クリボージャー、そしてゲームレンジャーへ

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┗163.クリボージャー、そしてゲームレンジャーへ(642-661/1000)

642 :げらっち
2021/06/24(木) 19:13:19

>>641
お色気担当です
恋愛ゲームモチーフで、ゲーム感覚で人の心を操れると思ってるやつ

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643 :暇人大魔王
2021/06/24(木) 20:46:06

>>641あーんブラックもおるのね
完全に俺の意見だが追加戦士でもないのにどの色ともイマイチ合わないブラックはちょっと...
1話で

翔がマリオカート8DXのSDカードを差し込む。しかし画面に映ったのは、白い背景、一点からこちらに向かって伸びている緑、青、赤、黄色、ピンクの5色の線、そして上部に明朝体で書かれた『NEW HEROS』の文字。何のゲームだろうか。

という描写があるのもあいまってね...黒はこのシーンだと入れたとしても背景色又は文字色扱いだろうから...

>>642やってみたいが恋愛ゲームなどやったこともないしましてお色気担当の女性キャラなんて俺に書けるのか問題がありますねえ
中途半端なもの作るのもアレだし...

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644 :げらっち
2021/06/24(木) 21:11:40

アドバイスなんて求めてないで16話を書いたら？

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645 :黒帽子
2021/06/26(土) 10:33:05

>>642
攻略のカギとなりそうなのは怜奈よりも恋愛感情なさそうな涼な気がするなあそれ

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646 :げらっち
2021/06/27(日) 18:38:35

>>543
どれみ観てたら第3シーズンでどれみだけ1組になる(他3人は2組)という妙にリアルでハードな展開があったわ。
戦隊学園でも全員別のクラスにしている。
(七海…魔法、楓…生物、佐奈…工学、公一…忍術、豚…格闘)

しかしどれみのそれは主人公であるどれみと新キャラのももこにスポットライトを当てる作劇上の工夫だったのに対し、ゲームレンジャーでは意味もなく変にリアルな設定にしているため、同じクラスでまとめたほうが無難だったっと思うのだ。

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647 :げらっち
2021/06/29(火) 15:38:05

今月に再開するらしいが、今月がもう2日しかないことに気付く…！

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648 :暇人大魔王
2021/06/29(火) 16:07:30

>>644そのアドバイスや感想が俺には何より大切なのです

>>647今がんばって書いてる

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649 :暇人大魔王
2021/06/29(火) 22:56:18

なんとか明日には16話出せそう

名前の由来～広瀬來人編～
広瀬來人、千博のいとこで兄さんと呼ばれてますね。12話で登場した元ゲームレッド。
『らいと』という名前は千博の名字、『とらい』を並べかえたものです。『ちひろ』を並べかえた名字も作りたかったんですが、外来千博作った段階でいとこ出す予定なかったのでそこまで考えて『ちひろ』とつけておらず、どうしても並べかえた名字作れなかったので、『ち』と『せ』をトレードして『ひろせ』になりました。
漢字はなんとなくです。

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650 :げらっち
2021/06/30(水) 00:27:26

広地でいいじゃん

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651 :暇人大魔王
2021/06/30(水) 08:20:04

こうち
みたいになっちゃうじゃーん
まあでも読み方ぐらい創作だしなんでもいいのか...

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652 :げらっち
2021/06/30(水) 13:01:18

ひろちっていう名字もあるみたいだよ

あと信穏の読みがいまだにわからん

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653 :暇人大魔王
2021/06/30(水) 13:14:22

あるんだ！知らなかったーごめんね全国のひろちさん

てか信穏の読み知らんで15話も読んでたのかwもっと早く聞けばいいのにー
『しおん』だよ

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654 :黒帽子
2021/06/30(水) 13:19:28

のぶおだと思ってた奴挙手

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655 :げらっち
2021/06/30(水) 13:30:04

>>654
ノ

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656 :暇人大魔王
2021/06/30(水) 14:07:04

