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┗光の午後、醒める朝。(264-273/332)

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273 :仁王雅治
2012/10/30 09:31

視界に靄が掛かった様な、妙な感覚。呼吸を吐き出そうとした唇は欠伸を生み、未だ睡魔が不足して居る事を知らせる。

――嗚呼、亦朝じゃ。始まりはいつも怠惰精神が前に進むンは何故か。

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272 :仁王雅治
2012/10/29 11:51

>>甘さの後に残る苦味。


早く目醒めた所為か、意識は覚醒し時間を持て余す結果に成った。早々に支度を終わらせると取り敢えずリビングへ。

オーブンで焼き上げたトーストを囓る。軽快な音と共に咀嚼すれば忽ち口ン中は朝風味に。
グラスに注いだ市販の野菜ジュースを飲み干し、適当な朝食を済ませソファーで登校時間を緩やかに待って居た。
次いで寝坊した母親が姿を現し俺へ挨拶する。簡単な挨拶を返すと、再び鼻孔を擽る香ばしい薫り。
何気無く母親の朝食風景を眺めて居たら、ふと此方に視線を向け「雅治も珈琲飲む?」と問われ一つ返事で頷く。

然し、新しく淹れる事もせず相手は未だ半分程残った其れを俺に差し出した。不満を投げ付けて遣りたかったが、面倒故に有り難く頂戴したぜ。
白い陶器のカップに触れ口元まで持ち上げた後、薄く唇を開く。傾けたと同時に流れ込む温かな液体が舌を通過し、喉に落ちる感覚を妙に意識しながら飲めば、砂糖とミルクの甘さが先に浸透し僅かな苦味が尾を引いた。


……甘い。矢張り甘党の珈琲は口に残るのう。男は黙ってブラック。ナンテな。

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271 :亜久津仁
2012/10/29 03:03

>>醒める夜、


睡魔を逃した。夢路を辿る道が遠いんじゃ仕方ねェだろ。
夜は長い時間を過ごせるが、朝は苦手だ。中々、脳が活動を始めねえンだよ。……クソ、明日から一週始まるだァ?勉学何ざ怠惰心を主張するが為に在る様なモンだろうが。何処のガキが真面目に勉強してンだよ。
世の中で最低限の学が有りゃあ極める必要は無い。後はマニアの世界にしか思えねェ。


――ハ、漸く睡魔の迎えか。遅ェんだよ、バカ野郎。

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270 :亜久津仁
2012/10/28 10:07

>>夢と現実の狭間、


チッ、今日も雨か。晴れたり曇ったり苛立つ天候だな。
妙な夢を見た。寝醒めの悪い夢だ。幻想の中では現実との境目が無く成りやがる。普通に考えてみりゃ有り得ない事柄だとしても、夢の中ってのは何故か曖昧に擦り替えて納得させちまう。

……胸クソ悪ィから二度寝を決行だ。ババアが横で煩いが知らねえなァ。俺は遣りたい様にするだけだ。

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269 :亜久津仁
2012/10/27 22:20





男なら義理位は通して欲しいモンだな。


(他者を省みない野郎に、明日を確約される訳ねえだろ。)

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268 :観月はじめ
2012/10/27 19:35

>>忘れ得ぬ人、


忘却し難い追憶が貴方には在りますか?

問いを投じた唇に皮肉を紡ぐ事も出来ず、其の人は真っ直ぐな眼差しを僕に向ける。
消え去りたい記憶が僕に在ったとしても、其れを掘り出す事はもう止めたんですよ。理解に苦しむかも知れませんが、後ろ許りを振り返って居ては前を歩く事等、出来よう筈も無い。

楽観的までは云いませんが、今は悲観に暮れる姿さえ滑稽に思える。
次へ進む為に忘却を図れば、二度と手に入らない物が有る。――ええ、解って居ます。


(今日は昨日の繰り返し。詰まりは然う云う事ですよ。)

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267 :跡部景吾
2012/10/27 10:47

>>数多の情熱、


授業はねえが今日も部活だ。当然だろ?俺達は勝利の道を絶やす訳には行かねえんだからな。
昼からは練習試合を控えてる。身内同士の対峙じゃ刺激は薄れるが、彼奴等も少しずつ力を付けて来て居る様だ。俺様が直々に見て遣るか。



(強さとは、肉体では無く精神から作り上げる意志と信念の度合いだって事を、身を以って教えて遣る。)

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266 :跡部景吾
2012/10/26 11:42

>>純白の日溜まり、


カーテンの隙間から差し込む光で沈む意識は浮上し、伏せて居た瞼を上げる。日を増す毎に冷たい空気が肌を悪戯に撫で、胸中で舌打ちをした。
徐々に鮮明な景色を見せる視界の中、眉を寄せ歪んだ顔を隠す様に片腕を持ち上げて両眼を覆う所作は今じゃ癖として染み付いちまってる。

寝醒めはいつも最悪だ。不足した睡眠時間を欲すると同時に、再び始まりを迎えた現実に脱力を感じる。
普段と変わらない優雅な朝食、背後に控える執事、控え目なリズムを刻む食器の音、鳥の囀り。何もかもが俺様に取っては当たり前で何ら変哲も無い日常風景だ。
不満が有る訳じゃねえが、偶には違う趣向を凝らして欲しいモンだな。俺が溜息と共に吐き出した呟きに、忍足は「そら贅沢やわ」と肩を竦めた。


――変化を求めて何が悪い。俺様は在り来りって云うのが好きじゃねえんだよ。

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265 :幸村精市
2012/10/26 00:35




――さあ、決断の時だ。心はもう確定を押して居る。どんな結末が待って居ようとも、俺は立ち止まらない。前を見据えて歩いて行くだけだ。



(有難う、紅葉。君の行く道に幸福が在ります様に。)

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264 :跡部景吾
2012/10/25 15:11

>>Mumble.


前に進むには過去の残像を完全に掻き消す必要が有る。自らを正常な状態だと云うなら、一瞬でも安堵を疑う事をすべきではねえし、亦己の安らぎを確保する為に他者の脚へ縋り付く情けない真似は、更に御前自身を追い詰める結果を招くんだろうよ。

御託を並べる心算何ざ皆目無いが、俺は上を目指すキングだ。小さな火種を気にする程、弱い男じゃねえ。
どれだけ時が経っても、過去の過失は矢張り苦い追憶と成って残るんだろう。其れに眉を寄せて唇を噛むか、高らかに笑って遣るかの違いだ。


# シンプルに熟すも良し、難解に時間を掛けて遂行するも悪くねえ話なんじゃねえの。

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