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┗91.マリルイ学園CGR(871-890/1000)

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871 :げらっち
2020/09/30(水) 00:56:24

番外編6
「いじめ戦隊ミウレンジャー」

もしもルルがCGRにスカウトされたあの日、
      美羽がルルをいじめていたら・・・?


ガンッ!

ベルが鳴り6時間にも及ぶ授業が終わった時、瑛那がルルの机の脚を蹴った。
ルル「ちょっと何するんですか!」
瑛那「あっ、メーンゴ。でもさ、」
周りで帰りの準備をしていた女子たちもくすくすと笑い始めた。「またか」とでも言うように。
瑛那「ルルっていーっつも授業が終わると先生に質問しに行くよね?」
ルル「それがどうしたの?」
瑛那「私あれきもいと思う」
クラスメイトの目線はルルに集中していた。ルルいじめはもはやクラスの恒例行事となっていた。


瑛那はお得意のゲス顔になって言う。
「授業中に質問すればいくね?1人だけ先生にイイコアピール?みんなルルのこときもいって言ってるからやめなw それだけー。」

瑛那はその場を去ろうとした。
しかし、ルルは意外なしたたかさを見せた。

「私の悪口ばっかり言ってると先生に今チクるからね!」


瑛那は最も弱いと見下していた存在からの思わぬ反撃を受け、わけがわからないという顔でルルを見た。
そしてようやく思考が追いついたようで、逆切れしルルに掴みかかろうとした。
だが流石に教室のど真ん中でルルをぶん殴るのはアウトだと考えるだけの理性はあったらしく、一時いじめを切り上げボスである美羽の元へと向かった。

「まじむっっっっかつく‼」
瑛那は美羽の机をバンと叩いた。
「なにあいつ偉そうに!あいつあんなこと言うなんて聞いてないんだけどみうっち」
しかし美羽は余裕の表情で笑った。前歯がにゅっと飛び出した。

「私にいい考えがあるの。あのね━━━━━━━」


美羽「おけ❔」
瑛那「おけまるー。さすがみうっちww」
美香「それなですwwww」
瑛那はにやりと笑い、美羽の後ろの机に腰掛けていた美香も顎を二重にしてグフフと笑った。

帰りの会が終わると美羽達3人は一番乗りに昇降口に走ってきた。
そして周りに誰も居ないことを確認すると、「猫野」のラベルの貼られた靴箱に手をかけた。
美羽は水色のスニーカーを取り出した。ルルの物で、使い古されている。

「ばっちぃおーww」
「それなですwwww」
「瑛那ちゃん、」
美羽は瑛那の足下にスニーカーをぽーんと放った。
「こんな物‼」
瑛那はルルのスニーカーを思い切り踏み付けた。そして、
「こんな汚いものはこうでーす💘」
美羽はスニーカーを思い切り蹴飛ばした。
スニーカーは昇降口脇の男子トイレの中に飛んでいき、パコーンという音が響いた。

「これでルルは帰れないし、男子トイレに入ったって噂を流せば…」
瑛那と美香はぎゃははと笑った。
美羽は満足げな表情だ。

[返信][編集]

872 :げらっち
2020/09/30(水) 00:57:45

美羽は下校中だった。
鍵っ子なのでチェーン付きの鍵をブラブラと振り回して歩く。
周りには誰も居ない。
美羽はひとりぼっちだった。

斜め後ろを振り向くと、車道を挟んで反対側の遠くに、瑛那が他の女子たちと何か話しながら歩いているのが見えた。


…ひどい。

学校ではあんなに仲良くしてやってるのに、放課後は一度も遊んだこと無いし。
もしかしたら今も私の悪口を言ってるのかも…

でも、ルルよりはましなはず。
少なくとも、それだけは…


前に視線を戻す。
すると車道の真ん中に白い影か立っており、ヒッと声を上げてしまった。
幽霊かと思った。
だがまだ明るいうちから幽霊が出るわけないし、よく見ると普通の女の人だった。いや、車道に立ってる時点で普通ではないけれど。
その女は仁王立ちしながらキョロキョロとあたりを見渡していた。このままだと轢かれる。
美羽は善意から…ではなく、興味本位から…でもなく、変な物を小馬鹿にするいつもの癖で声をかけてみた。

「何やってんのー❔」
女と美羽の目があった。
「まさか、君が…」
女はガードレールを跨ぎ美羽に詰め寄った。
「私と契約してCGRの一員になってよ。」
「な、何❔」
美羽はたじろぐ。
「私は雪華司令。君にはCGR、コミュニティガールズレンジャーの一員として戦ってもらいます!!」

…は❔なにこいつ。

しかし美羽の頭はすぐに安直な答えを導き出した。このオバサンは精神病院から抜け出して来たんだ。だからこんな格好で、こんなところで。

「おいこら(笑) そんな変人を見るような目でお姉さんを見るんじゃナイト・オブ・ナイツ」



いい年してまじきもいお。
そうだ、瑛那たちに知らせて笑いものにしてやろう…ww

次の台詞が無ければ、私は防犯ブザーの紐を引いていただろう。

「雑誌に載れますよ。」


…というわけで、美羽はいとも簡単に知らないお姉さんの車に乗ってしまったのだった。
不用心極まりない。
「んじゃ、」
その女…雪華は運転席に乗り込んだ。

「行くぜえええええ!!」

「雪華さんはハンドル握ると性格変わりますよね(゚-゚;)オロオロ(;゚-゚)」
助手席に座っていたのはキー。
「え…ソンナコトナイデスヨ…」
しかし雪華は目が据わっていた。

