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┗91.マリルイ学園CGR(951-970/1000)
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951 :げらっち
2020/10/16(金) 22:58:16
ルル「クパー?」
クリボー「クッパ、だ!」
突然の提案を受け困惑するルル。
クリボー「クッパはこの世界の悪役だ!まあ俺達も元はクッパ様の手下だったんだけど……時給600円だし……ともかく、一緒にクッパを倒そうぜ。お前らとならできる!」
ルル「えっえっ…どうしましょ先輩」
タレ「そんなん駄目に決まっとるやろ!うちらはさっさと元の世界に帰るで」
りんご「(*゚∀゚)*。_。)*゚∀゚)*。_。)」
ルル「そういうことでおけですか?キーさん」
ルルはこの中で最年長でありリーダーであるキーに判断を仰ぐ。しかしキーは険しい表情でTV画面を見つめていた。
キー「このTV…ぶっこわれてます。」
ルル「(⊃ Д)⊃≡゚ ゚」
キー「クロボー師さんが通過したついでにワープゾーンをぶっこわしていったようです…ここからじゃ帰れませんね( ´ ཫ ` )」
ルル「てことは…ハッ!」
ルルは恐る恐る後ろを向いた。クリボージャー5体が満面のニヤケ顔でこちらを見ていた。
タレ「ったく、何でうちらがタダ働きせなあかんねん!CGRは慈善事業じゃないんやで!」
ルル「まあまあ…クッパを倒せば帰る方法がわかるかもしれないですし。」
CGRの5人はなし崩し的に、クリボージャーの後に付いて歩いていた。
キノコ王国とは風変わりな場所だ。草原のあちこちにブロックが浮かび、草花は踊るように動いている。
ルルは内心ウキウキしながら歩いていた。
しかし隣を歩いているりんごは不機嫌そうだ。
「ちょい~!いつになったら到着すんのさ‼」
先頭を行くこでかクリボーが返答する。
「クッパ軍団のラインを確認したところ、クッパは3の砦で起きた年末賞与カットへの抗議ストを沈めに出向いているそうだ!ここからそう遠くはない!」
さらに、上空から周りを見渡していたパタクリボーが声を上げた。
「見えたぞ!あそこが3の砦だ!!」
「あれが…3の砦…ですか?」
ルルは困惑していた。
何故ならその砦は、イルミネーションが施されていたからだ。
クリボー「どうやらハロウィン仕様のようだな。」
ルル「そんなんあるんですかあああ!!」
マメクリボー「でもこれを逆に利用しちゃえば...」
クリボー「なるほど!ナイスマメ!」
クリボージャーの5体はわらわらと集結して何か作戦会議を始めた。
そしてルル達の方を向き直ると、ニヤリと笑い、一斉に飛び掛かった。
ルル「わあ、ちょ!」
潤「なにすんのさ~!」
ルル達はハリボテクリボーを被せられ、クリボーそっくりの姿になってしまった。
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952 :げらっち
2020/10/16(金) 23:38:37
砦の中ではクッパが台座に腰掛けている。
ヘイホー「ねぇクッパ様。なんか5人組のクリボーが砦の前に来てますよ。」
クッパ「ダニィ?最近反旗を翻したクリボージャーとか言う連中では無いのか?」
ヘイホー「違うと思うな。だってどう見ても…」
すると5人のクリボーが扉を突き破って砦に入ってきた。
「Trick or Treat!!」
クッパ「…」
そのクリボーは無表情で目が死んでおり、時折パカパカ動いて頭がずり落ちそうになっていた。そして何より、胴体は人間そのものだった。
どう見てもハリボテだ。
「正体を現せ!!」
クッパは緑の甲羅をハリボテクリボーに向かって投げた。5人のハリボテクリボーはボウリングのピンのように次々と倒れ、中からCGRのメンバーが姿を現した。
ルル「いたたた…」
そこにクリボージャーたちも乱入する。
クリボー「バレたか。何やってんだよ、CGR!」
タレ「いやこんな作戦上手くいくわけないからwwwwクリボーに化けて潜入とか」
クリボー「こうなりゃ数の暴力だ!一気にクッパを倒すぞ!」
クッパは低く凄みのある声で言った。
「ガハハハ!雑魚の分際で我輩に楯突くクリボーとはお前たちの事か。どれだけ揃っても雑魚は雑魚だ。大魔王である我輩にかなうわけは無いのだ。」
一言喋るごとに口から炎がチラチラと漏れる。
りんご「へん‼どんな奴かと思ったらただのおっきな亀さんじゃんwww」
タレ「そうだね。メンズスターと戦ってきたうちらにはよゆう!」
クリボー「よし、勝算はあるぞ。お前らは変身して俺たちの援護をしてくれ!」
キー「わかりました。いきますよ~。」
「コミュニティアプリ起動!」
「炎の勇者!ガールズレッド!」
「電気の使者!ガールズイエロー!」
「草の猛者!ガールズグリーン!」
「水の覇者!ガールズブルー!」
「風の賢者!ガールズピンク!」
「コミュニティガールズレンジャー!!!!!」
クリボー「いくぞ、クリボージャー!」
「おう!!!!」
10人の戦士達がクッパめがけて走り出す。
するとクッパは台座から立ち上がり、咆哮を上げた。
それだけで十分だった。
衝撃波が走り、10人は散り散りに吹き飛ばされた。
