Ａについて。 - Psky diary 3

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┗Ａについて。(73-82/141)

82 :跡部景吾
2008/07/26 22:51

日吉。
お前が好きで好きで堪らねえよ。抱き締めていると心臓が震える。
それなのに、こうして感情を文字にすると、どうしてこうも滑稽な響きになるんだろうな。
無機質な文字の羅列を残したところで、一体どれだけ伝わるのかと思う。
『好きだ』なんて1秒で打てちまう。『愛してる』なら1.5秒だ。
だがな、それでも言葉に嘘はない。
お前に嘘をつく理由すら、俺にはひとつも思い当たらない。

どうしたら『これ』が全部伝わる？
朝、目が覚めた後に。昼休みはメールで。夜はベッドの中。
毎日毎日繰り返し言葉にしても、全然言い足りないのはどうしてだろうな。
お前を愛してる。
なあ、愛してるんだよ。

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81 :跡部景吾
2008/07/24 23:43

バトン消化。星海から。

【『Our song』取り扱い説明書】
#作成#夕/焼けオレ/ンジ

>製品名：
『Our song』

>型(属性)：
チョイ悪冒険AVG（ver1.0）

>適正動作環境：
CPU:Int.el Pen.tium2 400MHz と同等以上
（なお、Int.el Core（同等以上）以降が搭載されている環境では、当制品ではお客様を満足させられない可能性があります）
メモリ:128MB以上
（推奨:1GB以上。古いセーブデータは勝手に破損する恐れがありますので、スクリーンショットは頻繁に撮り、記録をしっかり残しておきましょう）
HDD:100MB以上の空き容量
（容量は大して食いません。インストール先は心の片隅で結構です）
NETWORK:モバイル
（推奨：ブロードバンド環境。ネットワーク協力プレイ可能なシステムとなっております。一つのサーバーにつき最大四人まで同時接続可能）
OS:Wind.ows98、SE、2000、Me、XP、Ma.c
（申し訳御座いませんが、今現在Vis.taは未対応となっております。SE～Me世代のユーザー様から特にご好評頂いております）

>備考：
「登場人物」
跡部景吾／主人公。身長175cm 体重62kg 誕生日10月4日血液型A型
ある友人の証言。存在がシュール。
ある友人の証言。肩がぶつかったら半殺しにされそうな雰囲気。
Ａ／跡部の恋人。ツンギレデレ。何か変。
その他、多数の友人達／全員、何か変。

>製造元：
M.y song

>【以下の動作方法】
>話す：
『話す』コマンド使用時。相手から話し掛けてくる事もあります。
一定のテンションで淡々と話します。時々笑います。
時々シュールな冗談で場を凍りつかせますが、冗談か本気か見分けが付き難いらしいです。
非常に口が悪いです。脳から直接言葉を垂れ流す傾向にあります。繊細な方は要注意。

>見る：
『見る』『見せる』コマンド使用時。勝手に見てくる事もあります。
時々明後日の方角を眺めている事があります。
システムが『羞恥プレイヤーモード』に入っている時は、何があっても見つめ続けます。

>聞く：
『話す』コマンド使用時。
興味があれば話題に食い付き、意図の曲解を避ける為に傾聴します。
しかし気が乗らなかった場合『話す』動作へと緩やかな移行を見せ始めます。

>笑う：
条件不明。
時々よく解らない事で声に出して笑います。笑いのツボが一般的ではないようです。

>泣く：
条件不明。
基本的に泣きません。しかし、人前で泣く事を恥じているわけではないようです。

>怒る：
条件不明。
基本的に怒りませんが、納得出来ない事は本人に告げ、何故自分が怒っているか出来る限り冷静に話します。
しかし、怒っている事をいつの間にか忘れてしまう事も多々あります。

>喜ぶ：
『Ａと会話させる』コマンド使用時。他条件不明。
とても解りやすく単純な人ですね。しかし態度はあまり変わらないようです。心の目でそっと透かして見てみてください。

>>80,0へ続く

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80 :跡部景吾
2008/07/24 23:42

>謝る：
『怒る』『悲しむ』コマンド使用時。他条件不明。
自分の何が悪かったか、今後どうするかを冷静に話し、出来る限り真剣に謝ります。
稀に必死臭が滲み出ますが、発生確率が低いランダムイベントなので、狙ってアクションさせる事は困難を極めます。