「ところで、あの子…」
キーは後ろ手にブラインドで区切られた後部座席をコツンと叩いた。
「本当に“ルル”って子で間違いないんですか?3年前に見た時とは大分雰囲気が違うようですが。」
「キーちゃん、女の子はね、3年もあれば別人みたいに変わっちゃうんですよ…(。・ω・。)」

そしてリムジンは急発車した。

[返信][編集]

873 :げらっち
2020/09/30(水) 01:32:01

「な、何これ!!」

旧CGRの秘密基地。
美羽は椅子にぐるぐる巻きで縛られていた。
そしてそれを雪華・キー・りんご・タレ・潤の5人が取り囲んで興味深そうにジロジロ見ていた。

美羽が口を開いた。

「あの、雑誌のオーディションじゃないんですか❔こんなことするなら、帰らせてもらいます。本当に、やめてくれるー❔」


キー「…本当にこの子が5人目ですか?」
潤「なんかナマイキで可愛くないね…」
タレ「どんなこなのかきにならないね」
りんご「それな(💢・∀・)」
第一印象でヘイトを集められるのは美羽の特技かもしれない。


雪華「と、とにかく自己紹介してみて下さい(笑)」
美羽「してもいいけど縄を解いてほしいです。」
雪華「…」

雪華は美羽の縄をほどいた。
美羽はあざとくポーズをとって自己紹介を始めた。


「HELLO、私は犬又美羽、小学6年生です。あだなは、みうだおー💘 趣味は雑誌を読むこと、おしゃれすること。特技はいじm野球です。よろしくねー(p -★ω★-q三q )」

美羽は超ゆっくり喋ったのでタレ達はあくびをして鼻をほじっていた。
そして誰も拍手しなかった。
潤「へー、美羽ちゃんって言うんだ…私は潤だよ、うん。まあよろしくね!」
タレ「うちは…自己紹介とかめんどいしまた今度ね。」
キー「……」

美羽はぶりっ子なので大抵の大人達には可愛がられているが、CGRメンバーにはそれが通じなかったようだ。

「…というわけでですね、あなたはCGR5人目の戦士にして最も重要なエレメントを操る、炎の勇者ガールズレッドとなるのです。これを受け取ってください。」
雪華は美羽に赤いキズナフォンを差し出した。
「…何このダサいの。どこの機種ですか❔私自分の最新のあるからいらないお。」
雪華は愕然とした。
更にキーまでも言う。
「雪華さん、この子からは炎のエレメントどころかキズナパワーの片鱗すら感じられません…( ´ ཫ ` ) コミュニティアプリを使用しても変身できないと思われます。」


雪華はここに来て自分の人選ミスに気付いたようだが、遅かった。

[返信][編集]

874 :げらっち
2020/09/30(水) 02:07:44

ガールズレッド…


犬又美羽は町を歩いていた。CGRスーツを着て。
キノボー狩りに同行することは許されず、まずはCGRに慣れようという事でこんな格好で歩くことになったのだ。
本来ならCGRスーツはそれぞれのエレメントが体を覆うことで身体能力を強化している。
だがこれはキーがその場しのぎに作った布製のものなので、変身というよりむしろコスプレに近い。


「なんでこんなダサいカッコ…雑誌に載れるとか絶対嘘じゃん、」

スーツは着心地が悪い上に無駄に分厚く、汗ばんできた。
ブーツはサイズが合わず靴擦れになりそうだ。既に小指が痛い。
そして何より、顔全体を覆うこのマスク。息苦しい。
去年のウイルスの時にマスクが流行したが、それでもこんなに苦しいマスクは初めてだ…

美羽はマスクを脱ぎ捨てた。その時。

「ア…」
マスクの視界が狭いせいで気付かなかったが、向こうから瑛那が歩いて来ていた。
顔を見られてしまった…!

「ギャハハ!だっさー!wwは?何してんのみうっち」
瑛那は涙を出して笑っていた。美羽は少し嬉しくなってしまった。
美羽「なんかCGRってヒーローらしい。よくわからんけど、」
瑛那「みうっちってそういう趣味?放課後はそんなかっこしてたの?」
美羽「違う!」

美羽は恥ずかしくなって背伸びして瑛那に喰って掛かった。
しかし同時に、素晴らしい考えが浮かんでしまった。

「…あのね、えいなー❔これはね、いじめ。」
いじめだ。いじめはいくらでも思いつくのだ。
「ルルってこういうヒーロー物とか、アニメとかが好きなのは知ってるよね❔それを逆に利用してやるの。つまり…」
瑛那は見た目以上に頭の悪い人なので未だには?という顔をしている。


「いじめ戦隊ミウレンジャーは、ルルみたいな社会のゴミを排除する正義のヒーロー💘」

瑛那はようやく美羽の考えを理解したようで、満面のゲス顔になった。
「あーねww集団リンチってやつ?動画で見たことあるけどやばかった。一度やってみたかったし」
2人はしめしめと、いつもの調子で悪企みを始める。


美羽「私はスーツを用意するお。それじゃ瑛那は、メンバーを集めてくれるー❔」
瑛那「美香は決まりっしょ。」
美羽「あとはマリナとサキと」
瑛那「でもくそマリナは3年ボコった時チクりそうになったし外したほうがよくね?」
美羽「それじゃ、るーちゃんたち呼んどいて❔あのコたちクラス違うけど、絶対言うこと聞くからねー」
瑛那「おけまるー!」


