そんなん聞きたくないよう!!」
襟首を捻られながらぶんぶん首を振って現実から逃げようとするオッサンの首を無理やり上からめきしと押さえつける。
俺「わかんねえのか。」
オッサン「…は?」
俺「その正規のルートじゃあ絶対転がりこんでこないエンディングへの可能性がある分岐が、今目の前にあるんだぞ。」
オッサンがぴくりと反応した。
俺「まあ命がけでここ凌げば株も上がるわな。」
オッサン「う…
まあ…そうだが…
しかし…
命の危険が…」
俺「だが逆にここでアレを縮み上がらせて手を引いてみろ。
マヤのシナリオはジ・エンドだ。
ていうか多分マヤ死ぬしな。」
オッサン「ぐむ?!
…だ、だが、しかし…命には、替えられんというか…」
俺「それどころか悪名はイーサを通じて世界中に伝導し、ここを逃したら最後世界中の幼女から『あ、いいです』って避けられることになる」
オッサン「ええなんでそこまで大規模に?!」
(ez/W61T, ID:3Cu7xFH5O)
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176 :
集落へ
2009/04/18(土) 00:07:15
俺「ぅうるっせエェエ!!!
この状況で世間体とか戯言ぬかして面倒増やすんじゃねェド低脳!!」
オッサン「う!!?
え…あ?」
いきなりの怒声にビクビクーンとオッサンが伸び上がる。
俺「ああオイペド。
手前なんつうかこのままの流れで自分にペド的goodendに突入できる分岐が転がってくるとか本気で思ってんのか。
ああ?
オイ。」
徐にオッサンの胸倉を掴み捻ってやる。
オッサン「ぐぅえ。
え、や、それは、その。
ええと、未来はわからないものだからそういう可能性もあるんじゃないかなって思うんですけどホラ、あの、世界は美しい希望に溢れているっていうか」
掴んだ胸倉を絞り上げ、ゴズ!!とオッサンの額を俺の額で強めにこする。
俺「無ェよ!!」
オッサン「ぴっ
えっ。
ちょ
そん…」
俺「黙っとけカス中年」
オッサン「カス中年?!」
(ez/W61T, ID:3Cu7xFH5O)
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175 :
集落へ
2009/04/17(金) 21:01:00
村長「…わかった…
が…村人は、どうなる…」
村長の目が、俺に質問しながらありありとものを言っている。
『村長である私がいかなければ。』
天を仰ぐ。
ぷるぷると手を震わせ、なにかを我慢するように耐える表情を見せて…ふとそれを断念し
俺「あァ!!」
ッヴン!!と槍を脇に振り下ろし、刃に付いた血を払う。
ビシャシャッ!と周囲の木々に血の雫が無数の真円の痕跡を残す。
村長「な、なんだ?」
俺「俺が行くよ!!
俺が!!
アンタが行ったら、ここをマヤとカイジの子供二人じゃ凌ぎ切れねーじゃねーかよ!!」
村長「え?
いや、しかしあの二人は」
俺「連れてく。
生命の危機に陥った状況で幼女とペド野郎を残していけねーだろ。
どうせ死ぬからとかヤケんなって何するかわかんねえ。
信用できるか」
村長「な、なに?!
それは、確かに…」
オッサン「冗談じゃねー!!
