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春眠
 ┗373-375,378-385

373 :丸井ブン太
2009/01/18 10:33

何時頃明かそうかと随分前から思案を繰り返して居た中で、不意に偶然が重なり明かして仕舞う結果に。普段前向き一直線の姿を見せ様として居た所為か後ろ向きな俺を表立って見せる事に羞恥や不安を覚えるけど、御前なら受け入れて呉れる事を信じて。
――喩えば、シンデレラ。天辺の時刻を越え普通の女の子へ戻る、其処へ次の日ガラスの靴のサイズに合う子を探しに王子が町を巡る。俺の場合真逆、灰被りの少女が自分からガラスの靴は私のよ、と王子の元を訊ねる。白雪姫もそう、自ら進んで毒林檎を含み毒に侵されるけど其れは王子からの口付けを待ち侘びるが故に。嗚呼、何て利己的な姫君達何だろう。其れでも俺は、待って居る丈の姫は嫌。自分から其の一歩を踏み出し、王子へと手先を伸ばす。貴方は私の王子なのよ、と。(でも、其れって勝気・利己的・我儘過ぎる?俺は健気だと言って欲しいけれど、ネ)


* * * * *

深夜、ナナチャンの集会へ。芥川・壇・宍戸・財前と共に。旧友にも逢えて俺は本当に嬉しい限り、亦の機会を楽しみにしてるぜ。

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374 :丸井ブン太
2009/01/19 02:20

人様の日記を読んで、――幸福何て一個人の問題で計り知れないとは憶うけれど、其れでも周りが然うで在れば有る丈、満ちる感情は溢れる。大切な人程に幸福で居て欲しいのは俺のエゴで、其れでも垣間見れた瞬間が何より心に来るンだ。然う、御前には常に幸福は降る物で有って欲しい。積み重ねた後に宝物だと俺に見せて欲しい程に。
某書物を読み耽る中、リピート機能を与えられ十ヶ月前の自分の意識の中に戻り、(詰まりは体は時空を越えず、意識のみが時空を越える)記憶は其の儘故に其の記憶を有効に使えば天国にも地獄にも成ると云う話に出逢った。若し、自分に其の機能を与えられたら。自分の手で其の十ヶ月を今とは違う様に変える事は出来る、けれど其の秘密を隠す忍耐も無いし下手に動くと怪しまれる可能性も出て来る訳で。其処で自分が動く事で前回とは違う結末で自分が幸福を得られても一方では其の所為で不幸に成る人も出て来るかも知れ無い。実際、人生はやり直しは効かないけれど、若し斯うやり直しが出来る場合でも俺は戻る勇気は持てないだろうなァ。要は昔を悔いた所で何もなら無い、修正した所で後々何処かで元に戻るとそう踏んで居るから。昔を如何こうでは無くて、此れからを如何するか、前向きに考えられる思考と知恵が欲しい。其れでも、何処か思い出すと胸が軋んで、不意に何度も昨晩ダチから聞いた言葉を幾度も反芻させるンだ。僅か前の事が、やけに過去に感じるのは俺の脳が然うさせる所為だろうか。

(王子、眠れぬ夜は此の手を取って。)

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375 :丸井ブン太
2009/01/19 09:38

空は繋がって居ると囁き合い、星々を見上げて指折りに数を数えた。大三角形の位置も其の星の名前を君は得意気に俺に教えて呉れたのを覚えて居るだろうか。見下ろす景色、喧騒紛れた景色、雪景色、水飛沫浴びる燦々と陽の照る景色。四季は君に彩られ君色に輝いて居た。もう此の世には存在し無い君だけれど、数年間世界は眩しい程に光で溢れて居た。聞き慣れた様で聞き慣れない啜り泣く声が、御免と有り難うを繰り返して居た。

夢を見た、深い深い過去を。
(赤也、御前は何を見て何を感じてる?――空に届けと。)