瑛那は嬉しそうに返事をした。

私は、いじめでのみ人とつながれる。
いじめの前の残忍な高揚感が美羽の体を支配していた。

[返信][編集]

875 :げらっち
2020/09/30(水) 17:12:01

いじめ実行日当日。
日曜日なので学校には誰も居ない。
美羽達はCGRから調達した布製CGRスーツを着て教室に集まっていた。

「これ似合う?」
瑛那はガールズイエローのスーツを着ていた。地味に張り切っている。
「似合うおー。意外と、気に入っちゃった系❔」
「それなですwwwwww」
美香はガールズグリーンのスーツを着ていたがデブなのでぴちぴちで今にも張り裂けそうだ。

あとの2人の取り巻きはブルーとピンクのスーツを着ている。
「瑛那さん、こっちのピンクの服の方がサイズ大きいから交換しましょうよ🍀」
「うざっ」
「…それで、どうゆう風にするの?みうっち」

美羽は低めだがテンションの高い声色で話す。
「いいー❔ルルに忘れ物があるってここに呼び出すの。そしたら縛って、順番に殴るの。もう二度と口ごたえなんでできないようにね。」

「最高じゃん、それ。ルルの泣き顔見たいww」
「それなですwwwwww」
「じゃあとりあえず、変身するおー」


「いじめの勇者!いじめレッド!」
「いじめの使者!いじめイエロー!」
「いじめの猛者!いじめグリーン!」
「いじめの覇者!いじめブルー!」
「いじめの賢者!いじめピンク!」


「いじめ戦隊ミウレンジャー!!!!!」

その時、教室の扉がガラリと開いた。
美羽「❔ 今日は誰も居ないはず…」
入って来たのは見覚えの無い、白衣を着た男性だった。なんと美羽と同じくらいの背しかない。
美羽「だ、誰ですか❔」

「私は夢中深夜だよ。1週間だけ真理類学園で理科を教えることになった特別講師だ...」

美羽は冷や汗をかいていた。まさか、日曜日にも先生が来ていたとは。
夢中「いじめとか何とか聞こえたが...いじめは悪いことだし教育者として懲らしめてやる!」
いや、こいつは真理類学園にいじめを流行らせるために送り込まれた洗脳怪人ユメチビなのだが…

瑛那「はい、美羽ちゃんがルルちゃんをいじめようって言ってましたー。私は反対したけど無理矢理…」
美香「そうです。」
美羽「えっ❕」

夢中「許さん!マッドサイエンティースト!ヒ~ッヒッヒ!!」
夢中深夜は2本のΓ型の棒を取り出すと猛回転し美羽に突撃した。
やばい。

美羽「きゃー」
美羽は逃げようと走ったが、夢中深夜が投げつけたΓ型の棒が頭にスコーンと命中。
美羽は倒れた。

夢中「ムワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」



いじめ戦隊ミウレンジャー💘打ち切り

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876 :げらっち
2020/09/30(水) 17:16:06

いつになく適当


>>2,3と見比べてみましょう(5回くらい)。

[返信][編集]

877 :黒帽子
2020/10/01(木) 22:34:26

打ち切りになるのはキャスフィにあまたあるいじめ小説へのリスペクトかね?

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878 :げらっち
2020/10/01(木) 22:40:15

そうだぜ(`・ω・´)



突然ですがラスト2話が全然書けねえ

[返信][編集]

879 :黒帽子
2020/10/01(木) 23:43:00

じゃあ打ち切りで

最終決戦地は神戸大学って決まってるだろ?

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880 :げらっち
2020/10/02(金) 00:03:11

お馬鹿あ!

CGRの用語集
【キャスストーン】世界に7つ存在し、凄まじい破壊力を持つとされる魔石。その力は乗算され、2つ揃えばマグニチュード9クラスのエネルギーを生み出す。7つ全て揃った際の破壊力は不明。
         普段は女子の姿に変化していると言い、基本的に本人らは自分が石であるという自覚は無い模様。7つとも日本に存在していたが、きっと偶然だよ!
【コミュニティアプリ】キーが開発したアプリ。使用者のキズナパワーに呼応し使用者をCGRに変身させる。キズナパワーが無い者・著しく弱い者が使用しても変身はできない。
【キズナパワー】絆を言い換えただけ。
【エレメントパワー】少数の人間が生まれながらに持っているとされる魔力のこと。属性は炎・電気・草・水・風等。
          CGRはこれを駆使して戦う。コミュニティアプリはこれを増長させており、訓練により高めることも可能だが、基本的には個人の才能によるものが大きい。
          例を挙げるなら雪華は生まれながらに魔力が強いため、キーはいくら訓練を積んでも雪華に勝てない。
【メンズスター】首領リッチヅノーがキャスストーンを回収するために設立した組織。月面に本部を置き、全世界に支部がある。
【メリルイ部】ゲラッチが2014年に立ち上げた革命家の集う部。2015年、リッチヅノーに吸収されメンズスター日本支部と改める。
【華美大学】キーの通う大学。学長はオレピィ。偏差値はメチャ高いが風変わりな生徒が多いと専らの噂。ちなみにキーは工学部の首席。
【兵派亜町】ルル達の住む町。埼玉と東京の境みたいな場所にある。
【真理類学園】ルルの通う公立小学校。3年前に校長に赴任した真理雄が自身の趣味で第三兵派亜小学校から改名した。
【兵派亜中等学校】タレ・りんごの通う公立中学校。兵中の戦いで破壊された後タレ達はお隣の中学校に通っている。
【兵中の戦い】2021年10月30日、真理類学園・兵中の合同運動会を謎の円盤が爆撃し、多数の女児をさらったという事件。
       死者11名(教師6・生徒5)、行方不明者21名(全員女子生徒)。しかしうち20名は翌月には解放されていたとされる。
【兵派亜町女児変死事件】2022年1月12日、兵派亜町にて町内の小学校に通う女子生徒I、Mが不自然死を遂げた。
            目撃者と校長真理雄の発表には明確な矛盾がある。血文字を見たが、その2時間後には消えていたという証言アリ。
【真理類学園カミカクシ事件】2022年1月13日、真理類学園の3階部分がぽっかりとくり抜かれたように突如消えた。行方不明者35名(教師1・生徒34)。前日の変死事件との関連は不明。

