日記一覧
┗600.〆おやすみさようなら(62-66/66)
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66 :
山/姥/切/国/広
01/09(水) 09:05
随分と埃が被っていた、それも当然か。
あんたと離縁してからあっという間に一年が過ぎたんだ。 一年経っても、あんた以上に好いた相手は居ない。いや、居たかも知れないが、もう居ない、が正しいか。 我慢しない、辛いくらいなら待たない方が良い、後悔するかもしれないが、俺は己の気持ちを優先するようになったんだ。
好いた相手に同じ気持ちであって欲しいと望んだだけなんだがな。 もうこの場は誰も見ていないだろう、そう思うと不思議と解放的な気持ちになる。思い出はいつまでも残しておこう。
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65 :
へ/し/切/長/谷/部
11/02(木) 18:36
薬/研、愛してる。
きっと、お前以上に愛せる刀なんて他には居ない。 此処が俺の刃生の終幕だ。 せめて、其の薬/研/通/しで俺の腹を掻っ切って欲しかったものだな。
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64 :
へ/し/切/長/谷/部
09/05(火) 22:01
無沙汰は無事の便り、なんて誰が言ったのだろうか。 お前から声が掛からなくなって一週間が経つ。俺は変わらず待ち続けているが、本当にお前は帰って来てくれるのだろうか。帰って来たお前にもう傍には居られないと見限られないだろうか。 俺はお前さえ居れば良いが、きっとお前は違うのだろうな。いっその事、俺から手放してお前を解放させてやれたら、俺もこの呪縛から解放されるのだろうか。
今は、待って居ても良いかすら分からないんだ、薬/研。 お前が体調を崩した時に、手を握って欲しいと言ったあの日は、遠の昔にお前の記憶の中から消えているのだろうな。俺はお前との思い出に縛り付けられたままだ。 手を繋いで歩いた紫陽花畑、共に本丸の裏手で見た夜桜、夏祭りの賑やかな屋台の数々。俺が不安に駆られた時は、いつもお前が慰めてくれた事を覚えている。今となってはお前にとって、どれも心労に過ぎなかったのだろうと考えさせられる。
出逢って一年を迎えた日、お前から貰った文は大切に仕舞い込んだ。 そろそろ、潮時か。
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63 :
燭/台/切/光/忠
05/05(金) 02:53
我慢しようと思えば思う程、裏目に出てしまう。 ただ、気を遣わせたくないと思った、だけなのに…そんな事を言いたい訳じゃなかったのに、君が好きで、愛おしくて、叶う事なら傍に居て欲しいだけなのに、素直に口に出せないなんて情けないにも程があるよ。 どうしたら素直になれるんだろうか、あんな物言いを繰り返していたら其れこそ彼に見限られてしまう。
寂しいだけなんだ、ただ、それだけ。 もっと、我慢をすれば良いのかな。どれだけ我慢をすれば報われるんだろう。我慢をしていたら、君はずっと傍に居てくれるのかな。 こんなに好きだと思う気持ちを伝えたら、重いと思われてしまうのかな。
>>0517 ぽっかりと空いた穴を塞ぐように手を伸ばして、穴を塞ぐ代用品が無くなったらまた手を伸ばす。 どうしたらこの穴は塞がるのかな、分からないよ、何も。 幸せな誰かを見て酷く羨ましいと思ってしまう。僕は最低の刀だ、幸せなのに、全く幸せに感じないんだ。
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62 :
へ/し/切/長/谷/部
04/23(日) 08:19
三千世界の鴉を殺めずとも、愛おしい恋仲は傍に居る。無意味な殺生は性に合わん。 それに、三千世界の鴉を殺したところで此の我儘が叶うことは無い。
嗚呼、俺は本当に面倒な刀だ。 捨てられたくないと嘆きながら、捨てられる事に身構えていた。剰え、それを、愛おしい恋仲へ、直接手を下す時は一思いに、そう告げてしまった。 はは、っ…己が無様で仕方ない。ただ、寂しくて、お前が何時か俺に飽きてしまうのではないかと言う杞憂に恐れていただけなんだ。 ただ、求められたかっただけなんだ。
此処最近は空回ってばかりだな。以前の様に我慢するには、如何すれば良いんだったか。 少しでもお前の傍に寄り添う事を許される時が長引くように、少しでも身を蝕む刀身の錆の進行を食い止めるように、それが唯一俺に与えられた道だ。 愛おしい薬/研/通、如何かこの先も俺だけを見ていてくれ。
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