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┗363.映画総合スレッド(334-353/453)

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334 :げらっち
2024/09/20(金) 11:04:38

今日は『沈黙の戦艦』『トイ・ストーリー3』と、私の好きな映画50に入る作品が2つも地上波でやるぞ!

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335 :げらっち
2024/09/20(金) 20:49:03

9時から金ローで、名作中の名作、トイ・ストーリー3がやるぞ!

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336 :しゅんトロン
2024/09/22(日) 21:37:48

トランスフォーマーONE 見てきました。

感想としては、なぜオプティマスとメガトロンはそれぞれ別の派閥に分かれたのか 
という経緯がわかるストーリーです。

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337 :げらっち
2024/09/22(日) 21:43:10

それは感想じゃないと思うが…

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338 :しゅんトロン
2024/09/22(日) 21:46:34

おっと失礼、そりゃあらすじだ。

感想としては
友情物語の延長線で熱いシーンもあって
楽しめました。

往年のファンならではのシーンもてんこ盛りなのでTFファンならぜひ

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339 :黒帽子
2024/09/22(日) 21:47:22

まあ推しキャラが動いてるかどうかしか見てないんでしょ

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340 :げらっち
2024/09/24(火) 12:43:33

今までの実写映画シリーズと比べてアニメ寄りになったよね。

初代
リベンジ
ダークサイドムーン
ロストエイジ
最後の騎士王(ラストナイト)
↑ここまで見た。一応ここまでは物語つながってる。
↓未視聴。
バンブルビー
ビースト覚醒
ONE


これらと比べるとどういう内容だったのだろうか。

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341 :げらっち
2024/10/02(水) 12:04:24

刑事コロンボ感想
またかよ、と思うだろうが何度も見たくなるし、何度見ても新しい感想が生まれるのだ。

10 黒のエチュード
第2シーズンの第1話。
第1シーズンの殺人的高評価を受け、新たな気持ちでコロンボシリーズの第1話を作ろう!という丁寧さが見えた作品。
ファンの間では地味な評価を受けているが、個人的には「コロンボらしさ」満載で見ていてニヤケが止まらなかった。何故この回人気低いんだろう?
ラストが少々地味なのと、最後の瞬間まで犯人が潔くなく虚勢を張っていて、きざったらしいからだろうか(反対に、途中がつまらなくてもラストがキマっていればファンの評価は高めになる傾向がある)。

コロンボが犯人に目を付ける瞬間から、しつこく付きまとう様子、コロンボを見下していた犯人をイラつかせていく様子が丁寧に描かれている。
屋敷での「対決」は面白さに反して、犯人を1つも問い詰めておらず、訪問の理由が本当に不明である(但しパット森田の面白さとコロンボ登場時の曲のカッコ良さにより見るに値するシーンとなっている。この曲は「溶ける糸」のラストでも使われていた名曲)。

音楽を扱った回だけに全体的に曲が素晴らしく、ベートーベン「田園」も忘れ難い。
コロンボの愛犬初登場。今回は後の作品以上に常にぐーたらしている。本当に猟犬なのだろうか。そして何気にデカい。かわいい。
ベートーベンと名付けられかける(が、没になる)。
鳥も登場しており、今回は動物づくしだった。鳥は死んじゃったけど…

ジャニスはコロンボに出た女優の中で一番美人だと思う。

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342 :げらっち
2024/10/02(水) 14:23:06

第1シーズンは実は一番面白かったシーズンだと思う。

1 殺人処方箋
記念すべき最初のエピソード。
既に完璧レベルでコロンボのキャラができあがっているどころか、第1話にして「応用」にさえ近い。
色々なエピソードを見た後に改めてこの第1話を見ると、更に良さがわかるかもしれない。この話あってこそ後のコロンボシリーズが成立したのだとわかる。
コロンボも犯人も非常に攻撃的。
被害者が実は生きていたり、突然第三者の自白者が現れるなど、プロットもうねっていくように飽きさせない。

