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┗311.《ポケモン二次創作》もう終わったことだから。もう全部壊すから(21-40/148)

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21 :ベリー
2022/09/15(木) 17:47:11

「お前……俺がやってきたこと覚えてるのか!」

「覚えてるよ! でも、それとこれとは話が違うでしょっ!」

 ボスは怒りと悲しみがぐちゃぐちゃになった顔で歯ぎしりをした。「こんの正義バカが……」そう悔しそうに呟いたが聞こえないフリをした。

『縺ゅj縺後→縺……』

 するとバケモノがイーブイを私たちの方向に投げ飛ばす。私はすかさずそれをキャッチした。

「イ……イブイ……」

 イーブイが瀕死状態になっていた。
 (私とボスが会話してる間にやられたの?)
 いや、それでも会話時間はは30秒も満たなかったはずだ。その短時間でイーブイを瀕死にするだなんて……私のイーブイが弱いのもあるが、相手もかなり強い。
 それに、最初イーブイではなく私を狙いに来た。これは、一体? ポケモンなの? まず生物……なの?

「イーブイ……」

 私は声をからからにしてイーブイの名前を呼ぶ。瀕死だからか、イーブイは気絶していて返事は聞こえなかった。
 守れなかった。こんなの、守れるわけがないのは一目瞭然だけど、それでも悔しかった。
 自分の弱さが憎かった。
 悔しくて悔しくて顔が上げられなくてただ、大粒の涙を流していた。

「……チャーフル! お前は逃げろ! ここは俺が止めるから!」

 ボスが私と、瀕死のリオルの前に立って両手を広げて私を守るように立つ。
 それでも逃げられなかった。腰が抜けて恐ろしくてショックで立てなかった。

 しかし、勝てるのだ。私が戦えば守れるのだ。少なくともきっとボスは守れるのだ。
 だけれど、そう思う度にママの言葉がチラつく。
『チャーフル。暴力はダメよ。そしたら皆笑顔になるんだから!』

「チャーフル……俺な。お前と会ってからずっ……」

 何かを悟ったような落ち着いた声でボスは私に語りかけた。まるで最期の言葉のように。その言葉が途中で途切れ、その代わり『グチャッ』『バキッ』という、肉と骨を共にぐちゃぐちゃにしたような音が聞こえた。
 目の前に血が飛び散る。私の頭に、額に赤い液体がベッタリとへばりつく。
 目の前には首から上の無いボスだったものが
  そ こ に あ っ た

「ボス! ボスぅぅぅ!」

 私がヤカンのような高い声で叫ぶ。喉を絞る。津波のように押し寄せてきた様々な感情を少しでも吐き出すように。

「オルッ! オル!オル!」

 リオルが瀕死ながらも主人の死体に必死に駆け寄りボスの体を揺さぶる。
 それが邪魔に見えたのかバケモノはリオルの首を、蹴り飛ばした。
 その首は、まるでゴルフボールのように簡単に飛んでいき、燃え盛る店の中に入っていった。

「……」

 私はもう声が出ない。
 ボスが死んだ。リオルも死んだ。野菜屋のおっちゃんも、雑貨屋のおばちゃんも死んでた。いつも挨拶してくれたお姉ちゃんも、お兄さんも、少年達も、声をかけてくれた少女達も。

 憎い、悲しい、怒り、虚無感、苦しみ

 全ての負の感情が、それぞれ私の心に1点集中で攻撃してきた。大粒の涙をこぼし周りは絶望で溢れかえっていて。
 それでも私はバケモノも見つめた。前を向いた。見つめ続けた。
 私の中の感情は怒りと憎しみが頭1つ抜けて大きかったようだ。
 (ママ。ごめんね、言いつけ破る)
 腰を低くして前に足を踏み出し腰を捻る。そして、素早くバケモノの腹目掛けて拳をめり込ませた。
 バキバキっと何かがひび割れ崩れていく音が聞こえる。
 このバケモノは肋骨はあったようである。
 そんなどうでもいいことを考えながらバケモノをぶっ飛ばした。
 バケモノは足でブレーキをかけながら後ろに飛ばされないようにしている。それでも私から3m程は吹っ飛ばされていた。

 (次は、しとめる)

 懐かしい感覚だった。パパとチャンバラごっこで取っ組み合いをしていた時と似た感覚。
 しかし、今回はそれに何か相手を刺すような物があった気がした。これが殺意だということは、今後知った。

 もう一度足を踏み出そうとすると……

 グシャッ

 また、頭が潰れる音がした。目の前で人間と変わらない赤い血液が飛び散り、肉片が辺りに飛び散った。
 また誰かが死んだ? 誰が?
 そんなの一目瞭然だった。バケモノが、死んだ。

◇◇◇
挿絵
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22 :ベリー
2022/09/15(木) 17:49:02

「チャーフル! 無事?!」

 全身返り血まみれのソレイユが私に近付き身体中を触る。それよりも、情報量が多くて追いつけなかった。
 ソレイユがバケモノを殺したの? ママの言いつけは? バケモノは、生物だったの? その返り血、他にも殺してるよね? 生物を殺して、なんとも思わないの?

