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┗多重風雅。( special THX!)(461-470/500)
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470 :
乾貞治
2010/10/03 06:06
:
事件だ。悪友に、お前の日記で乾が筆を執っている記事に限り、読んでいる、と告げられた。乾の名札で汁色のグリーンの気持ちワルい文字色ならお前のヅラヅラと長い日記を読んでやっても良いんだZE!とも言われてしまった。…しどい。以前は俺の日記に限らずめちゃくちゃ面白いといっていたじゃあないか忍足。もう俺への愛が薄れたか。それともあれか。正しいひだまりの歩き方という本でも読んで常識を会得したか。なんだって、正しい人の道の歩き方を読んだんだって、…ああそう、ねぇ、それ…どういういみ…かな。
やぁ、みなさんこんばんは、おはよう乾貞治です。日記主が、跡部→不二→越前兄→丸井→仁王と来たら、次はやっぱりおれかな、とうぜんおれかな、なんて眼鏡の奥の瞳を少女漫画並みにキラキラさせて、胸がキュルルン!指名待ち、とか、その場合の指名は指*名*手*配*犯的意味合いな香りがするよ、とか、「今秋、初の眼鏡キャラ前衛へ躍り出る」的な見出しを楽しみにしている眼鏡です。ここで実際に前へ躍り出たおれをリアルに想像した君は負け組です。でもおれは想像したよ、しかも全裸で躍り出るところを。尻がツルピカに光っている後ろ姿までキッチリ。うちの越前兄風にいうならキッチリと過不足なく。そんなおれは負け組の中の負け組。そこまでいくとむしろキモチがイイ。無駄な疾走感と爽快感。ンハァ。
すでに完走まで残り30頁を切ったわけだが、メインの座の夢は捨てない。平成の少年少女が、夢は諦めなければ必ず叶うんだね!と瞳をキラキラさせる姿をおれは裏切れない。…って何の話。言われてみればよく執筆する中で、眼鏡キャラは俺がナンバーワンだと気付いた。いやぁ、照れる。だからなんだって話。本日二回目。
まずい。ネタもないのに冒頭文だけ書いてしまった。非常にまずい。とりあえず、二度寝する。眼鏡は外す方向で、タオルケットを額まで被せて寝ます。覗かないでください。むしろ除かないでください。排除しないでください。捜さないでください。うちのサダ、しりませんか。
意味のない冒頭だけでおよそ1000文字。およそ1000文字。ある意味これも才能だと思う。何の。そういう心ない突っ込みはしてはいけない。寝る。おやすみんこ!……淫語に聴こえるのはおれだけだろおか。
あ、ねぇ!仁王!日曜日になったよ!
:
これがほんとの。やまなしおちなしいみなし。なんかきいたことある!
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469 :
仁王雅治
2010/10/01 10:51
:
恋に堕ちた恋人達は。眠らねェでも生きて往けるっちゅうンは強ち嘘でも無ェンやも知れねェ。――然う、思った。睡眠を欠いた頭ン中で。御前サンの顔を描いて唯、漠然と然う思ったンよ。
脳から色ンなホルモンやら快楽物質とやらが放出されてグチャグチャな内側が、虹彩から取り込ンだ白い陽の光に僅かに消毒される。やが、亦、膿ンじまう。甘く、容易く、甘く。其の繰り返し。恐らくは決して悪く無ェ、繰り返し。
直接謂っちまえば屹度笑われるきに、コッソリと筆に託す、ぜ。
:
倖せじゃなァ、と顕著に思う。
御前サンが居って、俺が居って。