クッパは何倍にもデカくなったように見えた。
しかしクリボーはひるまずにクッパに立ち向かった。
「クッパ様...いや、クッパ!俺はあなたに負けたくない!」
「ほう、それでどうすると言うのだ?たかが雑魚の分際で、」
クッパは無慈悲にもその巨いなる腕を振り降ろした。
「舐 め た 真 似 を す る な」
クリボーはぺしゃんこに潰れた。
[返信][
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953 :げらっち
2020/10/17(土) 00:17:50
ヘイホーは仮面の目でこの戦いを見つめていた。
今やCGRとクリボージャーは防戦一方になっていた。
キーと潤がクッパの猛攻を防いでいる間に、ルル達はクリボーの手当てをしていた。
タレ「おい大丈夫かしっかりしろ」
クリボー「クッパ...に...勝つんだ...」
りんご「もう喋んないほうがいいよ‼」
クリボーはペラペラになったままだ。
仲間のクリボーたちも心配そうにクリボーを囲んでいる。
ルル「…クリボーさん…」
潤「うわあっ!」
キー「きゃあああ!」
クッパは棘の並んだ長い尻尾を一振りし、手練れ2人を吹き飛ばした。
「何だ?これでおしまいか?」
ルルはすっくと立ちあがった。
「私が、相手です。」
クッパは高笑い、いや大笑いする。
「ガーッハッハッハ!!こいつは笑えるな!たかが小娘一匹で我輩を?マリオほどの強さも無ければ、ピーチのように魔力があるわけでもない。」
「魔力?」
ルルは手からボッと火の玉を出した。
「魔力なら、ありますよ。」
クッパは突然真顔になった。
「フン。笑い話にもならん、」
そして顔を真っ赤にした。
パタクリボー「まずいッ!」
マメクリボー「ルルさん逃げてー!!」
「え?」
特大の炎がルルを襲った。
「く…スーパースパイラルフレアー!!」
ルルの炎とクッパが吐く火炎がぶつかり合う。
クリボー「ルル...負けるな!!」
しかし明らかにルルが押されている。
ルルは仮面の下で汗だくになって歯を喰いしばっていた。とにかく、熱い。
炎を出し続ける手も、踏ん張る足も痺れてきた。
炎に飲まれて、楽になった、ほうが…
しかし次の瞬間、炎はぴたりと止んでいた。
「え…?」
煙の中、クッパの悲鳴とジュワジュワという恐ろしい音が聞こえた。
肉の焼ける匂い…
ルルは恐る恐る足を踏み出した。すると、床が無い。
床が陥没し、クッパは溶岩に落ちて悶えていた!
ルル「な!」
パタクリボー「やったぞ!誰かがトラップを起動させたんだ!」
ルルは周りを見渡した。
ヘイホーが斧を持ち上げていた。
パタクリボー「な、何故お前が...」
ヘイホー「まだわかんないかな。僕が誰かって。ねえ?先輩」
ルル「その小声は…」
ヘイホーは服と仮面を脱ぎ捨てた。
kotoが現れた。
タレ「うわあ出た!」
koto「幽霊みたいに言わないでください。斧で頭かち割るよ?」
カキボー「こえぇ...」
ルル「大丈夫です、この子は味方ですよー(´・∀・`)」
koto「にゃー。先輩を助けるために潜入してたの。」
さらにkotoは斧を一振りした。すると空間が裂けた。
koto「こっからあっちに帰れるよ!」
ルル「クッパも倒したし、これでHAPPY ENDですね!でも…」
ルルは肩を落とした。
「クリボーさんが…」
「何落ち込んでんだよ!気を付けて帰れよ!」
そこには元通りぷっくりしたクリボーの姿があった。
ルル「わあ!生きてたんですかああ!」
クリボー「勝手に殺すな!クリボーは上からの攻撃には弱いけど、生命力は強いからすぐ元に戻れるんだよ。」
そしてクリボーは言った。
「ありがとな。」
ルル「いえ、こちらこそ!世界は違いますけど、戦隊同士頑張っていきましょーね!」
クリボー「俺手ないから握手できないので足で握手…」
ルル「それは嫌ー!!」
キー「それじゃ、帰りましょう(❁´ω`❁)」
カキボー「バイバーイ。風邪ひくなよー」
CGRは空間の裂け目から元の世界に帰って行った。
裂け目は塞がり、クリボージャーは鼻歌交じりにアジトに帰って行った。
ひとけのなくなった3の砦では、カメックが溶岩に向かって杖を振り降ろしていた。
溶岩から引き揚げられたのは黒焦げになったハンマーブロスだった。
「ケケケ…影武者だって気付かなかったようだね。本物のクッパ様はこの程度じゃないよ、せいぜいいい気になっていることだね、クリボージャー…」
つづく(クリボージャーに)
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954 :黒帽子
2020/10/17(土) 10:45:17
ファミコンマリオの影武者設定を上手いこと盛り込んでてうまい
マリルイ3あたりの設定を混ぜ込むかなーって思ってたんがね
そしてヘイホー、奴はクッパ軍かどうかカウントしづらい奴の存在もいい感じだ
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955 :げらっち
2020/10/17(土) 11:45:37
おお
意外なことに意外な人から支持をいただいたぞ。
昔マリルイの小説を書いてたのもあるからな。マリレンジャー書こうか?