あ、マジ？
ごめん想定外
しおんってやつ出会ったことあるよ漢字知らんけど

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657 :暇人大魔王
2021/06/30(水) 22:42:33

『ビデオ戦隊ゲームレンジャー～Lv16　口喧嘩大戦～』

「ロクシが負けた...！」
GWC本部、紫色の照明が大広間を暗く照らしている。大将、イッチスはぶつぶつ言いながら同じところをいったり来たり、ポケットに手を突っ込んで歩き回っていた。真っ黒い丈の長い服に身を包んだ男もいた。壁によりかかり下を向いている。室内にはしばらくこの2人がいるのみだったが、やがて1人の男が静かに入ってきた。恐る恐る、といった態度だ。部屋の雰囲気に似合わぬ真っ白い服を身に纏う。先にいた2人よりかなり若い。
小声ながら2人に挨拶をしたが、イッチスからは反応があったもののもう1人は返事をしないどころか会釈もせず目も合わせなかった。
「ロクシが負けるとはな...」
カゾもため息を漏らしながら部屋に入る。しばらくして弟子を失った悲しみからギャン泣きして部下に支えられつつ、カラフルおじさんテラーも入ってきた。
イッチスはその場にいた4人の姿を一瞥して口を開く。
「幹部であるロクシが倒された。ゲームレンジャーの5人の成長はもうそこまで来たということだ。お前らも油断してるとやられるぞ。無論ジューミンの質も上げなければ... パド。」
ジューミン製作を主に担当するパド。扉を開けて姿を見せた。部屋の外の白い光が直線的に中を照らす。
「今、新たなジューミンを開発中でございます...きっと望み通りの物が出来上がるかと。」
「楽しみにしてるよ。」

「ふ～、カラオケマジ楽しかった～！」
「それな！また今度行こ！」
カラオケ店から出てきた怜奈は同じ軽音部の、バンドのメンバーと一緒だ。
「この後軽音の部室開いてるから練習できるよ」
順番が回り部室が開くまでカラオケで練習がてらストレス発散も兼ねて2時間たっぷり歌いまくっていた。バンド一行5人は学校へ向かう。

「ごめん3分オーバーした！」
部室の前で待っていると中から前のバンドのメンバーがぞろぞろ出てきた。部員がそこそこ多い割に防音対策がある部屋は1つのみなので、10以上あるバンドが交代で使っているのだ。
「1時間しかないからチャッチャとやっちゃお！」
部室からは小さくこもった音が聞こえる。ボーカル、ギター、ベース、キーボード、ドラム。
アップテンポな曲がズンズン聴こえてくる。

部室内は5人の奏でる音楽で満ちていた。防音のため外にはあまり聴こえないがこの中ではガンガン響いている。そして、部屋の隅にある怜奈のリュックの中では、ゲームチェンジャーが鳴り響いていた。

1時間後
「疲れた～！」
「来月の大会勝てるかな～？」
「怜奈の作った曲なら大丈夫っしょ！」
大会にはオリジナル曲部門で参加するようだ。

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658 :暇人大魔王
2021/06/30(水) 22:43:01