 疑問が疑問で塗り替えられていく。しかし、ソレイユは泣いても絶望した顔でもなく、いつものように私を心配するような顔だった。
 この状況で、いつもの表情でいるソレイユを初めて恐ろしいと感じた。

「良かった、怪我は無いんだね。村中を回ったけど生きてる人はいなかった。その変わり、この白いヤツが放火したり返り血がついてたから、この襲撃の犯人だと思う。だから殺して回ってたけど、コイツで最後っぽいね」

「なんで……そんな冷静なの? なんで平気で……殺せるの?」

「冷静じゃないよ。チャーフルが危ない目に会ってると思ったらちょっと興奮状態になっちゃってさ。暴れちゃったんだよね。」

 違う。そうじゃない。そういう事じゃない。
 この様子を見て、この惨状を見て、何も思わないの? なんでそんなケロッとした顔をしているの?

「この惨状に、何も……思わないの?」

「え? なんで?」

 ソレイユは純粋に首を傾げた。ソレイユは少々道徳心に欠けている所があった。でも、少しだけあっただけで、今回のように恐ろしいことは無かった。

「それより、森にも火がまわってる。1回家に帰るよ!」

 ソレイユが本気の顔でそう言って私の腕を掴んだ。放心状態でそれに流されてしまい急いで私はイーブイを抱えて走ったが、後ろを振り返った。
 皆頭を潰されてる。思い出の村が徐々に崩れていく。私の悲しみの濁流は止まらなかった。

空は真っ赤、街も真っ赤、ソレイユも真っ赤で、私自身もそれに染まりかけていたことをその時は気づいていなかった。

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23 :ベリー
2022/09/15(木) 22:14:40

自己満足のオマケです

最期の足掻きで問題視されてる正規品をソレイユは軽々と倒しています。チャーフルも同じぐらいの実力はあるため、当時から2人はバケモノだったということです()

2代目の強さが計り知れませんね。どんどんリーダーの強さが小さくなる……
あの人も強いんだよ(ポリゴンZが)

◇◇◇
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24 :げらっち
2022/09/15(木) 23:37:39

わああああああああああ
いきなりシリアスハードな展開になって面白いです。
私も結構流血物を書くんですが、平和な村からの急転直下にしてやられました。
キャラを容赦なく殺していく無慈悲さも好きです。作者は時には冷酷にならなくては。
おじさあああああああああああん
ボス、憎しみ合っていたのに非常事態により共闘する描写が素敵すぎます。正に、アニポケ初代OPの歌詞にある「昨日の敵は今日の友」。
ボス…リオル…
ポケモンまで死んじゃうのか。。。

ポケモンのような殺戮兵器…これはポケモンなのか!?

今回は緊迫した内容なだけに、視点のブレなどはあまり気にならず読めました。

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25 :ベリー
2022/09/16(金) 00:08:14

うわあああ!毎回感想ありがとうございます!咽び泣きます!
もう裏の陰謀もここに完全移行しようかなああ!(冗談です)

私の創作物は大体シリアスの微グロなのですが、バカセカとか蜘蛛とかリゼロの影響で「人の感情をぐちゃぐちゃにする創作をしたい」をモットーに書いてるので平和村からスタートさせました!急転直下が刺さった!やったね!

視点のブレやっぱりなんかおかしいんですかね……一人称は固定として、一人称視点の子の思ってることに()を、付け足すからややこしくなるのでしょうか?
色んな小説見て取り込んでみるとぐっちゃぐちゃになってしまったようで……
次はいつものよう書いてみようと思います!

今回もありがとうございます!

[返信][編集]

26 :げらっち
2022/09/16(金) 07:54:13

バカセカ筆頭ですか!

いえ、今回は視点のバラつきは気にならなかったですよ!

[返信][編集]

27 :げらっち
2022/09/16(金) 08:20:52

それと、文字化けのような記号を使って奇声を表すのも良いと思った。
実は私もCGRで同じく文字化けを利用していた。奇遇だ!

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28 :ベリー
2022/09/16(金) 19:44:17

あ!文字化け気づいてくれましたか?!
実は文字化けサイトで変換してそれをコピペして使ってます()

最近便利!

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29 :ベリー
2022/09/16(金) 19:46:44

 いつもの獣道を駆け上がる。向かい風が村の時よりも熱いことから私の家近くも火が回っていることが分かる。
 ここら辺に生息しているポケモンの足音も息も聞こえない。ポケモン達は多分逃げたのだろう。よかった。
 村が襲われた理由は分からない。けど、家への被害は飛び火程度だと信じたい。
 いや、きっとそうだ。森の奥の奥にある私達の家になんてなんの用もないでしょ。
 村の火が飛んで山火事になってるんだ。それはそれで一大事だけれど、それでもママとお兄ちゃんが心配だった。なぜなら……

「ねぇチャーフル。嫌な予感がする」

「……私も」

 嫌な予感がする。それはただの勘で根拠なんて無い。だけれど私もソレイユもその勘は7割型外れないのだ。
 杞憂だったらいいんだけど……すると雨が降ってくる。
 あれ、朝はあんなに空が怖いぐらい真っ赤だったのに。すると地面の生き生きとした草達かみるみる枯れていき、そのかわりに苔や泥水、キノコが生え始めた。
おかしい。あきらかに森の様子が変だ。

 次の瞬間、それは杞憂で終わらないことが分かった。分かってしまった。獣道から見える谷底に流れる激流に赤い液体が流れていた。
 鉄の匂いがする。沢山の人の足音が聞こえる。

 え、てことは何? 家も襲われてるってこと? あんなちっぽけな家だよ? なんで? ママは? お兄ちゃんは?