「先輩は泣き虫だからネ、亦泣いてたンでしょ。」泣かせた張本人が何言ってンだよ、御前だって泣いてるだろ。
「好きだったよ先輩、」バァカ、俺は好きじゃ無ェよ。

夢の中、其ンな会話を交わして。

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378 :丸井ブン太
2009/01/28 08:07

水色の球体から香る愛しい馨と、其れが俺自身に充満する感覚。御伽噺の王子は硝子の靴では無く香水を、新たな物語の誕生が此処に。包まれて、―――其の声音で囁いて。触れ合う指先を懸命に絡め委ねては引力に従う、如何やら末期症状。端麗さに眸惹かれ長細く華奢な手先に接吻一つ。髪糸を乱す其の手先に恋情を。御伽噺の先を王子様と共に、御仁の持つ硝子の靴は俺が独り占め。焦がれて。

心中曇らす虚無感に、其れが化石と成って。化石に成る前に潤いを、と俺に働き掛けて呉れる王子に俺は其の潤いを求めて働く。身勝手に乾涸び無い様、俺は俺成りに水分を生産し続けるから。君は君で、王子の儘。

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379 :丸井ブン太
2009/02/01 10:40

幾度も醒めては堕ちる夢を見た。朧気に映る其の懐古の表情が微笑み、歪み、涙し、最後には亦微笑んで。出来る事なら此の儘眠り続け甘くほろ苦い夢の海へと沈下して居たい。名前を囁く其の無邪気で悪戯な声音に踊らされて、背面を預けた白波から御前を見上げて軽く口唇を震わせる。
出来る事なら首筋に触れる其の口唇で此処を押し潰して呉れさえすれば、光閉ざす瞬間、最期に映るのは御前で在って欲しい。

(王子様、姫君は眸を伏せて其の接吻を待ち侘びるの、)


* * * *

親友兼深友、ディアチロル。御前は御前、其れが良い。人の羞恥構わず素の俺を晒す可愛い子に万歳。嘘偽り無い友愛が此処に、斯うして理解し尊重し合い、御互いを回り道する事が有っても信頼に辿り着ける関係。当たり前な様で当たり前では無い御前だからこそ、深い友として在り続けられる様。望まず共、現実は此処に存在すると信じて。御前が御前なら、俺は俺で居られる。其れってスゲェ素敵。

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380 :丸井ブン太
2009/02/03 07:29

何処か隅の方で予測して居て、憶測で何か加えられて居るンじゃ無いかと思案を巡らせて居た最中漸く其処に辿り着いた。一目で判る、近距離で其れを見続けて来たから。繋がる糸は丸でゴムの様で其れでも最終的には倍の速さで元の場所へと還って行く事も、幾日も変化の無い場所で迎え入れて呉れる事も。灰被りの少女を探し求めた王子への報酬は一体何を与えて呉れる?、甘いチョコレート?確かに鼓膜を震わせた其の叫びに似た呟きに、流れ込む熱が痛くて熱くて心地良くて気付けば目尻が湿る始末。深い熱情が存在するなら、其れは御前の――。満たされる。


* * * * *

寝静まる頃に震える携帯、流れる音色に意識は直ぐ覚醒して専用着信にしたのは二年も前の事。既に夢路で花畑に居た所為か若干寝ぼけて居て、変な事を口走って居ないか心配。其奴は或る意味最初で最後、もう此のスタートは切らない。電話口、鼓膜が揺れる感覚が恋しい。


(うわァ、文字色可愛過ぎ、!)

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381 :丸井ブン太
2009/02/03 23:05

目前に聳える天秤は、嘘か真か、有か無か、角砂糖一つで変わって仕舞う其の重量を俺は傾斜させる勇気を持てそうで、持て無い現状。影を追い掛け、影から逃れて来た俺の辿り着く結末は予期出来るモノでは無かったから。唐突に訪れた終焉すら、笑顔で見送る術しか無かったかの様に滑稽に欺いた。
俺に角砂糖を与えて、自ら動かす事の出来ぬ其れを此の腕を掴み無理矢理にでも乗せ無い限り、此処から解放される事は無い。然う、其れは元々向いて居ない丈。人は変貌を遂げ行くと言うけど、其れを受け入れる力も必要で流れに身を委ねる事が如何やら必要らしい。

(Merci!、其の先は綺麗な星空か花畑が良い。)


* * * *

〔Memo、〕
・インと立春記念日。
 花柄とチェック
 反省会兼、作戦会議。ビバ小遣い稼ぎ。
 大好き&可愛い、!