2 死者の身代金
今回の犯人は女性だが、後の同情を買うような女性犯人ではなく、男性犯人顔負けの(色んな意味で)強い女性である。特に殺人を遂行して鼻歌を歌っているシーンなどは、男性犯人ではなかなか見られないサイコパスさである。
今回の犯人は命など金に劣る物と考えており、その傲慢さと異常性に足を取られ、コロンボとの対決に負けることになる。
ラストの対決は、共犯者から攻め落とした前作と比べても1vs1の構図となっており、コロンボの名言や曲のマッチ度もあり大変すがすがしい。「人間にはいくら金を積まれても売り渡せない物があるってことを、あんた知らなかった」
曲の良さも相まって私が最も好きなエピソードの1つ。墓場のシーンが物悲しい…

3 構想の死角
前2話がパイロット版だったので、テレビドラマとしてシリーズ化してからの実質的第1話。
若きスピルバーグ監督が、前2話を完璧に理解した上で独自に噛み砕いてエンターテイメント化した傑作。部屋を荒らすシーンまでもが様になっている。やはりスピルバーグはスゴイし、シリーズでレギュラー化するジャック・キャシディの画面映えもスゴイ。
但し、「構想の死角」という題名の意味がいまだによくわからない…今回の殺人計画はシリーズ中で最も死角や隙が無く、その完璧さこそが命取りとなったので、この邦題のセンスは謎である。

4 指輪の爪あと
4話連続で神回が続いている。しかも毎回印象を変えてくるからスゴイ。
前作の優雅な犯人とは違い、今回はどちらかというと努力で地位を勝ち得たというような野心的なインテリが犯人。演じるロバート・カルプはその憎々しさが天下一品であり、ジャック・キャシディと共にレギュラー化する。
被害者遺族であるケニカット氏の存在感も大きく、コロンボvs犯人vs遺族というパワーバランスの優れた三つ巴の対決が見られる。
そして犯人がコロンボを自身の探偵社に引き込んで手を引かせようとするという、他作では見られない最高に面白いプロットが用意されている。第1シーズンからギアを上げ過ぎたせいで後のエピソードが見劣りするくらいだ…

ラスト、コロンボとケニカット氏が去っていくシーンは曲の良さもあってシリーズ中最高のラストの1つだと思う。泣ける…

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343 :げらっち
2024/10/03(木) 12:15:30

指輪の爪あと補足
一カ所だけ、コロンボの推理が飛躍し過ぎている所がある。
それ以外は本当に完璧。

5 ホリスター将軍のコレクション
4連続神回が続いた後に、いきなり地味な回が来てしまった…
のだが、駄作というわけではなく、きちんと風格とコンセプトのある作品作りができており、ムードの良さだけならかなり上位に来るほど。
旧シリーズ最悪クラスの犯人(全体を見ると同じく軍人である新シリーズのブレイリー大佐の方が更に悪辣)と、コロンボの大人な対決が見所。
但し45口径を使っているのに弾が死体にとどまっているというのは無理がある。
浮かび上がってくる死体、怖い…
ラストが余り盛り上がらないこともあって、推理の面白さという点では高得点は付け難いかもしれない。
サイコパス料理人のバートは「死者の身代金」と今回の2回のみの登場だったが、キャラが濃いのでもっと出て欲しかったというのが本音です。

6 二枚のドガの絵
ファンから「別れのワイン」と共に絶大な支持を誇る作品。
確かに、歯切れの良いラストはシリーズトップクラスだが、実はラストに重きを置いているためか細部は結構粗が多かったりする。
それでも、何度見返しても楽しめる名作であることに変わりはない。対決のテンポが小気味よく、犯人の煽り語彙のセンスがグレイト。「うちに帰って寝るんだねえ」ww
コロンボ入門編に是非オススメしたい作品である。
細かい点だと、クライマックスでコロンボがプジョーに乗ってエドナ邸に来るシーンの曲が素晴らしい。

