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春眠
┗337,338,341,377,420
337 :
白石蔵ノ介
2008/12/02 01:09
街中はクリスマス一色。昨晩、丸井クンと滝クンの二人で其の話をしとった様やけど、ホンマに師走の月に入ったモンなら直ぐに25日が来る筈。今日、学校で謙也に「クリスマス、サンタに何御願する心算や」と聞かれたモンだから、俺は必死に笑みを堪える振りをして其処を安易に誤魔化した。せやねェ、若しサンタが居るとしたら汝願う事は唯一無二、一コケシを俺に頂戴と。(!)
然し、春眠家は其れ処や無いらしいで。クリスマス拠り大切な記念日、そう、4日は仁王クンの誕生日。其れが何より盛大に祝うらしく、立海ではパーティを開くっちゅう話を聞いたわ。今頃、準備に追われとる最中やろうなァ。残り二日、嗚呼、春眠家はおめでとう電信を四日ジャストから受付中やって。何阿呆な事言うてンのやろ(…)
寝具の中で携帯片手に思案中。既に夢の国で有ろう彼の人に、御休みを言うべきか否か。嗚呼、悪魔の囁きが聴こえるわ。
(今更気付いた、彼奴も起きとったや無いの。ハハ、ホンマに阿呆過ぎる、俺。)
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338 :
財前光
2008/12/03 20:55
角砂糖二個分の甘い嘘、貴方は笑って其の程度の嘘を可愛い物だと笑うた。疑心暗鬼は更なる疑心を齎して、些細な一言を見出す事に脳裏にて幾度も反芻させて咀嚼する程に忙し無い。
口唇に歯先が当たり其処から鮮血が滲む、口腔内に広がる味に辟易しながらも後々に血豆に成った其処を舌先で舐めった。嗚呼、ホンマに未だに鮮明な痛みが。痛い痛い、学習能力の無い俺は幾度にも繰り返して行く。先輩方、此の無限ループから抜け出す手立てを教えて欲しいンですが。
然し、阿呆らしい。当たり前の様に持ち溢れて居た筈が、途端に手持ち無沙汰に陥る。寧ろ手持ちが皆無状態、困ったモンや。喩えば、無一文で身形も質素な俺が人々に手を差し伸べた時、一体誰が其の手を握って呉れるンやろう。
( 血豆を潰した先、痛みと共に現れたのは。 )
#- - - - - - - - - - - - - - - - -
「若し俺が―――、如何する?」
阿呆な質問をしたと思います。残酷な話、一体俺は相手に如何答えて欲しかったンやろ。身内の中で掛け替えの無い、嗚呼、ホンマに。
笑って居て欲しいとのアンタの科白に、自分の顔面に触れて見る。口角は釣り上がり、目尻は弛み、なァ先輩、笑えとるやろ?俺の代わりにアンタが笑う何て、先輩の笑顔は出逢った頃から太陽の様で。あンな顔、させて堪忍。
血豆の部分が青く成っとるや無いか、痛ェ。
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341 :
華村葵
2008/12/06 16:23
最初で最後の姿身だと或の時決心した筈なのに、亦私が此処に文字を綴る事に成るだ何て憶わ無かったわ。考えて見れば御盆明けに一筆滑らせた丈、大人には大人の世界が有って其れは子供には分からない。だから、深層な理由を求める様じゃ未だ未だって事よ。分かるかしら。つまりは気紛れ。
懐古、教職を目指して大学へ通って居た頃年下の彼へ恋をして居たわ。何時の間にか私の心の隙間に入り込んで来て、其の無防備な笑顔を浮かべながら丸で細波の様に。寄せては返り、返っては寄せて。駆け引きに乗せられたのは私、乗せられる事すら甘美な響きを覚えて、大人の世界では味わえない新鮮さに惹かれて居たの。
本屋へ出向き、彼の嗜好する御菓子を作ろうと本を手に取って。幼少の頃嗜んで居たピアノで一曲何かをと思い楽器屋で一冊の楽譜を手に取って。此れ程迄に渾身を注いだ相手は存在し無かった気がする、懐かしい思い出ね。(未だ、思い出に出来ない私が此処に居たとしても、)
君と見.るこの景.色があるならば何.もいらない
君がいな.いこの景.色は雪の中で見.る止まった世.界
グラスの中へと、ネックレスを沈めた。
浮遊して呉れたらと想うのに、其れは水力に抗い沈んで行く。水中では、其のゴールドが哀しく光るばかりで、無情ね。
( パレットに並べた色が、喩え寒色だとしても、 )
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377 :
芥川慈郎
2009/01/24 22:31
既に数年前、彼奴からプレゼントされた羊の縫ぐるみを抱き抱え窓越しに夜空の星々を見上げる。其の星明りが余りに眩しげで、柔らかな布団に総てを埋めた。此の暗闇が包み込んで呼吸丈が届く世界へ連れ去って呉れたら良い、そして誰も居なく成る、本のタイトル其の儘に最初から存在しないかの様に。
(些細な幸せって、何だっけ?)
(暖かな気持ちって、何だっけ?)
オメェは、然う問う俺の額を突いて困り果てた様に呆れた笑顔を手向けるンだろう。
* * *
ね ェ 、 愛 し 君 よ 。
今 何 処 に 居 る の 。
今 直 ぐ 逢 い に 来 て 欲 し い 。
喩 え ば 其 れ が 幻 で も。
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420 :
財前光
2009/04/14 23:56
唯従順に忘却を、葉桜を見上げては四季の移り変わりを躊躇う様に口唇から音を一つ。
何やねン。頃合を計ったンかの様に日向で微睡む最中呼び戻す程の小鳥の囀り。体躯を横たえて寝転がった儘、太陽の光に紛れて飛び立って行く二羽を唯見送った。
眠りを醒まさンで下さい。此の儘永久に、春の眠りの儘で。
# Happy Birthday... dear────。
\ Congratulations! /
謙也サン、百頁突破おめでとう御座います。
亦完走を目指して頑張って下さいよ、俺も先輩等に負けへン様に気張りますわ。せやけど、公の場に出るっちゅうのがこないに気恥ずかしいや何て、ねェ。
本日の夢路、イグアナvs善哉、嘘、冗談。
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