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956 :迅
2020/10/18(日) 12:15:06
「お願い、もう一度……力を貸して」
風が木の枝を揺らし、木漏れ日が差し込むカフェのテラス席にて、深々と頭を下げる木村。
しかし、彼女の目の前に座る少女はまるで醜い物を見る様な目で、彼女を睨み付ける。
「なに……都合の良い事言ってるんですか……?」
「……」
「貴方達はあの時!私を止めようとしなかった!止めて欲しかったのに……『私には仲間がいる』って実感させて欲しかったのに!なのに今更になって『力を貸して欲しい』?ふざけないで!」
少女・ルルは怒号を上げ、テーブルを強く叩きながら立ち上がる。そして、彼女は木村の胸ぐらを掴み上げ、自嘲気味に歪な笑みを浮かべた。
「私、この5年間で気付いたんですよ……私が最後の、七つ目のキャスストーンだって事に!」
「!!!」
刹那、木村の身体がビクッと震える。
そこで彼女は確信した。
───ああ、やはりそう言う事か。【お前らは、私がキャスストーンだと言う事実を知っておきながら、自分で気づくまで黙っていたのか】。
「私は貴方含むCGRのみんなを恨みましたよ。だって……私にだけ教えてくれないんだもん」
「ちがっ……!」
「何が違うんですか?貴方達は私だけ知らなかったのをいい事に、笑ってたんでしょ!?バカにしないでよ!」
申し訳なさそうに目線を逸らす木村を押し倒し、ルルは修羅の形相で睨み付ける。
「私は……仲間なんて信じない」
そして彼女は、吐き棄てるように呟いた。
──────
一方、別のカフェでは襲撃の後に合流した玲子と琴の2人が、ルルの説得に行った木村を待っていた。
「キーさん……大丈夫やろか……」
5年経った今でも、あの日の出来事が瞼の裏に蘇る。
焼け落ちる木村の別荘、まるで陽炎の様に炎の中で揺らめく巨大な影、抵抗する事さえ許されない程に理不尽で圧倒的な暴力による蹂躙。
あの日、ただ逃げる事しか出来なかった玲子は、己の無力さを誰よりも嘆き、怨み、悔やんだ。
「ウチにもっと力があれば……!」
「それは違うでしょ」
琴は口から血を流す程に歯を食いしばる玲子にピシャリと告げ、彼女の手を優しくそっと握る。
「私もキーも、アイツには全く歯が立たなかった。全部貴方が悪いんじゃない、私達の責任でもある」
「でも……!」
「あの子(ルル)が戻って来さえすれば、こっち側の戦力は増強される。もっとも、戻って来るかどうかは全てキーの説得にかかってるけどね」
「!じゃあ───」
「きゃぁぁぁぁあ!!!」
「「!?」」
刹那、市街地に甲高い悲鳴が響き渡り、数秒後に爆発音。慌ててカフェから飛び出した2人の目の前には、両手にグレネードランチャーを持ったガスマスクの男が人混みの中央に佇んでいた。
[返信][
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957 :げらっち
2020/10/19(月) 01:59:11
CGRキャラ図鑑8
犬又美羽(イヌマタミウ)
12歳。
一人称 私
真理類学園6-2所属。
主人公ルルのアンチテーゼ的キャラ。
母親がPTA会長かつ先生の前ではイイコなので6-2では学級委員長の座についている。
だが裏の顔はクラスの女子を牛耳るいじめっ子で取り巻き多数。まあ所詮は金づるだが。
いじめの内容はルルを集団で殴る、靴を隠す、トイレに閉じ込める、本人の聞いている所で大声で陰口を叩くなど陰湿かつ嗜虐的。
その正体はキャスストーンであり、実はルルと全く同じ生い立ちだったりする…
ルルをいじめていたのはルルに対する憧れや嫉妬もあったと思われる。
【家族構成】
ルルと同じく養子。ルルとは違い本人もそのことを知っている。両親はそれなりに金持ち。
ミウ最推し(ミウサイオシ)…従者。
怪人名はヲタク怪人ミウ最推し。キャスガーディアン7つ子のうちの五男。
ルル最推しと比べてもヲタク度が高く、美羽を溺愛している。第9話で敗退。
磯瑛那(イソエイナ)…取り巻きA。
背が学年の女子で一番高く、腕っぷしの強い正統派いじめっ子。
髪が長い。これでも顔はいいほう。無論いじめっ子グループの中ではだが。いじめ中は下衆顔になる。
そして見た目によらず美羽以上に頭が悪い。弱者をいじめることで快感を得るいじめっ子中のいじめっ子。
美羽がキャスストーンとしてメンズスターの手に渡った後はクラスの裏社会のTOPに上り詰めるも…
第16話にて、黄色のCGRスーツを着てルルを尾行していた際りんごに誤認されサイバーダウンに惨殺される。
なお美羽には個人的借金が8万円あり、別に友達だと思ってるわけじゃない。美香とは友達。
好きな食べ物は菓子パン。
麦田美香(ムギタミカ)…取り巻きB。
でぶい。クラスで1番頭が悪く基本それなですwwwwwしか喋れない。
美羽と瑛那にくっついており、個人的悪感情無しにルルらをいじめるいじめマシーン。
出番は瑛那より少ない。第16話で瑛那と共に殺害される。
好きな食べ物はコーラ。これは飲み物だが。ちなみにカレーも飲み物。
猫野瑠々(ネツノドハナニルルガキク)…標的A。メインディッシュ。
大石真白(オオイシマシロ)…標的B。副菜。
6-2の地味女子だったが美羽亡き後の学級委員長になったため瑛那らに標的にされる。
その正体はフジシで、いじめを屁ともしないしたたか者。
第9話でルルの親友になるもフジシ菌を感染させないか心配である。
眼鏡。好きな食べ物はプリン。兄がいる。
メンズスター神…キャスストーンの鎧とも言うべき兵器。第11話で破壊されるも第17話で再登場。
【容姿】
あまり可愛くない…
が、本人はモデルになれるくらい可愛いと思ってる。
出っ歯。
黒髪のミディアム。これはルルと同じ。
身長は低い。
瑛那>美香>>ルル>美羽>真白
こんな感じ。
【能力】
話し方からも分かるように頭は悪めだがこれでも塾通いである。
運動神経はそこそこで、習い事で野球をやっている。ただし腕っぷしは弱く単体だとルルに負ける。
また、正体がキャスストーンであるからして相当な魔力を所持しているんじゃないか…と考えることも可能。
本当はCGRに入れるポテンシャルがあった?