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881 :すき焼きのタレーライブキッズ
2020/10/02(金) 00:29:15

伏線かもしれんけど2022じゃね()

[返信][編集]

882 :げらっち
2020/10/02(金) 00:30:27

直した

よくぞ気付いてくれたなレーコ

[返信][編集]

883 :げらっち
2020/10/02(金) 20:50:48

思い付いているが書けないのだ
思い付いてはいるのだ

[返信][編集]

884 :げらっち
2020/10/03(土) 01:52:51

🌟第1部
第1話 >>2-8
第2話 >>9-16
第3話 >>60-63,99-103
第4話 >>126-128,136,140-143
第5話 >>213-219
第6話 >>276-283
🌟第2部
第7話 >>372,373,375-382
第8話 >>438-447
第9話 >>547-555
第10話 >>586-594
第11話 >>626-635
第12話 >>672,674-683
🌟第3部
第13話 >>719-729
第14話 >>771-775,784-790
第15話 >>809-813,816-820
第16話 >>843-852
第17話

番外編1 >>117,118 ルル
   2 >>174,175 潤
   3 >>426-428 キー
   4 >>651-653 雪華
   5 >>697-699 あめそ
   6 >>871-875 美羽
   7        koto
🍎誕生日記念でテキトーに作った短編 >>329,343 りんご
🌟crazyーdeliveryとのコラボ >>703-707 タレ

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885 :黒帽子
2020/10/04(日) 22:59:19

もう駄目だココの作者
2020年のルルを認められないのか

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886 :げらっち
2020/10/05(月) 18:24:27

週末には最終回を出すから待っててね


>>885 いっそのことクリボージャーのようにあんたの描くCGR最終回を見たいよーな怖いよーな

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887 :げらっち
2020/10/06(火) 04:01:32

キャスストーン図鑑

1 1話で雪華が小説大会の残念賞として貰ってきた?詳細不明
2 桜桃姉妹の姉・桜のキャスストーン。1話でキーが山から回収。翠色。
3 犬又美羽のキャスストーン。2話でルルらが回収した後、ミウ最推しの手を通じリッチヅノーの手に渡る。朱色。
4 楠美世羅のキャスストーン。3話で雪華がこっそり回収していたが、実はせらムーンとの格闘の上手に入れた。ピンク色。
5 桜桃姉妹の妹・桃のキャスストーン。8話でキーが海から回収。碧色。
6 塩田アキのキャスストーン。12話でゲラフィに誘拐されリッチヅノーの手に渡る。橙色。
7 ??

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888 :超ウルトラハイパーグレートキングクリボー
2020/10/06(火) 08:23:56

虹色かと思ったがそうでもないか...
1が詳細不明というのも気になりますが
最後のキャスストーン、恐らくあれだ
最終話楽しみ~~♪

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889 :黒帽子
2020/10/06(火) 14:50:10

CGRはタイマン戦になると絆パワーが使えず魔法の威力落ちそう
そして格闘戦しているシーンがほとんど見られないので…

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890 :げらっち
2020/10/06(火) 15:02:36

第17話

「気分はどうかな?」


目を開けると、私は無機質な床に横臥していた。
上を向くと一番に目に入ったのは地球の青。
灰色の天井に大きな丸い天窓があり、その半分を地球の円弧が占めている。
一瞬夢かと思った。こんな状況は宇宙にでも居ない限り有り得ない。

いや、現実だ。

私は月に居るのだ。


「目が覚めたかい?丸1日眠ってたんだよ、君は。まるでこの悪夢のような現実から逃れたいかのようにね…w」

癇に障る声。
上体を起こすと、リッチヅノーの冷酷な無表情が目に入る。本当に悪夢のようで、頭がズドンと重くなった。
ルルは口を開いた。
「私をどうする気?」

「私をどうする気?って言われてもねwぼくはただ、きみの無知さに驚愕しているだけだよ。」
リッチヅノーは無表情のまま笑っていた。
その手にはルルのスマホ、赤いキズナフォンがあった。
そしてぬるぬると動きルルに近付き、想像以上に強い握力でルルの腕を掴み立たせた。

「こっちに来い!」
リッチヅノーはルルを無理矢理歩かせた。ルルは抵抗する力もなく、だらんと引きずられていた。

パイプのような廊下を進むと薄暗い巨大なホールに到着した。
リッチヅノーはルルをドンと突き放した。ルルは崩れ落ちたが、なんとか自力で起き上がった。
目の前にあったのは小さな机。
その上にはグラスに入った水と、御馳走が並んでいた。ルルは空腹だったがどうしても食べる気にならなかった。

「いりません。」

「気丈だねwせっかくだからきみには教えてあげようか、ぼくの目的を。」

「世界征服…ですね?」

「その通り。」
「だが唯の征服ではない。そんなものは中学生でもできる。」
「ぼくは世界を自分のものにしたいんじゃない、ぼくだけの世界を創りたいんだ!」
「支部なんてものは駒にすぎないよw生き残るのはぼく1人ってわけさ!」

