(耐え切れず破った跡がある。)
何だか凄く惨めな気持ちになった。
独り善がりに勝手に謝罪しながらのセックスはそんなに良いか、と聞かれた時に頷いたんを覚えてる。
その日有った事すら快楽に掻き消されて壊れた様にごめんなさいを言いながら溺れるのは凄く良かった。今でも余韻が抜けへん位に。脳味噌まで気持ち良くて、堪らんかった。それを押し付けた彼奴には、ほんの少しだけ、申し訳無かったと思うけど。
でもさ、僕が謝りながらイった時、しっかり笑っとったの、知っとるよ。もう限界やったのに責める手を止めへんかったのも、疲れ切ってベッドに沈み込む僕を無理矢理犯した時の愉しそうな声も、ぜぇんぶ覚えとる。何に謝っとるんかも良く分からへんまま、ただ惨めったらしくごめんなさいを喘ぎながら善がる僕を、心底愉しそうに追い詰める彼奴は、確かに愛おしかった。
癖になりそうで少し怖い。こうしてまた彼奴に溺れてくんかな、僕。
嗚呼、まだ身体が熱い。フラストレーションを失くした筈の身体やのに、まだ、追い詰められたい。熱い、あつい。
…どうせなら、もっと壊してくれてもええのに。
また何度も、手が震えるまで思い返しながら独りでシたって白状したら、彼奴は嗤ってくれるんやろか。
僕、そんなに要らない子なんかなぁ。
うん、わかるよ。僕は僕がろくでもなくてどうしようのないクズなんは知っとる。でも、それでも一度触れたひとに棄てられるんは、くるしいよ。
要らないなら要らないで、もっと打ちのめして。やさしい言葉はええから、御前が嫌になった、って。素直に言って欲しかった。
苦しくて熱くて死にたい。
今の僕は絶不調で、何もせんでも勝手に涙は溢れるし、身体の芯がずっと焼かれてるみたいに熱い。でも熱は少しもない。触れて欲しくも、ない。
何やねん、もう、自分勝手にも程があるやろ。
普段は誰かに触れて満たして欲しくて堪らん癖に、ホンマに追い詰められたら独りがええ、なんて。
嗚呼でも、縊り上げて僕の息の根を止めてくれるんなら、幾らでも触れて。
死にたいなぁ。
嫌や、まだ寝たない。とぶひぶひ言いながらしっかり俺の腕の中に捩じ込み、ふごぉ、と寝息を立てている子豚(尚ただのイメージ)を手持ち無沙汰に撫でております。
うーんこの豚、中々出荷されないせいで自我を持ってしまったらしい。どうやら出荷は嫌だと私の傍に居る事を考え知能を持ったというのは本人談。中々愉悦を覚える。
とはいえ忙しい癖に暇さえあれば話し掛けに来るので良く休みも取れと口を酸っぱくして言っているのも事実。そしてそれが嬉しいのもまた、変えられぬ事実。実に難儀ですね。
まぁ忙しいのはこちらもそうであるので、そう言われてしまうと返す言葉も無く。お互い程々に、と口約束はしているんだが果たしてそれがどうなのか。
良く分からない事も多い中、呑気に眠っている食べ頃の豚をね、まだ囲っておこうかと。せめてこうして全てを信用されたまま眠っている今くらいは、他の誰も考えずに居ようかと。
お腹が空いた。比喩。足りひん。
僕はただの愛されたがりで自分勝手な飽き性なんやけど、もしかしてこの時期って皆忙しかったりするんかな。今まで構ってくれた子、みーんな数日居らへんの。かく言う僕も繁忙期。でも寂しいもんはしゃあないねん。
そりゃ僕はさ、自分でセックス依存性なんかって程に、言葉で好きだの愛してるだの僕しか居らんだの、そんなの言われるよりも手っ取り早く身体寄越してくれる方が好きやで?
