top
┗Lily.(92-101/140)

||||||記入
101 :日吉若
2009/04/08 21:10

knock!        knock!       knock!
      knock!        knock!


さァ、ソープオペラの始まり、始まり。
(誰も呼んじゃあ いないって?)
…―誰かに呼ばれて飛び出る玩具だと思ってるのかい、此の俺を。



【*神の愛した薔薇の考察*】廻筒。
#sceneⅠ ハァイ、御機嫌よう。こんなランプ一つしか無い森の中央で何をしているの?
やあ、溺れる魚に恋した蜘蛛。どうやら迷ってしまったみたいなのだけど、俺の逢いたい彼は今何処?
# …残念だけど、彼は大分前に摘み取られてしまったよう。もし花盗人に逢いに行くのなら、途中で手紙をあの人に渡して下さらないかしら。
そう。なら、暫く歩いてみることにするよ。
此の手紙は、幸運にも君の彼に逢えたなら。

#sceneⅡ やァ、御機嫌よう。アストロラマに包まれし偽者の空しか見えない此の泉の流れの端っこで、何をしてる?
やあ、溺れる魚。花盗人に攫われし、俺の逢いたい彼を探しに。噂話の一つも聞かなかったかい、…と。
此の手紙は君に焦がれた彼女から。
# …残念だけど、彼は今頃天高く聳える階段の天辺、涙色の城に隔離されているよう。もし逢いに行くのなら、海へと続く路を塞いだ海賊に文句を言ってくれないか。序でに、手紙は要らないよ。僕には手が、無い。
そう。それなら空を見上げて階段を探してみることにしよう。
君のクレームは、海原を縦横無尽に揺蕩う彼らに逢えた其の時に伝える事として。…此の手紙も連れ去って貰うことにする。

#sceneⅢ 此れは此れは、御機嫌よう。今夜の宝箱の中身は可憐な顔して態と毒林檎を食す乙女だった訳だけど、君の御所望するのは此の少女?
否、所望したしは遠い過去に攫われたであろう俺の逢いたい彼のこと。
此れはほんの遠回りでなのだけど、溺れる魚が空箱を放置していくなと御冠だったと伝えに。然し君達、随分と宝物を掻き集めていくものだから虹の麓は渋滞で、しかも信号無視も酷いと聞く。
#…残念だけど、君の逢いたい彼は涙色の城の十三階段を昇り始めたと聴く。溺れる魚の奴には言っておいて呉れ、お前はどうせ何処にも行けやしないだろうって。虹の麓に関しては、赤信号で急発進してしまうのは仕方のないことさ。さァ御行き、此の手紙に御別れのキスをして。
そう。なら手紙を空箱に詰めてくれないか、虹の麓にまで着いて行こう。涙の城の十三階段ならば、先ずは城への入り口が必要だ。
序での序でに、君が攫った行方不明の人魚達にも御目通りを願いたい。

>>100,00000000000.

[返信][削除][編集]

100 :日吉若
2009/04/08 21:09

>>101,00000000.



#sceneⅣ あら、御機嫌よう。虹の麓にようこそ、と言いたいトコロだけど…貴方、何処ぞの厭な海賊の匂いがするわ。宝箱を持たぬ貴方が、どうして此処に?
御機嫌麗しく、泡に為れぬ人魚姫。君を此処に連れて来た彼に今し方逢って来たところだけど、そう厭な顔ばかりしないで欲しい。
君を此処に連れて来た彼が恋しくなるのは解るけれど、俺には俺の逢いたい人がいるんだ。涙の城への入り口は今何処に?
# 厭な方。泡に為れぬ理由を御存知なのね、赤信号で渋滞や事故を起こしてみても、彼はちっとも此方に留まりはしないのだもの…。嗚呼、貴方の逢いたいひとも十三階段の真ん中まで来ていると聴くわ。さっさとエレベーターで御上りなさい、其の香りごと何処かへ行ってしまって。
そう。なら、御言葉に甘えて。
そう言えば海賊の彼は独り言を呟いていた気がするな、「俺達が再び出逢えば、海の泡が増えることになるだろう」って。…何の話だったのだろうね。

#sceneⅤ 御機嫌よう、聴聞会の受付は此方です。…――貴方の、逢いたい人は十三番目に。
唯の受付係の君に付ける文句ではないけれど、端から贖罪が決まっているのなら聴聞会等必要ないじゃないか。
恋を覚えたが故のことならば、あの人は其の波立たぬ死んだ海のような御心で、彼のことを許すべきなのだと。

全能為るあの人が夕方の暗闇の森の中から彼を手折らなければ。

最初は明かりも知らずに在るだけだった花弁の色の赤さの意味も、芳香なる香りを誇る想いも、何時か枯れることへの恐怖も知らずに咲いていることが出来たかもしれないのに。

(駄目だ、十三番目の階段から飛び出して往くのを止められない!)