7 もう一つの鍵
前作とは打って変わって、ファンからの評価が低い作品。前後の作品でこうも評価が分かれるのは珍しい…
ワガママな令嬢という犯人像、彼女の反応がヒステリー女の典型となってしまいコロンボもガンガン攻めることができず、対決に魅力が無い点などが低評価の理由だろう。
恋人の証言に頼った決め手も不人気の理由とされるが、個人的には愛憎のドラマの決着として良い落とし所だったと思う。
犯人がコロンボの命を狙うラストはいまいち。衝動的な行動なのだろうが、余りにもクレバーではない。

だが個人的には好きな作品の1つ。
犯行計画が他の作品には無いパターンだし、コロンボの見つける手がかりも悪くないし、何より曲が素晴らしいのだ。
レスリー・ニールセンが良い味を出していた気がする。犯人よりむしろコロンボとこっちの対決の方が見応えあるかも。

8 死の方程式
異色回。まず、大抵の回が都会が舞台なのに対し、今回は工場+山岳地帯の限られた空間を舞台にしており、印象に残るシーンばかり。
カメラワークなど演出も冴えていたと思う(屋上にワープする演出は印象に残る反面、意味不明だが)。
ジャズ調の曲が良いし、陽気かつ邪悪という新しい犯人像も良い。犯人役のロディ・マクドウォールはポセイドンアドベンチャーのエイカーズ役(年もピッタリ同じ)も光ったが、若そうに見えて実は44歳であり驚く。
邪魔な人間の排除の仕方が強引でやや気になるが、そこは会社のドロドロを表していると考えれば納得がいく。
ロープウェイのラストもたいへん印象に残る。
ちなみに私が最初にちゃんと見たコロンボがこの回だった…これも入門編として悪くないかも。

9 パイルD-3の壁
第1シーズン最終回にして、コロンボを演じるピーター・フォークが監督を務めた唯一の回。
殺意が生まれる瞬間の描写や、他の回では見られないような奔走するコロンボの描写はフォークの才能とコロンボ愛を感じる。
ラストも、いきなり事件解決するのではなく、タイヤがパンクするサスペンス(無くても成り立つ)をアクセントとして挟んだのはなかなか効いていたと思う。

「死体なき殺人」というのは第1シーズンラストを飾るにふさわしい大命題である一方、この犯行はそもそもコロンボレベルの名刑事が登場しない限り計画自体が成り立たないという「コロンボありきの殺人計画」になっているという若干の穴がある(まあこれはフォークの落ち度というより脚本の落ち度に思えるが)。
ゴールディは良い味出していたが、事件解決のシーンに居ないのが残念…最後は男と男の対決(犯人曰く水と油)にしたかったのかもしれないけど。

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344 :げらっち
2024/10/04(金) 12:38:19

タイトルから読み解く刑事コロンボ
コロンボの話の中には、邦題が幾つかある物もある。それらの題を比べてみる。

27 逆転の構図/死のポートレート
32 忘れられたスター/忘れられた女
39 黄金のバックル/懐かしき殺意
46 汚れた超能力/超魔術への招待/殺しのマジック
47 狂ったシナリオ/予期せぬシナリオ
48 幻の娼婦/黒いドレスの娼婦/夜の仮装
49 迷子の兵隊/おもちゃの兵隊/死の記念日
50 殺意のキャンバス/影のアトリエ
51 だまされたコロンボ/消える女
54 華麗なる罠/謀殺のカルテ/カリブ海殺人事件
56 殺人講義/殺人ゲーム
57 犯罪警報/最期の一服
58 影なき殺人者/探偵の条件
62 恋に落ちたコロンボ/奇妙な棺
63 4時02分の銃声/危険な声
65 奇妙な助っ人/幻のダービー馬
66 殺意の斬れ味/二つ目の死体
67 復讐を抱いて眠れ/消えた芸能レポーター/死の引受人
69 殺意のナイトクラブ/虚飾のオープニングナイト

