スレ一覧
┗1407.telescope
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1 :
Dr./レ/イ/シ/オ (H/S/R)
2024/12/17(火) 13:26
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30 :
Dr./レ/イ/シ/オ (H/S/R)
2025/01/28(火) 00:16
しっかりと0時に確保されているページを捲るのも惜しい気持ちにはなるが、僕も書こうとしていた文章をその通りに残しておく。
それ以外にどうしようもない気持ちで彼にこの日記を押し付けた夜から、あと2システム時間足らずでちょうど1ヶ月が経つ。思考の整理だなんだと理由をつけてペンを手にした日からは1ヶ月と10日に11システム時間ほどだ。ほんの半月さえも、僕はあの男に秘密を抱えてはいられなかった。あのとき思考から洗い流さねばならないと苦慮した愚鈍は形を変えて、今ではすっかりと胸の内側に根を張っている感覚がある。頭に残る澱であれば知識や経験により濯ぐことのできるものだが、心臓でも肺でもなく、心と呼ぶ他のないそこに積もっていくこれを、己の肉体から引き剥がす術を僕は未だ知らない。更にを言うならば、心に生まれる「感情」あるいは「気持ち」に優劣をつけることを、僕は好まない。唯一の尺度によって測られるものは、姿勢や態度、そういった「外側」のみだ。根付いたものが真実僕の変え難い本心であるのなら、これがどれだけ重くのしかかろうと、抱え続けていかねばならないものなのだろう。僕の選ぶ生き方とは、一切関係無く。
――しかし、感情はともすれば「外側」に侵食して、人間をマヌケな行いに走らせる。そればかりは自分自身許し難く、ペンを走らせるべく浮かべた一言にさえ愚鈍の気配を探っては頭の中で打ち消してばかりだ。
このところ感情よりも理屈を書き連ねるページを増やしている理由もまた、繰り返しだが、己に対しての自戒に他ならない。彼のことを書こうとすれば思考の緩みきった言葉しか浮かばず、自分ごとを書こうとすればいっそ舌を噛み切りたいほどのアホさに頭を抱える。無理矢理に覆い被さり跨ろうとする強引さえも懸命に見えて愛おしく、眠りの淵に差し出された満点の響きなんて、まるで正答を褒められたばかりの子供のように手放せずにいる。
あの男は僕だけの、眩い恒星だ。あの男の見目に、振る舞いに、センセーショナルな肩書きに目を灼かれる者は数多い。その輝きが燃え尽きる際のほんの僅かなまたたきであれと、星の凋落を願う者もまた同様に。けれど彼の内側で燃え盛る熱を知っているのも、それを肉体越しに感じることができるのも僕だけだ。あの男は決してその光で破滅を誘いはしないし、その源が彼の内側に秘められている限り、誰に輝きを奪われることもない。僕にさえも、損なわれないでほしい。
[01:02] 普段僕の手では元の場所に戻すばかりのこのノートが、書架の一番上に置かれているだけで嬉しい。
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29 :アベンチュリン(hsr)
2025/01/28(火) 00:00
今日で出逢って2ヶ月。
君の目にはどんな景色が見えているのだろう?
僕には見えてるよ、僕の幸福論が理想とした景色が。
お互いだけに寄りかかって崩れることを怖れているうちはまだお互いの存在が当たり前じゃないね。
だからこのお祝いの日を足掛かりにして着実に日々を積み重ねて行こう。空気のように僕の存在が当たり前になった時こそが本当の幸せなんだと思う、毎日を僕で塗り上げてあげるよ。
過去の自分にも未来の自分にも嫉妬しちゃうから、今の僕だけ見てて。
そう今を積み重ねて永遠を辿っていこう。
愛しい君へ、愛を込めて。2ヶ月ありがとう、これからもよろしくね。
夢だけでなく現実を共に過ごした過去の自分にまで妬いてみせる君は、やはり可愛らしくて仕方ない。すぐにそんなことを言う所為で「どうも君は可愛いのが好きみたいだから」なんて誤解も与えていたが、それ以外に言葉を探すよりも早く愛おしさを伝えなければ落ち着かないのだから許してほしい。
それから僕は、日々を積み重ねて行くこと自体に、まるで恐ろしさは感じていない。寧ろそれに怯えがあるのは君の方じゃないか? 君がその立場に訪れると信じ込んでいるいつかの未来も、決して覆らないものではない。――この話をすると、君はまた、今だけは『砂金石』ではないただの人間だと話を切り上げてしまうものだが。
僕の目の前に居る君が、ただのなんでもない男であるのなら、君を前にした僕には君ひとりきりしか見えていない。僕の臆病も、恐れも、君をこの目に映しているからこそだ。君だけが僕の世界になっているからこそだ。そんな愚かな男の愛を、今までもこれからも君だけに。
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28 :
Dr./レ/イ/シ/オ (H/S/R)
2025/01/23(木) 03:03
