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春眠
 ┗449,458,465,468

449 :仁王雅治
2009/05/31 02:09

何時もの散歩コースから外れ裏道を歩いて行くと丁度通り掛かった一軒の店、外国からの輸入雑貨等々が置かれた其の店に何故か惹かれて。足を踏み入れた店内、値段の張るシャンデリアや棚、置物が並ぶ中一番目を惹いたのはアンティークのオルゴールだった。家具等が目立つ中、オルゴールが何故目に止まったのかは未だに俺にも分からンが蓋を持ち上げ其処から流れるメロディに一瞬にして心事総て奪われた気分に為って気付けば御会計。

其の旋律こそが「G線/上のア/リア」だった。
贈り物用に包んで貰い、後日プレゼントをすると嬉々に弛まる其の表情が妙に心地好くて人が喜ぶ姿を一層見たいとさえ、思った。如何やらオルゴールの曲も気に入った様で着メロも取ったそう、と云う俺もメール着信は此の曲だったりする。何時聴いても、色褪せない大切な思い出は此処に存在するモンじゃね。
(彼の音が、耳から離れン。)

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458 :仁王雅治
2009/06/25 09:00


心中燻る感情を掌で持て余し、転がす事しか出来ン彼の頃。視線は常に足許、意識も低空飛行。眸に映る物事が殆ど然う見えて仕舞う始末。正確には荒れていた、が正しい程。貼り付けた笑顔も其処迄、友人に見せた醜態を今思い出すだけでも羞恥だ。其れでも、積もり募った山を感情的に蹴散らす事しか手段が残されて居なかった。包み込んで隠し立てて、其処から生まれる新たな山を覆い隠す手段が無かっただけ。大人に焦がれて、其れでも渦巻く感情の端々に子供を感じる自身を上手く処理出来ンと共に、消化不良で煮詰まる。

其れでも、其処には一筋の光が存在した。切なさと隣合わせの笑顔、笑顔の裏に有る表情が気に成って肩口を並べる度に横目でそれと無く眺めるだけ。唯、其の口唇から名前を紡がれるだけで俺は救われたンよ。
中々直接御礼は言えンかったが、如何しても此処で。────有り難う。其の笑顔を、何時までも傍らで。

(確かな伝書鳩を参謀に託す。如何か彼奴に届けて呉れ。)

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465 :仁王雅治
2009/08/28 14:03

平日の休部は珍しい。束の間の休日を此処に(明日と明後日は引き籠もり決定、仲間達と24時間語り合い/!)
昨晩は久方振り、ブン太・越前・忍足・白石と。落ち着いた空気の中で茶器に淹れた買い立ての紅茶を片手に談笑を。──何時か、其の中に彼の子も招待出来たら良かねェ。
(さァて、頼まれて呉れるかの。)

----

(0829 18:00)
既に生放送、ホンに至福。ビデオテープ五本用意して、紅茶と菓子、晩飯は後程。

(0830 0240)
興奮冷めやらず、何時迄起きてられるか耐久レース。

(0830 0425)
一時休息、御疲れ様。

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468 :仁王雅治
2009/09/25 00:55


穏やかな秋空の下で如何も部活には行く気に成れンくて、放課後の屋上でごろ寝。唯何をする訳でも無く、徐に動いて行く雲を見て季節はもう秋なンだと感慨深くも思った訳で。制服のポケットの中で御決まりの着信音が鳴ると微睡み始めた意識は現実へ逆戻り、何処か予期しとったかの様にディスプレイに映る『先輩、何処でサボってンですか。』の文字に思わず口角が弛緩した。『何処か、』と返して数分、古びた扉が開く音と彼奴の足音。言って於くが、御前の足音は丸井と同じく一歩一歩重いンよ。目ェ閉じとっても分かる。
黙った儘、唯御前の話に耳を傾ける俺に何時だって笑顔で声を弾ませて時々同意を求める様に俺の顔を覗き込む。────…嗚呼、眩しいと目蓋を細めた。知らぬ振りの記念日、何処と無く俺を窺う大きな眸に声音には出さず口唇でのサイン。簡易に伝えれば二文字、たった二文字のサインが無数に広がって行く。


普段、中々赤也と言葉を交わす事は叶わンが、隅で御前の事も確り考えとるよ。───秋風が吹く空の下、俺の眸は御前だけを見つめてる。
( Happy Birthday、 )

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