日記一覧
┗575.iは存在してはならない

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1 :山_姥_切_国_広
09/21(月) 03:47








     



―――それは  のために








◆注意書き 詳細>>2
半完虚実混在(主視点含)
同性愛・りば要素あり
交流非推奨
乱入不可


ここは>>>575



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162 :一_期_一_振
05/15(土) 23:11

細々と書き続けてきたこの日記も最後の更新です。
悲しい内容ばかりの頁は破こうかとも思いましたが、あれも私の大切な思い出。そのまま残しておくことにしました。

五年と八ヶ月、貴方の傍で過ごすことが出来た。
この世界に情熱を失っていくのが明らかな貴方。その姿を見ていた一年半ほどは辛く悲しい思いもしましたが、共に過ごした日々は一振りではけして得られぬ幸福に満ちたものでした。

業の深い遊びです。
この世界で恋仲になるということは、いつか必ずくる別れを選択するということ。だから私は貴方と恋仲になどなりたくはなかった。結末が必ず悲劇の物語を始めたくはなかった。
あの頃の私は別れたらすべて無になると思っていたんです。ですが、貴方から頂いたものはすべて私の中にある。貴方と出逢わなければ見られなかった景色や、知らなかった気持ちが沢山あった。それはけして誰にも奪えぬ、生涯持ち続けられる宝となるでしょう。

まだ貴方を慕う気持ちは消えぬままです。それでも貴方と貴方の主の幸福を祈って、ただの刀に戻ります。
貴方に別れを告げるのは一週間後。別れを告げた後、暫くしてこの本丸は閉鎖となる。もう二度と私が目覚めることはありません。

思えば色々なことがありました。あのとき、機械さえ壊れなければ私の主はこんな遊戯の世界に足を踏み入れることはなかった。幸福ばかりだったとはいえぬ思い出を振り返れば後悔も大きいですが、その道が貴方に繋がっていたと思えば悪くはありません。
鶴丸殿。感謝しております。想ってくださったこと、想わせてくださったこと、沢山の品の良い贈り物、おはぎ本丸の勧め、主の病や転機など辛い時期に支えてくださったこと、忘れません。
主同士友にという約束は果たせませんが、私の主は生涯、貴方の主の幸福を祈っております。
さようなら。

この日記を読んで下さるだろう貴方の驚き顔を見られないのが残念です。

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161 :山_姥_切_国_広
04/28(水) 16:33

別れの準備を始めた。
やっぱりこのままじゃ駄目だろう。


04282200
「すぐにでも押しかけて三行半」……か。
そうしなかったのは俺が強いわけでも理性的だからでもない。ただ、寂しいからだ。想い合っていた筈の相手の傍を自ら離れる決断ができないだけ。

どうしていつもいつも俺ばかり好きで居続けるんだろうか。移り気でいたらよかったのか。
恋心など切り捨ててしまえたらいい。そしたら俺はこの日記とともにあんたへの気持ちも置いていくことが出来るだろうに。

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160 :一_期_一_振
04/04(日) 22:23

こうして一歩一歩、距離が開いていくのだろうか。その距離が苦しみを和らげてくれるのだろうか。

試すようなことをして、結局は失望している。
そんな己を恥じる。

今生最後の恋。
共にあるのが難しいならば、貴方に向かう想いが清いうちに、幸福を祈ってこの手を離したい。
それを嫌だと思うのは我儘というものだろう。

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159 :信_濃_藤_四_郎
03/10(水) 01:27

眠れないからこっそりと書いちゃおうかな。
ね、覚えてるかな。出会った頃のこと。何時間でも傍にいられたあの日々のこと。
俺はね、ずっとずっと貴方が好きなままだよ。これからも貴方と過ごしていたいって思ってるよ。でも貴方が同じ気持ちじゃないなら一緒にいるのは辛いんだ。重荷だなって思われてまで傍にいようとするのは、愛じゃなくて執着だろうし。

次はいつ会える?でーとできる日はいつ?って貴方から最後に聞かれたのがいつか思い出せない。
あーあ、俺、かっこ悪いや。もし、このままなら……懐に入れて、なんて言えないね。それに代わる言葉をちゃんと用意しなくちゃ。

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2 :山_姥_切_国_広
09/21(月) 03:58


俺たちについて

写しの俺が何を綴るか気になるなんて、物好きしかいないだろうがな。代筆を引き受けた手前、必要なことは伝えておく。

分かったと思うが俺はこの帳面の持ち主の代理だ。他の刀も俺が忙しいときに顔を出すことがあるだろう。その中に持ち主がいるかもしれないが、俺には関係のない話だ。

綴る内容には様々な視点、世界軸が存在する。持ち主は俺たちの主に指示されて動いているからな、主の感情そのままが反映されることも大いにあるはずだ。それが苦手なら見ない方が身の為だろう。

本来なら俺たちはここにはいられない存在だ。だから起きたことをそのまま記すわけにはいかない。虚言や妄想と現実を混ぜるから、矛盾が生じるとしたらそのせいだ。
それから、俺たちは身も心もただ一口のもの……だと思ってる。おこがましいのはわかっているが、事実そうとしか言いようがない。写しなど横に並び立つのも許されないような名刀のあいつに実際どう思われているかは知らないが。……だが、極力周囲との交流は避けてあいつと俺だけの変わらない世界に居続けたい。
もちろん指摘や注意は歓迎する。その場合は遠慮せず言ってくれ。

万が一これがあんたの目に留まり、心当たりがあるとして。
不快ならすぐやめる。耐えることはしないでくれ。極力配慮したつもりだが、償いはいくらでもする、という伝言だ。


以上だ。所詮は写しの俺の口から語れることなどこの程度。疑問があるなら他の刀を呼んで聞いてくれ。