【*神の愛した薔薇の絞殺*】終焉。

---
※其の内目次として使用されるであろう前戯達なので廻筒と言いながら配布はしていません。
(廻筒だと言ってみたかっただけです。)
※だから万が一貴方が此れを見てしまって、今は意味が解らなくても。
※其れは理解するものでは無く感じるものなのだと思って戴ければ幸いです。
(本当に意味の在るものは一体どれだけ存在するの、)

[返信][削除][編集]

99 :日吉若
2009/04/05 01:45

同じ物を観て、同じ色を思い出すとは限らない。
少しは赤が混じってしまうかもしれないし、黄色が濃くなってしまうかもしれない。
好きなものを好きだと伝えることに、躊躇うように為ったのは何時からだろう。

躊躇いは今でも続いている。

だけどあの明る過ぎた陽射しの下、よく耳にする音楽の話をした時に彼は自分も好きに為ってしまったと笑ったんだ。
笑いながら、教えてくれて有難うだなんて言うから。
嗚呼、…──其れはまるで赦しと温もりのようだと思った。

正しいタイミングで、正しい重さで、同じだけの気持ちを伝えたい。



 《匂い立つ 赤 い 果実の、クロニクル。》

 Bab*y,Honey I love you.
 L*ily.
 Sunight.
 フィ×ガロの結婚
 真夜中*シャンデリア*ハッピーエンド 
 棘の無い花
 影絵*L*ily.
 cremate*L*ily.
 雨に消えた初恋
 麝*香*壊*死


# ロマンチストの現実主義
# 頭の中はメルヘン仕様。

[返信][削除][編集]

98 :日吉若
2009/03/30 01:54

太陽が落ちて、月が目覚める度に世界はまた大人になって往く。
夕闇は分け隔てること無く俺達を連れ去って行くのだけれど
…――随分と、遠くまで来てしまったのは月がきっと目覚めるのを止めないからなんだろう。

---

此処最近も、相変わらず。
考えなければいけないことや考えても意味のないことばかりが思考回路を駆け巡る。
御蔭で退屈さからは免れているのだけれど、如何せん噺の展開の気配はロールキャストの中、息を潜めて森の奥。
流れ行く名前を眺めては見付けるのは何時も見慣れた名前ばかりだ。
瞳に馴染んだ物は視線を攫い易く、下手すれば消えた筈の其の名前は何時までも頭の中に残っている。

視界の利かない世界に連れて行くのは好きだと云うものだけ。
痛みを感じることすら嬉しいんだ、可笑しいでしょう?
【嗚呼、勿論連れて往くよ。貴方の名前を置いて往ったりはしないさ。】

* * *

こんな静か過ぎる夜には。
月の明かりが差し込む窓を開いて、眠っている振りをしているから。
だからどうか、甘美な旋律の曲を弾いて。
まるで初めての恋みたいに。

* * *

(ねぇ、…セレナーデ。)

[返信][削除][編集]

97 :日吉若
2009/03/15 02:16

誰も居ない真っ白な教室で、クリーム色のカーテンが風に靡くのを。
まるで、テレビのニュースでも観るみたいに眺めてた。
開いた窓から聴こえる声は夢を蝕むラ*ラバイ。

#「僕が僕じゃなかったら、君を傷つけることなどなかったの?」
校庭を走る君を眺める瞳はこんなに、熱を帯びているのに。

〔 Honeycomb 声*走る*また明日 〕

不器用にも程がある、と拳を握り締めたくなることはよくある。
近過ぎる距離、…-それこそキスが出来そうな距離-…だと、如何せん、上手に優しく出来なくなったり無駄に喋り過ぎて美観を損なったりしてしまう。
都度、優しくて甘い言葉を貰っても素直に甘えることが出来ない。
"でも"、とか、"だって"とか本当に子供の言い訳みたいなことを並べてしまう。
近頃は人払いをしていて(とは言え、元々俺の携帯メモリーは極度に少ない。)、考える機会が増えて思うのだけれど多分、多分俺は臆病なんだ。
認めたくなかったしこうして書き連ねている今も腹立たしくて仕方無いのだけど。
だから甘やかすなと口癖みたいに詰る、言い訳の数は減らずとも其の甘い言葉は少しずつ、然し確実に身体に沁みて往くから。
毎日挨拶を交わしていたら声が聴けない日は不貞寝をするし、そもそも拗ねる。拗ねている、と自覚しているが為に余計に自身に苛立つ悪循環。
…本当、仕様のないオトコですね。