ていうかなんだペドラザがどうのって人聞きが悪いっていうかその」
(ez/W61T, ID:3Cu7xFH5O)
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174 :
集落へ
2009/04/17(金) 20:39:39
村長「…『奪り尽くす』気か。」
俺「そうだろうな」
村長「村人はどうなる。」
俺「戦力調査が終われば、村人は単なる障害物だ。
調査が終わるまでは殺しはしないほうが村の抵抗を小さくできるから殺さなかったんだろうが…それが終われば、わざわざ手加減する必要なんぞないからな。
女は愉しむために連れてくかもしれんが…他は皆殺しだよ。
そのために効率よくするために、家の前で待ち伏せしてんだ。」
村長「まさか…そんな知恵が」
俺「賢しい浅知恵は働くんだ」
槍の柄尻をつかみ、小鬼の頭を踏んで、一気に槍を引き抜く。
ごり、と木を擦り割る音と、びりぃっ!と肉と皮が一気に裂かれる音が混じった生々しいものが響き、びしゃっ!!と血と腹の中の物をそこらにぶちまけて槍が木から引き抜かれた。
俺「だから…家から出るな。
正面にタンスからなにからありったけ積んで、窓を固めて入ってきたら容赦なく下から槍で突け。
なきゃ箒の尻に包丁つけてでもなんだっていい。
とにかく…家にこもって絶対出るな!」
(ez/W61T, ID:3Cu7xFH5O)
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173 :
集落へ
2009/04/17(金) 20:24:07
俺「く…」
急に吹き出た汗を拭いつつ、槍を回収しようと踏み出す。
カイジ「大丈夫ですかい?!」
マヤ「おいちゃんー!」
その背中に、声がかかる。
はっと振り向き、俺は二人を制止した。
俺「出るな!」
村長「…どういうことかね…?」
二人の後ろから村長が現れ、二人を後ろに下がらせ俺に問う視線を向けた。
俺「…あいつら、入り口から出た俺を待ち伏せした。」
村長「…うむ」
俺「あいつら…建築物の出入り口を把握してるんだ。
どこまで計画的かはわからない。
が、少なくとも、地形は押さえて襲撃してきたってことだ。
これまで、そんなことは?」
村長「いや…
そんな計画性は、なかった…」
俺「そうか。
なら…斥候が終わった、ってことなんだろうよ。」
村長の顔に理解の色が浮かび…あまり動揺の見せない顔に薄く戦慄の色が浮かんだ。
(ez/W61T, ID:3Cu7xFH5O)
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172 :
集落へ
2009/04/16(木) 19:54:04
スパァン!!と足をすくわれ、おそらく小鬼自身も体験したこともないような速度で小鬼の体が横に回転する。
回転についていけず側頭から地面に突っ込み、一瞬動きを止めた小鬼の頭を…俺の踵が撃ち抜いた。
砕けた感触の後になにかゼリー状のものを踏みにじる感覚が足の裏に伝わる。
その感触からべりりと足を引き離し、同時に槍を抜いて開き…ぐぅん!!と自分の背後へ振り向きながら大きく振りかぶる。
前蹴りから立ち上がり俺を背後から攻撃しようとしていた小鬼の腹にフルスウィングで槍を投げ込むと、着弾の衝撃で吹き飛んだ小鬼は
『ズコォン!!』
と高い音を立てて木に縫い止められた。
槍を打ち込まれた瞬間には声を上げなかった小鬼が、木に縫い止められてから
『ギヒイィイィィ!!』
と耳障りな叫び声を上げる。
そのまま叫びながらばたばたとしばらくもがいたあと、ずろ、と槍と傷の隙間から腸が落ちたところで小鬼はやっと動かなくなった。
(ez/W61T, ID:3Cu7xFH5O)
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171 :
集落へ
2009/04/16(木) 19:40:11
『グェエエ!!』
と、獣の吠え声が聞こえた。
村長「!」
カイジ「こん鳴きは…」
マヤ「あんちゃんー」
顔を上げて立ち上がる。
視界の端にオッサンが緩んだキャメルから抜け出しかさかさと卓の下に逃げ出したのが見えたのが見えたが無視し、窓に駆け寄る。
ちらと外を警戒し、飛び道具がこないことを確認して一気に窓を開ける。
来たほうと反対…つまり、村の奥から叫びと悲鳴が遠く聞こえてきた。
俺「クソッタレが…!!」
来るんじゃねえか!!と心の中で怒声を上げ、村長宅の入り口へ走る。
勢いのまま扉を弾き開けそのまま現場に駆け出そうとする俺に対して、小鬼二匹の鈍器が襲いかかってきた。
(待ち伏せ!?)
止まって距離を取る暇も得物を抜く暇もない。
前のめりになった体勢から跳ね上がるように足を突き出し前蹴り一匹吹き飛ばし、下ろした蹴り足に後ろ足を引きつけるようにしてもう一匹との距離を詰め…沈み込み水面で拳を警戒した小鬼の足を刈る。
(ez/W61T, ID:3Cu7xFH5O)
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170 :
集落へ
2009/04/16(木) 17:41:16
(これは…
もしかして、アレか。
一人相撲ってヤツなのか。
もしや)
馬鹿馬鹿しくなってきた。
結構、緊張感を持って事に臨んでいたつもりだった。
が、なんだか集落についてからというもの、その緊張感がずんどこ薄れていく。
もしかして、今まで全部俺が一人で空回っていただけなのか…そんな徒労感でいっぱいになった。
オッサン「いい加減にしとけジジイ?
こっちはこんな田舎までわざわざなァ」
村長「対価は労働してからに決まってるでしょうが。
移動しただけじゃなんの価値も生んでないでしょ?