>誘う：
条件不明。
気分次第でかなり積極的です。断られても気にしません。ガンガン誘います。露骨に誘います。

>食べる：
深夜の自室にＡを移動させる事で発生します。
脳を料理してから、一欠けらも残さず貪り食べます。
紳士的な態度を心掛けますが、空腹のあまりテーブルマナーが狂う事もあるようです。

>【メンテナンス】
>故障かな？と思ったら：
エラーが発生した時は画面にエラー表示が映し出され、搭載された自動修復機能により１時間～１日放置する事で元の状態へと復元します。
『無表情』『返事の遅れ』『毒舌』などは全て仕様ですので、バグではありません。カセットの底を『フーフー』したりしないで下さい。
不具合報告、お問い合わせはこちら（サポートセンターmbb.whocares.jp）まで。

>放置：
特に問題ありません。
しかし定期的な自動更新によりゲーム内容が変更されている場合がありますのでご注意下さい。

>補充：
Ａの甘い囁きにより破損したデータが修復されます。

>再起動：
ゲーム内容の自動更新の際に強制再起動がかかる事もあるようです。
なお、自動更新から再起動までの時間が非常に短く済むようプログラミングされております。

#その後も変わらないようでしたらお手数ですが当社にお知らせ下さい。
#新品とお取り替え致します。

>【本製品に関するお問い合わせ先(回す人)】
二丁目、純白ロジック
三丁目、アイウォッシュ、双頭の獣が如く
五丁目、月と狼

普及活動をしてえわけじゃねえが、良質なバトンだと思う。読み応えのありそうな四人に勝手な期待を込めて。
…と、さりげなくプレッシャーをかけるのも愛だ。例に漏れずスルー可だが、暇と相談しつつ是非。
ファイルＸの回答も興味がある…が、夏合宿か。

改変はしてねえつもりだが、遊び心から、かなり解釈を捻って回答しちまった。

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79 :跡部景吾
2008/07/21 06:36

人生は長い。そして俺達は若い。
核の部分で永く石化していた時間が溶け、静かに流れ始めている。
最近、そんな感覚をこの文字以上に感じている。

俺はまだ若い。
それならいくらぶち壊して失敗しても、充分取り返しはつくんじゃねえか。
ジャンクフードだろうが何だろうが、胃袋さえ満たしてりゃそう簡単に死にゃあしねえ。
そうだろ、なぁ、Ａよ。

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78 :跡部景吾
2008/07/18 01:49

死んじまえば心も、体も、全て灰だ。

だが、俺達は灰になる為に生きてるわけじゃねえ。
灰になる事を知ってるから、まるで呼吸をするように恋をするのだと思う。
過呼吸ばかり起こす現状。打開策は未だない。

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77 :跡部景吾
2008/07/16 12:56

埃が被る前に更新してえモンだが、如何せんネタに詰まる。
500枚の手紙としてＡへ手渡す事がこの日記帳の目的の９９％を占めるわけだが、本来残しておきてえような内容は本人にいちいち伝えちまってる現状、殊更に綴るべき事柄がない。
ボキャブラリーに富んでりゃ慕情のギミックを仕掛けつつも、アイツが笑ってくれるようなセンス溢れる内容を残せるんだろうが、読書感想文の宿題は夏休みの最終日まで残しちまう俺だ。連載小説はまるで向かねえ。
という事で稀にはテーマや目的を持たず書き綴ってみる実験でも。

昨日はＡと『主に夏季、山に出没する妙に硬いバッタに似た緑色の虫』について盛り上がった。
夏休みを利用して別荘地へ涼みに行く事は俺にとっちゃ花火と同レベルの夏の風物詩イベントだが、毎年高確率で望んでもねえ邂逅を果たすのがこのバッタ野郎（名前はまだ無い）だ。
アイツのＨＰの高さはずば抜けてる。殺る気満々でこっちが噎せ返るほど殺虫剤をぶっかけ続けてもビクともしねえ。
物理攻撃以外を無効化するヤツの強靭な肉体は男の中の男と言えるだろうが、万が一雌だったら嫁の貰い手がなくなるんじゃねえかと要らぬ心配をしつつ、その生命力に敬意を表して結局は外に逃がしてやる事が多い。
掴む事が出来るなら最初からそうしろっつう突っ込みは受け付けねえぜ。
俺自身、毎回そう思うが、俺の痴呆は風物詩じゃなく日常イベントなんでな。
……今夏の俺は平等に与えられた命の尊さを慈しむべきか。

