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┗91.マリルイ学園CGR(61-80/1000)
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61 :げらっち
2020/07/19(日) 01:15:44
屋敷の中は外観とは正反対の、近代的な造りになっていた。
まず何と言っても照明が明るい。
そしてあちらこちらに何やら不可思議な装置や計器が敷き詰められていた。しかし雑多さは微塵も感じない、整然としている。
まるで研究室のようだった。
ルル「あの・・お父さんが博士とか・・ですか?」
キー「違います!これは僕の趣味なんです( •̀ω•́ )✧」
キーは振り向いてなんとも誇らしげに指を振った。
タレ「そうやで。キーさんの両親はぶるじょあでシンガポールに住んでるんや。」
ルル「し、しんがぽーるる・・」
潤「それでね!キーさんも向こうに居たんだけど、大学で日本の文化や技術を学ぶために一人でこっちに来たんだよ(`・ω・´)」
ルル「す、すごいっすね・・」
タレ「つまりぎゃくゆにゅうてきかいがいりゅうがく。」
りんご「逆輸入てw草wwwwww」
タレ「くさにくさをはやすな」
ルルはひたすら口をパクパクさせていた。
その時。
ルル「(⊃ Д)⊃≡゚ ゚」
背中に突如冷たいものが触れた。ルルはびくっとしくるりと振り向き、腕をハの字に構え交戦のポーズを取った。しかし、そこに居たのは…
「反応カワユス(笑) あいかわらずだな。」
そこには雪華司令が立っていた。
何だか久しぶりだった。司令とはCGRにスカウトされたあの日から会っていなかったのだ。
「元気にしてましたか?お姉さんは、元気です(笑)」
ルルの記憶では雪華は変人だったが、どうやら脳内補正は行われていなかったらしい。雪華は改めて見てもやはり変だった。
雪華は幼女体型で、良い大人なのに真っ白でフリフリフリルのドレスを着ている。小さめの顔に黒いくせっ毛のショートヘアがまとわりついているようだった。
そして妖しい笑顔。
ルル「何でここにいるんですかああ!?」
雪華「あれ、聞いてなかったの(笑) ルルたん、CGRの基地はここに移転して、キーちゃんのおうちを基地にすることにした。それで、ここにいるというわけです。」
雪華はのらりくらりと答えた。
ルルの頭の中で第1話の映像が再生された。
そうだ、CGRの基地は雪華の仕掛けたエフェクト火薬で全焼して使い物にならなくなったんだっけ・・・
キー「一応僕はCGRのサブリーダーですからね(*≧∀≦)」
タレ「てことは2人で暮らしてるんやな。」
りんご「┌メノ┌^ノ。 ^リ┐?」
雪華はスキップするように歩き、部屋の中央のいかにも社長が座るような椅子に座った。
椅子の前には大きな机があり、その机はディスプレイやタッチパネルなどPCの周辺機器のようなものに囲まれていた。
雪華が赤いボタンを押すと、机の一部がパカっと開き、前回手にした3つ目のキャスストーンがせり上がってきた。
そして雪華がキーボードをタタンと叩いた。
ディスプレイの1つに謎の文字列が表示された。
ルルには到底読むことが出来なかった。タレ・りんご・潤の3人も首を傾げている。
だがキーだけは違った。
キーは雪華の後ろに回り込み、椅子の背もたれに両手を乗せると、顔を画面にぐぐっと近付けた。
彼女のメガネに文字列が写った。
キー「なるほどです…4つ目のキャスストーンの在処がわかりました(´。✪ω✪。 `)」
ルル達4人は口をぽかーんと開けていた。
キー「4つ目のキャスストーンは暗黒結社糸黒の手中にあるようです。」
潤「暗黒結社?」
タレ「な、なんかやばそうな響き。」
キー「そんなことないですよ。」
キーはその場でくるりと一回転して言った。
キー「怪人と比べればマフィア一家潰すくらいなんてことないですよ( ๑•̀ω•́๑)」
ルル達はまたまた唖然としてしまった。
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62 :げらっち
2020/07/19(日) 01:16:05
キーはまったくもってしたたかだ。
彼女は暗黒結社を「1人で」潰しに行くと公言したのだった。
雪華「本当にいけますか?」
キー「いけます。」
それでもルルは、やはり心配な気持ちで一杯になっていた。
ルル「キーさーん・・・」
キー「大丈夫ですよ(❁´ω`❁)必ず無事に帰ってきます( •̀ω•́ )✧」
キーはそのスラッとして綺麗な人差し指をルルの前に差し出した。
キー「シンガポールでの指切りはこうやるんです。」
ルルは人差し指を出し、キーの指と交差させ、強く握った。
