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スレ一覧
┗1504.マチネの前夜(80-84/123)

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84 :サンデー(崩壊:スターレイル)
2024/12/11(水) 19:18



🕊

兄は、愛らしく乙女の恥じらいを見せる愛しい妹との約束を守ります。
もちろんワタシ自身も、ロビンのあのような姿を…人目に晒すわけにはいかない…ッ!!

つまり、今は書き残せることが限られているので、ここはワタシの調べ物シリーズでも。

アナタが大切そうに指を置いた、ナイチンゲールの童話。あらすじは教えてもらいましたし、自身でも簡略化された内容を目でなぞってみたのですが、それだけ。
ある時、その話を載せた短篇集を手に取ろうとして……やめてしまいました。やはり、アナタが読み聞かせてくれる時までは、と。先に全てを知ってしまうのは何だか無粋な気がして…ええ、ただの自己満足です。

美しい物語を授けてくれるのはアナタの声がいい。焦がれる者は、そんなふうに愚かになるのですよ。



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83 :アベンチュリン(崩壊:スターレイル)
2024/12/11(水) 18:17


僕が、嵐の中に連れて行きたかった。彼女もそれを求めていた。
わなないて、キスをねだる唇の奥にもその小さな嵐があった。よろこびに満たされていくのが分かったよ。幸せで、夢中だった。腕の中で熱くやわらかく息づくものに、ただ埋もれていく気持ち良さ。火のない部屋で汗が滲むほどの、むせ返るような熱に。

約束や愛の言葉だけじゃ足りないよ。まだまだ、足りなかったんだ。心の底から、身体の奥深いところから、「あなたのもの」だって理解したかい?



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82 :サンデー(崩壊:スターレイル)
2024/12/09(月) 23:36



🕊

ブルーファンタジアとダリアの咲くところで、ふたりで花冠を作ろう。

そんな話をした日の夜、ふと花言葉を調べてみたのです。…その時は何も言いませんでしたが。
永遠と、豊かな愛情、でしたね。
ダリアには特に様々な花言葉があるようですが、清らかで可憐なロビンには白い花が似合うので、その色に捧げられた言葉が良いでしょう。

アナタは知っていたのでしょうか。知っていた…気がします。ワタシの花冠がアナタを笑顔にするのなら、いつかのその日を、楽しみにしていますよ。

花冠とは別に、ブルーファンタジアのちいさな花びらをアナタの上に降らせてみたい。きっと、永遠に続いてほしいと願う、奇跡のような一瞬になるのでしょうね。



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81 :アベンチュリン(崩壊:スターレイル)
2024/12/08(日) 22:50


さあ、いよいよ格好がつかなくなってきたぞ。もっとご機嫌を取ってくれ!なんて顔をするんじゃ、もうまるきり子供だ。
何度も何度も懸命にキスをする唇に、胸の奥がくすぐったかった。そうされたくて顔を顰めたんじゃない。ただ、咄嗟に気恥ずかしさを誤魔化しただけだ。…我ながらおかしかったよ。彼女が慌てて抱きついてきただけで、あっさり唇が緩んでしまいそうでさ。

白い肌の上で緩く波打つ髪が、身体の線に沿って流れていた。やわらかい、優しい丸みのある肩や胸を頼りなく包んで、それがあまりに綺麗で息を呑んだんだ。
犯しがたい、なのにいっそ犯し尽くしてしまいたい。感情が大きく渦巻いて、心臓が破れそうだ。



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80 :アベンチュリン(崩壊:スターレイル)
2024/12/07(土) 19:38


オレンジ色に照らされた広い図書室のソファと、月明かりの差し込む狭い客室のベッド。そんな対象的な場所で、意図せず、全く同じ体勢になって触れ合っていた。あの場所ではできなかったことをこれから……そう強く実感して、白状するとね、妙に浮ついてたんだ。
甘く濡れた声も、素肌を通して伝わってきた熱や震えも全部。僕を夢中にさせた彼女のすべて、階下の誰も知らない、僕たちふたりだけの秘密だ。

耳障りなはずのベッドの軋む音が、彼女の立てた音というだけで身体を痺れさせる。仕草のひとつひとつが甘い気持ちを誘う。触れた指も、触れられたところも、信じられないくらいに熱かった。
息ができなくなるほど僕を翻弄しないでほしい。それは…彼女にしかできない、特別なことだけど…。



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