ンなわけで、…って事もねえが、とにかく俺は夏が好きだ。
普段はインドアな休日を過ごしがちな俺ですら、この季節だけはアクティブな思い出をアルバムに残す事が出来る。
夏はどの季節よりも自己中で不躾で直情的、それでいて爽やかな色気がある。
例えるなら、まるで理想の女のようじゃねえか。
街に待った夏。今年は気が狂うほど暑くなってくれ。

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76 :跡部景吾
2008/07/07 21:45

イベント事にまるで興味がない。

去年も一昨年も、覚えちゃいねえが恐らくその前の年も、今日という国民的一大イベントを完璧にスルーして過ごしていた。
街に飾られてる短冊を見れば、そういやそんな時期なのかと意識を呼び起こされはするが、テレフォンセックスすら出来なかった時代、どうやって二人は関係を維持していたのかと要らぬ想像を働かせる程度で終わる。
下衆な妄想でロマンを汚すなってか。…いやいや、大事だろ？夜の営みは。
とにかくだ。セカ.チューにすらリアリティを感じる事が出来ねえ俺が、一年に一度の純愛を尊く思えるわけがないって話よ。

だがまあ今年は珍しくも恋人、…訂正。夢中になってる恋人がいるっつう事で例年とは違った過ごし方を。
テメエ自身とは実質一切関係ねえイベント日に踊らされるっつうのも経験してみりゃ中々悪くねえモンで、
『ネェ、私達、一年会えなかったらどうなると思う？』
なんて感じのベタなやり取りを一応繰り広げてはみた。
セオリー通りに会話が展開していかねえのが実に残念だが、ロマンチスト以上の現実主義だからそれも仕方ねえな。
可愛げに欠けるカップルだと笑い合う方が俺達向きだ。
『一年逢えなくても気持ちは変わらないよ』なんて誰が言うか。
妥協に妥協を重ねても一ヶ月に一度のセックスが関の山だ。

願い事はただひとつ。
ハートマークは付いてねえが、お前はきっと『アンタらしい』と笑うぜ、Ａ。何なら短冊を探してみるか？
俺が叶えてやるよ。

#---------------------------------------------#
>六丁目「流れ星、一つ。」
俺の目に映るお前のパブリックイメージは実に律儀な男だ。スルースキルが高ェようには見えねえ。
つう事で雲隠れ期に見逃した可能性を一応考慮して私信を飛ばしておく。
純情中学生のたのしい文通、を続けてくれる気があるなら此処に　>>60,0

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75 :跡部景吾
2008/07/01 18:24

七月。

恋心は夏に似ている。
陽炎が起こす蜃気楼のような曖昧で熱い境界線。
加速して熱されたアスファルトが少しずつ歳をとっていく、あの過程が特に。
俺が孕み持つ熱っぽい欲望も例外なく有限なんだろう。
俺はお前を『終わり無き夏休み』と称したが、あくまでそいつは『今の俺』が思う事。
目安となる赤丸の指標が、今はまだ暦の上に浮かんでこねえだけだ。
夏休みは必ず終わる。この瞬間さえ確実な終わりが始まっている。
そして、俺達はそれを知っている。

手を繋ごうか、Ａ。
絡めた指が平熱へと落ち着いた時も、そのさびしさすら俺達が愛しく思えるように。
たまにはそんな話もして、そうして再三、気が早い、アンタは野暮だと笑ったら、この夏は気が狂うほど俺に抱かれてくれ。
お前に恋をしている。

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74 :跡部景吾
2008/06/28 13:42

ガキの頃、見逃すんじゃねえかと懸念し、放送の10分も前からテレビの前に正座して待つほど好きな番組があった。

『i.f～も.し.も～』

タ.モ.リがストーリーテラーのオムニバス形式のドラマなんだが、……ああ、勿論俺は中学三年だ。疑念は抱くな。
何だか知らねえが、俺は昔から妙にもしも話が好きだ。語り合う相手に恵まれねえ時はｉｆの自問自答を脳内で展開し、勝手に盛り上がってる事すらある。
俺はムッツリじゃなく、どっちかっつうと脳内に留めておくべき妄想を本人に垂れ流してドン引きされるタチなんだが。