ドームに灯がともり、おぞましいものが姿を現した。
巨大な脳みその塊が天井部分に存在していた。そしてそこから無数の触手のようなものがだらんと垂れている。
さらにドームの隅、触手の陰には敗残兵のようなゲラッチとクロボー師の姿があった。ひざまずいている。


「キャスストーンには凄い力があるってご存じ?7つ合わせれば、その破壊力は、ビッグバンにも匹敵する…」
「それはつまり」
「新しい宇宙を、創生できるということ。」

ルルは話に追い付けていなかった。恐怖という感情だけが独り歩きしている。

「そうすれば、きみの仲間もみんな死ぬ。」

ルルはようやく自分にも理解できるレベルの話が始まったことに気付いた。

「とはいえ、本当に仲間かどうかなんてわからないけどねwキズナなんて脆い物さ。」
「それに、愛も。」
「ゲラッチにあの女を殺させたのが良い例ですよ。本当にあれは笑えたよ…ww」


恐怖が瞬間的な怒りに変わり、ルルはグラスを掴んでリッチヅノーの顔面に思い切り水をかけた。

「…え?w」
リッチヅノーは無表情のままブチ切れそうになっていた。

「CGRのキズナパワーがあれば、あんたなんて…!」

「自分が何者かもご存じないの? 哀れだねw」

リッチヅノーは今度こそ本当に笑っていた。


「きみはキャスストーンなんじゃないか。最後の1つのね…ww」

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[管理事務所]
WHOCARES.JP
885 :黒帽子
2020/10/04(日) 22:59:19

もう駄目だココの作者
2020年のルルを認められないのか

2 :げらっち
2020/07/15(水) 23:02:04

第1話

「私と契約してCGRの一員になってよ。」


知らないお姉さんが私の前に仁王立ちしてそう言っていた。
「ねえ。」
何この人。年甲斐もなく全身フリフリのフリルなんか着て、ちょっと変。そこ車道の真ん中だし。
「きみだよ、きみきみ。」
独り言?それとも私に話しかけてるの?私、下校中なんだけど…
「そこの君!!無視するのはよしなサイダー!!」
「は、はいっ!?(⊃ Д)⊃≡゚ ゚」変なおねーさんに肩をつかまれて、私は遂に返事をしてしまった。すごい勢いでつかまれたのでやや後ろのめりになり、ランドセルの蓋がパカっと開いた。
「反応カワユス(笑) そう、君こそがCGR5人目の戦士です!!」
「はぃいいい!?」肩をつかまれガクガクと揺らされたので、ランドセルから教科書やノートが飛び出し地面に散乱した。次の台詞が無ければ、私は防犯ブザーの紐を引いていただろう。

「雑誌に載れますよ。」


CGR…
ニコ☆プチやキューーガルに並ぶ新しい小中学生向けのファッション誌だろうか?
そう言えば最近クラスのマリナちゃんが雑誌にスカウトされてたっけ。マリナちゃんたらクラスの人気者になってたな。
ま、自分で言うのもなんだけど?私は他の子より…可愛いほうだし
もし私が雑誌に載れるとしたら…!
これはチャンスっっ✨

そんな軽い気持ちで、私はお姉さんの運転するリムジンに乗ってしまった。だがすぐに後悔することになる。
バタン!
「え、ちょ(_▫ □▫/) 」
私が乗った瞬間窓にブラインドが下ろされ、車内は完全に真っ暗になった。そして壁を挟んだ運転席からお姉さんの怒声が聞こえたのだった。
「行くぜえええええ!!」
リムジンが急発車すると私はシートに埋まってしまい、リムジンが急に曲がると私はつんのめって空中を3回もでんぐり返ししてしまった。つまるところ、絶叫コースターより恐ろしかったのである。

3 :げらっち
2020/07/15(水) 23:02:40

「着きましたよ…」

ハッ
どうやら私はあの後車内で気絶してしまったらしく、周りは真っ暗だった。未だに胸が苦しい。あれ?動けない…

スルッ
「あれ」
私は目隠しをほどかれて初めて、自分が車内から移動していたことに気付いた。そして自分の体を見ると……
「なにこれええええええ!!!」
椅子にぐるぐる巻きで縛られていた。これでは苦しいわけだ。
周りを見渡すとさっきのお姉さんに加え、4人の女子が私を取り囲んでいた。

「この子が5人目ですか?」
「へー。可愛いじゃんw」
「どんなこなのかな?きになる」
「それなwwwwwww」
顔をじろじろ見られながら何かひそひそ話されるとちょっち恥ずかしい。自分の顔は見れないが、多分私の顔は今真っ赤…
その一方で、私の中に少しずつ冷静さも戻ってきた。きっと周りにいるのはモデルの先輩たち。これは面接か何かに違いない。変わった面接だな…

「それじゃあ自己紹介してみて下さい(笑)」と、お姉さん。
「え…」
この状態でやるのか。
私は緊張で足をブラブラさせながら、ものの5秒程度で言うべきことをさらっと頭の中でまとめた。授業での発表と同じだ、ゆっくり丁寧に、言いたいことを3つにまとめて、自分の一番言いたいことだけを強調する…

「私は猫野瑠々、小学6年生です。友達からはルルちゃんって言われてます。えーと、趣味は読書、特技は一輪車と速読です!よろしくお願いします!!」

わかってはいたのに最後はかなり早口になってしまった。私の悪いクセ…
そして縛られているのを忘れて深々とお辞儀をしてしまった結果、私の胸は強く締め付けられ苦しかった。
加えて、一番の特技である「お絵描き」を言い忘れた……最悪…