何でも無ェ毎日に、心底感謝してェ、然う思うンよ…
素直に感謝やったりが苦手な俺が、珍しい事も有るモンじゃの、と笑い飛ばして呉れりゃア構わンぜ。明日は雨でも降っちまうやろうか。其れとも槍でも降っちまうじゃろうか。例え雨でも槍でも一等晴れ模様な場所に連れ出して遣るけェ、心配は要らンぜ。其奴が何処かなン、至極愚問よのう。
御前サンと一緒なら、例え雨やろうが、雷やろうが、愉しめると然う思うンよ。やから太陽みてェに笑って、呉れ。今日も明日も、ずっと、ずっと、の。
- - -
足りねェモンだったり、もっと欲しいモンだったりを、欲しい欲しいと喚くのは簡単じゃし、人間やもの、喚きたなる気持ちは良う解る。やが結局は喚いた処で。手に入る訳や無ェ。そンなに世の中、甘くも無けりゃ、簡単なモンでも無ェンよ。見えねェ努力、自分の魅力を磨く事だけが有効手段で有り、唯一の近道。時に感情を其の儘伝える事も必要やがな。
然う思って。思い切って、一通のメールを打った。
たった、四文字に、俺のスベテを込めて。
週末は、嫌いだ。
:
空白の週末が嫌で、無理矢理詰め込ンだ、テニスの試合。テニスに打ち込ンで居る時は何も考え無ェで良ェ。やから救われる。延長戦は朝迄。其れでも帰りは俺の方が遅かった。部屋の持ち主は今夜も不在。否、今朝も不在。部屋に帰るなり、テニスから或る意味での現実に引き戻される。肩からズラした荷物を玄関で下ろし、ホッとしたのも束の間、襲う寂寥感。堪らなく此の瞬間が嫌いで、抵抗を試みる。半ば無理矢理にオーディオを鳴かせて、雑誌を広げた。気を削ごうと努める。先刻の華やかな試合の舞台が嘘の様。黄色い歓声が鼓膜に余韻を残しちゃ居るが、何処か夢心地。
大した興味も示さず無造作に捲るファッション誌の誌面に並ンだ、料理のレシピを運悪く見付けちまって、思わず熟読。確か…春巻き好きや云うとったよなァ、無意識にレシピを頭に叩き込み、脳にインプット。結局は御前サンが何時も頭に巣喰っちまっとる気がする。
風邪の身体を押して出掛けた彼奴のテニスに対する情熱と生真面目さが、何だか俺を遠くに追いやる様で。秋の宵口の夜風の如く、ひンやりとした。
若しかしたら俺には御前サンが足りンのじゃろうか。時間を充分に割いて呉れとる事ァ解っとる。やから、今の俺は間違い無く倖せよ。俺の内側は十二分に充足されとるよ。やけど。流石に朝7時半を回っちまうとポツポツとした針で開けたみてェな穴が空いちまうンよ。世間は動き出す時間なンに。俺は止まっちまって着替えも済まさずにベッドの脇で蹲って、部屋を満たす音楽に身を浸す。
遮光カーテンで仕切られた、重たく薄暗い部屋。嗚呼、流石にシャワー位、浴びンとなァ、
若しかすりゃア、斯う云う気持ちを。世間じゃ、恋、等と呼ぶンじゃろうか。
―…そンな、馬鹿な。
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468 :
仁王雅治
2010/09/30 04:44
>> Thursday、
木曜日に成ったンは午前3:59、
...ticktack、ticktack、
:
半身浴中な俺の御帰りの声が、小さなバスルームに木霊する。
- -
一頻り絞られちまった木曜日。
既に筋肉痛に近ェモンを訴える、疲れた身体を引き摺って開いた部屋の扉。深夜の廊下の蛍光灯は無機質に白くて、俺を出迎える気なンざまるで無ェかの様に他人顔。取り出した合鍵。やけに響く、開錠の音。ゆっくりとドアノブを開く。無人の1R。嗅ぎ慣れた匂い。今日も部屋の主は不在。
