「うーん……確かに、この格好じゃちょっと目立つか。」
「ここを出たら、すぐにまた仮面を外すんだ。行こう、イゾルデ。」
「ここを出て…どこか、誰にも邪魔されない場所に行こう。ディッタースドルフじゃなく、黒鳥の仮面の女でもない……君と、僕で。」
「いつか、僕も君に…王妃の冠をあげられたら。…そんなことを考えるのは初めてで、どうしていいか分からない。」