しかし
パチパチパチパチ
皆が拍手してくれたのだった。私はずっと止めていた呼吸を再開した。
「へー、ルルちゃんって言うんだ!私は潤だよ、よろしくね(`・ω・´)」
「僕はキーと言います。仲良くしましょう(❁´ω`❁)」
「私はタレ。よろしくぴよ」
「うちはりんご!よろぴくーww」
私は適当に頷いていたが、一気に言われたので全然覚えられない。然し受け入れてくれたのは事実のようだ。緊張が解けると思ったらそうでも無い。不安が込み上げてきた。
私、これで本当にモデルになったの?これから何をするんだろう…

タレ「雪華司令官!この子が5人目の戦士なん?」
え、司令官?編集長じゃなくて…?
そして今何と…戦士!?
雪華「そうです。ルルにはCGR、コミュニティガールズレンジャーの一員として戦ってもらいます!!」

ルル「えええええええええええええええええええええええええええ!?」
私はまた縄の存在を忘れており、立ち上がろうとしてバランスを崩し椅子ごと横にひっくり返った。

117 :げらっち
2020/07/22(水) 21:31:00

番外編
「ルル、タピオカを飲みに行く日!」

CGRのルル、タレ、りんごの3人は原宿に遊びに来ていた。

ルル「わあ~!人がいいっぱいいますぅ!」
タレ「そりゃそうや。」
りんご「あっあそこだよ!雑誌で有名だったタピオカのお店!」
ルル「タピオカ!!大好き…❤」
りんご「飲みに行こう!」
タレ「あのくそみたいなたまごに金を使うなんて許さん。」
ルル「ええっタピオカ食べられないんですかぁぁああ!!!」
タレ「というかタピオカとか喰わず嫌いランキング1位。まぢで無理。タピる~とか言ってる女子女子した女子嫌い。雑誌好きミーハーも嫌い。きもい。きしょい。無理。」
ルル・りんご「……」

何やら険悪な雰囲気だ。

ルル「あの…そこまで言う必要は無いと思います。」
りんご「そうだよー💢ルル、2人だけで食べよ!」

2人はタピオカ屋に走って行ってしまった。

「いらっしゃーい!店長のレモーンだよ。」
そこにはレモンの被り物をした怪しい少年が立っていた。

ルル「タピオカレモンティーく~ださいな✨」
りんご「僕ちんはタピオカルピス!」
レモーン「濃さは?」
りんご「へぇー1から10まであるんだ。特濃!めっちゃ濃いの!薄いのきらーいww」
レモーン「はい(渡した)」
ルル「んくっんくっ」
りんご「やばっメッチャ濃いΣ(゚◇゚;)そして…なんだか眠く…」
ルル「うう…パタッ」

2人は倒れてしまった。

「うまくいったようだな。」
レモーン「へい!クロボー師様。」
店の奥からメンズスター幹部クロボー師が現れた。

118 :げらっち
2020/07/22(水) 21:32:08

タレ「ちょっと言い過ぎたかも…」
タレはルルとりんごの居る店の前をしばらくウロウロした後店の中に入った。
タレ「おわ!」

するとそこではルルとりんごが巨大な黒い機械の中に入れられようとしていた!

レモーン「タピオカ製造マシーンでお前らもタピオカになれ!」
タレ「やめろー、やめるんだー!!」
レモーン「何だお前、タピオカが嫌いそうな顔をしているな!」
タレ「そんな顔があるんか。まあ私はタピオカよりすき焼きのタレが好きな希少な女やけど。」
レモーン「タレを舐めるのか?きっしょ!」
タレ「ぴえんそれうちの言葉」
タレの顔がぴえんの顔文字のようになった。

タレ「おまえメンズスターの手先やな。たおしたる。コミュニティアプリ起動!くさのもさ!ガルーg?ン!」
レモーン「噛んでやんのwwww」
タレ「ぴえーん!これ1回噛むと1時間は変身できない仕様なの!」
レモーン「じゃあずっとこちらのターンというわけだ!果実怪人レモーン様の実力を知って驚き呆れろ!スマッシュタピオカ!」
大量のタピオカがタレに向かって飛んで来た。
タレ「やめろー!タピオカは嫌いじゃー!!」
レモーン「無理矢理喰わしてやる!」
レモーンの放ったタピオカがタレの口に入った。
タレ「ぴえーーーーーーーーーーーーーん!!」
レモーン「わーはっはっは!」
タレ「…」

タレはタピオカを噛んでみた。

あれ

意外といける。

タレ「おいしいぱふぱふにゃーにゃー♔お♔い♔し♔い♔✧delicious✧🎊🎉おおおいいいいしいいいい🎉🎊🎉いいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」
レモーン「は?」
タレ「ウチが嫌いなのはタピオカ残したりきゃぴきゃぴするためにタピオカを飾りとして扱ってる連中だけ!たぴおかじたいはうまかった!」
レモーン「は?は?」
タレ「お前の負ーけー!」
レモーン「ぴえーん!」

タレの気迫の前にレモーンは逃げて行った。
タレはルルとりんごを助け出した。

ルル「プハッ!た、助かりました・・」
りんご「助けてくれてありがとう!」
タレ「私の方こそ言い過ぎてごめんよ!」
ルル「じゃあ・・クレープおごって下さい!!✨」
タレ「ぴえーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」


一方こちらクロボー師。
作戦が失敗に終わり、原宿の喧騒の中を歩いて帰るところだった。
「ちっ、檸檬野郎のやつしくじりやがって。」
 (だがタピオカを捨てるのがよくないのは事実だな。今回は食べ物を粗末に扱う作戦を建てちゃって失敗したゾ。これからは気を付けねば…ん?)

