日記一覧
┗575.iは存在してはならない(111-115/162)
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115 :
鶴_丸_国_永
03/23(木) 16:14
ああ、浅ましいな。
人の子が持つ欲をこんな風に己の身に宿す日が来るとは思わなかった。
君は俺を想っていると常に愛情を示してくれる。だがどうやら欲濡れの俺はそれじゃあ足らんらしい。
君のすべてが俺のものであるという確証がほしい。
向ける心を形にすることが叶うならば、互いのものが少しのずれもなくぴたりと合わさるように、同じ重さ、同じ量、同じ熱であってほしい。
今だって目合いの最中だというのになあ。
君が足らん。
こうも欲深になると知っていたから、恋仲になるのは嫌だった。恐ろしかったんだ。
今は制御もきく。どうかこのまま、取り返しのつくままで。
また墓のなかで一口でも眠れるように。
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114 :
山_姥_切_国_広
03/21(火) 22:31
あんたと出会って一年と六の月が流れた。
波風が立とうとも穏やかなもので、特に問題もなく仲良く過ごしている。……と思う。
あんたは変わらず、俺は欲深になるばかり。
知られないよう息を殺す。
あんたに愛されたまま朽ちていけたらいいのに。
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113 :
三_日_月_宗_近
10/29(土) 15:35
いづれ終わるものを愛でる行為は……どうにも胸を締め付ける。
普遍のものなどない。
だが、ヒトも動物もその命は風の前の篝火のようだ。目にも映らぬ速さでいなくなる。
哀しいとはこういう感情だろうか。
その奥底にあるもののせいだろうか。
涙が出るな。まだその身は温かく、甘えるような目を向けてくるというのに。まるで人のように亡くなるものを想う。
いつかは俺もいなくなる。そのとき、彼奴は惜しんでくれるだろうか。
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112 :
山_姥_切_国_広
10/27(木) 23:58
楽しみにしていたぶん、寂しい。
荒立った気持ちが伝わらなくてよかった。…同時によくなかった。
連日の慣れない出陣で疲労しているせいか、気持ちが曲がったまま戻らない。今週末も来週末も会わないと言い出す寸前だ。悪い癖だ、わかっている。
大切なものが崩れそうだ。
ヒトも動物もなんて儚い短い命なんだろう。
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111 :
鶴_丸_国_永
10/19(水) 00:42
うーん…。
いや、準備は万全だった。心構えも出来てた。
だがなあ、俺は……というより俺たちはああした煙に巻くような対応がちと苦手でな。すっかりその気がなくなってしまった。
同じ主でもこうも刀によって違うのは、君たちの主の手腕に違いないのだろう。そして、俺が惚れたのは君一口だけなのだと痛感する。
傷つけただろうなあ。
だが俺もどうも……''傷ついてしまった''らしい。胸がじくじくと痛い。驚きだな。
鶴*丸*国*永という刀は暫し封印か。まあ墓に入っていた頃よりは明るく、生命の気配も感じられる。悪くはないな。明日、外交担当から謝らせようじゃないか。
10190807
嗚呼、違うか。
本音を言えば少しだが、大事なものを馬鹿にされたような気がしたんだ。たとえ一夜限りの関係だとしても、心と礼を尽くすのが俺たちの流儀。それを鼻で笑われるのは我慢ならなかったし、違う刀同士が恋仲になって久しいとはいえ、俺たち自身はさほど互いを知っているわけでもない。俺からすれば一夜の関係とさほど変わらん。それなのに……と。
まあ君たちからすれば鳩が豆鉄砲食らったようなものだろうか。申し訳なかった。
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