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345 :オレピエセ
2024/10/04(金) 21:48:00

今、金曜ロードショーで名探偵ピカチュウ観てるんだけど、なかなか話が理解できずついてこれんのだが💧
面白い、最後まで眠気に負けずに観てみる👀

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346 :げらっち
2024/10/04(金) 21:49:11

ピカピは見てないな…

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347 :オレピエセ
2024/10/04(金) 21:56:15

電気技を出せなかったピカチュウ、コイキングをギャラドスに進化させてリザードン倒すの意外な展開…そして何回も観ないと話掴めない…

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348 :げらっち
2024/10/07(月) 10:27:33

>>333

殺人講義補足
見返したが、新シリーズの中で一番面白いエピソードだと思う。
旧シリーズにも食い込むことのできるレベル。
気合いの入りようが前後のエピソードと比べても異様に高く、よく新シリーズ中盤のこの時期にこれだけ面白い作品が生み出せたなと思う(この後のエピソードである犯罪警報から、しばらくは最低中の最低レベルのエピソードが続く)。
具体的には、老けたコロンボの良さが出せた数少ないエピソードだというのが良い点。学生2人組の犯人とのコントラストが良く、若さに翻弄されつつもコロンボのペースで捜査を続け、最後の大逆転というのが素晴らしい。
この回に関しては石田太郎の吹き替えも合っていたように思う。
ロバート・カルプのゲスト出演も◎。

復讐を抱いて眠れ補足
犯罪警報~殺意の斬れ味のなんと10本にもわたって駄作が続く中(個人的に奇妙な助っ人は好きだが)、何とか見られるレベルの水準まで回復できたのは驚くべき事だ。
ところがマクグーハン物では最早お約束とも言うべきミステリ的弱さが露見していたと思う。
自由に動かせる時計でのアリバイトリックというずさんな物は「仮面の男」と全く同じ。
歌のシーンが妙に長く、犯罪警報に匹敵するほどの間延びを感じる。
自分はマクグーハン作品と相性が悪いのかもしれない…(「仮面の男」も「さらば提督」も「完全犯罪の誤算」も間延びした駄作だと思っている)
まあでも新シリーズでは相対的にマシな作品とは言える。

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349 :げらっち
2024/10/07(月) 11:09:23

映画トランスフォーマー
マイケル・ベイ5部作の感想

初代(2007)
原点にして頂点。の決まり文句が似合う作品。
人間側サムのドラマ、オプティマスとメガトロンの対立構図のシンプルさなど、ストーリーがきちんとできている。
迫力もこの時点で十分あり、TF入門編としても是非お勧めしたい一作。

リベンジ(2009)
正統な続編。突如ストーリー性が薄くなってしまったのと、下ネタが妙に多いのは気になる点…
だが、前作は少々数が少なく感じたトランスフォーマーたちが今回は大幅増殖しており、合体ロボのデバステーターの登場など、賑やかかつ迫力もありカオスさも相まって面白く見られる(2作目で数の暴力で攻めてくるのはエイリアン、アナコンダも同じ)。

ダークサイドムーン(2011)
トリロジーの最終作。
今回は前2作と比べ「監督が撮りたかったと思えるシーンの数珠繋ぎ」感がある。例えばサムたちがビルに登ったのは明らかにドリラーに襲わせたいからだろう。
まあでも月探索と陰謀論に焦点を当てたSF色の強いプロットは、前作より面白く感じた。
ラストの市街地での戦い、メガトロンとの決戦など大迫力で豪華。ここまでの3作は整合性が取れていたと思う。