「あぁぁぁぁ!!! 」

 身体中の空気を外に吐き出すように喉が痛くなってることもわかった上で叫んだ。叫んでしまった。
 とにかくママとお兄ちゃんの安否を知りたかった。死んで欲しくなかった!

 足の動きをもっと早くする。効率なんて求めずただ力任せに足を動かす。徐々に視界には赤が増えていく。

「チャーフル! 落ち着いて! チャーフル!」

 ソレイユの声が聞こえた気がした。気がしただけで私は何も言わずに前を見て走った。土をけった。火をくぐった。
 もうすぐ。もうすぐだ。ここを抜けたら家だ! 早く! 早く!



「 来るなっ! 」


 低く落ち着いた水に聞きやすい声が激流のように辺りに木霊した。
 お兄ちゃんだ。お兄ちゃんの声だ。お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん!
 私はお兄ちゃんの声は聞こえたが言葉は聞こえなかった。そのため勢いに任せてまだ生きているずぶとい草木をかきわけようとした。

「チャーフル」

 静かに耳元でお兄ちゃんに似た、幼い声が聞こえる。その瞬間何かにつまづいた感覚を覚え前に倒れるが、ソレイユが私を抱きとめる。

「落ち着け。チャーフル。僕がいる」

 耳元でソレイユの落ち着いた声が聞こえる。そうだ、村の皆が死んでしまった。ママもお兄ちゃんも危ない。けれど、少なくともソレイユだけは無事で今、私を抱きしめていてくれる。
 ソレイユは生きている。双子の片割れが隣にいる。胸にはイーブイも居る。私は1人じゃない。

 そう思うと少しだけ気が楽になった。多分、今まで見たこともないグロテスクな光景へのショックと怒りと悲しみで私は興奮状態になってたんだと思う。
 頭は冷えた。と言っても胸にある負の感情の塊は消えたわけじゃない。
 お兄ちゃんを、ママを助けたい。

「ほお。これが例の……」

すると、急に二人分の足跡が聞こえ始めた。片方は足音の音が……なんというか重い感じがする。多分大人の人。もう一つは……軽い足音。人間じゃないけど、さっきの化け物でもない。
 予想通り、目の前の茂みから大人の……二十歳ほどの男性と、人型の全体的に青色の生物が出できた。男性は体がガッチリしており、白い軍服のようなものを着ている。尚且つ、立ち姿の圧が強い。背筋を伸ばし、足は少し前後に開いている。青い生物……本でしか見たことないけど「ルカリオ」ってポケモンだと思う。ルカリオは私たちには斜め方向に向き合っている。
 この二体……強い。戦闘経験なんて昔家族とチャンバラをした程度しかない。そんな私でもわかる。パパやママのように立ち姿に隙が無く、普通でない。
なんというか、ここに出できたということは少なくとも村の襲撃に関わっている人物……だと思う。要するに私たちの敵だ。けど、相手は人間……

「何が目的ですか?」

和解ができるかもしれないということだ。私がその結論にたどり着く前にソレイユが男性に質問を投げかけた。

「私とまともに話そうとするのか。意外と賢いではないか」

「話をそらさないで!」

私はそう叫んだ。多分この男は状況からして今回の襲撃に関わっている。そう思うと、怒り、悲しみ、憎しみ、苦しみが一気に襲ってくる。そしてこの男は私たちをまるで、ポケモン……いや化け物と話すような言葉回しをしている。それがとてもイラつく。憎しみも相まって余計だ。

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30 :ベリー
2022/09/16(金) 19:48:10

「目的……そうだな。とある『組織』が作ってしまった生物兵器とその子孫を回収しにきた。」

「生物兵器……このあたりにそんな話は無いと思うのですが」

その通りだと私はソレイユの言葉にうんうんと首をふる。まず生物兵器なんてフィクションでしか聞いたことがない。遠い所にはそういう伝承はあるらしいが、ここら一帯はそんな話は全くない。

「ああ。ここら一帯にそんな話はない。何故なら、この村はその『生物兵器』が作った村だからな」

その言葉を聞いた瞬間。頭の中の点と点がつながった。つながってしまった。
この村はもともと湿原地帯でジメジメした気候で誰のものでもない不気味な森だった。そこに訪れた若い男女はその森を開拓して『不思議な力』で太陽がカンカンに照った、緑豊かな土地と、一軒家を築いた。そこに迷い込んだトレーナーの数人が住み着きできたのがこの村である。これは、たった十数年前の話で、この話を言い聞かせてくれたのは……この村を作ったのは


パパとママである


そして私が、私たちがその生物兵器の子孫である根拠があった。すこしはおかしいと気付くべきだった。

「うあああああああ!!!!!」

茂みの奥から らしくないお兄ちゃんの叫び声が聞こえる。その瞬間地面が揺れ始め、一直線に男性にめがけて鋭い岩が地面から突き出してきた。『ストーンエッジ』である。

「ルカリオ」

男性は表情を崩さず、ただ一言そう言った。
すると、何か波動のようなものがルカリオの手元に集まる感覚がして、それがバスケットボール程の大きさになると、地面から生えてくる岩々に向かって放った。
あれは……波動弾という技だった気がする。波動弾は生えてくる岩々を打ち砕き茂みの向こうの‘‘何か‘‘に命中した。