キー「では行って参ります。」
キーは背中を向けた。長い髪がバサッとなびいた。
タレ「さすがキーさん!かっちょいい!」
潤「キーさんなら大丈夫!(`・ω・´)」
りんご「じゃあさー、せっかくみんな揃ってるしうちらは海に遊びに行かない⁉」
潤「さんせーい!」
タレ「いいね!雪華司令も行くぴよ?」
雪華「え、私はですね、これから殿方とのお食事に呼ばれているので、いけまセンガクジャー。オッホン。」
雪華も席を立った。
りんご「あ、その後ホテルで×××…」
タレ「草草の草ぁ!」
潤「…www」
「ちょっと!せっかく海に来たんだから泳ごうよー!ww」
青い海、白い砂浜。そして太陽。
4人はいきなり海に移動していた。
しかし水着を着ているのはりんごだけだった。
タレ「わしさむいの苦手。」
りんご「コラー!💢💢彼氏できないぞー!」
タレ「ぴえん。」
タレと潤は服を着たまま浜のベンチでスマホをいじり、ポテチを開けて貪り喰っていた。不健康な上にスマホが汚れる。
りんご「たくもー(💢・∀・)じゃあルルだけでも着替えてくんない?」
ルル「えっ」
りんごにやや強引にブラウスを掴まれ、ルルは立ち上がりかけた。
ルル「でも私泳ぐの得意じゃないし・・ごめんなさい、今回はパスで❕」
一応学校の水着とゴーグルは持ってきていた。
だがなんとも気が乗らなかったのである。
りんご「もうまじでみんな嫌い💢まじで一人で泳いでくる。」
そう言うとりんごは海に入って行った。
潤「行っちゃったけど…」
タレ「ま、あいつのことだからすぐ戻って来るだろ。」
2人は寝そべってスマホでSNSをやっているようだった。
ルルもタブレットを起動した。そしてタッチペンを取り出しお絵描きを始めた。
こうすれば少しは気がまぎれるから。
ルルの心は全く晴れていなかった。
キーさんへの心配とは別の何かが心の空を覆っているようだった。
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63 :げらっち
2020/07/19(日) 02:30:58
彼女は自信に溢れていた。
異国の地での勉強、毎日欠かさず行った筋トレ、誰よりも精を出して励んだトレーニング。その全てが自信につながっている。
彼女は自己分析も得意中の得意なのだ。
キーが風のように通り抜けると、後には気絶したマフィアたちが転がっていた。
この程度の相手なら変身せずとも体術でちょちょいのちょいなのである。
自転車に乗って坂を駆け下りるような爽快感。
キーは風をまとい、ガールズピンクに変身した。
「トルネード・トルネード!」
呪文を唱え、指で宙を切る。
すると風が沸き起こり目の前の大男を一撃で吹き飛ばした。
キーはいとも簡単に暗黒結社糸黒の大ボスを失神させてしまった。
「楽勝、楽勝…♪」
キーはアジトの奥の部屋にある、巨大な金庫の前に立った。
しかし様子がおかしい。
キーはすぐさま横っ飛びに飛んでそれを回避した。
金庫が大爆発を起こしたのである。
凄まじい爆炎と共に、瓦礫がキーの頭上に降り注いだ。
そして、声がした。
「ヴェハハハハハハハ!!間一髪でかわすとは、やるじゃねーか!CGRの娘さんよォ!!」
聞き覚えのある声だ。
キー「あなたは…」
「覚えてないのかァ?そんなら自己紹介だ!俺はメンズスター一の攻撃力を誇る闘士、迅!覚えて帰んな!無論、生きて帰す気は無いがなァ!!」
迅は背中の鞘から二刀流の三日月刀を取り出した。
キー「トルネード・トルネード!」
竜巻が迅を襲う。
しかし迅はそんなものは在りもしないかのようにキーをめがけて突進した。そして刀を振り下ろす。
キー「ぐはああああっ!!」
刀がスーツを切り裂き、火花が飛び散った。
キーはのけぞって後ろに倒れた。もし変身していなかったら即死していただろう。
迅「そんなそよ風じゃ俺は倒せねーぜ、」
キー「何のっ」
キーも負けずと迅の足に喰らいつき、迅を捻り倒した。
だが迅は片腕で逆立ちの状態になり、おまけに倒れざまにキーに脚術をお見舞いした。この男、見た目以上に身軽である。
キー「こうなったら…秘技、神風フィスト!」
キーの両腕が音速の如きスピードで迅の体に殴打を浴びせた。
迅「ちょこまかと五月蠅い奴だ!疾風迅雷拳!」
キー「うぐっ…!!!」
迅はその一撃でキーをノックアウトした。
キーの変身が解け倒れる。
迅「おっとォ!誰かと思えばCGR一の実力者と言われるキーさんじゃねえか!無様な姿だなァ!冥土のおみやげに良いことを教えてやるぜ!」
キーはうつぶせに倒れた状態で迅を睨めつけた。
迅「ここにキャスストーンは無いぜ!美羽とか言うガキのなれの果てであるあの石に、ちょーっと細工をさせてもらったのよ、あの情報は真っ赤な大嘘だ!!」