テーブルに据え置かれた豪華な寿司は、置き手紙こそ無かった物の今夜の俺の夕食らしかった。誰の目も無ェのを良い事に、行儀悪く一口、穴子を口に放り込む。甘辛く舌の上を踊る独特の風味。口にしたネタは味ばかりが妙に出来過ぎちまって、其れを夜中に一人で食す俺を何処か嘲笑う様にも思えた。被害妄想。妄想で在りながら或る意味現実。即席で作った澄まし汁。二人分作りゃア良いのか迷った末、結局鍋に掛けたヒトリブンの水嵩を二倍にした。無駄に成っちまうかも解らねェし、然うじゃ無ェかも知れねェ。
突如鳴った携帯がメールの新着を告げる。其のメロディの続きを鼻歌で続けながら、ガスレンジの前で卵を溶きつつ、サーモンを一口。用意された寿司は恐らくは二人前。彼奴がどのネタが好きか解らねェから取り敢えず、勘で選んで口に放り込む。鮪は無難じゃし残しとく、か。
:
暦の変わった、神無月朔日。
時刻は、午前4時22分。
:
御前サンが帰って来る迄の、読めねェ時間が、意味を成し得無ェ空白の様に思える。俺等の重なる時間は、今日は3時間か、1時間か。
其れとも、零、か。
俺が部活に出掛ける迄の時間、支度をする俺の傍らで、懸命に話をする御前サンの声が好きだ。一日の出来事やったり、懐かしいガキの頃の思い出話やったり、地元の話やったり。御前サンの可愛い自慢話やったり。
服位ェは着ろ、と言いてェ処。風邪が治らンくても知らねェぜ、と言ってるンやがなァ。其れも毎日。
辛そうに咳を繰り返し、掠れた声で笑う。訊かれる前に大丈夫やと、平気じゃと、首を振る。俺は御前サンの声が一等好きやけェ、頼むから其の身体は大事にして呉れ。素直に大人しく眠りゃア良ェンに。風邪拗らせて迄、俺に戯れ着く御前サンが。ホンに。イトシイ、ぜ。
そんな午前4時35分。
玄関の扉は開かぬ、儘。
そろそろ、夜が、明ける。
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467 :
仁王雅治
2010/09/29 05:16
>> ...is this Wednesday?
――会いてェ時に会え無ェンやったら、いっそ傍になど。
:
混濁した泥の様な睡魔に呑まれて制服を脱いだばかりの其の儘の姿でベッドに雪崩れ込む。此の頃やっと過ごし慣れた部屋に置かれた硬ェベッド。身を横たえても沈まねェ硬質な此奴にゃ未だ慣れねェ。結局、部屋には帰らねェで、亦こンな処に来ちまった。無人の室内。把握し難ェ微妙な虚無感に埋もれた、狭くも無く広くも無ェ空間。部屋の持ち主は不在の儘。薄暗く重てェ湿気を吸った遮光カーテン。薄い筈の壁からも隣人の気配すらしねェ午前5時。秒単位で白々と夜が明ける、カーテンの向こうの外界。開いた携帯で確認するのは時刻とWedの文字。水曜日。正確には火曜日。眠りこけとったら朝に成っちまった。掛けっ放しのBGM。勝手に持ち込ンだ山積みのCD。大事な俺のコレクションが酷く味気無ェモンに見えた。折り重なる其れが成し得る意味が良く解らなくなっちまった。冷蔵庫を開いてミネラルウォーターのペットボトルを開栓する。瞬間、白く人工的な光が室内をぼンやりと照らす。朝に成って仕舞った。今日は平日やが週末は嫌いだ、凡そ世間が動き出す時刻に漸ッと玄関の扉が開きよるから。正確には今日は火曜日。彼奴の中では。そして俺の中でも。
彼奴が帰って来る迄は日付は変わらねェ。朝陽が差そうとも誘うとも、俺の中じゃア――、夜。
:
だから、火曜日。
今日は、火曜日。
若しかすりゃア、永遠に、火曜日。
:
御前サンに望ンだ侵略とやらは、迫って来りゃ予想以上、に_____....
