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┗1065.ラストノートがわからない(43-47/189)
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47 :
綺良々
2024/01/27(土) 22:55
🐱📦本日のお届け:稲妻にじゃがいもスナック、フォンテーヌにクール便
千織お姉さんとお休みが噛み合うのは基本的に日曜日、後は平日の隙間。日々の配達の隙間でフォンテーヌに寄った時に千織お姉さーん!ってしっぽをゆらゆらさせて会いに行くのが定番なんだけど、今日は千織お姉さんがオフでわたしもあんまり配達が割り振られてなかったから沢山お話出来たんだ!
美味しいご飯の事、久々におばあちゃんの膝に乗れた話、千織お姉さんのお仕事の話、喫茶店に行くならこんなお店…の話、ホットケーキの好み(お姉さんの好みはバターは普通の、
ケーキシロップ>蜂蜜とかメイプル、トッピングはホイップかバニラアイス派!メモ!)の話……多分実になる話とか全然なかったと思うんだよね。
でも千織お姉さんはそういう話でも笑ってくれて、いつだってわたしを撫でてくれる。好きと嫌いをごまかせないわたし達だからなのもありそうだけど、千織お姉さんはわたしくらい好きに貪欲でいられる人。
洋服に向き合う横顔が好き。躊躇いなく布を切る指先が好き。毎朝丁寧に引く目元のお化粧が好き。ついつい揺れちゃうしっぽを愛でてくれる掌が好き。美味しいお菓子みたいな色合いのツヤツヤの毛並みが好き。お付き合いし始めてから変わったものを大切に抱き締めてくれる心が好き。
こんなに良くしてもらっていいのかな?剥き出しにするやり方と沢山湧くばかりの大好きをぶつけるやり方しか出来ないけど、なんて悩む度に千織お姉さんからいっぱい届いたお手紙と日々の記録が背中を押してくれる。
「貴方が見る私がいつも輝いて見えるのは、それは貴方の丁寧な愛情が届いているからよ」と気取らずに私でもわかるやり方で差し出してくれるんだ。
……にゃーん……逢いたい…おなかはいっぱいなのに何でまだ千織お姉さんが足りない足りないってなってしまうんだろ?
とりあえず千織お姉さんの突発的なお仕事が早く終わりますよーにっ!人間の深夜労働は稲妻式労働基準法で非推奨なんだよ!
📦お返事不要のお荷物!📦
>>>1145 のえらーい幽霊族のおじさま?おにいさん?へ!
ニィロウさんがわたしの方が適任じゃないかな?ってお荷物のついでに手紙を受け取って送り先にびっくりしちゃった!にゃう……わたしみたいなぺーぺーの妖怪からのお手紙も届いてくれるかな…??
知ってるお届け先に可能な範囲でお邪魔するのは当たり前だけど、配達可能地域じゃなくても知ってる世界は一つじゃない以上素敵だなって思ったらあれもこれも、って躊躇わずに沢山沢山箱に詰めたくなるのがわたしの癖なんだ。整頓も大事だし箱に限りがあったとしても、好きなものへ遠慮してたら何処かに転がっちゃうかもしれない!劣化して箱が破けちゃうかもしれない!だったら今やらなきゃ!って。その気持ちは本棚が対象でも変わらないんだよ。
そんな性格?がおじさまとわたしのちょっとした共通点なのかもって思って、読み進める度に色んな人へのあったかいびっぐらぶがいーっぱいノートに詰まってて先輩に倣ってわたしも頑張ろう!ってなって……ファンになっちゃった!
どうかこれからもいーっぱいの好きを詰めてね!あ、ご家族へのプレゼントのお届けも狛荷屋におまかせ!
おまけ:千織お姉さんはげしっと蹴るタイプじゃなくて「そうでしょう、私のなのよ」って番のドヤ顔するタイプだから多分お話しても大丈夫だよ。
千織お姉さんが冒険者協会に入会してたの知らなかったけど絶対にわたしとも冒険してください申請する!!!!肉球で素振りしなきゃ!ふん!!ふん!!