手の届かない距離だと、愛おしく思う。
教室から校庭を眺めた時、其処に居てくれたならきっと名前を呼べたのに。
(そして、其の距離では俺の魔法は決して届かない。)

[返信][削除][編集]

96 :日吉若
2009/03/08 02:46

鍵付きの宝箱には錆びた錠が掛かっていて、如何しても開かない。
其の宝箱に入っているパーツの存在は『名前』。
…、だから名前は、俺が創造して付けてあげたいと思う。

# ( 王 子 様 を 創 る 。)

肌はカプチーノ的に焦げた色、瞳は漆黒、髪は勿論ブルネット。
躯の大きさは寄り掛かれる程度で、背には今にも羽根の生えてきそうな程浮き出た肩甲骨が有ると良い。
耳朶は薄い方が良いけれど、やっぱり耳の軟骨も浮き出ているに越したことはない。
指、は爪の白い部分がほんの少しだけ覗いてるのが良くて、手の甲には血管が浮いてる物のが欲しい。
睫毛に関しては、不揃いなのが好い。
鼻はそんなに高くなくていいけれど、鼻先を押した時に潰れてしまうのは厭。
唇-…唇、は、如何だろう。
少し厚めの下唇を甘噛むのも好きだし薄い唇におやすみのキスみたいな軽い口付けを繰り返すのも好きだ。…うん。横に少し伸びていて、何時視線を合わせても、まるで気の利いた冗談を聞いたばかりの口角の上がった唇が良いかもしれない。出来れば、皮膚の薄いヤツ。
更に慾を出してみるなら、舌の形は小さくて桃のピンクさが在ったらと思うし、舌先の右端に小さな小さな赤い斑点が付着して欲しいと願う。
名前は既に決めてある。
パーツとパーツを集めるのに時間が掛かって、きっと声に出せる日は近くないのだろうけど、何時の日か其の名前で呼んでも叱らずに居てくれるひとが居たら良いなと思う訳だ。

* * *

鐘の音は鳴り響いている。
其れに混じって鉄砲の硝煙が、現実の世界への扉を砕く。
…――俺は、人肌を恋し始めている?

* * *

壊れてしまうのを見るのは耐えられない。
ずっと続く恋情関係の為に、
きっと俺達は(未だ見ぬ貴方とは、)
出逢うことをしないだろう。

---
自分のメルヘンさに意識が遠くなりそうだ。
*hint*
王子様の名前は香味料。

[返信][削除][編集]

95 :日吉若
2009/03/05 22:16

掌重ねて
接吻したら
肌を杭で縫い付けちゃって

磔*刑。


頭の中が恋をしているみたい。
逢い引きするなら折り目正しくアイロン掛けした青空色のティシャツで、キャラメル風味の珈琲をポットに入れて自転車一つきりで坂道を下るんだ。前には貴方、背中合わせで後ろには俺。ポットを握り締めた俺の手の中砂利道を踏み締める度に小さな水音、キャラメル味の珈琲の分だけ体重より増した質量の動きが愛おしいの。シャツの上から着込んだセーターと、貴方の着込んだ雪色のブレザーが擦れ合う音が水音に混じったらしたら、もう…─。遠くに浮かぶ太陽なんか目指しちゃってよ、手の届く場所なんて御呼びじゃあ無いでしょう?最後は長いトンネル抜けて天国みたいな花畑にダイヴ!そしたら小さな花冠なんて作ってふたり、花弁の王国でハッピーエンドを迎えたい(お伽話の終焉は勿論《ふたりは何時までも幸せに暮らしました》でしょ、其処では継母なんて野暮な人は真っ赤な靴を履く定めなんだもの)。



だけど、だけど。
俺は先ず運命の王子様の指や髪糸や眸や口唇だとかのパーツの入った宝箱を探すところから始めなきゃいけない。
運命の赫い糸で繋がれた王子様よりも、宝箱を奪う為海賊に出逢うべきなのか。見返りは一体花冠幾つ分?
頭の中ばかりがメルヘンで、現実は何時まで待っても追い付いてきやしない。

(あーあ…。)

---
ところで華麗にダイヴ決めた時、
抱えていた筈のポットは一体何処へ?