:
――…やっと水曜日に成ったのは、午前6時38分。
- -
互いの生活時間帯の擦れ違う中で、体調さえも良く無ェ御前サンが、俺に割く時間が堪ら無く貴重に思えた水曜日。
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466 :
仁王雅治
2010/09/27 17:59
>> whirligig、
>> 回転木馬、
左右の耳孔を小さなシリコンで否応無しに埋めちまう。瞳に目蓋を下ろして両の掌を握り合わせる。神前で祈る様に。
塞ぐ聴覚。塞ぐ視界。シャット・アウト。唯、カタチだけ塞いだ積りに成っても内側からダダ漏れな俺と云う液状化した感情。時にサラサラ、時にドロドロ、時にゴォゴォ。塞いだ積りに成って鬱がれる。
:
真昼に見た月は、欠けつつ有る名月。乳白色の下弦の月。軽薄そうで儚そうなンに強かそうで、美しかった。月、月、月。
付き、着き、突き、吐き、憑き。すき。聴覚を満たすのは、三日月。
:
:きえそうな、みかづき
:
根刮ぎ、吐き出した本心。否、正しくは根刮ぎでは無ェが。俺が求めてるンは厳密な意味での理解や無ェ。適切な言葉が見付からねェが、或る種での心のバランス。
- -
此の世で一番好きなモン。マッサージ。特に背中と顔。彼奴の施す全身のオイルマッサージは信じられン位ェに気持ち良ェて、俺は正直ホネヌキやぜ。夢のナカへ真っ逆様!流石は元テニス部マネージャー。SEXよかマッサージのが数倍の快感が得られるンよ、つっても矢っ張り実際SEX無しやったら耐えられンのかったりするンじゃろうか、結局は三大欲求やしの。
嗚呼、早う帰って施術受けてェぜ、って其の為に寝食共にしとるっつったら嫌われちまうかね。いや、其れは飽く迄、付加価値やぜ。相変わらず完璧過ぎる其処には凡そ欠点なンざ見付からねェ。プライドの高ェ御前サンが俺には有り得ン程に寛大やったり、笑って我儘聞いて呉れるンが不思議で仕方無ェよ。他人にチヤホヤされる事に慣れちまった御前サンが、の。ホンにモノズキちゅうか、嗚呼。甘やかされたりなンはされた事無ェから戸惑っちまう。なンてまァ、実際ンとこは如何じゃろうなァ、然うでも無ェか。ちゅうか御前サン俺の財布、見た事無ェやろ。所持しとるンが何色かすら知らンのや無ェか。遣り過ぎじゃ。
:
何時迄、其の瞳は曇っとるンじゃろうねェ…
ものっそい分厚いフィルターでも掛かっとらせンか。
:
色眼鏡の目の前で掌、ひらひら。
可愛いキセカエ・ニンギョウにゃ程遠い。
:
今日は良ェ子におうちに帰ェろうか。
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465 :
仁王雅治
2010/09/25 07:40
:
或る意味じゃ繊細で在りてェ、と思う。
やが、同時に繊細で終わりたく無ェ、と思う。
深い意味迄は解っとらンよ、自分でもな。
:
どしー不二へ。返事が遅れちまって済まンかった。近い内に御返事させて貰う心算。ちゅうか早目に予定立てられれば夜22時以降なら恐らく空けられるぜ。限り無く独り言に近ェ様な、そンな私信。
- - - - -
:歯磨き、
:半身浴、
:半日オフ日、全日オフ日は半日ジム
休みの日は取り敢えずジムに住ンじまう勢いで通う事を此処に誓いマス。
:
先日、出掛けた先での話。知り合いの赤也に、まァ此の際“知り合いの赤也”ちゅう表現が不可思議な事実は置いといて。先輩の日記は過激過ぎるンで、アハ、なン言われちまった。全く以て生温ィだけのモンを申し訳無ェ気持ちに成った、っつう。
嗚呼、然うじゃった、赤也と俺は実はラブラブですって日記に書く約束やったな。こンな感じで良かったかね。亦会ったら宜しくの。
:
毎朝疲れて帰って来る御前サンが俺の隣に潜り込む瞬間、窮屈じゃなァ、とも思う。擦れる羽毛の音。タオルケットは俺専用じゃけェ、つって一人で其れに包まる。
ナイロン素材の様にぴかぴかに光る艶やかな髪が枕に散って、ベッドが鈍く軋ンで俺の襟足だったり頬を撫でる。寝、辛ェ。