「あいなちゃん、おいしいかい?」
原宿の街を小学生くらいの女の子を引き連れて、ゲラッチが歩いていた。
クロボー師「あのヤロー作戦をさぼってまた幼女誘拐してやがるな…」

あいな「ンぐ…ゲラッチ、おいしくないよ!」
ゲラッチ「何っ!じゃあこんなおいしくないものはインスタに上げるだけ上げてポイだ!ポイっ!」
ゲラッチは半分以上残っているタピオカドリンクをゴミ箱に投げ捨てた。
クロボー師「ぶっ殺---------------------------す!!」
ゲラッチ「ぴえーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

174 :げらっち
2020/07/28(火) 23:57:40

番外編2
「爆喰い戦隊カバレンジャー結成!?」

CGRのエース、ルルの最大の敵とは…っ!


ルルは立ち尽くしていた。
確かに、兆候はあった。
こうなることは容易に予想が付いたはずだ。
然しそれは予想をはるかに上回っていた。
自分はこの1か月間、一体何をしていたのだろう。
何度も自分に言い聞かせたはずだ。だがそれはことごとく用を成さず、遂に禁断の領域に踏み込んでしまった。

「よ、40キロ・・・」

ルルは半裸で体重計の上に立ち尽くしていた。
まさか、このタイミングで、ついに40㎏オーバー。
1か月前は36㎏だったはず。それにクラスの友達は大抵35㎏とか、軽い子だと30㎏とか…
私カバじゃん

ルルの最大の敵は自分自身、自分の体重だった。


ルルは誰よりもまずあの人に相談してみようと、ラインの無料通話をかけた。
「はいもしもし!今日もかわいい潤ちゃんでーす(`・ω・´)w」
「あっ潤先輩!実はかくかくしかじかなんですぅぅぅ!」
ルルは慌ててわけを話す。
潤「事情は分かったけど…それでなんで私なんだ!タレとかりんごとかでいいだろー!www」
ルル「でもあの2人はスリムですし…」
潤「…ルルって意外と毒舌だよね。」
ルル「え?別にそんなこと無いですよー(´・∀・`)」
潤はちょっとムカッとしたようだが、結局その後2時間はルルの愚痴を聞かされた。そして週末にダイエットを指導する約束をしてしまった。

175 :げらっち
2020/07/29(水) 01:28:12

魔の週末が訪れた。
ルルと潤は公園のベンチに座っていた。潤はジャージ、ルルは学校の体操服のようなものを着ている。

潤「で、ルルは何キロなんだっけ?」
ルル「ちょーデブだから!ショックで倒れないでくださいね?改めて……40㎏…です、チーン。」
潤「別にそんなチーンってなるくらいの体重じゃないよ!普通だと思うよ。私なんて50…」
ルル「50!?」
潤「いや大丈夫まだ50はいってないいってないいってないからねからね」
ルル「潤先輩、一緒にダイエットしましょうっっ✨」
潤「ハイ・・・」
2人はベンチからすっくと立ちあがった。

ルル「2人であの《十キロ痩せるダンス》二週間踊るってのはどうですか?」
潤「いや、それよりもいい方法があるぜ。2人で戦隊を結成するんだ!」
ルル「なるほどです。つまり・・・」

潤・ルル「「爆喰い戦隊カバレンジャー!!」」

2人が大声を上げてキメポーズを取ったため、園内を散歩していた子供や老人が振り向いた。

ルル「・・って、何ですかコレ( ゚Д゚)」
潤「こうやって恥をかくことで、痩せなきゃ痩せなきゃと、精神的に自分を追いつめる!そうすればきっと痩せる!」
ルル「きっとって…それで痩せたためしがあるんですか?」
潤「…」
ルル「潤先輩はポテチの食べ過ぎですぅう!」
潤「うるさーい!醤油マヨは銀河一なんだあああああああ!!」
2人の頭の中に醤油とマヨネーズのコクをブレンドしたまろやかな旨味のポテトチップスがモワモワと浮かび、パチンと消えた。

潤「そうだ!私たちCGRとして戦ってすごい運動してるし、それが一番のダイエットになってるんじゃないかな?」
ルル「でも戦うと疲れて、そのあとメッチャ食べちゃうんですよね…」
潤「食べるって何を?」
ルル「うどんです!私の大好物なんで!多い時だと、おかわりを2杯くらいして・・・あっ」
潤「それだよ!運動していっぱい食べてるから、体が大きくなったんだよ!そう言えばルル、初めて会った時より背が伸びたんじゃない?」
ルル「そ、そうですか?(*σ∀σ)」
ルルの顔が急に乙女チックに輝いた。

ルル「潤先輩!ご指導ありがとうございました!これにて私はカバレンジャーを脱退します!」
ルルはキラキラしながら潤に背中を向け走り去っていった。
結局潤だけが取り残されてしまった。
潤「私は成長期すぎちゃっただぜ…ま、いいか。醤油マヨ買って帰ろ。」

