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┗月時雨に詠う(183-192/232)
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192 :
忍足侑士
2011/06/16 11:04
腕の中、甘える様に身を寄せる景吾を抱き締めて
此奴が胸に抱えて居た沢山の不安やもどかしさを垣間見た昨晩、
…もっと早ように謂うたらえぇんに、限界まで我慢しよる景吾の忍耐強さに、思わず溜息が出てしもた
漸く聞けた、彼の不安
纏まる言葉を探して、意識さ迷わせとった此処暫くの期間は本真しんどかったやろうと思う
俺が今阿呆みたいに忙しいて、景吾は景吾で気遣いから遠慮してしもたんやろうとは解っとった
…せやけど、どない俺が忙しいかて、もう独りで不安抱えるんはアカンで?
ちゃんと謂いや、聞くしか出来へんでも聞いたるさかい無理して強く在ろうとせんでえぇ。
こないだ景吾と見た蛍、彼の瞳を揺らした滴の正体も漸く解った。
光の乱舞に、生命の煌めきに
優しい彼の心から溢れた其れは、決して弱さからやない。
せやから、もう心を偽らんで
>御前の裸の心…俺に全部見せや、景。
.
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191 :
跡部景吾
2011/06/13 19:45
#Scean "Una lucciola"
(ひかり、詠う残響の)
>螢、月涼し梅雨名残。
在りし刻限に唯、いのち焔す揺らめく奇跡と軌跡の峡に美しき殺那を抱き。
蜜彩の螢火を散らし乍幻想の現を降らす其れは、胸挟まれ往く季節、――仄雪の様だった。
彼奴の腕に体温を潜め、切り取られた一夜の残光。
ほンの一瞬、目眩くブレた己の瞼膨らます正体から必死に眼孔を背ける、
――…侑士から伝わるぬくもりが甘滴に為ったに違いねェと、
>>
此処に世話ン為ってからヒトツ、巡る月。
亦明日出逢うだろう二人の想出に、感謝の花束を添えて。
然云やァ、捲る次は七夕。御前と此の話題が出なかったなァ、と今更。
.
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190 :
忍足侑士
2011/06/07 01:33
>梅雨の中休み、
久々に湿度の少な目な天気のえぇ日やって、
遅い時間から出掛けた学校の行き道、蒸し暑さに吹き出す汗も感じない儘駅へ。
教室は立地の所為か剰り風通しがようないて一日暑い想いはしたものの、
何処か夏を連想させる太陽の日差しに、一足早い夏を体感したような一日やったわ。
―――此の季節の夜、湿気孕む葉から立ち上る水滴が夜気に混じって鼻先を擽る独特の馨りが俺は好きや。
雨が降る前に似た馨り、新緑の息吹を強く感じる緑葉の息吹に大きく息吸って馨りを満たした帰り道。
景吾、そろそろ蛍が飛びそうや。
++++
景吾の調子がようない、
何や重なる時て本真運悪く重なってまうんやなと
渋い貌で重たい溜息を吐く彼の髪を撫でながら、俺は早う回復したらえぇなと心の中強く思う殊しか出来へんで。
>元気のない君の笑顔は苦しい、
早よ、ようなりや?
ちゃんと傍に居るからな。
.
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189 :
跡部景吾
2011/06/03 12:25
>20110528
侑士と過ごす、時間。
相変わらず俺達に噺の途切れってのは視えねェが、ヒトツ変わったのは其処に頭撫でる以外の温もりが増えた事。
然う云や彼奴が、五月を長いと感じてた理由を聴け無かった儘にもう六月だ。
梅雨が白露を連れて、
瑞々しくも息吹きに萌ゆる碧を濡らす。
―――夏が、始まろうと為て居る。
>>
何度も梦奪う網膜の残像、
嗚呼――…脆弱、所謂は愚かな弱者の振りよ、と嘲笑うオルゴォル。
堰を切ったら最期、塵程に馬鹿みてェな下らない事。ンな陳腐な己に、イイ加減ウンザリ為てきやがる。
心配掛けてる優しく穏やかな寝貌に、
>(震える口唇を、必死に咬む)
久方、吹風く雲無き灰蒼の穹に酷く安堵を憶えた。
#彼奴にも、同じ穹が降ってるだろうか。
.
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188 :
忍足侑士
2011/06/01 04:03
何や予想外の忙しさに日々どないしたらえぇんか毎日毎日試行錯誤、
景吾とも殆ど一緒に過ごされへんで、屹度仰山寂しい想いさせとるんやないかて本真心が痛い。
躰はくたくたに疲れとるんに、神経だけ冴えてしもて
眠らなて目ェ瞑った処で瞼閉じただけの状態、
…頭ン中、景吾の殊ばかり考えて、アカン。
景吾、おはようて毎朝謂うたれへんで堪忍な?
せやけど、何しとっても何処に居っても御前の殊しか考えてへんのや。
>もっと仰山、君と過ごす時間が欲しい
++++
こないだ久々に景吾とデートして来た。
…て謂うても部屋でのんびり会話して終わってしもたんやけど、久々に間近に感じた体温と共に過ごした数時間、本真に幸せやった。
今度はもっと甘い時間過ごそうな。約束やで?