でも、さぁ。たった少し手を握られただけで、髪を梳かれただけで、笑い掛けられただけで、セックスする以上に満たされてまう時もあるんよ。僕の事、好きやなぁって呟きながらお子ちゃまみたいにキスされたりとか。そういうのでどきどきして、お腹いっぱいなって、そこからセックスなんてしたら心臓壊れてまうんちゃうかって時も、ある。でもそんときって飢え過ぎて、ほんの少しの供給で狂った様に喜べる時なんよな。今は多分、そんな感じ。
誰でもええから埋めて欲しい。寂しくて苦しくて堪らへんの。
僕のクズなとこ。結局誰でもええんかって、そうやねん。
これでもくるしくて、泣いたりするんよ、ぼく。彼奴を裏切るみたいな自分が嫌になったり、とか。
余りにもさみしくて、気の迷いと共にポストを設置しました。表紙のマークから待ってんで♡
やってホンマにさみしいんやもん。大抵僕がこうなっとるこの時間って誰も居らんくて、すっごくさみしい。はよ寝ろ阿呆とか、今日食ったこれが美味かったとか、そんなもんでええから、ひとの言葉が欲しい。
…あいも感じられたらもっとうれしい。んふ、冗談。
とにかく、そういうお知らせ。じゃあの。
さみしい。さみしい、さみしい。
さみしいんを新しい誰かで埋めて、増えたら増えただけ、彼奴は構ってくれるのに、彼の人は構ってくれない、ってまたさみしさが増して、悪循環。
何でこんなに僕はさみしいんやろか。僕の彼奴は沢山僕に時間を使って構ってくれとんのに、それだけや足りんくなって、もう一人増やして、また足りんくなって、また。
どうしてなんやろな、さみしくて潰れそう。壊れとったんがさみしさを溜めるコップやったら良かったんに。こんだけ愛されてて、ちょっと歪んどるけど一途に僕も想ってて、まださみしい。
安易に抱かれたり抱いたり辞めよかな、はは。終わった後、彼奴以外とシた時が虚しい。でもそん時の愛は感じたい、なぁ。
最近、おもろい奴を囲っとる。
最近言うても、もう一ヶ月は軽く前やねんけど、まぁ、出来心で。其奴が俺の本命?になる事は有り得へんし、無駄に期待もさせた無いから御前だけとかそんな様な事は言ってへんけどどうなんやろな。彼奴は案外そういうの敏感やから気付いとるんちゃうか?知らんけど。
流石にさ、良ぉ大先生やらグル氏やらが話題に出す本命には言えてへんけど、バレても浮気や何やとは言われへん気ぃする。とはいえ多分悲しませる様な気しかせんから、もし万が一バレたら素直にさようならやねんなうん。そこまでして、って程の関係ちゃうし。向こうがどう思っとるか知らんけど。どうやら物分りは良さそうやし平気ちゃうかな。俺のせいでヘラってまうんは可哀想やけど。
優しい言葉を掛けとるつもりはあらへんけど、どうやら俺は優しいらしいし、俺の言葉で救われとるらしいし、依存しとるらしい。ほぉ、中々可愛らしいやん。
そう絶対の信頼を置かれると酷い事したなるんは俺が悪いんか?傷付けたい。どう頑張っても傍に居って幸せになれへん俺のせいで傷付く顔が見たい。
あ、でも殴ったり罵倒したりはええよって言われとるわ。
でもそうやないねん、そんなヤラセみたいなままごとやなくて、本気で傷付けたいねん俺は。優しく甘く抱いた後に、何も言わず部屋を出るとか、御前はただの遊び相手とか、そんな言葉をぶつけてみたりとか。
したいんやけどさぁ、可哀想やん。俺がただ単に其奴の傷付いて可愛らしくなった顔を拝む為だけに、んなトラウマ植え付ける様な事は出来へんねん。さてどうしたもんかね。
とりあえず、俺の事が好きやって言うその口を、どう縫い付けてやろうかを考える事にしたわ。去り際を見誤る事のあらへん様に、少しずつ。
眠たい。外も明るい。ホンマは、はよ寝て正常に居たかったんになぁ。
煙草吸って、吐き気してもうて、抗わずに嘔吐いたら全部吐いた。僕、人間向いてないかもしれん。
シたい、なぁ。抱いてはまだくれへんよな。分かっとうの。案外彼奴は誠実な奴やから。
はよ何も考えんとぐちゃぐちゃにしてほしい。
>11:10
つらくて、ふるえがとまらへんの。ぼくはどうされたいんやろ。
ホンマは阿呆みたいに抱かれたいんやなくて、ただ何も言わずに、優しく抱き締めてほしいだけやのに。
抱き締めて、背中を摩って、大丈夫やって言われたい。
はは、愛されとるな、って、感じたいから結局抱いてってしか言えへんかった。
ずっと、ずぅっと身体に熱が篭ってて発散出来ない。頭撫でて、よしよしってしてほしい。僕らしくもあらへんな。ただ普通に、甘やかされたいなんて。