ロストエイジ(2014)
トリロジーを完結させ、演者(人間もトランスフォーマーも)を一新させた新たなる開幕作。
今までのサムの冴えない成長記と比べ、父娘のドラマというのはアメリカ映画として余りにもありがちすぎるストーリーだったと思う(同監督のアルマゲドンでやり尽くしたのに、何故今更やるのか疑問に思う)。
絵的には、KSIの人工トランスフォーマーの、従来の重厚感ある変形に対するスタイリッシュな変形というコンセプトが大変素晴らしく、一作限りで出なくなってしまったのが残念だった。
演技面はマーク・ウォールバーグは脳筋でやや一本調子だが、 スタンリー・トゥッチの怪演技が光っており相殺されたと思う。
ガルヴァトロンかっけえ。
ラチェットのご冥福を祈ります…
結論を言うと、3作に区切りを付けて、新たなTF映画を作ろうという気概が見える作品で、それが良い形になったと思う。TFシリーズとして見るよりは、一本の大迫力の映画として見るとかなり完成度が高いのがわかる。

最後の騎士王(2017)
3作の要素と4の要素を最悪に中途半端な形で混ぜましたよ、という内容。前にも同じ書き方をしたが、これ以上に適当な形容が見つからなかった。
4でせっかく新たな土台を作ったのに、それが不評だったからと言って、何で3作の要素を引っ張り出してきたかがワカラナイ。4の内容を貫いてほしかった。
4とも3とも整合性が取れていない。4でガルヴァトロンとして復活したメガトロンが、いかにしてメガトロンに戻ったかが不明。
2に匹敵するほどキャラ数が多いが、全くという程活かせていない。4のキャラの無駄遣い。
新たな看板キャラであるコグマンとスクィークスがまんまC-3POとR2-D2でありトランスフォーマーらしさが無く、魅力が無い(ファン居たらごめんなさい。でもTFらしくは無かったと思います)。
他にもターミネーターなど他映画からパクったのかと思えるような要素が散見された。
脱獄シーンは面白い一方で何の意味も無く、中盤の謎解きは2以上に平坦。後半はご都合主義(展開的には2とほぼ同じ)丸出しな上、同監督の一番の名作であるアルマゲドンの露骨な焼き直しだった。

今回の目玉要素は「闇堕ちしたオプティマス」だったが、彼の出番はシリーズ一少なく予告に反している。闇堕ちオプティマスの出番を多くしてもっと掘り下げていれば面白くなったように思えてならない。
オプティマスが正気に戻る理由も本当にご都合主義。
オプティマスが無双するのがこのシリーズの数少ない見せ場なのに、本作はそれが殆ど無く、変形シーンに関しては一度も無い。
また、毎回「絵的に斬新な要素」が登場するのも実写映画シリーズならではの魅力だったが、今回のそれは時止め能力・インフェルノコンくらいであり、魅力はあるがシーン的には非常に短いため余り活かせていないと思った。

続編の意図もあったようだが、不評によりマイケル・ベイのTF映画シリーズはここで途絶えてしまう。4の正当な続編が見たかったよ…(ちなみに4の正当な続編をやっていればシリーズは続いていたんじゃないか、というのはターミネーターも全く同じ)

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350 :げらっち
2024/10/09(水) 08:56:15

TFファンは好きなキャラが出ているかどうかしか気にしてないから、ストーリーについて論じること自体間違っていたねえ。

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351 :げらっち
2024/10/09(水) 12:01:12

最早コロンボスレになりつつあるが…


11 悪の温室
コロンボが坂を転げ落ちるシーン(3度は見返しちゃう)、凝ったプロット、ウィルソン刑事の面白さ、曲の豪華さ、と密度の濃さを感じる回。
コロンボファンは「別れのワイン」や「忘れられたスター」のような感動回ばかり持て囃さずに、今回や黒のエチュードのようなしっかりしたミステリができている回を評価すべきではないだろうか。