秒殺で寝息を立てるパーソナリティ・スペースを侵す存在。無効の不可侵条約。向こうのテリトリィ、そもそも此処は。保護の代わりに差し出す、俺、と云う餌。何時迄、美味ェと称されるかも解らねェし、未だ喰われちまった訳でも無ェ。喰う喰われるは無論性的な意味じゃア無く。
陶器の様に白ェ肌、何か入れとるンじゃ無ェかっつう程に通った鼻梁、大きな瞳は閉じれば大胆なカーブを描く。其処に所狭しと密集した睫毛。変わらずに綺麗な弧を描いて。―…嗚呼、造りモノ、みてェだ。此の綺麗過ぎるカオ、嫌いなンよ。まるで人形の様だと思う。ビスク・ドール、やったか。輸入モンの、アレ。確か姉貴の部屋で見掛けた気がする其奴にソックリ、だ。なまじ自分の魅力に気付いちまってる分、人形依り厄介っちゃ厄介、か。……の割に随分と謙虚な方やとは思う、が。
御前サンは狡ィ、と思う。
如何して此のタイミングで、俺の、理想。
:
目の前に転がる、出来過ぎた現実。夢の様で夢で無くて。余りに整い過ぎた条件。幸か不幸か。目ェ凝らして見ても凡そ欠点なンは見付かりはしねェ、何も足りン処なンざ無ェ。何故、此れが望めば手に入る?何故、俺?何故、此れに俺は…時、めか、―――
いっそ侵略、して呉れ。
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464 :
跡部景吾
2010/09/22 09:04
:
人は攻撃的に成って居る内は未だ楽なのだと思う。外界に向かって居たエネルギィが内に向く時、其れ以上の痛みを伴う事が、多い。
だから怒りより哀しみは、或る意味じゃ、遥かに痛くて絶望的で攻撃的、だ。
:
放射性の熱、と、内に籠もる、熱。
:
そんな訳で久し振りにフリーで開催中の友人の集会に埋もれてみる。
:
有難う、と、御免なさい、が言えねえ人間等言語道断、――と自分自身に肝に銘じて於く、か。ガキの御守りは、もう、
:
会えねえ時間を自己メンテナンス、の時間に宛てる此の頃のソロライフスタイル。
- - - - -
朝陽に塗れた、テニスコート。
置き去りにされたラケットのガットの向こうに見た壮観。
悪くねえ、一日の始まり。
もう直ぐ此の長月も終焉に向かおうとして居る。斯うして。今年と云う年も俺の脇を生き急いで往く。
“御前”と云う存在が此処に非ずとも。24時間は、等しく訪れる。
唯一つの例外を、別に於いて。
其奴は一見平等な様で居て、酷く不平等で不憫で、矢っ張り平等、なのだと思う。
受け入れるより他成らないと悟った土曜の朝。そもそも受け入れる云々等関係無く、時間の波は俺と云う岸部に容赦無く打ち寄せる。正に待った無しだ。
抵抗しようが受け入れようが、秒針は等しく此の身を刻む。御前が秒針を嫌う訳が僅かに解った気がした。そして、随分前から俺も然うだったのかも知れない、と気付かされた。
何かに夢中に成ってさえ居れば聴こえねえ其の無機質な機械音。鼓膜に触れねえ様にするには二通りの選択肢しか、無え。
# ( 別の何かに没頭、するか。)
# ( 他の音で、掻き消す、か。)
其奴は気の所為か、古い恋の忘れ方、に似て居る様な気がした。
時の経過、所謂日にち薬が有効で無え、と云う側面を除いては。
:
そして、秒針の音を鼓膜から消す為に有り合わせの音色で此の部屋を満たす。其れが刹那の永遠を生む。――錯覚。
:
オーディオから流れる調べ。一等気に入りの、ピアノのナンバー。余りに有名過ぎる其の穏やかな主旋律が雄々しく荒だって往く中盤以降は俺が御前に抱く想いに、酷似してる気がした。
然う思ったら、此の腕は自然と黒いエナメル質の蓋を押し開けて、白と黒の鍵盤の上に指を落として、居た。
此の感覚は。御前を腕に抱き締めた感覚に良く、似て居た。
其の存在を想う程に、恋しい。
[返信][
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463 :
丸井ブン太
2010/09/21 01:30
:
――嗚ァ、呼、無駄にジャッカルと言い争いしちまった。ンな簡単にズバッとスルッと行きゃア良いけどよ、そンな簡単なモンじゃ無ェだろ。
アー、けどディスカッションみたく言いてェ事ぶちまけたの久し振りだワ。偶には色ンながモンが見直せて良いかもしンね。
俺は御前の意見は尤もだと思うし、理想論で格好良いたァ思うが、矢っ張り俺は御前じゃ無ェ訳で、御前みてェには選択出来無ェよ。取り敢えず自分を信じて自分らしく頑張るのみ。唯、御前から言わせりゃ此のガンバル・ベクトルが俺らしく無ェっつうンだろ。ン、其れも良く解ってる積りだ。正しいか正しく無ェかなンざ誰にも解らねェけど。取り敢えず思った通り遣ってみる、ぜ。本気でぶつかって来て呉れて…サンキュ。決して届きゃしねェ有難うを此処、から。
- - - - -
今から成り行きで、ラブリィ後輩と極健全深夜デート。行って来マス。
- - - - -
赤也へ業務・連絡。発信しちまって良いか如何か解ンなかった、が、取り敢えずの反応。メッセージ・サンキュ。
御前が無事戻って来ンの、待ってっから。又、元気な声、聴かせて呉れンの愉しみにしてる。部活も頑張り過ぎねェ様にな。
あ、後、何か有れば必ず連絡して呉れよ、一人で悩ンだりしねェ様、に。余計な御節介で悪ィ、けどよ。
- - - - -
無駄に、夜中に盛る。いや、然う云うシモ的な話じゃ無くてよ。まァシモ的な話でも盛っちゃ居るが。或る意味での美意識と云うか微意識と云うかアンテナっつうか妙に研ぎ澄まされてギラギラして、痛い。何かを大事にする事で他の大事なモノが変容するキミョウな感覚。
:
俺は吸収、したい訳だ。アンタを。アンタの感性を丸ごと。其の内側で、何が起こって居るのか、知りたい。
だから、なァ、其の心臓ごと、頂戴。
すげ旨そうに喰う事に関しちゃ、俺の右に出る奴ァ居ねェよ。
声が、聴きたい。
- - - - -
コッソリ後編集。
:俺の本質や俺のイイトコだったりを其奴なりに理解して呉れる奴。
:互いの長所を尊敬出来る相手。
:ユーモアセンスを携えた、頭の回転の良好な奴。
:精神的にも肉体的にもタフな奴。
:楽観主義者。
:精神的に健全で潔癖過ぎ無ェ奴。
:多少料理出来る奴。
:成人してンなら出来るだけ非喫煙者。
:ダイレクトな無意識的色気所持。但し、常時垂れ流しはNG。必要時のみ発動。垂れ流しよりは匂い立つ、希望。
:俺を振り回す気概の有る奴。退屈知らずな相手。
:俺の前だけで甘々に成っちまう奴。
:打てば響く奴。
:割合、盲目的な奴。恋愛体質歓迎。
:自分が無精モンの癖に実は豆な奴が好きだったり。
以上、丸井ブン太的理想のコイビト。つうか自分に関しちゃ棚に上げちまって、イイ気なモンだな俺。
但し、飽く迄も理想は理想。惚れる相手は一致、し無ェ。
思い付き次第、追記。
:
まァ、兎に角俺が可愛いと思っちまえば可愛い、つう訳だ。
:
やァっぱ理想は理想に過ぎねェよなァ…
俺、案外女々しい奴とか格好悪ィ奴とか乙女な奴とか嫌いじゃ無ェモンよ。精神的にやや脆い奴も嫌いじゃ無ェ、つうかタフな奴より好きかもな、ってドッチ。
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462 :
乾貞治
2010/09/18 21:31
>> いぬいさだはるの
>> 航海日誌、
みんな、聞いてくれ。
こないだ手塚と不二とドイツに行くべく船に乗っていたら、嵐に遭って流されてしまい、無人島にたどり着いたんだ。
そこで暮らす事28日間、そろそろ体力も尽きて来た頃、俺は近くの湖で貴重な水を汲もうとして、誤って眼鏡を落としてしまった。ちゃぽーん。
そしたら何と、湖の中から波紋が広がって中から何とも美しい女神が現れた。
「あなたが落としたのはこの金の眼鏡ですか、銀の眼鏡ですか、それともこのだっせー眼鏡ですか」
嗚呼っ、女神さま、俺が落としたのはそのだっせえええ“女神”です。
女神は消えた。無言で。
携帯の予測変換で、眼鏡と女神を間違えただけなのに。
:
to be continued...