【嗜好等】
ルルとは正反対でのらりくらりと話す。
雑誌やおしゃれが好き。
実はベジタリアンで好きな食べ物はサニーレタス。
💘の絵文字が見えたらやつが現れる予兆。直ちに避難しよう。
【キャラとして】
脇役では群を抜いて面白く書けたキャラwww
リアルでもルルをいじめて部引退に追い込んだ美羽だが上手くアレンジできましたね。いじめ小説作者がいじめっ子キャラになってるのがミソなのよ。
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958 :迅
2020/10/19(月) 20:40:15
琴はキズナフォンを右手に構え、両腕をダラリと下げるガスマスクの男を見て舌打ちする。
「まさかアイツが来るなんてね……!!」
「なんや、琴の知り合いなんか?」
「少しね」
琴に続き、遅れて左手に薄緑色のキズナフォンを構える玲子。そして2人はキズナフォンを持った手を前に突き出し、変身の合言葉を叫ぶ!
「「コミュニティアプリ、起動!」」
刹那、玲子の足元に草花が生い茂り、琴の背後から紫色のドロドロしたオーラが迸る。そして2つは2人の身体を包み込み、緑と紫のスーツを纏った姿へと変える。
対するガスマスクの男は、その一連の光景をただぼんやりと眺めているだけだった。
「草の猛者!ガールズグリーン!」
「病み上がりの武者、ガールズバイオレット」
「「キズナ戦隊!コミュニティガールズレンジャー!」」
2人は名乗りと共に決めポーズをキメ、背後で謎の巨大な爆発が起きると共に名乗る。
「メンズスター突撃部隊隊長・ボーンクラッシャー」
ガスマスクの男はボソボソした声で名乗り、すかさず4回、グレネードランチャーの引き金を引く。ガオンッ!と獣の咆哮もかくやの轟音と共に、ランチャーの砲口から放たれるは大質量の榴弾。
ランチャーから打ち出された計8発の榴弾は、CGRの2人をチリも残さず粉砕する────
「プロテクトツリー!」
しかし、そこはCGR。玲子は地面に拳を打ち付けると、巨大なもみの木が地面から生え伸び、降り注ぐ榴弾の驟雨から2人を守る壁となる。
「どうや!」
「ほう……」
ボーンクラッシャーは両太腿のホルスターにグレネードランチャーを納め、腰裏に装備した鞘の中から大振りな2本のナイフを抜き放つ。
「遠距離戦は不利と判断、近接先頭に移行」
彼は機械的な声色で告げ、獲物を定めた狩猟豹(チーター)の如く身を低く屈めた次の瞬間、玲子と琴が反応出来ない速度で跳躍した。
「「!?」」
そして彼は2人の背後に着地。玲子も遅れて反応するが、遅過ぎる。
「早───!」
「亡べ」
ボーンクラッシャーは玲子の喉元にナイフを突き出し、彼女は逃れられぬ『死』を覚悟した───
しかし
「!!!」
突如現れた夥しい数の炎の槍がボーンクラッシャーの身体を貫き、数メートル程横にぶっ飛ばす。
しかし彼とて簡単にやられず、吹き飛ばされる途中器用に受け身を取り、転がりながら起き上がる。
そして折れたナイフを投げ棄て、代わりに両太腿のホルスターからグレネードランチャーを取り出した彼は、炎の槍が現れた方向を睨み付ける。
「ホンマか……!?」
「やったんだね、キー……」
「貴様は……!」
ボーンクラッシャーと琴、そして玲子の視線の先には、燃え上がる焔を背にしたルルが立っていた。
[返信][
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959 :げらっち
2020/10/20(火) 00:56:02
>さすが…ちゃんとタレが左利きになっている!
CGRキャラ図鑑9
林茜(ハヤシアカネ)
13歳。
一人称 俺、うち、僕ちん等
兵派亜中等学校1-3所属。
東京生まれ東京育ちのパリピ。
CGRの中では最も女子っぽい女子でやんちゃ、ミーハー、あほ中のあほ。しらす(。∀ ゚)
タレとは相棒同士。しかし喧嘩っ早い性格なのでタレやルル、kotoとよく揉め事を起こす。
だが悪い子ではなく、不器用なだけで仲間想いの寂しがり屋なのである。
なおタレとりんごはテニス部所属。
【家族構成】
林かのこ(ハヤシカノコ)…姉。
25歳の保育士。両親は仕事の都合で別居しており、りんごの面倒はかのこが見ている。
第14話でレッドナカイに襲われるも救出され生存。身長はりんごと同じ155cm。
塩田アキ(シオタアキ)…クラスメイトで百、合彼女。
しかし兵中の戦いでメンズスターに誘拐され、正体はキャスストーンの1つであったことが判明。
実は6番目(ルルに次いで新しい)のキャスストーンであり、美羽より生まれが遅い。背が低いのはそのため?