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46 :
甘雨(ころころ)
2024/01/27(土) 07:42
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆🐑🌸ふわふわとまきまき
「甘雨が寒さを感じぬように」と、私のけーぷをなおして、しっぽをととのえてくれる、帝君のてつきがすきです。
あたたかくて、少しごつごつとしている、とてもやさしくておおきな手。契約をむすぶ手と目で、帝君はいつもいつも、私をみていてくれています。
きをつけてあるいていてもころんでしまう私を、師匠がみていないとき、帝君がやさしくおこしてくれます。
だいじょうぶです、帝君の手をかしていただかなくても、とあわあわしてしまう私をなんでもないようにおこしてくれます。
私がまえにけーぷのひもがきれてないてしまいそうだった時も、帝君はささっとせんじゅつでひもをなおして、ふわふわをむすびなおしていただいたのをきっかけに、師匠がいないときはわたしに目をかけてくれています。
きのうもついついねてしまった私へ、帝君はいつもどおりのやさしいまなざしであたたかいふとんをかけてくださったようです。
やさしいやさしい、たいせつなおんみ。ずっとずーっと、甘雨は帝君をおしたいしています。りっぱなはんせんになって、帝君にも師匠にも、降魔大聖にも、りっぱになったなと、…ほめてもらいたくて。甘雨はがんばります。
……あさごはんはせ、せめて…清心をにじゅっぽんにおさえられる、ように…がんばり、ます…。
おはようございます。帝君。甘雨のこころだけは、きょうもあなたさまにそえますように。…だいすき、ですっ。
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45 :
タルタリヤ
2024/01/25(木) 01:33
🐋🏹あんたゆえに俺の声は悩ましげ
鍾離先生が俺と入る為に拵えてくれた岩風呂に浸かって仮初と言えど選んで飾って、其れらしい冬景色の詩を抜粋して心地良さを諳んじて、雪を見上げさせてくれる熱い湯の中で、縋られて選んでしまった道の外の遠い時間を浪漫として語らう。
何時から俺の天秤に先生が当たり前の面構えで乗るようになってしまったのだろうと分かり切られているのを互いに滲ませた上で態と悪態ぶって腕の中で考える。
そんな些細な思考でさえ鍾離先生はなんでもない様な顔をして、何百年か先で女皇様の悲願を叶えて俺がその席を降りる日が来ても「公子殿」と名を呼んで笑い合うことを願うのだから本当に敵わない。
かわいいかわいい、俺の愛おしい寂しがり。共犯をプロポーズとしてしまった、格好良くて強い龍のよすがになってしまった幸福に夢を見て眠る。
……どうしたって惚れているんだ。今日も愛してるよ、鍾離先生。
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44 :
ニィロウ
2024/01/21(日) 04:11
🪷💃🏻雨垂れと明日、ふたり
ふと目が覚めたら家の外は雨が降っていて、ぽつぽつとリスが歩いているみたいな音が鳴っていたんだ。
アルハイゼンさんからのきゅんとした言葉を纏めているまーまー >>22 を少し足しながら気圧差でダウンしちゃったアルハイゼンさんの寝顔を見て、土曜日もお休みをたまたま取れた二人で最初から過ごす週末をちょっと振り返っていたんだ。
寒いのが寂しいのかな、それとも寂しいから寒いのかな。アルハイゼンさんがのっそりと起きて何気ない冬の保存食作りを興味深そうに眺めて、俺が作ったものの最初の一口は君に食べて欲しいと無邪気に笑ったような気のしたあなたが愛おしいって思ったの。
むるむる(可愛いから本当はまーまーよりこう言いたくて)も一緒に過ごす週末も、私には何気ない事をなんだって興味深そうに眺めてくれる目線と指先の優しさを知っているよ。
特別じゃないことを一緒にする幸せをあげられたらいいな、って実はずっと考えて行動して正面からぎゅっと抱き締めていたんだけど何時からかそれがアルハイゼンさんから私へも返してくれていたんだ。