キーの表情が憤怒から驚愕へと変わった。
迅「貴様らは5人揃わなければ無力、そして残りの奴らは俺の送り込んだ怪物が始末する!てめえのミスでCGRは壊滅ってなわけよ、オラオラァ!あの自信はどこ行ったァ!?」
迅は刀の一本を振り下ろし、キーの手の甲に思い切り突き刺した。
キー「うぎゃあああああっ!!」
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64 :げらっち
2020/07/19(日) 02:38:15
第3話 後編はまたいずれ…w
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65 :黒帽子
2020/07/19(日) 10:07:58
迅は仮面ライダーモチーフの怪人になるんじゃないの?
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67 :迅
2020/07/19(日) 10:58:53
>>65
仮面ライダーも元を辿れば改造人間だから、強ち間違いでは無い
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68 :超ウルトラハイパーグレートキングクリボー
2020/07/19(日) 15:39:50
ああ、仮面ライダーってそうだったのか笑
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69 :黒帽子
2020/07/19(日) 15:46:11
お前は仮面ライダーをなんだと思っていた
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70 :超ウルトラハイパーグレートキングクリボー
2020/07/19(日) 15:53:57
変身する人。
人造人間だとはさすがに笑
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71 :迅
2020/07/19(日) 19:37:13
>>70
ま、クウガ以降は改造人間が主人公になる事は無くなったからね。(これに関しては内臓移植など医療技術の進歩が主な理由)
故にケンジャキだったりオエージだったり、劇中で人外になってく主人公が現われ始めた訳だが、555のたっくんは改造人間と言うべきか否か。(転生に近い形だから多分セーフ)
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72 :迅
2020/07/19(日) 20:33:14
というか、この流れは迅キーのカップリング成立フラgちょっ、何するやめ(ry
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74 :黒帽子
2020/07/19(日) 22:37:56
平成ライダーと昭和ライダーの違いねぇ
厳密には石ノ森章太郎が生きているか否かっぽいが
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76 :げらっち
2020/07/20(月) 13:16:52
戦隊小説スレでライダーの話をすることを固く禁じる!!
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77 :黒帽子
2020/07/20(月) 13:37:43
ゴレンジャーの原作者が誰だかわからないのか
八手三郎だと思ってるのか?
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78 :げらっち
2020/07/20(月) 13:46:22
小説を書くときは主人公に試練を与えよう。
つまりひたすら苦しめよう。
愛があればこそ
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79 :黒帽子
2020/07/20(月) 14:04:13
お前ゲラフィの小林靖子だな
主人公、レッド贔屓が凄すぎて
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80 :ルル最推し。
2020/07/20(月) 14:20:09
どーも作者です。
主人公はどんな時でも主人公然としていなくては!
雑多なキャラがわちゃわちゃしてるだけのやおいはきらい!
別に贔屓ってわけじゃ…
ないよ。(主人公雪華からルルに変えた男)
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