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┗遺言.(131-140/160)
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140 :
切原赤也
2010/08/22 01:36
アンタが好んだ音楽をイヤホンで聴きながら、
自転車こいで坂道思いっきり降ったら危うく意識失い掛けて子猫轢きそうになった。
…毎年この位に思い出すんだよなァ。
もう未練は更々ねえのに、
真面目な恋愛て、難しいスね。先輩。
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139 :
幸村精市
2010/08/18 00:22
時が流れるのは早い。
君を忘れるのも、…案外早かったな。
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138 :
柳蓮二.
2010/07/25 04:29
哀して、痛い。
- - - - -
過不足と飽和。
宙吊りに成った呼吸がぶら下がる。
乏しいイメージの輪郭に、
そっと唇を落とした。
> ( 此の季節、)
未だ手足は埋もれた儘。
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137 :
仁王雅治
2010/07/23 18:09
聞こえない声に、重くのし掛かった呼吸。
…なあ、俺の我儘を聞いてくれよ。
***
唾液にまみれた接吻希望。如何もタイミングの悪い欲求。咽喉が苦しい。
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136 :
仁王雅治
2010/07/13 03:46
御前が居れば其れで良い、なんて世界は存在しないぜよ。
綺麗事を並べるよりも端が尖った硝子の破片を投げる方が合ってる。
"きみの心はそんなものでは突き破れない、しってるけれど。"
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135 :
柳蓮二.
2010/06/08 19:56
秘密主義を気取る。
蓋を開ければ生憎の隠し下手、何から何迄見透かされて居るのだと知った。
開かずの窓、
隙間風は良く通ると云うのに。
毎日新しい風邪を引く。
噎せ返る度に感じるのが、いっその事、どろどろの甘さで在れば良かった。
噛み砕いた薬と戯言とを一緒に飲み込んで慣れた沈香に混ざる。
畳の痕が残った頬が冷たい。
著しく歪んだ四季が、ぶれて遠退く。
水無月に見た冬を、疑えずに居る。
> ( 昨日と似た夜が、)
制服の隙間から不快な高笑いを発し、零れ落ちて行った。
都合良く色盲に成った目で追い乍、懐かしい童謡を真似て聞き流す。
或る日を切り抜いた、透明なスクラップ。
- - - - -
判断基準の有無。
有るか、其れとも無いか。
若しくは、何処かで失くしたのか。
- - - - -
夢の、亦、夢。
同じラインにも立てやしない時、彼奴ならば如何すると云うのだろう。
選択肢は一つじゃあ無い、
然し乍、二つでも三つでも無く。
零でも無かった。
> ( 充溢と既視、)
劣等感の束を何気無く踏む。
繰り返し、何度も。
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134 :
仁王雅治と、
2010/06/07 02:40
所々、見えない壁が出来上がってきてる。引っ掻いたら向こう側が見えそうな位薄い奴、恐らく100枚重ねて守る其れを撃ち破ってほしい。此方へおいで。何が云いたいかというと、俺は既に御前さんの一部らしい
> ( 御前に内緒で、
> 融けて仕舞おうか。)
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133 :
柳蓮二.
2010/06/06 01:14
気侭な呼吸と言語中枢。
嗅覚だけが冴え渡って夜を捜す。
暗い、光の源。
> ( OPEN、)
- - - - -
冷たい手が好きだ。
濡れた心臓を、食べて仕舞いたい。
- - - - -
間借中の身で好き勝手に筆を進めて居る位だ、俺の神経は余程図太いと見える。
其れはそうと仁王、御前もそろそろ冬眠から戻って来いよ。
梅雨の時期は髪が決まらないから云々と駄々を捏ねる等、以ての他だ。
> ( 蝕む眠気、)
窓の外が、白い。
脱色された空へ落ちて、落ちて。
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132 :
柳蓮二.
2010/06/03 20:10
蒸し暑さに融けた脳を垂れ流して居る様な心地に目が据わるのが、解る。
暑い。尋常では無い。
街灯のチラ付きが煩わしくて、
> ( そう、こじつけて。)
カーテンを引いた。
沈む黒に、じっと潜む様に。
息を殺せば、駅のアナウンスが遠く、未だ削げぬ此の耳に届く。
汗に湿る利き手を握り締め、瞼を落とし、数える。五千から、零迄を。
四千九百九十九、四千九百九十八。
停止、早送り、───再生。
以下続行。
- - - - -
虚ろな溜め息が、何やら熱い。
もう何度目だったか、
懲りないループは歪過ぎて、最早原形を留めては居ない。
此処に、其処に、在って無い。
__、
掠れて仕舞って遣り切れない。
熱くて寒い、此の矛盾も。
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131 :
柳蓮二.
2010/05/23 08:33
泣きそうな仁王が、見たい。
如何したら泣くだろう。俺のデータは著しく偏って居る為、当てに成らない。
早く泣けば良いのに。
一日でも早く泣けと、朧に思う。
> ( 可笑しな夢を見たんだ、)
雨音が近い。
痺れた指先のささくれを引き千切った後の記憶も、滴り落ちて気化を待つ。
今日が過ぎ、渇いた明日へと誘う様に。
滲み広がり乍、床を這い擦って行く。
- - - - -
視界不良。
嗅覚で探す命の在処に、歯列を埋め、て。
> ( 其れから、)
喉が詰まって仕様が無い。
起因する物を見ない振りで、背中を向ければ瞼は勝手に落ちる。実に容易だ。
混ざり気の無い黒を塗りたくって、其の上に溶け込む同色の線を引く。
立ち入り禁止の黄色は足さずに。
古びた筆を、繰る。
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