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┗184.小説のネタを出したら他の人が勝手に短編仕上げてくれるスレ(167-186/285)

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167 :げらっち
2022/03/30(水) 09:47:15

ザコシ風に言った?

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168 :暇人大魔王
2022/03/30(水) 09:50:54

>>165ふむふむ...φ(..)

>>166ザコシ風にしたらそれはそれで変なベクトルになりそうw

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169 :げらっち
2022/03/30(水) 13:20:37

やっきーがこれ読んだら何て言うだろう…
良い点を何とか見つけ出して誉めてくれるかな?

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170 :ねむねむ
2022/03/30(水) 16:05:29

>>154
ちゃんと再現度高いwww
進研ゼミって入ってない人に毎年チラシみたいなの来るけど漫画だけ読んで毎回捨ててたw

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171 :暇人大魔王
2022/03/30(水) 17:18:44

>>170ありがとう~
漫画は読むけど進研ゼミがアピールしたいことは全く入ってこないイメージ

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172 :すき焼きのタレ
2022/03/30(水) 17:26:06

漫画より『おためしセット』的な冊子にタブレットの写真が印刷されててタブレット触ってみるみたい(な気分)になる奴を見てたw

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173 :げらっち
2022/03/31(木) 14:57:18

一応リマインドしておきますが、春の短編交流会は本日が第一の〆切日となります。
キューちゃんが旅行で不在ということもあり、〆切が伸びる可能性もありますが。

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174 :黒帽子
2022/03/31(木) 14:58:06

>>173
また踏み倒されると思うよ

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175 :げらっち
2022/03/31(木) 15:01:09

信じるしかない

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176 :やっきー
2022/03/31(木) 15:12:37

>>169
頼まれなければ感想を書くこと自体滅多にしないけど、頼まれなければダメ出しはしない。するとしても誤字報告くらい。
つまり頼まれなかったら何もしませんめんどいので/(^o^)\

例外もありますけどね。
感想書くとしたら基本褒める。

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177 :げらっち
2022/03/31(木) 15:17:06

>>173
自主的に参加を表明して他の参加者を巻き込んでるんだから
まさか 約束を破る なんてことは、 絶対に ないと、 信じて る。

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178 :げらっち
2022/04/01(金) 00:01:07

お葬式会場はここです。

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179 :げらっち
2022/04/01(金) 00:07:26

…嘘か本当かわからないのでとりあえず第二〆切の今週末まで待ってみよう。会社なら時間守らないやつはクビになってる

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180 :すき焼きのタレ
2022/04/01(金) 00:09:56

地震が来て遅れをとったんだ!
ゆるせ(カス)

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181 :げらっち
2022/04/01(金) 00:10:41

いつまでになら書けるのか?
永遠に何も書かないのか?選べよ

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182 :すき焼きのタレ
2022/04/01(金) 00:31:31

申し訳なす。
テスト勉強を捨てて書いた最後の作品(?)

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183 :すき焼きのタレ
2022/04/01(金) 00:32:06

【春の○○まつり】 すき焼きのタレ・さく


「あああああああああああああああああああ」
ややや、やってしまった!!
「き、貴重な……ッ!」
ようやく、トリプルソフトを、スーパーで発見したと思ったのに!!
幻の、3点があッ!!
「うわあああああああああああああああ!!」

排水溝を化け物のような姿勢で覗き込む、もはや舐めているのではないかというこの姿勢で阿鼻叫喚する私は、それはそれは惨めったらしい姿を周囲に曝していたことでしょう。”これ”に人生を懸ける醜い女の姿は、何処から見ても淑女とはほど遠いでしょう。ですが、どれほど馬鹿にされても、それでも良いのです。私はこれがきっかけで、生きる喜びを知り、永遠にこれと共に生きていこうと思ったのですから――

