日記一覧
┗480.明くる日(226-230/230)

||次|1-|||
230 :大_倶_利_伽_羅
04/21(水) 05:28


…腹が減って眠れない。




色々な事が短期間の中にあり過ぎたせいで、手入れに時間が掛かってしまうことになった。自身の不甲斐なさと自尊心とを引き換えに、光忠との時間を得られることになったのは、不幸中の幸いと呼べるのか、どうか。空白が余りに広いせいで、落とす墨に躊躇いが出る。あれは本当に、良い奴だ。どうしようもなく落ちぶれた刀を、ただ待っていてくれた。そうして生じる痛みは計り知れないものだったはずなのに、目まぐるしく変わる世界の中で、彼奴だけはただ一振、かわりなく、そこにいてくれていた。




刃こぼれが酷い刀なぞ一体誰が振るおうか。
俺はただひたすら、己の存在意義に疑問を投げかけていた。隣に、或いは傍らに、時には後ろに前に。彼奴が居なかったとしたら、真っ先に自身の腹をかっ捌いたのちに、やいばを折っていただろう。疑問はいまでも己に根付いたまま、足元の先ばかりを見つめている。
夜明けが遠い俺は、朝ばかりを願っている。夜が恋しいくせに、日が昇るのを待っている。俺はもう、歩き出さなくてはいけない。淀むだけの停滞に沈んでばかりいて、変わらないものを望みながら、かわらない現実に辟易している。

おはようも、ただいまも、あんたと共に迎えたい。
幾百と夜を越えた今も、それだけは、変わらずにここにある。




停滞することと、変わらないことは違う。そのことに、気付くのが遅かった。今も、昔も。




おはよう、光忠。


[削除][編集]

229 :燭_台_切_光_忠
02/02(火) 05:55



また寝てしまった……。




修行が許され、極めてから再び戦場へ出る事が多くなった。戦場へ出る彼や貞ちゃんを見送るばかりでなくなったことは素直に嬉しいけれど、そうなると、今度は擦れ違う時間が増え続けている。緩やかに、こうして話さない日が増えることを仕方がないと受け入れて、独り寝に慣れていくのかもしれない。君の声が聞こえない夜も、君の文字のない日記も。……寂しいね。君とこうなる前は、得なかった感情だ。僕から上手く見えないだけで、君もそう思ってくれている……のかな。君には、見えてるのかな。分からないや。




寂しがりなせいでちょっと大分結構暗い文面になってしまった…。目が覚めた時に彼が食べられるように、お弁当でも作っておこう。




文字を綴る事は大分減ってしまったけれど、この日記は大事にしたい。惰性でも何でもなく、地続きの今日を大事にしていたいから。いつもありがとう、廣光。それから、おはよう。


[削除][編集]

228 :燭_台_切_光_忠
11/05(木) 23:59


この日の最後に。







[削除][編集]

227 :大_倶_利_伽_羅
10/17(土) 14:24





 :


>>163
(穏やかに咲く春の、)

>>194
(苦手で好いた冬の、)

♢ >>201
(夏の終わりにはじまる、)

>>212
(すべての始まりの秋の、)

Joker >>221
(これまでの、すべてへ。
     感謝と、愛しているを。)





[削除][編集]

226 :大_倶_利_伽_羅
09/18(金) 00:00

大事な日に、確保。

[削除][編集]

||次|1-|||

[戻る][設定][Admin]
WHOCARES.JP
163 :大_倶_利_伽_羅
10/18(火) 09:30




 :


♣︎A
優しいところ
( 細やかな気配りが、いつも暖かい )

♣︎2
少し臆病なところ
( 痛みやすいその心に、寄り添いたい )

♣︎3
面白いところ
( あんたは俺を楽しませる天才だ )

♣︎4
格好いいところ
( 無自覚でやってのける狡さには敵わない )

♣︎5
俺を笑わせたがるところ
( そんなあんたに救われたことが、幾度もあった )

♣︎6
泣き虫なところ
( 落ちた涙を、この先も俺に拾わせてほしい )

♣︎7
傷付きやすいところ
( 本当はそこまで強くは無いあんたを、愛しく思う )

♣︎8
可愛いところ
( 仕草や言葉に、時々射抜かれるのだから困る )

♣︎9
素直なところ
( ストレートに届くそのすべてが、とても尊い )

♣︎10
感情表現が豊かなところ
( 色んなあんたを見つけられることの喜び )

♣︎J
甘えたで甘え下手なところ
( たくさん甘えてくれるようになって嬉しいんだ )

♣︎Q
甘やかしなところ
( どうにも蕩けそうになる、その腕の中は )

♣︎K
興に乗るところ
( 一緒に楽しんでくれるから、俺も毎日が楽しい)





194 :大_倶_利_伽_羅
06/06(火) 00:00




 :


♠︎A
独占欲が強いところ
( 示される度に喜んでしまう俺も俺だ )