一方、その30分前...
千博「...怜奈来ないな」
信穏「部活なんじゃない？」
涼「4人いればいけるよ！大丈夫大丈夫！」
千博、翔、涼、信穏の4人がGWCの襲撃のあった公園に到着。チビッ子たちが逃げ惑うなかAボタン兵にBボタン兵、Xボタン兵が暴れまわっている。
「「「電源、オン！」」」
「ゲームレッド！」
「ゲームブルー！」
「ゲームイエロー！」
「ゲームグリーン！」
「「「ビデオ戦隊、ゲームレンジャー！」」」
4人の変身が終わるなり200人ものABボタン兵が突っ込んでくる。
「地球人は抹消す...！」
先陣を切り襲いかかるAボタン兵を冷静に斬り倒したのはゲームレッド。
「たぶんだけどジューミンもいる。パッパと倒さないと...！」
その後も凄まじい集中力で一気に10体を捌いた。
ゲームブルーは1人変身を決めた場所から動かず千博のビットガンとともに二丁拳銃で狙い撃ち。3人のカバーを受け持つ。
「こーゆー力業は、苦手なんだよなあ～」
ゲームイエロー、体力温存のためできるだけ魔法技を使わないスタンスで挑むが、処理に苦労していた。
信穏「涼、後ろ！」
「え。」
気づいた時には遅かった。周りを囲んでわちゃわちゃしてるBボタン兵の1人でどつかれた。
「いって！」
しかし銃声とともにBボタン兵をうつ伏せに倒れる。身体が涼に被さる所だった。
「危なくなったらフォローすっから気にすんな。」
「翔ありがと！」
信穏も剣士能力は解放していないがバイトソードをフル活用しバッタバッタと斬りまくる。
「涼、バイトソード貸して！」
「オッケー！」
これで二刀流。敵の数が多い時はこちらの方が戦いやすい。

「マズイ！俺たちも加勢だ！」
逆に今まで何をしていたのか、Xボタン兵も加わった。
「マジかよーずっとブランコで遊んでくれててよかったんだけどな」
千博のバイトソードも盾が邪魔で通らない。
剥ぎ取ってみるがその間にABボタン兵に袋叩きだ。
「ここで時間と体力を食っても意味ない。使いたくなかったけど...！」
アクションゲーム能力を解放した。
「コマンドアクション！」
アスレチックをうまく利用しものの数秒でXボタン兵5人を撃破する。
「先にABボタン兵を倒しきってから...」
剣を振りまくるゲームグリーン。しかし回転斬りをしたところ金属音が響く。
「後ろか！」
Xボタン兵3人が後ろで待ち構えていた。トリオの猛攻を受ける。
「甘え。」
Xボタン兵トリオは大量の銃弾を背に浴びる。ゲームブルーだ。
「パワープレイは苦手だってのに～！」
ゲームイエローは大量の雑魚敵に囲まれておりもはや魔法技を使うしか手がない様子。
「こうなりゃ仕方な、」
「八方スピンバースト！」
うずくまるゲームイエローの周りについさっきまでいた雑魚兵たちが、消えた。
「え...？」
「こっちは片付いたから来てやったよ！」
「千博お～！」
こうして200人のABXボタン兵は倒された。

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659 :暇人大魔王
2021/06/30(水) 22:44:27

「へー、すごいねー！」
4人とも何故気がつかなかったか、1匹の2足歩行するネコがブランコを下りて近づいてきた。
涼「ネコちゃん！かわい～」
信穏「しゃべってる！？」
翔「ジューミンだな。」
ボソッと呟いた一言もそのネコには聞こえていた。
「そう！ボクはジューミンのトロニャン！
パドさんがいろんな言葉を教えてくれてね、いっぱい知ってるんだ！『こんにちは』とか、『さようなら』とか、『やばい』とか、『しょうがない』とか！」
まるで初めて日本にきた外国人観光客が覚えるようなフレーズがずらずら並ぶ。
「君たちはゲームレンジャーだよね？」
「そ、そうだけど」
見たことがないタイプのジューミンとの会話に少々戸惑う4人。そしてトロニャンというネコ型ジューミンはこう言い放つ。
「じゃ、ボコすから。」
「！　瞬足ステップ＆アッパー。」
ゲームブルーが危険にいち早く反応したが、トロニャンも異常なまでにすばやい動きを見せた。アッパーを上から素手で押さえ込んだのだ。
「君、速いねー！さすがー！」
「フン。」
トロニャンから一歩離れ回し蹴り。だがこれはかわされた。
「ロックシュート！」
頭上に大岩。しかしトロニャンの反応がワンテンポ速い。
「ハイスピードクリアー！」
「次から次へと...」
ようやくトロニャンに一撃が入る。地面で2回バウンドして吹き飛んだ。
「閃光刃動！」
ゲームグリーンがそれに続いて畳み掛けた。