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382 :丸井ブン太
2009/02/04 14:40

立春。昨晩の豆まきは肉体的にも精神的にも潜む鬼を退治して心地良い春を迎える為。俺の中に潜む鬼は退治出来たのか否か、兎に角今日から清々しい気持ちで春を迎える準備を。

「先輩は強いから大丈夫」、然う言う御前は強く在れる?随分の間堂々巡りで彷徨い戸惑い、其れは有り得無いと呟いて。唯、幾年も俺を見続けて来た御仁だからこその。―――、笑顔で居たら遠方の御前も笑顔で居て呉れますか。
(受け取ってメッセージ、_____。)

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383 :丸井ブン太
2009/02/05 16:23

部屋に幾つも有るカレンダーを思い出したかの様に二月に変え、何故か脳裏に巡るのは一年前の事だった。日々暗闇で唯時間が過ぎ行く昨年度は余りに酷で、肉体的にも精神的にも解放された現在とは雲泥の差。明確に、今の俺は至福に包まれて居る。
此の頸筋に残る夢見の証が、懇願し乞うて恋いて、模して。王子、俺の紅色彩に夢を馳せるなら俺の手で御前にも紅を灯させて。然う、王子が姫を忘却しない様に。
其の半分冗談=半分本気を此処に実現させて欲しい程に。夢路の花畑だけじゃ不足する貪欲な俺を満たして、王子様。



一 人 じ ゃ な い か ら
ワ タ シ が キ ミ を 守 る か ら

何時だって、然う何時だって。


何もかもが俺で、生涯心底愛した存在が俺なら何故手を離したンだろう。何故離さなければ成らなかったのだろう。夢路へ旅立つ術が有るなら未来現在でも無くて。

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384 :丸井ブン太
2009/02/08 13:37

至福の一時。

昼間過ぎ、普段のテンションより大幅に高い俺を御覧の皆様御目汚し申し訳有りませんでした、と。本日は某デパートのチョコレート販売会場へと男の俺が母親に連れられ参戦。何処見てもチョコの嵐、フロア全体が其の最高の芳香に包まれ俺の頬は弛みっ放しだっただろう。試食を幾つか頂戴しながら&女性客に埋もれながら目欲しい小箱を幾つか獲得。幾つか、と云っても紙袋一杯に帰宅した俺は諭吉サンと御別れしたと云う快挙。小遣いよ、又逢う日迄。
チョコに其処迄使う俺を笑う訳でも無く、友人から其れに付いて普通に反応を頂けて俺は満足。御勧めのチョコを語り過ぎて若干鬱陶しいンじゃ無ェかと心配したが、大丈夫だろうかねェ。兎に角、俺にチョコを恵ンで呉れる優しい子は何時でも御出で。ナナには途轍も無い激しい期待を寄せて。

キャンドルの光が揺れて、其処からストロベリーの馨り。徐々に広がる甘美な芳香に眸を伏せ、脳裏に浮べた存在は俺の心に陽を灯して呉れて。薄暗い中、画面を眺めると眸に悪いのは承知済み。其れでも、此の光の中で思案に耽ったり読書を進めンのも一興だなァと感じた日曜日。


(漫画にトキメキを覚えて夢を馳せる辺り、未だに恋に恋する子供の様で。一層に頂戴、なァ、)


帰って来いと、腕を引っ張る事も出来ず唯此処で待ち続ける事しか出来無ェ俺だけど、紡ぐ一つ一つの科白に嘘は無い。だから、戻る場所は此処に用意して於くぜ。昨晩、俺が言えなかったただいまを。代わりに御前が言える様に。

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