「グハッ!!」

 お兄ちゃんの鈍い声が聞こえる。
 波動弾のおかげではっきりと見えた。茂みに隠れていた
  『私達の家だったものが』
  『私達の庭だったものが』
  『私達のママだったものが』
  『厚い鉄板に、太い丸太のような針で張り付けにされているお兄ちゃんが』
  『二十はいるであろう大量の白い化け物が』

「何……この地獄絵図」

「チャーフル。見るな」

 声が掠れて何も出ない。出るのは目から溢れ出る塩水だけで先程の強がりはもう消えてしまった。
 ソレイユの胸元に顔を押し付けられて何も見えない。もう何も見たくない。もう……もう……
 私はソレイユの背中に手を回した。

『また守られることになるとは考えずに』

◇◇◇
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31 :ベリー
2022/09/16(金) 19:51:17

《ソレイユ》

 目の前には燃えている家、ぐちゃぐちゃの庭、血まみれで体を張り付けにされてる兄に村にいた白いバケモノが十数体。
 胸には震えているチャーフルが居て、男性が無関心にタブレットをいじっている。

 生物兵器……か。まあ、なんか僕達は人とは違うなとは思っていた。
 ママとパパとお兄ちゃんはポケモンの技のようなものを使えるし、俺とチャーフルとお兄ちゃんは昔から『チャンバラ』と称して常人ではなし得ないような特訓をさせられていた。
 本気の殴り合いや間合いの取り方に足場の悪い所での走り方。生物の急所なんかも学んでた。
 それに、普通の10歳が出せるような筋力を僕達は持ってない。尚且つ見た目は幼児だ。
 俺の知ってる世界が村と家しか知らないからこれがどれほど異常かは分からない。だが、少なからず普通では無いということは分かる。

「生物兵器の回収……って事は、僕らジーニア家族を捕まえるのが目的ですか?」

「まあ、そんな所だな。大人しく捕まってくれれば助かるのだ、が……ルカリオ」

 男はタバコを取り出し吸い始めるとまた、ルカリオに指示を出した。また、お兄ちゃんがストーンエッジを男に打ったが、ルカリオが拳でそれを砕いていく。

「くっ! 逃げろ! 早く! 早く!」

 お兄ちゃんの声はもうカッラカラである。まあこの現状を見てこんな反応にならない方がおかしいだろう。
 別に俺はチャーフルがいてさえ居ればどんな所に居ても良いし村が潰れてもお兄ちゃんとママが殺されても俺は何も思わない。
 連れていかれる程度ならついて行って良いと僕は思っている。だけれど……

「まあ、そう大人しく捕まってくれるとはこちら側も思っていない。少々手荒な手を使わせて貰おう」

 また男がタブレットをいじり始める。すると棒立ちだった白いバケモノ達がロボットのように動き出して……俺に襲いかかってきた。

「っ! イーブイ! お願い!」

 俺はモンスターボールからイーブイを繰り出す。強さ的に俺のイーブイでは敵わない事は分かっているけど、時間稼ぎにはなる。

「僕達は連れていかれたらどうなるんですか?」

 イーブイが敵を引き付けてくれてる間に男に問いた。男はお兄ちゃんと戦っているが、こちらの声は聞こえていたようで答えてくれた。

「私は組織の人間ではないからな。分からない。ただ、アイツらなら色々実験はしそうだな」

 男が言い終えた瞬間イーブイが瀕死になって俺の方へ飛んできた。俺は片手でそれをキャッチする。

「イーブイ。少しは動けるか?」

「イッ……ブイ」

 イーブイは決意を固くしたように強いまなざしで頷いた。

「充分だ」

 俺はそう言ってイーブイをモンスターボールに戻した。白いバケモノはジリジリとこちらに迫ってくる。
 胸にはチャーフルがいて、俺は全力で動けないし、第一こいつらに指1本チャーフルに触れてほしくない。
 これは、自分を取り繕ってる場合じゃないな。
 白いバケモノの一体が一気に間合いを詰めてきた。俺はー歩引いてバケモノの頭を蹴る。『グチャッ』というハンバーグをこねるような音がした後に体だけを残してバケモノは屍と化した。
 どうやらバケモノはスピード特化で防御が硬い訳ではないようだ。と言っても俺は育ちは普通のためこいつら全員殺せる訳が無い。
 そして、逃げれるとも思っていない。いや、普通に考えて無理だろ。
 かと言って捕まる訳にも行かなくなった。実験なんてふざけるな。チャーフルをこれ以上傷物にさせたくなんか無い。

「ソレイユ! 俺が引き付けてる間ににげろ!」

 お兄ちゃんが鉄に張り付けにされてるくせにそう言った。そんな強がりはよして欲しいのだが。
 そう思った瞬間空から黄色い雷が複数の白いバケモノに直撃する。
 十万ボルトである。
 ああ、技でバケモノの妨害をするということか。
『不思議な力は乱用するなよ。多分お前ら死ぬから』
 昔パパが言ってた言葉を思い出す。不思議な力……技を乱用すると俺らは死ぬのだ。俺とチャーフルは技は使ったことがないし、使い方も分からないし、使えるかも分からないが、このままではお兄ちゃんが死ぬ。
 というか、さっきからママの気配がしないのだ。ママが加わってくれるならきっと逃げれるのだが……