仮定。もしＡと付き合ってなかったら、いや、それ以前にもしＡと出逢ってなかったら。
もしも、ああしていたら、ああなっていたら。あの場所へ、行かなかったら。
お前は俺以外の誰かの腕の中で眠る事もあったんだろう。それを時々考える。
勿論、どれだけ想像の世界へ羽ばたこうと、当然に仮定の可能性はどこからも戻ってきやしねえし、同じくして掌に得た可能性も等しく変わらない。
だから人は矛盾して夢想に耽り、時に逃避し、時に今を慈しむのかも知れない。

偶然は雨の様なもので、誰の元にも平等に降り注いでるモンだと思う。
要はその事象に気付く事が出来るかどうか。気付いたその時に目一杯葉を広げる事が出来るかどうか。
そして土に染み込んだそれを余す事なく吸収出来るか否かだ。
俺達が運命の列車に揺られ行き着くべき駅で巡り合ったとは全く思わねえ。
例え組み敷かれたレールの上で踊らされているとしても、乗り換え下車した行動は自由意志で選択してきた筈だ。
俺達は偶然を自らの意思で勝ち取り、稀有な今をこの手に得た。そう思わねえか、Ａよ。

結局のところ、ｉｆはｉｆでしかねえから俺はもしも話を好んでいるのかも知れない。
ゲームの様にセーブやロードが使えたとしても、きっと俺はコントローラーを投げ出しちまうだろう。
こんなにも俺の心臓を満たせる人間はお前しかいないのに、それをわざわざ確かめるなんざあまりに野暮だ。
それに断言出来るぜ。
俺以上にお前を幸せに出来る男だってどこにもいやしないんだと。

Ａ、心も体も腹一杯にしてやるよ。
（ちなみに今日は体の方だ。覚悟はいいか？）

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73 :跡部景吾
2008/06/27 20:54

屋上で昼飯、なんて青春真っ盛りな事をしてみる。
売店に売れ残ったサンドイッチと言えど、何割り増しか美味く感じられるあたり俺の感受性も捨てたモンじゃないらしい。
…あぁ、そうだな。井戸端会議好きのアホ二匹が隣に座って来なかったらこれ以上に季節を満喫出来てる筈だ。
だいたいにして他人の色恋事情なんざストーキング行為に及んでまで聞き出したい情報か？

『で、実際どんな感じなん？』『どーゆうことで喧嘩すんの？』
「喧嘩？しねえよ。したとしても俺が折れんじゃねえの。…っておい、ジロー、テメエは唾飛ばすんじゃねえよ」
『へー…』『あ、ワリワリ。にしても愛しちゃってんね～』
「まあな」
『うわ、さッむ』『そこでマジに返しちゃうの！？そこで！？』
「愛してるモンを愛してるっつって何が悪い」
『……うわぁ』『……うわぁ』

何故勝手に訊かれた挙句、寒々しい視線を送られなきゃならねえんだ。
日本人の美徳を俺に求めるのが間違ってんだよ。それともポエミーに暈した表現でも望んでたのか？

…しかし、俺の恋人が『カノジョ』である事を疑わないこいつらは、実際の相手は男、しかも部の後輩と知ったらどんな顔をするんだろうか。
いっそバラして驚いた顔を拝んでやろうかとも思ったが、勿論やめた。
一時の悪戯心で偏見の対象に成り下がるのはバカバカしい。

そうして理性で抑えても、時々、無性に惚気たくて仕方ない時がある。
Ａがどれだけ可愛いか、頼りになるか、魅力的か。そしてそんなＡの恋人が、他でもない俺である事を。
Ａを独占したい気持ちと見せびらかしたい気持ちで揺れる。
随分と寒い男に成り下がったモンだ。

唾を飛ばし続けるジローが、お前はもっとチャラいヤツだと思っていたと言う。

いや、多分チャラいぜ。チャラい男が、一途になるほど夢中になってるだけだ。

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