【容姿】
セミロングの茶髪。童顔。
兵中の制服をルーズに着ている。スカート丈が短い。
低身長気味で、ルルに抜かされた!
CGRジンクスで安定して色気は無い。
【能力】
何でCGRに入れたのか疑問なレベルで低い。
多分タレのおまけとしてスカウトされたのだろう。雪華司令は適当な人だからなあ。
電気の使者・ガールズイエローに変身。変身できるってことは一応キズナパワーが高いようだ。びっくり。
しかし魔力は超弱いオチコボレー…
致死量電圧スタン・ガーンは自身で命名しているだけで全然致死量じゃない。完全にルルの下位互換のエレメントである。
最終手段として、電気のエレメントを最大限まで高めオーバーヒートさせる自爆魔法を体得している。が、強さは並で自身は大火傷を負う欠陥ががが
一応体術面ではルルよりは強い。男子とよく喧嘩するから…
【嗜好等】
CGRでは唯一の陽キャ。
身体を密着させてのスキンシップを取りがち。ビ○ンなのはモデルの人物がそうだから ですわぁ
好きな食べ物はタピオカ、りんご。りんごは自身の渾名にしているほど好き。特にアップルパイが好きそうだ。
中性的な声を出すのが特技。
なお各人の項で書き忘れたが作中での声のイメージ
タレ 甲高い
koto 高い
キー 高い(半分裏声)
ルル・りんご 普通
雪華 やや低い
潤・美羽 低い
【キャラとして】
オチコボレーなのが気に入ってるwwwタレとの絡みが◎
しかし読者からはウケず不人気キャラに……
[返信][
編集]
960 :げらっち
2020/10/20(火) 01:00:36
CGRキャラ図鑑10
部長ゲラッチ
22歳。
一人称 私
メンズスター日本支部・部長その人。
元革命一家メリルイ部の部長。
15歳でレナックと共にメリルイ部を結成。数々の敵対革命家やマフィア、愚連隊を潰して来た。
ただのテロリストではなく日本を新たなる国に変えようという意志の元で動いており、無闇な殺生は嫌っていた。
高い戦闘力と柔軟な立ち回り、人を見抜く眼を持ちチート級のカリスマと称される。
ゲラッチの思想に共感し入部した雪華に恋する。
16歳の頃、リッチヅノーに敗北し死にかけ、ダークゲラッチとして蘇生させられる。
同時に部の全権を掌握され、メリルイ部はメンズスター日本支部としてリッチヅノーの統治下に置かれる。
闇落ちしてからは以前のような穏やかな物腰を残しつつも、どこか冷徹で感情の読めない人物となった。
雪華の事は完全に捨て、リッチヅノーのためにキャスストーンを蒐集することに拘る。
…だが僅かな良心は残っていたようだ。
第12話で雪華の変わらぬ愛に触れ一瞬だが正気を取り戻す。が、直後にリッチヅノーの声に促され雪華を射殺。
その後は良心の呵責に耐え兼ね本来の力を発揮できず、支部をリッチヅノーに明け渡してしまう。
第17話で苦しむルルの姿や離反したクロボー師に心を動かされ反旗を翻し、ルルからも受け入れられる。
若かりし頃の野心は消え、平和な日常に満足しているそうな。
口癖はチートky(黙
あはっはっは・・・
【家族構成】
koto
実妹にしてメリルイ部の諜報員。詳細は本人の項(キャラ図鑑11)を参照。
副部長レナック
メリルイ部の副部長。
雪華の走馬灯シーンにのみ登場。メリルイ部解散後の消息は不明。
クソゲー軍曹
メリルイ部の幹部。軍部を指揮する。
ゲラッチに心酔しているが、やや卑屈な性格。メンズスターに吸収される少し前に戦死している。
第7話で蘇るも、昔の同胞であるkotoに成仏させられる。
最後は他キャラと一緒に大団円に参加する案もあったが…ポジションが微妙だったので復活せず、16号的な位置づけになってしまった!
洗脳怪人ユメチビ
部下。
最古参のメンズスター怪人。ゲラッチと同じ22歳。ルルより背が低い。
Γ字の棒を使い人を操る。
作戦のバックアップや下準備に徹する陰の功労者。部長からの信頼も厚く、副部長に任命される。
しかしゲラッチらが作戦実行中はゲラフィーで留守番していることも多く影が…薄い。
果実怪人レモーン
部下。
レモンの被り物をした少年。果実怪人の特徴としては中性的である。
番外編において3度に渡りCGR抹殺を企てるも悉く失敗。
死の花怪人→PLAYBACK怪人ハローデス
部下。
仮面をつけた長身の男性。紫の薔薇がお好き。迅と比べてもチュウニビョウな発言が目立つ。
メンズスターの一般怪人の中では強いほう。第4話ではノッコと共に出撃するも敗死、第8話でkotoの魔力により蘇るも再び敗北。
その後は野良怪人としてCGRを付け狙っている…が、実はCGRを応援していた?