フレデリック・ウィルソン刑事(今回はフレディと呼ばれているが、後の回ではウィルソンと呼ばれている)はコロンボとの対比が最高に面白いのでもっと出してほしかった。没になった脚本や小説版ではもっと出ているらしい。
ウィルソンが調子に乗っちゃう中でコロンボが1人淡々と独自の捜査を続ける終盤などは、他の回では一切見られない面白さだ。
一方で犯人役のレイ・ミランドは「指輪の爪あと」の時と比べ見劣りしていた。いつもの犯人のような寛大さやプロフェッショナルさに欠け(一応蘭のエキスパートではあるが)、初登場時からカリカリしており威厳が劣った。
まあプロット的に温室が必要不可欠だったので、蘭の愛好家という設定は必然的だったようにも思うが、他に何か犯人の風格を表す設定やシーンがあっても良かったように思う。
浮気をバラしちゃう悪意のコロンボ…

ラストは緻密なフラグもあり素晴らしいが、犯人の表情が微妙なので少々物足りない!?

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352 :げらっち
2024/10/15(火) 09:28:16

黒のエチュード 豆知識
序盤と終盤で2人の「フランク」というモブキャラが出る。
ちなみにコロンボのファーストネームも「フランク」とされる(作中では一度も呼ばれていないが)。

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353 :げらっち
2024/10/15(火) 22:39:27

12 アリバイのダイヤル
アリバイ崩しに重きを置いた回。
黒のエチュード、悪の温室と共に地味な扱いを受けがちなの何でだろ~?(自分は3作とも緻密な名作だと思っている)
かつてBSで放送された人気エピソード20位の中に、第2シーズンからのランクインは2本のみと割合的に最も少なかった。第2シーズンもっと評価されてくれ。

ちなみに割合は
第1シーズン 5/9
第2シーズン 2/8
第3シーズン 3/8
第4シーズン 3/6
第5シーズン 2/6
第6シーズン 1/3
第7シーズン 4/5

第7シーズンの割合が最も高かったのは何かの間違いだろう。

脚本家は「ホリスター将軍のコレクション」と同じだが、かつてと比べ大幅に進歩し、奥の深いミステリを見せてくれたと思う。
演出も冴えており、他の回では見られない印象に残るシーンばかり。スポーツを扱った回はこれが唯一だし。
ビジネス的やり手が最高に似合うロバート・カルプの憎たらしい演技は、これぞコロンボの犯人という見本のような物。
ラルフと対決するコロンボは、いつもの犯人に対する低姿勢な厚かましさとは真逆の、鋭い名刑事風。いつもの姿勢は犯人を油断させるための演技だったということもわかる。

但しやや登場人物が多く、1度見ただけではわかりにくいのが難点か。何度か見るとより面白く感じてくるかも。
ラストはきちんとまとまっている一方、アリバイ崩しをしたのみで決定的証拠にはならず、まだ言い逃れする余地がある…という指摘は無粋か。

わからないことって色々ありますよねえ というモブのセリフがストロング。

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WHOCARES.JP
333 :げらっち
2024/09/11(水) 13:10:48

コロンボ新シリーズの、これだけは見ておけ!7選

46 汚れた超能力
新シリーズ開幕作なので一見の価値はあるが、内容は悲惨。
無駄にスケールの大きな事件の割に器の小さい犯人、無駄に残虐な殺害法、冴えない手掛かり、冗長すぎる超能力のトリック明かし(見るのを止めたくなる)、『美食の報酬』『攻撃命令』と同じく犯人にコロンボの命を狙わせるという無理のあるラスト。
犯人に霊的捜査を要求する、というのは新シリーズ第1話にして奇抜過ぎではないだろうか。
但しおしゃれな雰囲気は悪くない。ドロドロし過ぎて見る気の起きない『幻の娼婦』『殺意のキャンバス』よりは幾分かマシだろう。

47 狂ったシナリオ
新シリーズだと思って侮って掛かると痛い目を見るぞ…
犯行からコロンボ登場、手掛かり足掛かりを集めていく流れは本当に完璧クラス。
但し芝居がかったラスト及び、コロンボが汽車の模型に乗せて証拠を提出するシーンが大きなマイナス点になっている…こんなのコロンボじゃない。
また、『もう1つの鍵』や『秒読みの殺人』と同じく犯人とコロンボのパワーバランスがやや悪く、コロンボが犯人をいたぶっているように見えてしまうのもコロンボらしからぬ点。高慢な犯人との攻防が醍醐味なのに。
それでも自分の中では新シリーズで5本の指に入る面白さと言える。