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32 :ベリー
2022/09/16(金) 19:52:44

「……何をやってるんだっ」

 すると男が緊迫した声を出した。何事かと男の方を見る。もしかしたら何か俺らに得なことが起こったのかもしれない。
 チャーフルも同じことを思ったのか俺の胸からチラッと男の方を見た。
 ただ、それは希望的観測に過ぎなくて、俺はその時、チャーフルの顔を隠していた方がよかった。

「母さん……母さん! あぁああああ!」

 お兄ちゃんの黒板に爪を引っ掻いたような不協和音に近い叫び声が聞こえる。
 そこには、美しく光る黒髪に麗しい顔をした……生首を持った白いバケモノが居た。
 白いバケモノは『見て見て』と無邪気な仕草で男に見せていた。

「生け捕りにしろと言っただろう! 特にNo.9802は……いや、こいつらに何言っても聞かないんだった……!」

 男が額に手を当てた。
 村が潰れても、お兄ちゃんが無惨な姿になっても何も思わなかった俺でも、ママの生首は少し来るものがある。

「ママ? ママ! ママああああああああぁぁぁ!」

 チャーフルは少しの間放心状態でいたが、それがどんどん溶けていきがなり声でもう、声とは思えない声で叫んだ。
 チャーフルの顔は憎しみと悲しみと……今にでも暴れそうな様子で男を睨みつけていた。
 俺はチャーフルが暴れないように無理やり抱きしめる。
 お兄ちゃんの技の威力もどんどん落ちていく。これは本当にマズイ。逃げることが絶望的になった。
 どうする。頭を働かせろソレイユ・ジーニア。何がなんでもチャーフルと一緒に……
 近くにある谷底の激流に身を投げてどこかに流されればワンチャンあるかもしれない。
 チャーフルも同じことを思ったのか急に動き出して俺の手を引っ張りいつもの獣道を走り始める。

「チャッ、チャーフル?!」

「皆死んだ! 皆消えた! うあああああ!」

「落ち着いて! 僕がいるから……チャーフルっ!」

「でも! ソレイユだけは! ソレイユだけは絶対に守る! 守るからっ!」

 俺の腕を掴むチャーフルの手の力が強くなる。チャーフルを守るのは俺だ。守られる訳には……

『縺ゅj縺後→!』

 後ろからバケモノの叫び声が聞こえる。ハッとして振り返るとバケモノが腰を低くしてハッサムの手で俺の足を掴む。

「っ! ソレイユ!」

 力が強い、痛い。痛い痛い痛い痛い! 足が! 骨にくい込んでる! 痛い痛い!

「あぁっ、ぐぁっ……」

 俺はあまりの痛さに言語を発することが出来なかった。チャーフルはバケモノの腕にチョップをした。

『縺ゅj縺後→縺ゅj縺後→!!!』

 バケモノは驚いた声を出しながら手を離す。足の様子を見ると肉が抉れて、骨がバッキリと折れているのが見えてしまった。所々は肉で辛うじて繋がっているも歩くことなんて出来ない。
 痛い。痛い痛い痛い痛い痛い!
 それでもここで終わる訳にはいかない。チャーフルと離れる訳にはいかない。チャーフルが……!
 チャーフルは俺を素早くおぶって、イーブイを抱えて全力で走り出した。それと同じぐらいのスピードでバケモノ達が追ってくる。
 川まで間に合うのか?! 頼む!チャーフル気張ってくれ!
 今の俺ではチャーフルを守れない。もう祈るしか無かった。
◇◇◇
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33 :ベリー
2022/09/16(金) 19:54:39

 地面に溜まり始めた泥水がバチャバチャと忙しなく音を立てる。チャーフルの足音とバケモノ達の足音。もう、その雑音しか聞こえない
 足が痛い。今すぐにでも発狂したい。けれど、これ以上チャーフルを混乱させたくない。自分の足から肉が生まれて、それでも離れそうでブラブラしている感覚が気持ち悪い。

『縺ゅj縺後→』

 バケモノの一体が両手で何かの玉を作る。あれは、シャドーボール。背中を向けているチャーフルに当たるとキツいな。

「イーブイいけ」

 俺はモンスターボールからイーブイを繰り出す。瀕死のイーブイはうっすらと目を開けていても動けずにただ綺麗に放物線を描いてシャドーボールとぶつかった。

「ァブイォッ! イッ……」

 イーブイの悲鳴が聞こえる。そして、そのイーブイを容赦なく踏みつけるバケモノ達。後ろを見て遠目からうっすらと見えたのは、イーブイだったはずの肉片だった。

 瀕死状態で技を打ち込まれたポケモンはどうなるのだろうか。まあ別にそんなことはどうでもいい。それよりも身代わりがもうなくなってしまったことが問題だ。最悪チャーフルのイーブイを投げるか……

「お前っ、今何をした!」

 すると横からハッサムに乗ったあの男が飛んでいた。こちらに攻撃を仕掛けてくる様子はないようだ。

「何って見ての通りでしょう身代わりです」
「あれは……お前のポケモンか?」
「はい。僕の相棒です!」

 イーブイは俺の自慢の相棒だ。唯一素でやり取りを行い、生まれた時から一緒にいて支え合って、最期はチャーフルの身代わりになってくれた。これ以上ないほどの最高の相棒である。