329 :げらっち
2020/08/05(水) 23:51:54

🍎RINGORIN誕生日記念でテキトーに作った短編


はじめまして俺はりんご‼
今は兵派亜中等学校で授業中‼
それにしても昨日オールだったから眠いwwwwww
よし、ちょっとだけ寝るぜ
ちょっとならばれない…はず…
「zzz」
「おい!」
「ン?( ・∀・)」
隣の席の女子が小声で話しかけてきた。
「ねるな!せんせいにおこられっぞ!」
「余計なお世話だよーwwwww」
あいつは俺の相棒のタレ。
4月に関西から引っ越してきて、一緒のクラスになってからは色々あったっけな。
とにかくおもろい関西人。
でもたまーに馬が合わなくて…
タレ「起きろや!内申点下がるぞアッポー!」
りんご「アッポーはさすがにやめろ!(💢・∀・)」
先生「くらー!授業中にうるさいぞ!林、藤田!お前らは放課後居残りで掃除だ!」
りんご「ほら、タレが余計なことするから💢💢」
タレ「うわ最悪やん。」

6時間目が終わり、りんごとタレは2人きりで教室、廊下、階段を掃除した。約2時間を浪費した。
次はだだっ広い体育館を雑巾がけすることになった。
りんご「まじで嫌すぎwwwww全部タレのせいだからね💢💢」
タレ「いい加減人のせいにすんのやめろや。そうだ、ただやるだけじゃつまらんから2人でどっちが早く雑巾がけできるかやってみ幼女。」
りんご「受けて立つよー!絶対負けないからww」
2人は体育館の端と端にしゃがみ込み、一斉に雑巾がけをスタートした。

りんご「おらああああああああああああ!」
りんごは長い茶髪を振り乱して一気に駆け出した。
タレ「⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン」
一方のタレは鼻歌交じりに踊るように進んでいた。だがりんごより足が長いので結構速い。独特のリズム感でテンポよく進んでいる。
りんご「もうまじで頭きた💢」
りんごは雑巾がけをやめスマホを取り出した。
タレ「試合放棄か?( ˘ω˘ )」
りんご「コミュニティアプリ起動!電気の使者、ガールズイエロー!」
タレ「あっずるい。」
りんごは変身し急加速。雷のようなスピードで一気に体育館の中心まで駆け抜けた。そして、
タレ「うわっこっちくんなあほ!」
りんご「わっちょ止まんなあああああああいa」

ごっちんこ★


2人は体育館の床に倒れた。

343 :げらっち
2020/08/06(木) 01:40:07

たんこぶを作った2人は続いて体育館の女子更衣室にやって来た。
りんご「ヤバイな、ここは。」
タレ「ああやばい。」
2人は扉の左右にぴったりとくっつくと、視線を交わした。
タレが頷いた。
次の瞬間、りんごは一気に扉を開け放った。
りんご「ぐわああああああ!」
タレ「りんご、しっかりしろ!リンゴォォォォォオ!!」

ガンッ!

2人は竹刀で頭をぶっ叩かれた。
先生「くらー!ふざけてないで掃除しろ掃除ィ!」
りんご・タレ「ハイ・・・」

確かにオーバーリアクションだったのは事実だが、兵中女子更衣室は「魔窟」と異名を持つほどの場所だったのだ。
とてつもなく臭い。

りんご「くちゃい…(。・´д`・。)」
タレ「臭すぎて草。」
りんご「ン?タレ何そのマスク?」
タレはいつの間にかマスクを装着していた。
タレ「タレノマスクや。ほれお前にも一枚やる。」
りんご「サンキューd(*`・(エ)・´*)b」
マスクのお陰で少しは臭気を防ぐことが出来た。2人は部屋に入った。

そこは魔窟の異名にふさわしいごちゃごちゃっぷりだった。
食べかけのコンビニ弁当、菓子袋、ペットボトルやカロリーメイト、何日も洗ってないような下着や水着、いつの物かわからないカビの生えた応援旗等が散乱し、部屋の隅は埃と虫だらけだった。
タレ「あのはげおやぢ。」
りんご「それなwww体罰受けたって訴えちゃえばいくない?wwwww」
2人はぶつくさ言いながら掃除を始めた。
りんご「タレ、ところで彼氏は?」
タレ「ぎく。わしは理想が高いんや。べ、別にできないわけじゃないからね!」
りんご「本当かなー?( ・∀・)」
りんごはモップの手を止め髪をくりんくりんと弄るお決まりの動作を始めた。
タレ「お前の恋人?はどうなっとん?」
りんご「あー、上手くいってるよ!(〃 ́ω`〃)」
りんごの顔が林檎色に染まった。
タレ「きしょいな。さすがCGR唯一のリア充。」
りんご「(*゚∀゚)*。_。)*゚∀゚)*。_。)」
りんごはタレの肩に額を持たせかけ、タレの脇腹をちょんちょんと小突いた。
りんご「うちらが出会ったあの日、いきなり雪華司令にスカウトされてびっくりしたよねーww」
タレ「ほんまにあの時はびびった/^o^\」
りんごはCGRのことを考えた。何故か一番に思い出したのはCGRの新入生、ルルのことだった。

りんご「ねー、タレはルルのことどう思う?」
タレ「あっ!今ちょうど私もそのこと聞こうと思ってたねん。」

ガールズレッド・猫野瑠々。
りんご「何て言うかナマイキwwwwwwだけど、」
あれはうちら以上に未熟で、ちっちゃくて、ほっとけない奴。
りんご「可愛い後輩だよ‼」
タレ「せやな。」

先生「くらー!いつまでも喋ってないで・・・」
りんご・タレ「はいはーい!!」
2人は早くCGRの皆に会いたくなり、慌てて掃除を再開した。

つづく





ルル「今回出番無かったんですけど…」