程無くしてトロニャンは立ち上がる。4人は次の攻撃の準備をしていた。
「威勢はいいね。でも、いつまで持つかな？」
「まだなんかあるのか？」
すかさず聞き返す。するとトロニャンの顔がひきつり、目は悪魔のようなつり目になりさらに白目を剥く。
「ハートフルワード...！」

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660 :暇人大魔王
2021/06/30(水) 22:44:47

かといって、何かしかけてくる訳ではなかった。その後気迫は落ち着き、トロニャンの表情も元に戻った。
涼「...どしたんだろ？」
「気づかないだけで何か変わったかもしれない。慎重に行こう！」
信穏が呼びかけ、涼と2人で同時に技を出す作戦に出た。
「ボルタMAX！」
「迅速突き！」
ものすごいスピードで突き進む電流と剣激。だがトロニャンは全く動じていなかった。
「ヘナチョコな技だなあ...」
その言葉を漏らした直後、2人の技はスピードが大幅ダウン、勢いだけでなく見た目も弱そうになってしまった。
「うっそ...」
信穏もトロニャンに突進する前に剣を握ったまま停止。ただポカンとするのみだった。
「あれー？どしたのー？そんなとこで止まっちゃってー、調子悪い？」
さらに笑顔で煽ってくる。
「回転斬り...」
ゲームグリーンはすぐさま剣を一振り。それも明らかに遅い。かすりもしない。本当に調子が悪そうだった。
「ナイトブレイン！」
入れ替わるようにゲームイエローが魔法を使う。相手の思考と判断力を弱める妨害魔法だ。
「そんなことしたって意味ないのに...」
トロニャンにはこれっぽっちも効いていない。ピンピンしている。
「残念だねー、ゲームイエロー...君から魔法を取ったらただの、弱くて、能天気な、足手まといじゃん？」
ゲームイエローは地に手をつき、頭をがくりと下げて何も言わなくなっていた。
「何かがおかしい...！普段あんなにポジティブな涼が...！」
「俺がやる。」
不安げな千博をよそに翔、ゲームブルーが動いた。
「デストロイスマッシュ。」
「おっと、」
大振りな一撃はトロニャンには当たらない。
「突破キック。」
ゲームブルーは一気に距離を詰めるがギリギリのところでかわされる。
「爆風サークルパンチ。」
途切れなく技を出しつづけるゲームブルーだが、どれも空振りだ。
「真っ正面からしかできないの？頭悪いなあ～単調なんだよ、つまらない。」
「...」
しかしゲームブルーは無言で殴りかかり、そして蹴り飛ばそうと試みる。
「クールぶってるつもり？ダッサー。気にしない気にしないって、そう念じてる時点でもう気にしちゃってんだよねーw無理することはなーいよぉー。」
トロニャンが嘲笑する。ついに翔は顔をあげ、仮面越しだがトロニャンを鋭い目で睨み付ける。千博にも感ぜられるほどだった。
「うっせえんだよこのボケネコがーっ！！」
「わーお。こーわっw」
次の瞬間、ゲームブルーがトロニャンの前から姿を消す。
「開扇裏拳！」
「やるねー！」
トロニャンの真後ろから裏拳を浴びせる。
「でもね...君じゃボクには勝てないよ。キレキャラと化したゲームブルーさん。」
「てめ...！」
ゲームブルーはトロニャンに殴り飛ばされた。
「ハイスピードクリアー！」
「お、ゲームレッドじゃーん！」
入れ替わるように奇襲をしかけたゲームレッド。トロニャンも素早く反応する。
「やめときなよ、
ホントはゲームレンジャーなんてやりたくないくせに...」
図らずも千博の動きが一瞬止まった。
「そうでしょ？分かるよ。痛いしさあ、ジューミンや幹部なんて倒したって何か自分に得があるわけでもない...」
「黙れ。」
「正体だって晒して無いから誰に褒められるわけでもない...
なんでこんなこと続けてんの？」
「黙れ！バーストファイア！」
巨大な炎はメラメラと燃え盛る。だが着弾したのはトロニャンのすぐ真右だった。
「そんなにカリカリするから...判断力だって鈍る。」
表情1つ変えず話し続けるトロニャン。千博は息を切らしかけていた。
「やめた方が、いいんじゃない？自分のために。」
「じゃあね。」
トロニャンはゲームレッドの顔面を蹴りつけると、ピョンと反転しものすごいスピードでその場を去った。
「待てやゴラア！」
誰もいない町の奥へゲームブルーが叫んだ。