>君を吐息を聞きながら、愛しい温もりを抱き締めて越える夜、
>元気のない、
>君の心が心配で堪らへん
心配事は、隠さずに謂わなアカンで?
.
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187 :
跡部景吾
2011/05/25 18:16
#Scean "La luna"
(雨潤む羽音、月にひらひら)
彼奴が、無防備の名残を抱く、其の所作が堪らなく好きだ。
(勿論――…景吾、と鼓膜甘やかす極上のヴェルヴェットも)
剥出す鼓動を内包為るのは物謂わぬ背表――だからこそ其れは誉崇き孤高、然う鼓舞し奮い起たせて居た。故に少し許、己が弱味と認めねェ擽る何かを掴まれる様な。
>>
>>
つうかテメェはよォ、
>何 、人 の 恥 部 を バ ラ し て や が る。
エア耳にきゅん、しちまっただろうが(…)
期限無き、すたんぷかーど。
侑士と伴に抱き締める沢山の軌跡の、たいせつなたいせつな。
>ひと かけら
.
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186 :
忍足侑士
2011/05/24 23:50
雨の飛沫に制服の裾濡らし出掛けた今朝
緑の葉、屋根伝い落つる雨音の奏に耳を澄まして
時に激しく身を濡らす銀雨に、誰かみたいやとふと笑みを漏らした
春の雨、夏を呼ぶ其の音と何処か優しい空気
纏う雨が暖かく優しいと感じたんは、御前と伴に在るようになってから
++++
…景吾が可愛ぇ(笑)
寝際のcall、梦の中拐われる間際の景吾に毎日きゅん、や。
昨夜時間が行き違った夜、俺と睡眠時間がずれてしもた景吾の、しゅんと垂れたエア耳が容易に想像出来よる。
本真どないしたろか…なァ、景吾?
++++
…アカン、男に綺麗はないやろ(笑)
俺かてあの桜吹雪の宵闇、御前の憂い含む柔らかな雰囲気に見蕩れとったわ、
彼の時はこないな縁繋ぐ殊になるなん、想像してへんかった。
>すたんぷ貯まったら、餌入れ買いに行こな。
二人の秘密、
.
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185 :
跡部景吾
2011/05/20 12:23
ナイル・ブルーへ浮かぶ秘めたバニヤンスイート、
プルメリア咲く乳白のリネンが交じる熱に善がり、
躯の隅々迄、置かれる濡れに愛撫為れ御前が暴く情欲に、…銀雨は歓悦に悶える程のスコォルだと白々しく一笑為て遣るよ。
>(甚だ、ンな余裕は――)
>>
侑士との初会、何て綺麗に微笑う奴だろうかと暫し視惚れてたのを良く憶えてる。…何かが溢れ落ちた様な貌が剰りに綺麗で、
>(巻戻し想い浮かべる、過去の始まりは何時も彼の、凪食む桜の夜だと気付く)
其れから仄かな…――ちいさなちいさな光源は。
時には真直な芯で、時には甘く綻び。
時には、屈託無き無垢な仔みてェに笑ってンだぜ?
>――…なァンて、後は勿体ねェから俺だけの宝珠。
#Scean "pioggia"
(晒した肌、抱かれる雨)
.
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184 :
忍足侑士
2011/05/18 22:06
御帰り、の聲と伴に抱き絞めた温もり
直ぐ様胸元に預けられる君の重みを抱き直しては御疲れさんやったなと耳元で囁く
一日厳しい貌して頑張って来た御前の、其の貌が緩む刹那…見える素顔
安堵したように腕中で吐息落とし、緩く閉じられる彼双眸に接吻を落としては
暫しの眠りに拐われる御前の髪を柔らかと幾度梳いて
――傍に居るから、如何か幸せに微睡みながら優しい梦を
俺の体温が御前の梦の中迄侵食して、心の中僅かと滞る不安さえも暖かく抱き締めて遣れたらて強く願う。
起きたら遠慮せんと聲掛けや?
>傍に居るよ、
.
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183 :
跡部景吾
2011/05/17 12:27
#何時でも、此処へ御出。
御約束コォルの後、腕抱かれる睦言に微睡む梦。
白群に繋がる合鍵で、彼奴の部屋に初筆を認める。
――…遥か海の絨毯、玉虫の貝殻、さくりさくり爪先を埋めた碧い軌跡が、見上げる天上の目眩い淡沫と飾るのに小さく安堵為た。
一粒ひとしずく、
月に濡れた雨、
口吻る宝珠、
同居を許容し此の場へ招いて呉れた、愛しきに――無限大の感謝を。
(伴在る刻続く限り、御前へ詠う)
>>
――…星の識廷失せた天穹は、
もう明日なンて来ないンだよ、と微笑ってる様だ。
梦は人の視る幻想、だから儚くも切なく美しい。
#Scean "ホライゾン・ブルー"
(濡羽の奥に揺らめく、)
.
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