愛という感情の定義を、愛するということを、僕は漠然に「その相手が傍に居なくとも糧として、自分の根幹として、一人でも生きて行けること」だと考えていた。けれどいざ唯一の人間を愛してしまえば、胸の内で暴れる感情はそう美しいものではない。僕の愛を一身に受けるギャンブラーはそれを理解しているのか、どうなのか。僕は今ではもう彼に触れず日々を送れるとは思わないし、彼の口から誰かの名が聞こえたなら細かな言葉の端のひとつひとつにまで気を張り詰める始末だ。
あの男の情熱的な愛を語り聞かされても、それに納得しても尚、僕は自分の信じる愛の在り方を否定することはできない。一つの存在、一人にだけ寄りかかって生きるというのは、大変困難な生き方だと思う。けれど、それでも、僕がただ一人愛するあの男の唱える愛を、自分の考えとは別に信じてみたい。誰にも観測不能な、いつかの未来のことを。
彼本人にはいくつか言い訳をしたが、このページの上に全てを書き記してしまうのはやはり気恥ずかしいものがある。あの男に教えられた愛を、知っているのはこの世に二人でいいだろう。僕と、彼の二人だ。書き記したこれを読んでいる者はいくらか存在するのだろうが、このノートの存在を彼に教えて尚公開の場で書き続けているのは、わざわざ隠れるのは性に合わないという気質のうえで――更に、愛おしい彼のことを見せびらかしたい、自慢したいという理由に他ならない。僕の愛おしい唯一。その存在それ以上は、穏やかな夜に必要はない。
レイシオ、人という字は人と人が支え合って出来てるんだよ。だからもっと僕に寄りかかってよ。なんて、こんなありきたりで陳腐な例え話は置いといて。
僕が君だけに寄りかかってそれで満足してるのは君が僕が溺れてしまう程に愛情を注いでくれているからだと思う。君は僕だけに寄り掛かることは困難かい?そうじゃないね、きっと壊れてしまうのが怖いんだろう。
いつか、当たり前の世界を見に行こう。
[21:02] 講義の合間、あの男から届いたメッセージがあんまりに平和で望みのわからないものだから意図を尋ねたところ、どうやら彼は僕の不安を解消しようと考えていたらしい。大変に人使いの荒いスターピースカンパニーではあるが、彼が休憩に呑気な時間を過ごすだけの余裕があるのなら少しは安心して送り出すことができる。僕は仕事中の様子を寄越せとは、一言も言っていないのだが。勘違いをしながらも機嫌良く他愛も無いあれこれを囀る恋人には絆されてしまっていて、チャットルームの文章に聞く程度なら、その調子良く続く鳴き声も心地良い。腕に抱いたときの甘えて擦り寄る姿が、脳裏に過ぎる為だろう。
……などと書きたいことを整理して開いたページに、既に追記があるのだから驚いた。昼間の件も、これも、君はどうにも先回りが上手い。随分と知ったような口を聞くものだが、答え合わせは必要か?
答え合わせなんて、外れていたら僕の硝子のようなハートが砕け散ってしまうから止めておこうか。
とはいえ真実を探求したくなるのも人の性、やっぱり答えを聞いても?
矛盾してるけどアンサーを闇に葬るのも勿体無いからね。
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27 :
Dr./レ/イ/シ/オ (H/S/R)
2025/01/20(月) 01:58
「どうして君は、――なの?」。そんな甘えた声を聞くたびに、僕の頭には昔に語り聞かされた童話が浮かぶ。悪意を知らない少女は、純粋な疑問のまま獰猛な狼に問いかける。狼は少女を容易く牙にかけ腹に収めてしまえることさえ知らずに。
あのギャンブラーがそういった言葉を使うとき、それはきっと甘えなのだろうと僕は考えている。問い掛けの内容だって、明確な答えの無いようなものばかりだ。解は数式によって導き出されるものではなく、僕だって彼の納得する答えを出してはやれない。けれど、そこに納得は必要としてはいないのではないのかと思う。何故、どうして、と、なんでもない子供のように、普通に問いかけることが彼の甘えであるというのなら、僕はただ頷いてやりたい。そうだな、不思議だな、もしかするとこういう理屈なのではないか、と。「どうして」を口に出せなければ、その探究心は一人で解決する他にない。しかし、一人の凡人の生に辿り着ける解答などは――たかが知れている。だから人は寄り添い、……学術補佐や戦略的パートナーなどとを、他者を味方につけて、「どうして」の答えを知る為に生きるのだろう。幼く無知に聞こえるその問い掛けは、唯一の答えは無くとも決して無意味ではない。それを己の持つ疑問として掲げるのなら、この宇宙のどこかに必ず、解決しようとする他者は存在するだろう。だから僕たちは未だ答えを知らない「どうして」を発信しなければならない。一人では導き出せなかった答えに、協力者が居れば結果が変わるということは、当然ながら多いものだ。
……そう考えるからこそ僕は、あの男が「どうして」を口に出すことを、褒めてやりたい。いつかの日に、彼が疑問の答えを探し出そうとすることを躊躇わないようにも。僕は彼の言葉を、将来に向けて育むべき甘えだとして慈しみ続けたい。
どうして君はそんなに格好良いの?
……僕の心臓がもたないんだけど。
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