海人タコゾウ
迅の生み出した怪物。
第3話で敗北した後は少年ホリ太に転生しCGRのお友達になる。
HKKと行動を共にすることが多く、その際は辛辣なツッコミ役となる。飄々とした性格。
キノコ怪人超ウルトラハイパーグレートキングキノボー
下っ端。
量産型キノボーの上級種。略称HKK(タレが命名)。第1話で敗北した後は敵か味方かよくわからないポジションに。
結局後半大した活躍が無いままフェードアウト。ジャージャーと同じくウザキャラが祟って出番減らされたんや…
【容姿】
奇抜な服装、奇抜な眼鏡、鋭い目つき。
抽象的か?
髪はもっさりしている。背はふつうかちょっと高い程度。痩せ型。
足のサイズが24と身長の割に小さい。
スリ足気味…どうでもいいね?
【能力】
チート級スパイラルレーザーの威力は超強力。なんたってチートky(黙
作中ではチート級スパイラルレーザー以外の攻撃をほとんど使っていないが、武芸十八般を極めたエリート。
だが注目すべきはその統率力だろうか。クロボー師や迅などのくせ者も(一応)従えている。
【嗜好等】
どこか悲哀を感じる悪役を書いてみた…つもり…
でも基本はふざけてる。
雪華と別れた代償としてロリ○ンになったとされるがこれは生まれつき……
キャスストーン蒐集目的以外の趣味として多数の女児を誘拐しゴスロリ服を着せゲラッチ帝国の住人にさせようとしている。
【キャラとして】
わしです。
自分って書きづらいねえ←
[返信][
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961 :迅
2020/10/20(火) 22:19:21
ボーンクラッシャーvsコミュニティガールズレンジャー、どっちが勝つか予想出来るかな?
[返信][
編集]
962 :超ウルトラハイパーグレートキングクリボー
2020/10/20(火) 22:20:51
迅さんなら悪を勝たせかね...いや、分からんぞこれは
やはりCGRが勝つに1票
[返信][
編集]
963 :すき焼きのタレ
2020/10/20(火) 22:22:18
ボーンクラッシャー(˙◁˙◁˙)/
[返信][
編集]
964 :迅
2020/10/21(水) 17:32:13
「貴様が……ルル……」
「そうだけど……私の仲間が世話になったようで」
瞬間、ボーンクラッシャーの背後から赤黒いオーラが滲み出し、ルルの焔も負けじと燃え上がる。
相対するは『正義』と『征義』、ボーンクラッシャーはグレネードランチャーを構え、ほぼ同時に両手を水平に上げ、無数の炎の剣を生み出すルル。
彼女はボーンクラッシャーに無数の焔剣の切先を差し向け、睥睨すると目の前の破壊者に告げる。
「死なない程度に……殺してあげる」
「やってみろ」
刹那、交差する『業火』と『爆炎』。
ボーンクラッシャーは連続でグレネードランチャーの引き金を引き、雨霰の如く砲口から撃ち出された榴弾の嵐が、走り出すルルの眼前に迫り来る。
対する彼女は炎の剣を巧みに操り榴弾の悉くを斬り落とし、ボーンクラッシャーとの距離を詰める。両者の距離は約数十センチ。お互いの拳が届く距離に入り、ボーンクラッシャーは予備のナイフを鞘から抜き、ルルは炎を纏った拳に力を込める。
「はぁぁあっ!」
「シャァァァッ!」
炎を纏ったルルの拳はボーンクラッシャーのナイフとぶつかり合い、その衝撃で周囲が連鎖爆発を引き起こす。2人の戦いについて行けず、玲子は焦りを隠さない口調で冷や汗を流す琴に問いかける。
「琴!ウチらはどないすればええねん!」
「解らない……!次元が違い過ぎる……!」
「2人とも!遅れてすみません!」
玲子と琴は2人の戦闘に圧倒されていると、遅れて駆けつけた木村が2人の下に駆け寄る。頼れるリーダーの到着に、玲子はマスク越しに笑みを浮かべた。
「キーさん!」
「無事だったんだね……ルルは今、アイツと戦ってるよ」
「私達も加勢します!先に行ってて下さい!」
「おうよ!」
「任せといて……!」
彼女の声に頷き、スーツによって強化された身体能力を駆使し、2人はルルの下へ走り出す。
そしてその後ろで、呼吸を整えるべく小さく深呼吸した木村はキズナフォンを構えた両手を前に突き出し、2人と同じ変身コードを叫んだ。
「コミュニティアプリ、起動!」
彼女の叫び声と共に、薄桃色の突風が木村の身体を包み込む。そして突風はピンク色のスーツを形成し、木村は玲子や琴と同じ姿に変身した。
「風の賢者、ガールズピンク……!」
変身を終えた彼女は名乗り、渦巻く風の中から一対の双剣を取り出す。
「待っててね……ルル。今、行きますから……!」
そして、彼女は風を操作して創り出した竜巻の上に乗り、聳え立つ爆炎の柱に向かって飛び立った。
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965 :黒帽子
2020/10/23(金) 15:42:15