「大丈夫?」
「えっ?」
それはそれは容姿の端麗なお方が、地に這う化け物と同じ高さまで身を屈めて、声をかけてくれました。
「あっ……すみません」
こんな気色の悪い私に声を掛けて下さるとは、なんてお優しいのでしょう。
「どうかしたの?話、聞くよ」
「え~……と……」
どうしましょう。今回ばかりは、なかなか人には言い辛いものなのです。
「ええっと………………」
なかなか言い出せない私を察して下さったのか、彼女は優しく微笑み仰いました。
「ま、いろいろあるよね。でも、自分の好きなものに対してとっても真剣になる心、私は好き」
そう言って、彼女は去って行きました。


――かっこいい。
あの方は、この伝統ある女子高の中でも群を抜くほどの”淑女”だったのだと、今更気付きました。

入学1週間。寒いこの地方でも、桜がようやく咲き始めました。
そして私は、いわゆる”ときめき”をしました。
『パンまつり』のシールを犠牲にした悲しみや罪悪感も、忘れるほどに。

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184 :すき焼きのタレ
2022/04/01(金) 00:32:27

翌日。
気付けば私は、彼女の名前が『櫻井 陽希(さくらい はるき)』であること、3年A組出席番号10番であること、地方大会にも出場するバスケットボール部のキャプテンであることという、基本的な情報を一通り手に入れていました。

ですから、もちろん今日は、2年A組に出向き、先輩にお話をしようと試みました。結果、先生方に止められました。残念。


「レーズンバターロールが買えましたし、今日はいいでしょう」
学校を出て、5分ほど走ったところに―もちろんコンビニに寄ってから行きますが―寂しげな小さな公園があります。唯一設置されている遊具のブランコにいつも彼、”同士”は座っています。

「遅かったね」
何故だかいつも法被を表裏逆に、白い面を表にして着ている個性的な少年、上原(うえはら)君です。恐らく同い年である。これ以外は不明です。謎です。

ちなみに”同士”というのは、私たちと同じ『パン派』――もっと言えば、界隈で『ガチ勢』と呼ばれる者のことです。
私は言わずもがな、上原君も今、パンを買ってポイントを集める『パンまつり』に熱中している『ガチ勢』です。

「そういえば、只今上原君はどのくらいポイントを貯めておられるのですか?」
「俺は87pt。君は確か85で――あっ、3点失ってるから、82ptだろうか。めったに手に入らない”幻の3点シール”を排水溝に落とすなんて、呆れちゃうね」
「な、何故それを!」
昨日は彼に出会っておりませんから、『パンまつり』の3点シール、すなわち神に等しいこのシールを排水溝に落としてしまったことなど知らないはずで、…………

「知り合いは多い方なんだ――って、どうした?空からパンでも降ってきたか」
昨日の出来事を思い出すと同時に、先輩のあの笑顔が、鮮明に蘇ってきました。
「わっ、私は」
一度思い出すと、離れなくなってしまいました。

「私は!!櫻井先輩と一緒にパンを食べたいです!!」

ハッと我に返ったときには、上原君は――とてもとても、気味の悪い笑みを浮かべていました。

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185 :すき焼きのタレ
2022/04/01(金) 00:32:44

驚くことに、いいえ、よく考えてみれば当然のことなのですが、櫻井先輩はとても人気でした。いわゆる”モテモテ”というものでした。
3年A組10番の靴箱はお手紙で溢れていて、私のものを入れる隙間はありませんでした。
しかし、この気持ちは届けたい。まだ始業時間まで余裕は十分にあります。私はどうにか靴箱に手紙を入れようと試み、ついに手紙を握って中に押し込むことができました。
ですが、挟まった手を抜くと同時にバサバサ、中から手紙が落ちてきてしまいました。封が十分に閉じられていなかった封筒から紙は飛び出し、砂で汚れ、周囲は悲惨な状況と化しました。
「大変ですわ!」
「どうかしたの?」
慌てて振り向くと、そこには……
「さ、櫻井先輩!!?えっとこれはもも申し訳ございませ……」
あっ、終わった。
「これのこと?別に大丈夫だよ。慌てすぎ」
ですが、心の広い先輩は、全く気にしていないというように、この愚か者を許してくださいました。

「あれ、そういや、この前あった楠山(くすやま)さんだよね?」
!?私の名前をご存知で!なんという事でしょう!
「は……はい!楠山 ももです」
「かわいい名前だね。ももちゃんって呼んでいい?こっちも名前でいいよ」

ももちゃん!!