…遠い未来の話をしていつかは指輪もはめられたらなんて話をして、アルハイゼンさんが照れくさそうな顔つきを本に埋める瞬間が好き、なんて言ったら拗ねられちゃうかな。
私だけの大切なアルハイゼンさん。私が寝直すまで大切に撫でているから、貴方のちょっとした不調が雨粒と一緒に流れてしまっていますように。
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43 :
タルタリヤ
2024/01/16(火) 23:45
🐋🏹酔生夢死
あまりによかったから一旦鍾離先生にだけ見せるスタイルにしてたある日の閨事の記録
違法合法催眠神経皮膚毒精力剤、毒耐性を外付けで散々訓練した俺であっても鍾離先生のちょっとした好奇心、耐えながら悶える俺の顔が見たいと言い出すいつもの変なわがまま+鍾離先生を沢山抱いたヒメハジメ以来抜きあいも出来ていない、それなら──を突っぱねきることは出来ない。
互いに薄めて呑んだ仙人の中だけで流通する所謂の媚薬は出だしから悔しいでも云々状態を誘発させた結果、俺の大分はしたない「ただいま」から始まったのだった。
持たされていた小瓶の四分の一しか呑んでいないんだけどなぁ……。
…執行官として余りに情けない。戦場で発散するか迷っておいて体を重ねた記憶をふと掘り返しただけで一気に先生に会いたくなるなんて。先生自身も半量飲む約束をしていた以上仕方ないとはいえ、帰って早々、浴衣姿でうろつく先生の足元にしゃがんで、…酷い匂いで昂るなんて悔しさすら感じたくない。
でもピアスが揺れる些細な音さえ煩くて、心臓の音や太い血管の動きが普段よりずっと際立って、近い。何もかもが鍾離先生に吸い寄せられて見えない首輪で引っ張られているみたいだ。”下準備”のやり方なんて正直まだ分かってないし、……恥ずかしいし、自分より鍾離先生の指がいいのなんて数ヶ月前から知ってる。
それでもはやく、悔しいままでいいから、はやく同じ熱で蕩けあって生死と快楽がぐちゃぐちゃになって今一番強い生き物しか見られなくなる一瞬が欲しい──と、いつもより早く思考が互いに辿り着いてからはもう駄目だった。
執行官の服を暴いてブーツを放り投げて、いつの間にか下品に開いていた脚をそのままにさせて、ベッドにも行けずに床で暴かれたなんて正真正銘で初めてで。ゴーカンみたいだって頭では思ってたけど囁く声の甘ったるさと無数に降る「好きだ」「こうしどの」「xxxxx」を知ってるから、もっと俺を追いつめに来て欲しいと願う他ない。そういう風に愛し愛されるやり方を俺達は選んでる。
先生も先生で余裕がいつも以上に無くなっていて四肢じゃ足りずに出された尻尾で変なトコをなぞって舐めて巻き付けて、やだと無理の裏側を知っているからこそ普通の人は入っちゃ駄目な所で何度も何度も甘えて、「苦しいか」と聞くだけでやめてくれなくて/やめないでいてくれて、何度も何度も白んでバチバチ弾けた視界に愛おしいあんたが居る。
切っ先を突きつける緊張感を抱いたかと思えば押し潰される。
極めつけにトンだ俺の甘ったれたオネダリに「見くびるなよ小僧」とまで”神様みたいに”言われたらもう、なんか、駄目だった。自分だって何回出しても全然余裕ないくせに。宗派は絶対に変えないけど。
……身体中龍の鱗痕に手の跡、中身はたっっっぷり詰め込まれた結果いつもの左目だけじゃなくて髪の生まれつきのメッシュ部分と右目までちょっと侵食されて、思わず「将来設計が捗って良かったね」なんて皮肉みたいに出たけれど。「やはり基本的には人間の身体で、仕立てる服には黄金を施したい」って罪悪感2:独占欲8の顔で見とれてくるんだから本当にこの生き物はずるい。
乱用は絶対にしないって二人誓ったにしては頭も肌も揉みくちゃに縋った後の幸福に満ちて、翌朝の背中と腰と関節の激痛は一旦見なかったフリで眠った夜、パンイチの肌がガウンと誰より愛おしい温もりに支配されるのも別の意味でたまらない。
ねぇ鍾離先生。俺を戦場の外で引き止めるようにした罪は本当に大きいんだよ。何処にも行けないとまでは言わないけれど、替えも駆け引きもない麗しの共犯者サマ。強いあんたと明日からも、この影の下で手を繋いで笑っていたいよ。愛してる。
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