クソゲー将軍がモデル人物通りお気持ち表明レベルの長文台詞だったら今頃もうこのスレも埋まってるだろうね
CGRの世界では全員スマホ、タブレット、PC、DSなどの類で文章を入力して文字を視覚化・音声化しているor顔文字などが視覚化される術を身に着けていると解釈しています
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966 :迅
2020/10/23(金) 18:18:21
「オァアッ!!」
「ッ……!」
一方、ボーンクラッシャーの猛攻はスピードを増し始め、ルルは徐々に押され始めていた。
彼は全身から赤黒いオーラを迸らせ、近づけばナイフと拳打、そして怯んで距離を取ろうとすればグレネードランチャーを無闇矢鱈にブッ放す。
一見すればただ暴れ回っているだけのようにも見えるが、実はこれが恐ろしく効果的なのだ。
「ガハッ!」
速過ぎる、動きについて行けない。
しかしボーンクラッシャーの止まる事を知らず、嵐の如き猛攻はルルの華奢な肉体を捉え始めた。
「バッシャ"ァァァ"ァ"ァッ"!!!」
彼は理性を失った獣のような咆哮を上げ、体勢を立て直す暇すら与えない怒涛の猛攻を繰り返す。
形勢は一気に逆転し、ルルは猛撃の合間合間を縫って回避する事しか出来ず、反撃に移ろうにも下手に手を打てばその瞬間にジ・エンド。
「(何か打開出来る手段は……!)」
「ルルー!!」
すると、どこからか自分の名を呼ぶ声。
目の前にはナイフを振りかぶるボーンクラッシャー、そして次の瞬間、地面から生えた蔓がボーンクラッシャーを絡め取った。
ルルは蔓の出所に目を向けると、地面に拳を打ちつけた玲子はニッと勝気な笑みを浮かべた。
「バインドヴァイン!」
「玲子!」
「私もいるよぉ……!」
玲子と入れ替わるように現れた琴はルルの前に立ち、蔓を引き千切ったボーンクラッシャーの一撃を日本刀で防ぐが、重さに苦悶の声を漏らす。
「琴さん……!」
「ルルちゃん!これを!」
「!?」
少し遅れて登場した木村から四角い物体を投げ渡されたルルは、己が身体の内側に眠る燻っていたエレメントが再び燃え始めた様な感覚を得る。
「これは……!?」
「ルルちゃん!変身を!」
「頼むでルル!」
「これ以上抑えられそうにないからね……!」
「───!」
どくん、どくんと、心の臓が鼓動を鳴らし、それに呼応するように金色のキズナフォンは光を放つ。
「猫野"瑠"々ゥ"ゥ"ゥゥゥゥ"ゥ"ゥ"ゥゥ"!!!」
「コミュニティアプリ……」
木村達の防衛線を退け、修羅の形相でルルの頭上に飛び上がるボーンクラッシャー。対する彼女はキズナフォンを持った右手を天に掲げ、キズナの合言葉を叫んだ。
「起動!!!」
刹那、飛び掛かるボーンクラッシャーを軽々と吹き飛ばし、煌々と真紅の炎が燃え上がる。
炎はやがて彼女の体を包み込み、炎と同じ真紅のスーツを形成する。
「ガールズレッド・レクイエム!」
彼女は真紅の炎を纏い、『信頼出来る仲間』と共に、眼前の悪鬼羅刹と対峙する。
「さぁ……行きましょう!」
「「「応ッ!」」」
「クフフ……クハハハハハハハ!」
煌めく炎と淀んだ炎、表裏一体にして相反する2つの炎は衝突し、世界を純白に染め上げた。
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967 :迅
2020/10/23(金) 23:40:55
これでifはガチで終わりな!?これ以上書くと多分あと5レスは消費する羽目になる!あと、たぶんだけど俺の体力が保たない!
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968 :げらっち
2020/10/23(金) 23:55:04
>お疲れ~ なおレス数残り少ないため感想は本部など他スレでお願いします!
CGRキャラ図鑑11
影原琴美(カゲハラコトミ)
19歳。
一人称 僕、私等
ゲラッチの妹で、元メリルイ部の諜報員koto。
ゲラッチ闇落ち後は雪華の前からも姿を消し、宇宙からCGRとメンズスターの動きを高みの見物していた。
第7話で地球に帰還する。宇宙から来た猫、すぺーすきゃっとである。
その後はCGRの追加戦士としてルルらに味方する。
kotoは元々CGRのメンバーでなかったにもかかわらず、初めてルルと会った時には既に変身能力を身に付けていた。明らかにおかしい。
これ実はkotoのみ他メンバーと変身する過程・魔力の源が違うことを意味する。
kotoはキズナパワーで変身していない。
kotoの魔力は火(ルルりんご)水(潤雪華)土(タレ雪華)風(キー)のエレメントから外れた闇の魔力、つまりダークゲラッチやリッチヅノーと近い魔法を使用しているのである。
これに関しては最終話で動きがあるかも…
kotoは元々極度のブラコンでありゲラッチの妄信者だったが、現在はルルに何か絆のようなものを感じている模様。
ルルの創った新世界で彼女はどう動くのか?
