「あは…、やっぱり君は頭がいいね。それとも、もう僕の心が読めるのかな。」
🦋
わたし、何か勘違いしてた?また、何かを間違えてしまったのかしら。あなたはそうやって笑うけど、本当は驚いていらっしゃったんでしょう?わたしだって驚いているの。わたしにこんな勇気があるなんて。あなたは吐息混じりに笑って、大丈夫だよ、そんなふうに宥めるだけ。
ああ……、わたしの血は沸騰して、心臓は今にも張り裂けそうに悲鳴を上げていたの!羞恥も何もかもを足元に脱ぎ捨てたら、消え入らんばかりに小さくなって愛の前にひれ伏すだけよ。ねえ、そうでしょう?
だけど、ドレスの下に落としたのがもし拳銃だったなら、あなたは一体どんな顔をしたかしら…?