自分の名前を呼んでもらえるだけでこれほど嬉しいと思える日がくるなんて。
思わずその場で踊り出しそうになりましたが、折角親しくなれたというのに早速引かれてしまっては元も子もありません。肩幅に足を開き地面をしっかり踏みしめて、歯を食いしばって耐えました。


「ついこの間までずっとパンの話しかしてこなかったのに……だる」
上原君が呆れているのは既に理解していますが、構わず、私は櫻井先輩改め――陽希さんの話を彼にし続けました。
「……そして、今度ご飯を共に頂けることになったのですよ!その他、4回ご飯にお誘いして頂きました!その次の週は陽希さんのバスケットボールの試合を。キャプテンでエースなのですよ!他には……」
「そういうのはあんま興味無いんだけど。まさかパン飽きた?」
さすがに相手の気分を害してしまっては淑女としてよろしくありません。
「いえいえ!とんでもありません。もちろん今日も、クリームパンを4つ……合わせて6点頂きました」

上原君は満足そうに頷くと、突然こんなことを言い始めました。
「君は、パン派じゃない人間が目の前にいたらどうする?」
「え?どうすると言われましても……周りの方々が必ずみんなパン派とは限りませんし。いつも通り、パンの良さを語ります」
その時ふと、『陽希さんはパンが好きなのか?』という疑問が頭によぎりました。アレルギーなどで食べられない限りはパンを召し上がってもらうつもりでしたが。

「じゃあ質問を変える。もし、君の前に、どれだけ愛を伝えても頑なにパンを否定する、”パンを毛嫌いする”人間が現れたら?」
「……そんな方おられるのでしょ――」
私の疑問を遮って彼は言いました。
「俺なら、自分の好きなものを否定するやつは――叩きのめす。最悪、殺す」
えっ。
「そんな物騒なことを……」
私は彼の目を見て、思わず口をつぐみました。
彼の目は、キラキラしていました。希望に溢れているような瞳でした。とても、この口からあのような言葉が出てきたようには思えませんでした。

「今は否定していても。もし、もしいつかそんな人間が現れたら、君もそうせざるを得なくなるんじゃないか?”同士”の俺がここで、そう言ってしまったから」
そんなはずはない。と、何故だか断言出来ませんでした。
「君は自分の好きなものを何よりも大事にする人間だ。だから数少ない自分の仲間、つまり”同士”も君にとってかけがえのない大切なものだ」
「……何が言いたいのですか?」
「好みや価値観が違っても、共に心から分かり合える、心からお互いを信じ合える、それが本当の”仲間”だ。君にとって一番大切なものは何だ?誰かのために、自分の好きなものを捨てることはできるか?自分を否定する人間は、潰せ。血祭りだ」
心なしか、彼は笑ったように見えました。

「仲間は、いつか必ず助けてくれるよ」

それ以来、上原君は姿を消しました。

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186 :すき焼きのタレ
2022/04/01(金) 00:33:03

”同士”が消えた今、私に出来る事はただひとつ。
陽希さんを”同士”にすることでした。
優しい陽希さんなら、きっとパンの良さを分かってくれるはずです。


コンビニでパンを3つ、7pt分買い、丁寧に鞄にしまい学校に着くと、靴箱の前で陽希さんが手紙のようなものを読んでいました。
私のも読んで下さったのでしょうか。思わずにやけながら近づくと、陽希さんはこちらに振り向き、手紙も隠しました。
「あ、ももちゃん。おはよ」
「お……おはようございます」
今、手紙に『……まつり』と書いてあったような気が……
「あの、それって」
「あ、ごめん。ミーティングがあるから、もう行くね」
尋ねようとすると、陽希さんは慌てて行ってしまいました。

