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┗Cherish(32-41/191)

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41 :南健太郎
2010/01/21 00:40

雨が降って居るのかと思った。

星空を確かめるべく外に出ると、何処と無く白い夜が拡がって居た。
最初は、雨雲が出て其れで白いのかと思ったがどうやら違って居た様だ。

等間隔に並ぶ街灯の明かりを確かめながら歩く内に春を思い出した。

此の、ぬるい湿気が肌理に張り付く感覚と、何か解らない草木の芽吹きの匂い。
春は着実に近付いて居る。

春の夜は、君の手の温もりを思い出す。
一人より二人で歩く方が、きっと暖かい。

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40 :南健太郎
2010/01/16 02:47

見えない人影を捜し回るのは趣味じゃ無い。

*…

久しぶりに出掛けた場所。
前からの約束とは言え其れを叶えた=詰まる処もう彼奴の姿をこっそりと垣間見る事は出来ないのだ、と漸く気付いた。
其れに気付いたのは迂闊にも次の日。
向こうからすれば俺も同様な訳で、ある意味Fifty-fiftyなのか。

そしてもう一つの終焉を知る。
御前はもう来ないんだな。
さよなら。
俺が決めた事なのに。
解ってても涙が出るよ。

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39 :南健太郎
2010/01/06 01:40

納得が行く様な、行かない様な。
腑に落ちない様な、そうで無い様な。

例え俺が腑に落ちなくとも、事態が変わる訳でも無いし憤慨するのは更に筋違い。

結局の処、傍観(静観)する。
約束事が一つ二つ有ったんだとすれば、納得出来なくも無い。

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38 :南健太郎
2009/12/29 01:04

>土台が在り、下地が在って、だからこそ“今”が在る。



誰彼から声が聞こえた(気がした)。
此処まで書いて、どうやら俺は力尽きたらしい。

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37 :南健太郎
2009/12/08 13:07

>『男はフォルダ保存、女は上書き保存』
と言う、恋愛脳に関しての有名な喩えが有るが、此れもまた妙に頷ける。
メールのフォルダに収まる様に、記憶も感情も彩りも空気さえも、一つ一つ其処に収めて行く。

上書きすると言う事は、其処に在ったものを消したいと言う事。

俺はやはり遺して置きたいと思うから、上書きは出来ない。

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36 :南健太郎
2009/11/20 20:37

やたら質問魔に魅入られて居たあの頃。
俺は、問われれば問われるが儘に(一番の本質以外なら)概ね何でも答えて居た。
隠すべき点と、晒しても大差無い些末な出来事と。
見極めきる事が出来るか否か。


自戒の意味も込めて、此の日記にも遺しておこう。


*…


後から日付に気付き、自嘲の笑みが浮かぶ。

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35 :南健太郎
2009/11/13 21:36

『朝の光は、硬いね。』
そう行って君は笑った。

陽の光が差し込んで、机と椅子の影がすらりと長く延びて居る。
窓から入る光は、正しく長方形。
スチール製の脚の影が、プラスチックの硬質なタイル床を斜めに切り裂いて居る。

光が一つ一つの微細な粒子に分解されて、其の粒子がひと粒ひと粒素肌に当たって来る。
左側から朝の光が頬に当たる。
君の頬の稜線を、薄く光のバリアが覆い、硬さを柔らかさに変えて縁取って居た。

学校の朝の喧騒の中、静かな美しい一瞬。

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34 :南健太郎
2009/10/23 21:15

選択肢を相手に預ける。
見方に拠っては俺が優柔不断に見られたり、相手任せの“受け身”体質だと取られる事も多々。

だが俺の真意(深意)としては、どちらの選択肢に転んだとしても其のどちらにも対処出来る用意が有りますよ、と言う事。
貴方の望むが儘に…、意思を尊重したいと言う気持ち。

大抵上手く伝わらず、歯痒い。
だが、此れが“あざとい”と言う事になるのだろうか。

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33 :南健太郎
2009/10/12 22:53

行動規範の基幹は『嫌われたくない』と言う、其の想いに在る。
言い訳を付け足したくなるのも保身の為と言うよりは、希求する気持ちの強さから来るんだ、と。
第三者の視点から立ち返る事が出来る。

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32 :南健太郎
2009/09/28 01:04

昔、尊敬している先輩が居た。
敬愛しているが故に遠慮がちになりながらも俺は其の先輩に懐いて居て、時々無理を承知で御願い事をしたり相談話を持ち掛けたりして居た。

夏合宿の或る夜、先輩方の部屋に集まり皆で騒いだ後、起きていたのが俺と其の先輩の二人だけになった事が有った。
先輩は「こんな話を聞いたんだけど」と前置きをして、俺に関する噂話を聞かせてくれた。
「噂話は本人に“返してやる”のが俺の信条なんでね。」と最後に付け足された言葉に、益々尊敬の念を深くした。
噂話自体は大した内容では無く、事実関係を先輩に釈明して長い夜は御開きとなった。

俺より何ヶ月か先に産まれただけなのに、此の人の達観したものの見方はどうしてこうも俺と違うのか。
人は自分に無いものを求める生き物なんだと、欠けてしまった儘の内なる世界を改めて思い出す。

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