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661 :暇人大魔王
2021/06/30(水) 22:45:15

「ただいま。ゲームレンジャーに相当ダメージ与えてきたよ。」
トロニャンが来たのはジューミン製作の暗室。パドが声を聞いて振り向いた。
「素晴らしい...お前のハートフルワードには言霊の力が宿り、精神を抉る。喋れば喋るほど、罵れば罵るほど、ゲームレンジャーは不利になる...お前は私のジューミンの中で最大の希望の星だ。さあ、ゲームレンジャーを今度こそ壊滅させて来い...」
「オッケー！」
再びトロニャンは部屋を飛び出した。

「ごめん！気づかなくて！」
怜奈は大袈裟に土下座していた。
5人はいつもの翔宅に集まる。4人もでジューミンと対峙し逃げられるのは想定外だった。千博がトロニャンというジューミンが来たこと、その謎多き能力について怜奈に説明した。
信穏「しょうがないよ...」
千博「でもアイツをどう倒す？」
怜奈がある提案をした。
「トロニャンがヘナチョコな技だって言ったらホントにヘナチョコになったんでしょ？てことは...」
1分後、光と轟音が窓の外から聞こえる。
「来た！はや！」
涼「どうせ俺は弱いけど（まだハートフルワードの影響残ってる）...やってみるか...」

「あれー、またやられに来たの？」
怜奈「ご機嫌な挨拶だこと」
先ほどと同じ公園にトロニャンはいた。今度は4人ではなく、怜奈もいれた5人で挑む。
「「「電源、オン！ビデオ戦隊、ゲームレンジャー！」」」
「あれ？おかしいなあ。」
トロニャンがこちらを見つめている。
「ゲームレッド...ボク、ゲームレンジャーやめたらって、言ったよね。
　〝ボクには〞言霊の力がある。
　〝君たちには〞言霊の力なんてないのに。
おかしいなあ。なんでやめてないんだろ？」
千博は堂々と答える。
「俺はゲームレンジャーのメンバーが好きだ。結成以来、より仲良くなれた。信頼できる仲間になった。俺には來人兄さんの果たせなかった目標を果たしたいという夢があるし、ロクシが来たときに怪我した尊流のような、守りたい友達もいる。お前の言霊だがなんだか知らんが、そんなんに振り回されるもんじゃねーんだよ！」
ちょっとトロニャンの表情が歪んだが、すぐに平静を取り戻したようだった。
「ハイスピードクリアー！」
何か、言い表しがたい漲るものが内にあった。その力を目の前の敵にぶつける。
「！　速い！」
トロニャンは豪速の技を受けきれていない。音を立てて後退りする。
「グローイングツリー！」
お次はゲームイエローのターン。地面を突き破り伸びる樹木。枝や葉が絡み付きトロニャンは動けない。
「三段斬り！」
そしてゲームグリーン。枝ごとトロニャンを切りつける。叫び声をあげながら地に落下する。
「デストロラリアット！」
ゲームブルーの渾身の殴打が決まる。
「くそお！なんだよなんだよ！ホントは雑魚な癖にイキってんじゃねーよ！勢いだけでいけると思ってんの！？カッコつけてさー、ダサすぎるんだけど！」
必死で罵るが汗びっしょりだ。

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