49 迷子の兵隊
これもシモンズ編特有のリッチな雰囲気が味わえる佳作。
パジェット将軍の貫禄と、シリーズ最悪クラスの犯人(武器を密輸し戦争に加担し、私腹を肥やす)の憎さも光る。が、犯人であるブレイリー大佐の行動は序盤~中盤が平坦で少々魅力に欠けた。
ベッドシーンはあるにはあるが、これくらいならまだ何とか我慢できる範囲内だろう。
また、シモンズ編全般に言えることだが、謎解きが分かりやす過ぎる&簡単に、というかお粗末に証拠を集められ過ぎている。今回は特にそれが目立った。具体的には、グラスと歯ブラシで瞬時に逢引き相手を見抜く、コロンボの力ではなく検死で他殺と判明する、そして秘密ファイルの入手法が一番ひど過ぎる。あれはギャグなのか?

51 だまされたコロンボ
かなりトリッキーなパターン崩しながらも、上手くまとまっている作品。
新しさを感じつつ、細部の緻密さは前5作よりも旧シリーズ寄り。
特に、「イギリスでの失踪事件」という、本来ロス市警殺人課のコロンボの出る幕ではない事件を、「ダーク本部長のよしみ」としたのが優れた工夫だったと思う(新シリーズはそういった細かな配慮のできている作品が少ない)。
ラストの見事さは新シリーズ1。
あの犯人の顔を見られるというだけで見る価値のある作品だろう。
平然と軽く、しかも素手で首折りできるの凄い…

56 殺人講義
学生2人組という今までにない犯人像、大学に招かれた初老コロンボと学生たちの絡みというコントラストが素晴らしい。
全体的に気合いが入っており新シリーズ中では最も見所の多い作品の1つと言えよう。
但しリモコン式の銃を搭載した車を、いつまでもあの状態にしておくのは大変無理がある。あの2人が馬鹿だってことで良いのか?
決め手は『権力の墓穴』のバリエーションだが、犯人2人が喚き散らすラストは良い意味で旧シリーズと対極となっており、魅力的と言える。

65 奇妙な助っ人
マフィアと協力し犯人を脅すラストは、『愛情の計算』以上に強引。
だが全体的に見ると意外にもよくできており、正当なコロンボシリーズのバリエーションと見ることができる。
緻密かつ大胆な犯行は、新シリーズでは他に例を見ない、旧シリーズに匹敵する物。
コロンボの付きまといを嫌がりつつもコロンボに泣き付いてしまう犯人、というひねりの展開が面白い。「100人の味方を得た気分だよ」ww
コロンボと犯人の初顔合わせのシーンもなかなか味がある。
犯人のキャラが憎めないww あの犯人あってこそのマフィアのくだりだったのだろう。
そしてマフィアの親玉であるフォテーリのオーラもすさまじい。
例えグルだったとしても、カーチェイスやマフィアに暴行されるコロンボなんかは、ちょっと無理があるんだがね…
ネズミの死体が出るシーンは流石にぎょっとする。
クレイマー刑事、何故名前変わった?

67 復讐を抱いて眠れ
マクグーハン物の集大成であり、ある意味コロンボ全体のラストとしてもふさわしい作品(後の2作はチグハグな出来なので…)。
葬儀屋という新たな犯人像、死体なき殺人(第1シーズン最終回の命題もこれだった)、夜の対決、しっとりしつつ毒を含むラストなど、コロンボ最終回と考えれば非常に良い落としどころだったと思える。
葬儀にプライドを持っている犯人が遺体のすり替えを行うことや、骨壺にアレが入っていて気付かない、というのは無理があるように思うが…目を瞑ろう。