【家族構成】
ゲラッチ
兄。何かと近い物を感じる。
めいチャン
乗り物。機械仕掛けの蜘蛛。
なゃるチャンの手下を無理矢理改造した物なので微弱だが意識があり、kotoとのみ意思疎通が可能。
実は宇宙船も兼ねており、kotoはこれに乗って宇宙から戦いの様子を俯瞰していたことも。第11話で損壊した後は出番が無い。
なゃるチャン
乗り物2。その正体は神。
【容姿】
下ろすと腰まで届くほど長い黒髪。普段はポニーテールにしていることも。
眼鏡その3。
兄と同じく目つきが悪い。
ぷっくりした丸顔。かわいい。これ個人の感想か
身長は小学生に間違えられる程で、ルルの方が高い。かわいい。
身体は柔らかい。
露出度低めの服が多い。
【能力】
病み上がりの武者ガールズバイオレットに変身。今考えると適当なネーミングだ…一応病みと闇をかけている。
先述の通り1人だけ異質な魔法を使い、ナイフや日本刀を出現させて戦う。
死んだハローデスを蘇らせたりと黒魔術のような能力も有す。
いじめっ子軍団を1人で壊滅させる等武術にも秀でているが、ヒキコモリなのでばてやすい。
お日様の外に出られるのは3時間が限界である。なおめいチャンに乗ることで外出時間を多少は伸ばせる。
メリルイ部時代はスパイ活動を主としていた為頭はキレる。が、中学を出てから進学歴が無いのでお勉強には弱かったり。(なお雪華は高校を中退)
そしてめんへらなので人とのかかわりが苦手。3人以上のコミュニティは避けたいほう。トラブルメーカー。
一方で好きな人には依存する傾向にあるようだ。
【嗜好等】
極度のやんでれ。
猫被った性格だが容赦なく言う時は言う。嫌いな人にはとことん辛辣。
ボディタッチやスキンシップは嫌い。可愛いから撫でようとすると逃げてゆく。
一方で好きな食べ物はマカロン(フランボワーズ)というお茶目な面も。甘い物全般が好き。特に苺。
自転車に乗れないのでCGRサイクルを保有していない。
誰も聞き取れないレベルの小声で話す。
【キャラとして】
途中参加なので馴染めるか心配したが、現実でのキャラも相まって第三勢力的ポジションに上手くあて嵌められたと思う。
だがCGR最大の心残りとしては、kotoを活かしきれなかったー!
最終回で少しは挽回させるが、裏主人公としてもうちょっと出すべきだったなと思う…
ルルや雪華、ゲラッチとの絡みをもう少し書きたかった。新作では是非。
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969 :げらっち
2020/10/24(土) 16:45:08
最終話
「猫野瑠々…神様にでもなったつもり?」
青白い脳みそが脈動している。
「きみはこの世界を創り変えた。都合のいいようにね。ぼくの存在など消してしまったわけだ。」
「だけど、ぼくは生きてる。お生憎様だねwぼくは生きてるんだ。」
「瑕疵です、瑕疵があったのです。」
男は冷や汗を流し釈明する。
「犬又美羽のキャスストーンは不完全でした。ひびが入っていたのです。」
「つまりキャスストーンの威力は乗算されるどころか、除算され、宇宙を創り変えるほどの力は持ちませんでした!地球の空間を、時間を、書き直すに過ぎなかったのです。それは宇宙ではごくありふれたことです。そうです、月にいる私たちには。影響を及ぼさなかったのです!!」
男はそう言い終えると、どうだ!という表情でドームの中心に浮かぶ脳髄を見上げた。
汗が滴り落ちる。
くぐもったような低い声が返答した。
「へえ…w随分と都合のいい解釈だね。君らしいや、キャスガーディアンのルル最推しs?そんな頭の悪い言い訳でぼくを納得させられると本当に思ってる?だとしたらきみは、底辺の、クズだね…w」
脳髄は赤く発光する。
今やルル最推しの目は恐怖に見開かれていた。
「ぼくはこう思うな。これは世界が、ぼくに与えたチャンスだと。猫野瑠々を 殺 せ ってねw不死の身体も、偉大なる頭脳も、この世界も、くれてやる。ぼくはただ、奴を 殺 す w」
ルル最推しは面喰らっていた。
しかし数秒後、ようやく意味を理解したようでニパッとほくそ笑んだ。
そして次の瞬間。
リッチヅノーの触手の一つが彼を振り払った。
ドームの天窓が割れ、哀れルル最推しの身体は宇宙へと放り出されていた。
「えっなんで~!!」
「邪魔だよ。」
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970 :げらっち
2020/10/24(土) 17:08:32
こちら地球。
2月の冷たい朝、真理類学園の校門前にて。
「先輩~!」
道の反対側から小柄なショートヘアの児童が走ってきた。紫色のランドセルにはカービィのストラップを付けている。
「あめちゃんおはよ!」
「おはよぉございますぅー!今日も寒いダスね。」
あめちゃんと呼ばれた児童は二木潤の妹、二木雨である。真理類学園5-1に所属している。
「そーいや聞きましたよ!卒業生の生徒代表に選ばれたらしいっスね。」
「別に代表って言っても全然すごくないよ💦なんか卒業式で、スピーチしたりするだけ!」
「それ十分すごいって!ちゃんみうは学級委員長なのに選ばれなかったんだよ?ま、あいつ親がPTA会長だから偉ぶってるだけだけどね」
一緒に登校していた真白もはやしたてる。
「とにかくすごいです、ルル先輩(*˘︶˘*)」
「いやあー・・・」
ルルは間が持たないというようにパーカーの紐をいじくり、別の話題を投げかける。
「昨日の“死滅の刃”見た?」
しかしルルの心は舞い上がっていた。
もう、ずっと昔の話みたい。
CGR…コミュニティガールズレンジャーを名乗っていたころ。
アノ日々は毎日が戦争だった。
毎日戦って、傷ついて、泣いて、傷つけて、また泣いて…
でもこの世界には、そんなものは存在しない。
私は1人の女の子として、小学校を卒業する。それが、どんなに幸福で、どんなに奇跡的なことか……
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