♠︎2
妬きやすいところ
( 同じくらいの嫉妬心に安堵するのはおかしいだろうか )

♠︎3
溜め込みやすいところ
( 時折疲れたあんたを抱きとめるのは、俺の役目だ )

♠︎4
本当は馴れ合いが苦手なところ
( 欠点の筈なのに、無性に愛おしく感じる )

♠︎5
寂しがりなところ
( もっと俺だけになればいい、全てを俺で埋めてやりたい )

♠︎6
痛がりなところ
( 塞がらない傷はない、ゆっくり昇華していこう、共に )

♠︎7
俺より温かい体温
( 俺よりも幾分温かい温度に、暖められて安堵する )

♠︎8
時々鈍いところ
( だがあんたらしいと言えば、らしい気もする )

♠︎9
時々鋭いところ
( 的確に突かれて、驚かされることもしばしば )

♠︎10
俺には甘いところ
( 他人は通用しないと思うと、つい甘えたくなる )

♠︎J
絆すのが上手いところ
( 諭す様に語るものも、甘い言葉も、結局敵わない )

♠︎Q
怖がりなところ
( 怯えたその手は俺が引くから、手を伸ばしていてくれ )

♠︎K
自身の機微に疎いところ
( 昔よりは感じるようになったもの達も、大事なあんたの一部だ )





201 :大_倶_利_伽_羅
10/17(火) 00:00




 :



♢A
料理上手なところ
( あんたの作るものはなんだって美味くて好きだ )

♢2
ゲームを一緒にやってくれるところ
( 実は苦手だった共同作業が、あんたと一緒なら好きになった )

♢3
早起きなところ
( 目が覚めると抱き返してくれる、俺の朝だ )

♢4
眠くなると、緩まるところ
( 落ちる瞬間の言葉は、いつも柔らかくて愛しい )

♢5
頑張り屋なところ
( 馴れ合いが苦手だからこそ、人一倍頑張っているのを知っている )

♢6
美しい言葉
( 俺によく言うが、あんたの織り成すものも、とても綺麗で美しい )

♢7
礼儀正しいところ
( 親しき仲にもを忘れない、そんな良い奴があんただ )

♢8
何処までも律儀なところ
( 長く傍にいても怠らない、俺との全てに応える優しさ )

♢9
少し不器用なところ
( 上手く出来なくても、頑張ってくれる気持ちが嬉しい )

♢10
重い愛に、応えてくれるところ
( 同等の重さで愛してくれるから、こんなに我儘になった )

♢J
欲しがりなところ
( 求められると堪らなくなる、俺もあんたのあの目が好きで仕方ない )

♢Q
執着してくれるところ
( あんたのものだと知らされる度に、ぞくぞくする )

♢K
俺を喜ばせてくれるところ
( 言葉も行動も、いつも惚れ直してしまう程に )





212 :大_倶_利_伽_羅
10/17(水) 13:22




 :



♡A
俺をひとりにしないところ
( 俺ひとりでは満たされない、だからあんたもどうか、 )

♡2
眠るのを促す、声と掌
( いつからか、眠る事に怯えなくなったんだ )

♡3
俺に春を連れて来てくれるところ
( あんたが見せてくれる桜が、何より暖かい春だった )

♡4
嫌いなものの話をする俺に、好きなものの話をするところ
( あの頃から、あんたの好きなものの話は、嫌いじゃなかった )

♡5
真剣に向き合ってくれるところ
( 拗れたとしても、逃げずにいてくれる頼もしさ )

♡6
言葉の限りを尽くしてくれるところ
( 惜しみない気持ちを配られて、 愛情太りしそうだ )

♡7
俺の特効薬であるところ
( 俺の傷に触れる手付きが、柔らかくて泣きたくなる )

♡8
沢山の時間を配ってくれるところ
( こんなに長く、隙間なく時間をくれてありがとう )

♡9
行ってらっしゃいとお帰りをくれるところ
( 安心して帰れる場所は、あんたの傍しかない )

♡10
行ってきますとただいまをくれるところ
( 俺の隣に帰ってきてくれる、それがどれ程に嬉しいか )

♡J
隣で笑っていてくれるところ
( 何があろうと、あんたが笑っていてくれるなら俺は )

♡Q
傍を、選んでくれたところ
( あの日、この手を取って貰えなかったら、今の幸せは無かった )

♡K
一番傍に、居てくれるところ
( 誰よりも、何よりも傍に、願わくばどうかこの先も )





221 :大_倶_利_伽_羅
10/17(木) 00:00





 :


☆𝐉𝐎𝐊𝐄𝐑

『 また明日 』を、くれるところ
( 朝を連れる傍らに感謝を 安寧に愛しさを )




★𝐉𝐎𝐊𝐄𝐑

『 おはよう 』を、くれるところ
( おはよう、光忠 今日も、愛している )