[返信][削除][編集]

94 :日吉若
2009/03/02 23:02

映写機のスプールに想いを描き其処にフィルムを巻き付けて。
どうか、永遠に人の視に晒されぬ場所に隠して下さい。
何処か。何処か、遠くへ。

---*

人は誰でも一つは魔法を持っている。
魔法の正体は人各々で、其れが満遍無く世界を揺るがすものなのか、硝子で出来た鳥籠から鮮やかな羽根を一枚差し伸べる程度のものなのかは分からない。
俺が持っている魔法なんてのは酷くチープで、お伽話の世界じゃ最下層。誰かが何かの変化を得るようなものでも無く、唯一輪の花が犠牲になるだけだ。
花、…然う、花。
花の首を絞め千切ることの出来る此の掌は、其の花を髪に挿す魔法しか生み出さない。
其れを披露したのもほんの数回。
今は其の魔法を作り出す必要すら無く、掌を見て握り締めてみては無くなっていないことだけを確かめる。
テ*ィ*ン*カ*ー*ベ*ルと違って金色の粉を侍らせている訳ではないから、酷く苦労するんです。

今は魔法を差し出すべきひともいないけれど。
魔法は未だ掌に在るかしらと確かめたくなったのは、少し掌が寂しくなったからかもしれない。

花弁が乱れ咲くのはもう少し先のこと。
此の掌が魔法を失くすのはもっと、先のこと。
>>…花の首をへし折る此の掌で、冷たい湖に沈む蓮の骨を拾いたい。
ね、そうして花束の数だけの贖罪を。
どうせ何時か肉体を離れ精神は想いごと魔法に溶けて往くのだから。
(嗚呼。俺は星には為れない―…、)

---
スプールに書いたみっともない本心を隠すように、
綺麗なシーンを映したフィルムを俺に。

[返信][削除][編集]

93 :日吉若
2009/02/22 04:31

【タ/カ/ラモ/ノさが/し/。】の財前より。
有難う、…こうしてちゃんと言葉を投げるのは初めてだな。話せる機会を貰えるとは思わなかった。
君のことは俺も知っているよ、同じ顔を持つひとは気に成るんだ。如何しても。
俺は取っ付き難い印象を与えている事と思うけれど、極度に鶏な性格なだけで。
バトンも久方振りだ、有り難く頂戴しよう。
---

#▽▼忘れんぼバトン▼▽
#(作成者:ロ.リ也)

当て嵌まるモノには○、当て嵌まらないモノには×を。
コメントとか付けると楽しいんじゃないスか?


#二階へ上がった途端何しに来たか忘れる。
× 但し途中で話し掛けられた場合は例外。思考回路を邪魔されなければ切断されることも有りませんから、ね。
#昨日の晩御飯が思い出せない。
× 家族が揃っていた日なので、鍋でした。夕餉成らずとも、日々の何でもない光景は良いものです。
#三日前に会った人は既にわからない。
○ 初対面だと、辛い。唯知らなくとも話を続けられる自信はありますよ。
#大切な事は手の甲や腕にメモる。
× 用事が終わった後に残った儘だと気に成るので。代わりに先輩に落書きされることは有ります、屈辱。
#旅行へ行く時どうでもいい物は忘れないのに重要なものは忘れる。
○ 御蔭様で忘れ易いリストなる物を自主制作する破目に。
#模様替えした次の日は何が何処にあるかで慌てる。
× 自分で変えてしまえば忘れませんよ。必要な物は大体、近くに置く主義なので…とは言え、俺の部屋は極端に物が有りませんけどね。
#遅刻の理由は寝坊よりど忘れ。
○ …寝坊よりは有り得るかな、と。
#話を中断すると続きから話せなくなる。
○ 「まあ、良いか」で終わらせてしまいます。大抵新しい話題に移行されてしまうもの。
#忘れない為にしたメモを後から見て何を書いたのかメモを見ても思い出せない。
× 人から解らないようにメモを取ることが多いので、簡略的で充分なんです。隠れた法則が在るんですよ、…推理ゲームみたいで、しょ。
#忘れる前に誰かに回してみてくださいな。
【モテたい】…―日吉。
【依存症。其弐】…―日吉。

各人ともスルー可。
既に受け取っている場合もスルーで。
同じ顔ならば見知らぬ者からの暴投も、見逃してくれるだろう?
…なんて、甘過ぎるかな。
---

忘れていることを忘れてしまうことは罪じゃ無い。
だって、記憶容量は限られているのだから。
忘れたくないと思うなら、
思い出す時間に痛む心を持つことさ。

人は痛みと快楽には何処までも貪欲だ。

[返信][削除][編集]

92 :日吉若
2009/02/14 00:00


……calling、
甘い伽羅の香り。



何時か聞きたいと思っていた言葉を、
今更他人の口唇から聞くことになるなんて。

#"今から俺はお前専用のヒーロー。"

お前はヒーローみたいな奴だなと言ったら、そう言われた。
そういう風に言ってみてって、何故あの頃は言えなかったんだろう。
沈香にチョコレイトの薫りを隠して、不恰好な笑みに瘴煙を籠めた。

思い出したよ、君の言葉を。

[返信][削除][編集]

||||||記入

[Home][設定][Admin]

[PR]♪テニミュ特集♪(携帯リンク)

WHOCARES.JP