「ポケモンを、ポケモンはそんな扱いをするものでないだろう!!」

 男が怒声を俺達に食らわす。チャーフルは必死で走っていて多分今の状況を把握してないんだろうな。俺たちの会話も右から入って左に抜けているのだろう。
 黙々と走っている。

「それなら僕達もですよ。こんな扱いを受ける通りはありません。ポケモンだけ特別扱いですか?」
「それはっ……私は依頼で行っているだけで!」
「なるほど、依頼なら貴方も僕と同じことをするんですね!」
「ッ!!」

  『依頼』ということは、この男はこの出来事に直接関わっていることでは無いということだ。その情報を知れて俺は満面の笑みで男に返事をした。
 男は先程まで興味無さそうにしていたのに、急に冷たく、怒りを秘めた表情になった。

「絶対に……逃がすな」

 男が地を這うようなどす黒い声で呟いた。しかし、恐ろしすぎて俺までその声が聞こえてきた。
 なんで怒ってるんだ?! クソっ逃げる時間が長すぎてイラつかせてしまったか

「ソレイユ!!」

 するとチャーフルが叫ぶ。目の前には谷底があった。俺は目的達成直前で少しホッとしていた。

「絶対にあの化け物共を逃がすなあ!」

 男のまるで軍人のような怒声が森に木霊した。俺もチャーフルもその声にビビって少し怯んでしまった。
 すると後ろから、何かを感じる。バケモノ達が何かを溜めている。
 一体?
 そう思った瞬間ソレが一斉に放たれた。
 シャドーボールや波動弾、破壊光線に大文字に、様々なポケモンの技が俺達に向かって放たれた。

「チャッ……」

 俺は急いでチャーフルに声をかけようとしたが、その様子をチャーフルも振り向いて見ていたようだった。
 すると体が宙に浮く感覚がする。いや、俺は、実際に宙に浮いていた。
◇◇◇
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34 :ベリー
2022/09/16(金) 20:33:52

「え?」

「あぁぁぁ!」

 目の前にはその攻撃を全て食らったチャーフルの無惨な姿があった。片腕は無くて、顔は半分抉れていて脳みそが丸見えである。チャーフルの胸元には無傷なイーブイが居て
 チャーフルが傷ついた。チャーフルが死んだ。俺を庇って、俺以外に殺された。俺以外に……俺以外に

「ア”ア”ア”ア”ア”!!!」

 俺はただ、絶望で、負の感情に沈んでいき喉を絞り出してその感情を必死で外に出そうとした。

『い き て』

 チャーフルが半分もうない口をパクパクさせていた。チャーフルの顔は謎に穏やかな表情で、母さんそっくりだった。
 チャーフルがいない世界で生きる? ありえない。世界なんて、滅びてしまえばいい。

『絶望』

 それしか見えなくて、少しづつ視界は黒く染っていき……

『ジャブンッ』

 足のつかないような深い激流に飲まれ流されて言った。ぐるぐると体が回り空気を吸うタイミングが分からない。

 あー、チャーフルが死んだなら……俺も……


《チャーフル》

「あぁぁぁ!」

 痛い、もう痛すぎて神経がマヒしたのか、それとも叫び疲れたのか声が出ない。
 放り投げたソレイユは、絶望した顔で、大粒の涙をこぼしてこちらを見ている。まるで鏡でも見ているかの様だ……
 というか、あれ? なんか視界が狭いし、頭が……働かない…… 言葉、言葉を出したいけど言葉が何かもすら分からない。目の前の人は、誰? 私?

 それでも、大切な人だということは、分かった。何故か伝えたいことの伝え方も分かっていた。

『生きて』

 口を、何故か空気でスースーした口内を柔らかく動かした。それで満足だった。もう何も分からなかったから、何も……
 私は、自然と笑みがこぼれて、そこで、意識を失った。

 ◇◇◇

「No.9802も、バケモノの一体も死亡した……あと二体か……クソッ。これじゃあ依頼人が激怒して私の立場が……」

 男は燃えている家に戻り、数がもう数体しかいないバケモノを侍らせ兄の前に立っていた。
 そして男はタブレットを見て歪んだ顔で唇を噛んだ。その様子を見て心配そうにルカリオが男の背に手を当てる。