もしかすると、陽希さんも”同士”?
もしそうだったら。私は陽希さんとパンについて語る未来を想像して、またにやけてしまいました。


それから、私は『パンまつり』に全力で取り組みました。
1日にパンを10個買いました。おそらく『パンまつり』が終わるころには、私は太ってみっともない姿と化していることでしょう。
ですが、それも陽希さんのことを想えば……なんてことありません。
ポイントは200を超え、自身の過去最高記録に到達しました。陽希さんはどのくらい貯めておられるのでしょうか……期待を重ね、パンを食べ重ね1週間。
やがて『パンまつり』最終日を迎えました。


陽希さんと出会ったときには咲き始めたばかりだった桜も、少し散り始めていました。
今日は『パンまつり』最終日。勇気を出して、陽希さんをパンの買い物にお誘いしようかと考えています。

校舎の外に出ると、陽希さんが待っています。
不安と緊張でなかなか外に出ることができず、私は普段は見向きもしない校内新聞を凝視していました。
【今こそ問います あなたはどっち派?
パンvsご飯】
あっ。こんなアンケートを入学早々新聞部の方々にされた記憶があります。私は無論、前者です。
アンケート結果は――パン300人、ご飯300人。なんと、同率でした。
パンを好きな方がこれほどいらっしゃるとは……ご飯派の方々にもいずれはパンを好きになってほしいなと、そう思いました。

「ももちゃん、全然来ないと思ったら」
「あ!すみません!」
気付けば後ろに陽希さんがいました。私はどれほどの時間、陽希さんを置き去りにしてしまったのでしょうか。パンのことを考えすぎて、忘れてしまいました。反省……
「これ……パンとご飯……なんでパンを先に書くの?あり得ないでしょ。それにどっちも同じ人数って、どこのパン好きに忖度してんだよ」
「えっ?」
「こんなにパン派が多いわけないって。米は、日本人と人生を共にする永遠の友だよ?ご飯こそ正義である。パンこそ、悪である。小麦の無駄遣い。麺でも作ってろや、カス」

え?……言葉が出ませんでした。
目の前にいる、あこがれの、かっこいい”淑女”だったはずの存在が、今はくだらないただの”阿婆擦れ”のようにしか見えなくなってしまったのは、かつて誰かが言っていた”自分と対立する”人間であるから、なのでしょうか?
「陽希さんって……パン、好きじゃないんですか?」
「はっ?パン好きとかあり得ねえー」
ケタケタ笑う陽希さん、のような阿婆擦れは見ていられません。私は嫌になって、走って外に出ました。
「ちょ、ももちゃん」
ですがバスケ部キャプテンに、運動もせずパンを食べるだけの少女が走りで勝てる訳がありません。
「ちょ……いたっ!」
鞄を引っ張られ、私が転ぶと同時に、鞄の中から、総合計22pt分のパンがゴロゴロ地面に溢れました。
それを見た彼女は、真顔になりました。
「えっ……まさか、ももちゃんって、そっち?」
私は黙っていると、彼女は私をひどく軽蔑する目で言いました。

「ガッカリだわ」

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169 :げらっち
2022/03/30(水) 13:20:37

やっきーがこれ読んだら何て言うだろう…
良い点を何とか見つけ出して誉めてくれるかな?

170 :ねむねむ
2022/03/30(水) 16:05:29

>>154
ちゃんと再現度高いwww
進研ゼミって入ってない人に毎年チラシみたいなの来るけど漫画だけ読んで毎回捨ててたw

173 :げらっち
2022/03/31(木) 14:57:18

一応リマインドしておきますが、春の短編交流会は本日が第一の〆切日となります。
キューちゃんが旅行で不在ということもあり、〆切が伸びる可能性もありますが。

154 :暇人大魔王
2022/03/29(火) 21:07:52

春の小説





━━━これは、
    進○ゼミの漫画の話を
     できるだけ再現しようと
      作者が頑張って作った、
       1つの物語である━━━



「ナイスシュート!」
俺は山田タケル(高2)
高校でバスケ部に所属している。3年生が引退してようやくレギュラーを勝ち取ることができて、練習に打ち込んだ結果、順調に戦績を収めている。
部活仲間「お前最近調子いんじゃね?」
「え?そうかなー」
「この間の試合でもスリー4本決めてたし、絶好調じゃんか~」
「ありがとっ」
だが、そんな俺には悩みがあった。