単にカロリー消費して健康にいいだけで」
…帰ろうか。
ふとそんなことを思い、顔を上げようとした時
オッサン「いやあのごめんなさい、ほんとごめんなさいっていうか殺さないでくださいっていうか」
村長「なに言ってるんだよおキャメルクラッチぐらいでー
ブレイクはロープに決まってるでしょうがー」
(ez/W61T, ID:3Cu7xFH5O)
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169 :
集落へ
2009/04/16(木) 17:03:22
村長「まあ、だいたいはカイジから聞いてると思うんだが…」
小鬼が出たあたりの話は二人から聞いたのとさほど違いはなかった。
村長「…ところがなあ…
カイジ達が村を出てから、毎日近くあった略奪が、止んでしまったんだよ。」
俺「…止んだ?」
オッサン「えっオイそんなら解決か?
オイ。」
村長「いや、まあ…このまま略奪が止んだら、そうなるのかもしれないけども」
俺「…」
(オイオイいくらなんでも呑気だなちょっとマジで)
会話を聞きながら、一気に不安が増大した。
元がどうだったかは知らないが、いくらなんでもこのまま収まったりはしないだろう。
村長「ちなみに収まったら報酬出ないよ。」
オッサン「んだと?!
どーいうことだ!!」
村長「だって働いてないじゃん」
収まったら収まったでロクでもないということが分かり人知れず卓に突っ伏すが、オッサンと村長がぎゃーすかやってて誰も気付いていないらしい。
(ez/W61T, ID:3Cu7xFH5O)
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168 :
集落へ
2009/04/16(木) 15:53:27
ノックに応じて家人が姿を現し、カイジとマヤを確認して彼は事情をすぐに察した。
一つ頷き宅へ招き入れてくれたのは、老人といっていい年齢の男だった。
言葉も少なに中に招き入れられ、広間に通される。
よく見ると、大きな卓に椅子がたくさん配置され、来客用というより集会用のような部屋であるらしい。
中から見ると村長宅は大部分がこの集会所で占められているらしく、それを差し引くと居住スペースはなんら周囲の一般的な住宅と変わりないようだった。
その一番奥の上座に村長が腰掛け、自分達に適当に座れと促す。
オッサン達と同じ列にならないようにそれとなくマヤを自分の脇に引いて、俺達はマヤ・俺と残りという2対3の左右に分かれて座った。
村長「それじゃあ、まあ状況を説明しようか」
腕組みをして、村長が話を始めた。
(ez/W61T, ID:3Cu7xFH5O)
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167 :
集落へ
2009/04/16(木) 13:36:52
確かにカイジの言う通りだ。
今俺達だけで村長宅を訪れてもただの不審者だ。
カイジ達がいたほうが確実なのはその通りではある。
(…仕方ないか…)
ただでさえ戦力が心許ない以上少しでも不安要素はなくしておきたいが、今はまだ二人に手助けしてもらうほうがいいらしい。
俺「…わかった。
じゃあ、頼む。」
カイジ「あい。
わかりゃあした」
そうして、結局ぞろぞろと連れ立つ5人は、 そのまま変わらず村長宅前に到着した。
一回り大きい…とは言っても、その造りは周囲の建築と変わらず、木造で粗末な外壁の質素なものだ。
そのため、遠目で見たらあああれかと思ったのだが、近くで見ると少し確証が持てなくなる。
俺「…ここか?」
カイジ「あい、ここが村長宅です」
カイジの確認を得て、俺は宅の扉を軽く叩いた。
(ez/W61T, ID:3Cu7xFH5O)
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166 :
集落へ
2009/04/16(木) 00:03:01
足を止める。
あわせて全員が足を止める。
振り向いて、足を止めたマヤとカイジを見てみた。
二人はどうしたのかと俺を見上げている。
続いてオッサン達を見てみる。
オッサンはマヤしか見ておらず、金魚のフンはオッサンについてきているだけだ。
俺「…」
ふと思う。
(…ここでマヤと別れれば、マヤをオッサンからガードする気を使わなくていいんだが…)
道案内も終わったし、地元に戻ってきたのだから、ここでマヤと離れても知り合いの目が多い中オッサンも簡単に手は出せまい。
出したら出したでリンチだ。
それくらいはオッサンもわかるだろう。
俺はカイジに聞いてみた。
俺「家は、ないのか。」
カイジ「ありますけんど」
俺「帰っても、いいんだぞ。
案内は終わったんだし…」
カイジ「えっ。
いや…でも、自分が頼まれた仕事ですから…最後までやらんと」
俺「…ううむ」
(ez/W61T, ID:3Cu7xFH5O)
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165 :
集落へ
2009/04/15(水) 23:40:44
テメエだってオッサン扱いだろうが、とちょっといい加減本気でシメてやろうかという気持ちを抑えて手近な木に手をつきうつむく。
おいちゃん扱いはまだかなり堪える。
村人「へえー
じゃあ、あんたらが助っ人さんかね」
俺「…あ
はあ…まあ…」
多少経緯に釈然としないものを抱えているため歯切れよくは答えられないが、一応家の脇で洗濯をしていたおばさんに頷く。
おばさんは俺に頷き返した。
おばさん「そうかね
じゃあ、早速村長の家に顔出してよ。
詳しい話、聞けると思うからさ」
俺「…そうですか」
おばさんが指差した方向に、他より少し大きい家屋がある。
それが村長宅だと確認し、俺はおばさんに礼を言って歩き出した。
カイジとマヤが俺の後についてくる。
そうなれば、当然オッサンもマヤについてくる。
(ez/W61T, ID:3Cu7xFH5O)
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164 :
集落へ
2009/04/15(水) 23:19:16
ところが静か過ぎる集落には実はもはや人間は一人も存在していなかった!!