「残念ながら、あの川は家の父が死にかけた川だ。ソレイユが無事でいるわけが無い。そういう俺も、もう時期死ぬ」

 兄は串刺しにされながらも何かを悟ったような、勝ち誇ったような顔で男にそう言った。

「何故だ……」
「簡単な事だ。技を使いすぎた。俺はバケモノであってもポケモンじゃない。もう俺の肉体が耐えられないんだ」
「全滅……クソッ!」

 男が強く片足で地面を踏んだ。ぬかるんだ土は『バシャン!』と音を立てて男のズボンにへばりつく。この世の終わりのような顔をした男は顔を覆った。

「この依頼は……俺の命がかかった物だった……のにっ」
「そこで……だ。俺と協力しないかい?」

 兄はもう時期死ぬなんて思えない朗らかな表情で男に問いかけた。

「屍にはもう用はない」
「失敬な。俺まだ死んでねーし」

 兄はチャーフルのように頬をプクッと膨らませると、フッと笑いおもむろに話し始めた。

「まだ、ジーニア家に生きている人物が居る」
「ッ!!」
「勿論、俺らの血を引き継いでいる」
「……どいつだ。どこにいる。吐け」
「そこに、いんじゃん」

 兄は男の後ろの方に視線を向ける。そこには研究用にとブルーシートの上に置かれたチャーフルが居た。

「何、ふざけたことを言ってるんだ。死者蘇生でもすると?」
「違うって生きてるつったろ」

 男はからかわれてると思ったのかイラついた声で兄に攻撃するように言った。それでも動じない兄は呆れたように返事をした。

「見ろって、その脳みそ、まだ微かに動いてるだろ」

 兄が言うと男はチャーフルに近づき、半分もない脳みそをまじまじと見た。それは、まだ蛆虫のようにニュルニュルと動いていて、肉が出来ては消えていき、出来ては消えていきと人とは思えないような出来事が起こっている。

「まさか……なんで……」
「そりゃ、俺達はお前らで言う『化け物』だからね」
「コイツを……コイツを連れて帰えれば!」
「それでもチャーフルも時期に死ぬ」

 微かな希望を掴んだ男の表情が晴れるが、兄の言葉に一気に底へと落とされる。しかし、この状況で生きてる方がおかしいため悔しそうに男舌を噛んだ。

「……」
「まだ話は終わってない。協力しようって言ったじゃないか」
「……なんだ」

 男はチャーフルを見ながら、下を向いて絶望に満ちた声で言った。それを嘲笑うように兄はこういったのだ。



「  俺の─────」


     第一章 私の分岐点 終

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35 :ベリー
2022/09/17(土) 01:36:58

第二章 世界の由

─十数年後の未来─

 黒いインクをぶちまけ、その上に明るい飛沫が飛び散っている絵画のように美しい満点の星空。
 ビルが立ち並ぶその地方の都市で1番高いビルの屋上にある人物が立っていた。
 星空に負けないぐらい艶やかでサラサラな美しい黒髪を腰まで伸ばし、それが風にたなびいている。ぱっちりした目に長いまつ毛、ルビーの絵の具で線を引いたのかと思うぐらい美しい唇とは対照的に真っ白な肌。麗しいという言葉そのものを体現したような美女だった。
 彼女はぶかぶかなロングマウンテンパーカーを来ていてスタイルは分からないが少なくとも百六十cmの身長はあるであろう。
 ただ、彼女の瞳は真っ黒だった。何を見ているか分からないただ黒く黒くどす黒い。絶望の色をしていた。

「ここにいたのか」

 彼女の後ろから1人の男が出てくる。男は体がガッチリしており、白い軍服のようなものを着ている。尚且つ、立ち姿の圧が強い。背筋を伸ばし、足は少し前後に開いている。隣には屈強なルカリオを連れている。
 十数年前から全く変わらない姿である。

「ガエリオ……ここがよく分かったわね」

 彼女はゆっくりと振り返り、微笑む。しかし、目が全く笑っていない。

「ピラミッドも裏の3柱も貴様のメイドも帝王も死に物狂いで探しているぞ」
「帝王……?」
「5代目の事だ」
「アイツ……いつの間にそんなあだ名着いてたのよ」
「ピッタリだと私は思うがな」
「帝王は私の名であるべきだと思うわ」
「嫉妬か?」
「違う」

 彼女は眉を少しうねらせ不機嫌な顔をした。ガエリオは「昔と変わらん」と言い微笑んだ。

「私はその、帝王とか言うやつより極悪非道な事をしてきたつもりなんだけど」
「なんだ2つ名が欲しいのか。まだまだ子供だな」
「私もう三十路なんだけど」

 彼女は余計機嫌を悪くしてガエリオを睨んだ。それでもガエリオは自分の子を見るような呆れた顔で笑った。

「なら、統治者はどうだ? 世界を安泰に導いた者として」
「それは統治 共羽が名乗るべき名よ。私は結局捨てちゃったんだから」

 彼女はそう呟きフードコートを翻しその場を去ろうとした。美しい黒髪が広がり目を奪われるような麗しい横顔。それは、天使のようで、悪魔のようだ。

「エンジェルはどうだ?」
「ふざけてる?」
「実際貴様は何千万という命を救ってきただろう。そして、世界を安泰へと導いた」
「間接的に……ね。それに救った数と同じぐらい壊してきた。結局は世界を捨てた。その現状が。今よ」

 その後ろ姿はどこか寂しそうで、悔しそうだったが、彼女の声色は変わらない。

「いいや、貴様は今から全てを救うのだろう?」

 ガエリオはタバコを取り出して吸い始めた。『ふぅっ』と息を吐くと白い煙が不気味に揺らいでいる。どっちつかづのようにゆらゆらと。

「……全てを救ってみせる。全てを……壊してみせる」
「……私達は一体どこで間違えたのだろうな」

 彼女がドアノブを捻る手を止める。そして、全てを捨て諦めそして何故か嬉しそうな笑みを浮かべた。

「私の……私達の場合、生まれた事が間違いだったわ」

『ガチャンッ』と扉を閉めた金属音が屋上に響き渡る。その音が繰り返しガエリオの頭の中では響いていた。

「本当に……強欲で傲慢で怠惰で激情家で嫉妬深くて暴食でなのに美しくて……」

 そこでガエリオはあることに気づき『ハハッ』と乾いた笑いを出した。

「七大罪を全てを網羅してるじゃないか」

 ガエリオはそこにはもう居ない彼女……いや、『2代目レイ』にそう言った。

 風は冷たく激しく、空に気を取られていたらビルから落っこちてしまいそうだ。それはまるで、表に染まって夢中になっていたらいつの間にか裏に落ちている、この世界を表しているようで、ガエリオは皮肉でたまらなかった。