「あなたが落としたのはこの金の眼鏡ですか、銀の眼鏡ですか、それともこのだっせー眼鏡ですか」
嗚呼っ、女神さま、俺が落としたのはそのだっせえええ“眼鏡”です。
「あなたはなんと正直な方なのか。ではこの金の眼鏡も銀の眼鏡もあなたのだっせー眼鏡も、全てあなたに差し上げましょう。そしてあなたの仲間を連れて来るがいい。一人ひとつずつ願いを叶えて差し上げましょう」
そこで、二人に詳細を伝え、三人で再び湖に戻った。そして一人一人願い事を。
まずは手塚。
「青学のテニスコートに行きたい」
ばびゅーん。手塚の身体が高速で飛ばされて行った。呆気にとられる俺達。
続いて、不二。
「手塚のところへ行きたい」
ばびゅーん。手塚同様、宙に飛ばされた不二。上手い事やったようだ。
最後は俺。
「二人に会いたい!」
ばびゅーん!
手塚と不二が戻って来た。
俺にフルボッコ・フラグが立った瞬間。
俺達は今でもその無人島で漂流生活を続けている。
これは完を装った半なり日記です。
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461 :
丸井ブン太
2010/09/18 02:15
>> 17日の金曜日、
部活は気持ちを清潔にして呉れるから好きだ。スポーツは果てし無い夢を見せて呉れて、同時によりリアルな現実に身体とビジョンを戻して呉れる。
:
先日、桃太郎の鬼ヶ島に棲ンでる鬼みてェなコーチが立海に来た。因みにガイジン。幸村クンの個人コーチの知人らしい。赤也の髪をブリーチしたみてェな金色のモジャモジャ頭に、モジャモジャ眉毛、デケェ鉤鼻、身体もイカつくて威圧感満載。しかも終始何かと怒ってて頭から白い湯気を上げながら拳を振り翳してる。怖ええええ。白い頬が興奮から上気しちまって真っ赤だ。何故か徹底的にマークされた俺に、口から唾を飛ばさンばかりの勢いで鋭い注意が飛ぶ。「ヒァエッテンヴロコヴィーア、※△×%£*@ゲアデッテン!!(俺の耳には斯う聴こえた)」ア?何??何語?つうかガチで怒ってンのは伝わる充分に。伝わるっつか怖えええ、怖えよッ!ガッツリ怒られて、ニュアンスだけで読み取って、最後迄コッテリ絞られて、何が何だか解らねェ儘に終わった前半。部員等、一人残らず蒼白の表情。インパクト凄ェよ。後半は通訳がついた。全員がホッとした瞬間だった。が、寧ろつかねェ方が良かった。ハンゴロシにされた。死ぬ程凹ンだ。あの、俺、一応ボレーのスペシャリストっつわれてンだけど。根刮ぎ駄目出し。テニス辞めろっつわれた。俺もジャッカルも。幸村クンだけは褒められてた。けど何か気に入らねェプレイが有ったのか急にプシュウウウっつう感じに怒り出して、セイイチィィイイイイ!!とか叫びながらコートを縦横に走り回ってて、マジ怖かった。例えるならチェーンソーを持ったジ/ェ/イ/ソ/ン。赤也がヒィヒィ言ってたのが印象的だった。此処だけの話、チビったっつってた。
:
部活は気持ちを清潔にして呉れるから好きだ。スポーツは果てし無い夢を見せて呉れて、同時によりリアルな現実に身体とビジョンを戻して呉れる。
誰?……そンな生温ィ事言ってンの。
アー、明日筋肉痛になりそ、
:
つか、全部終わったら急に笑えて来ちまった。実際、凄ェ面白かったし、凄ェ楽しかったし、ワクワクしたし、久し振りに身体が震えた。
テニスなンざ辞めちまえ、か。そンなプレイは恥曝し、いっそ死ンじまえ、か。
ハ…――、上等。
- - - - -
頭、痛・ェ。つか、激しい運動量の日は決まって頭痛が酷い。此れって何なンだろォな。
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