村人「おや、マヤちゃんとおにいちゃん」
マヤ「おばちゃんー」
なんて事もなく、村人も普通に生活していた。
あまりに静か過ぎて逆に怪しく思っていたのが、拍子抜けで少し対応に困る。
(…どういうことだ?)
別に平和なのが悪いと思っているわけではない。
が、なんだかあまりにも緊張感がない気がする。
集落の様子とは裏腹に、違和感は増すばかりだった。
村人「マヤちゃん、ちゃんとお仕事してくれる人連れてきてくれたのかい」
マヤ「うんー
にいちゃんが、おいちゃんとおっちゃんにお願いしたんだあよ」
オッサン「ブヘハハハおいちゃんだってお前おいちゃんウへーハハハハ!!」
(ez/W61T, ID:3Cu7xFH5O)
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163 :
集落へ
2009/04/15(水) 19:31:27
地元民であるカイジから見ても妙な所はないというし…このままここで集落を遠巻きに眺めていても仕方ない。
俺はとりあえず集落に入ることにした。
オッサン「…平気そうか?」
俺「…平気そうですが」
オッサン「おうそうかそうか、ご苦労。」
俺どころか子供達よりも後方に下がって木の陰から様子を伺っていたオッサン二人が、やっと顔を出す。
安全を確認すると途端に強気なるのがまあイラッとくるが、いちいち腹を立てるのが面倒この上ない。
もう放っておくことにする。
ずかずかと先に行き始めたオッサンと金魚のフンに一つ溜め息をつきながら、俺はカイジとマヤをうながして後をついていくように進み始めた。
俺「…」
集落に侵入しても、妙なところは目に付かない。
(ez/W61T, ID:3Cu7xFH5O)
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162 :
集落へ
2009/04/15(水) 19:16:55
ほどなくして。
不意に森が切れた先に、街の外延らしい柵が見える。
どうやらあれが、目的の集落らしい。
なんとか日没までに到着できたようだ。
とりあえず味方からの夜討ちは避けられたことに安堵しつつ、気持ちを切り替えて周囲を見回す。
既に襲撃を受けている集落である以上、小鬼が周辺に潜んでいてもおかしくはない。
が…
(…襲撃の気配はないな…)
殺気や血臭も感じず、周囲に闘争の雰囲気はない。
一応再度警戒しながら、俺は槍を畳んで子供達に手招きした。
俺「カイジ」
カイジ「なんじゃろか」
俺「妙な気配はあるか?」
言われて遠目から街を眺め、カイジが首を振る。
カイジ「…いや。
むしろ平和な感じだあけども」
俺「…そうか。」
(ez/W61T, ID:3Cu7xFH5O)
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161 :
小鬼編・これまでのあらすじ
2009/04/12(日) 20:16:15
徳田新之助的家の邪魔者げな立場から、家を出てフローリア諸島に渡った主人公。
ところが船でオッサン二人に懐かれたのが運の尽き、ロクな情報にありつけないわ酒場に出禁寸前になるわ、挙げ句の果てにはオッサンの片割れがモノホンのペドロマルチネスであったがために、年端もいかない依頼人を放っておけず割に合わない依頼を受ける羽目になってしまう。
不安要素しかないまま郊外に向かう一行だったが、その道中に不審な小鬼の一団と遭遇。
一体、集落の状況はどうなっているのだろうか?
はじめは
>>91小鬼編までのあらすじ
>>126小鬼編・導入
>>139(ez/W61T, ID:3Cu7xFH5O)
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