◇◇◇
挿絵
cdn.wikiwiki.jp

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36 :げらっち
2022/09/17(土) 15:44:23

最初はシンプルなポケモンの話と思いきや、いきなりポケモンとかけ離れたシリアスハードな展開になるの好き…
しかも主人公までがグロい目に…
チャーフルがあああああ!!!
ソレイユはどうなった?

ママンの頭が…
兄にも何か秘密がありそうだ。
張り付け→磔のほうがいーかも。

ガエリオさんだ!裏の陰謀本編も、ちょうどガエリオさんが出るくらいまで読みました。
そしてついにトモバが!レイが!本編の主役が出たよ。
本編まだ読破してないのですが、どうつながっていくか楽しみです。

しかも絵も可愛らしくて好み。
小説書きながら挿絵も描いてらっしゃるんですか?超人的に作業速いっすねえ…

[返信][編集]

37 :黒帽子
2022/09/17(土) 16:17:42

これ…
ポケモンである必要ってあるの?

まだ詳しいことをつかめてないから言っちゃあかんことあったと思うが

[返信][編集]

38 :げらっち
2022/09/17(土) 18:19:35

>>28 文字化けはツールで解読できるけど…
殺意の奇声にあのような言葉を使うとは、上手くて怖い。

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39 :ベリー
2022/09/18(日) 00:29:15

>>36
今回もありがとうございますううう!
あ、なるほど、磔の方がいいんですね……この漢字知らなかった。うわああ自分が無知すぎる!

もう……お兄ちゃんは……
この時点でお兄ちゃんが死んでチャーフルも死んでレイが出来上がりと言うわけです。意味分かりませんよねはい。伏線です……

ガエリオやトモバやレイが出てきた!やったね!
でも実は2代目レイ=レイ レイナという理論は話を読み進めていく事に矛盾点が多くなって……
このー数十年後ーというのは、裏の陰謀の6部辺りなので、イッシュで旅をしてるレイナ達の5、6年後に当たります()
紛らわしいですよね紛らわしいです(だから休載中)
もう意味わからないものと本編の伏線がこの話に張り巡らされて居ます()
なぜなら裏の陰謀が始まる元凶のお話なので。だから初見でも読めるし本編を読んだら訳が分からなくなる!やったね!(は?

やったぁ、絵を褒められたァ。

>>37
黒帽子さんも読んで頂いてたんですか!ありがたい……
その反応だと、もしかして『最期の足掻き』を読んでらっしゃらない感じ……ですかね。今後のストーリーで一応明かされますが興味があればそちらも読んでみてください。あ、無理にとは言いません……
ポケモンである必要はあります。まあ簡単に言うと自分の話はポケモンゲームのブラック部分を深く掘り詰めた話となっております。
ストーリーの悪の組織は勿論、実験や厳選やドーピングetc.....
そこから生まれた話なので『ポケモンである必要があるのか』でなく『ポケモンだから生まれた』と言った方がいいのかもしれません。

ポケモンである必要はありますが、ポケモンっぽいかと言われると……うん。
これ本当にポケモン二次創作か?とはなりますね()

>>38
やったぁ!解読してくれた!
もっといい言葉はあったと思うのですが……自分の語彙の無さであれになりました。
あの言葉の意味も……というか、化け物の正体も後々明かされる予定です。

あれ、これ結構長編になりそうな……

◇◇◇
ちょっと日本語おかしい部分があったかもしれません

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40 :げらっち
2022/09/18(日) 08:02:22

成程…兎に角、混乱を愉しむ為にも本編を読破します。

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28 :ベリー
2022/09/16(金) 19:44:17

あ!文字化け気づいてくれましたか?!
実は文字化けサイトで変換してそれをコピペして使ってます()

最近便利!

36 :げらっち
2022/09/17(土) 15:44:23

最初はシンプルなポケモンの話と思いきや、いきなりポケモンとかけ離れたシリアスハードな展開になるの好き…
しかも主人公までがグロい目に…
チャーフルがあああああ!!!
ソレイユはどうなった?

ママンの頭が…
兄にも何か秘密がありそうだ。
張り付け→磔のほうがいーかも。

ガエリオさんだ!裏の陰謀本編も、ちょうどガエリオさんが出るくらいまで読みました。
そしてついにトモバが!レイが!本編の主役が出たよ。
本編まだ読破してないのですが、どうつながっていくか楽しみです。

しかも絵も可愛らしくて好み。
小説書きながら挿絵も描いてらっしゃるんですか?超人的に作業速いっすねえ…

37 :黒帽子
2022/09/17(土) 16:17:42

これ…
ポケモンである必要ってあるの?

まだ詳しいことをつかめてないから言っちゃあかんことあったと思うが

38 :げらっち
2022/09/17(土) 18:19:35

>>28 文字化けはツールで解読できるけど…
殺意の奇声にあのような言葉を使うとは、上手くて怖い。