「タケル、おつかれ!」
練習を終えた俺にタオルと水筒を手渡してくれたこの人は、幼なじみのカナ。バスケ部のマネージャーをしている。
「今日もシュート安定してるし、パス回しも的確。やるわね。」
とは言うものの目は明らかにとても褒めてる時の目じゃない。
「で?ちゃんと勉強してんの?もうすぐ3年になるけど」
「おせっかいだな~...」
「おせっかいだな~じゃないでしょ?テストの度に暗ーい顔してるじゃない!帰ってきた英語のテスト、どうだったの?」
「...72点だよ、ハァ~...」
ぐいぐい来る姿勢と自身の結果、Wでため息の原因になった。
「模試も難しくなってきたしさ...本音を言うと全然大丈夫じゃないよ」
「数学や英語は計算力や早い読解力が求められるし、社会では資料の読み取り、理科は実験からの問題が増えている。難しく感じるのも当然...」

「でも...俺、A大学に合格したいんだ。先輩もA大学に進学してて楽しそうだし...A大学はバスケの強豪ko」
「よく言ったーっ!」
いきなり話を遮ってきた。
「!?」
ゼロ距離まで顔を近づけてきたカナの目はキラッキラだ。
「近い近い...」
「いいぞ、その気持ち!受験までまだ1年ある!」
「でもさあ、模試は難化傾向...カナは模試どうなの?」
「ふっふっふー...」
自信満々に模試の結果のシートを見せつけた。
「ついに全教科8割台を達成したよっっ!」
「えー!??去年まで俺とどっこいどっこいの成績だったよな!?なんで?」

「 “進○ゼミ“ で模試の対策をバッチリやったんだよ!」

「進○ゼミ?」
「そう!進○ゼミなら、最新の模試の傾向をバッチリ掴めるんだ!新傾向の問題にも、実戦に近い演習で取り組めるよ!」
「そりゃあ模試で高得点が狙える訳か!」
「しかも、授業動画もスマホでいつでも何回でも見れる!苦手な分野に集中した問題集を取り寄せることもできちゃうんだよ!」
「自分に合った学習法ができるんだね!」
「そういうことっ!」
「でも、カナは1年生からやってるんでしょ?今からで間に合うかな...」
「心配なーい!」
「今なら、春休みの間に高1、高2の総復習ができる!終業式の日までに申し込めば、リスニングの特訓までできるんだ!高3前の春、今がチャンス!」
「おおー!これはすぐに申し込まないと!」
「4月からまた、高校最後の部活動にも打ち込めるしね!」
「おうっ!」

こうして、俺は春休み特講に申し込んだ。最新の模試のスタイルも徹底的に対策できて、高3最初の模試ではC判定まで成績を上げることができた。
「タケル!ナイスシュート!」
さらに、俺たちのバスケ部は、県大会で優勝!部活動も、最高の形で終えることができた。

受験当日も、新傾向の問題に落ち着いて対応できた。
「あ、これ、ゼミでやったところだ!」
夜、カナから電話がかかってきた。
「タケル、共通テどうだった?」
「おう、バッチリ!」

そして、2023年、3月━━━
A大学、正面玄関。桜の舞う中、たくさんの人だかりだ。
「10001番、10001番...」
タケルは真剣に合格者番号の詰まったボードを見つめる。
「あ...あった!」
俺は━━━念願のA大学に合格できた。

今からでも間に合う!この春、キミに総復習のチャンスが来る!

さあ、次はキミの番だ!



━━━ fin ━━━

165 :げらっち
2022/03/30(水) 01:46:24

チャレンジに似せるというコンセプトがあるなら、それを突き詰めて、調べまくって書いてほしかった。
チャレンジの「できすぎのめでたしめでたし」感をオーバーに描いたりしても面白いかもしれない。その場合は風刺を添えてめちゃくちゃオーバーにする。
ネタに走るならとことんネタに走ってほしかった。
どっちつかずでオリジナリティ無い、これが低評価の原因。

166 :すき焼きのタレ
2022/03/30(水) 08:31:08

誇張しすぎた進研ゼミやってほしい